240 / 324
第5巻第7章 オーガの姫
歴史の修正力
しおりを挟む
「ふう、やっと落ち着いた……」
マヤは力なくソファーに座り込むと、だらりと四肢を伸ばす。
「マヤならあれくらいで疲れたりしないでしょ?」
「疲れるよ……何人来たと思ってるのさ」
「マヤの強化魔法なら疲労回復もできるでしょ?」
「それはそうだけど……」
「じゃあ疲れないじゃない」
「それとこれとは別なの。精神的に疲れたんだよ」
「そういうものなのかしら」
「そういうものなんだよ。ほら、ハイメ君からも言ってあげてよ」
「そうですね、僕も精神的に疲れました。疲労はエリー様に治癒魔法で回復してもらいましたけど、それとこれとは別問題ですね」
「ほら、ハイメ君だって疲れてるじゃん。エリーの精神が強すぎるんだよ」
「うぐっ……ハイメまでそう言うなら、そういうものなのかもしれないわね、悪かったわ」
「分かればいいんだよ、分かれば」
「なんだか納得いかないわ……」
ハイメが味方についてくれたことで調子に乗るマヤに三白眼を向けながら、エリーはため息をつく。
「おーいマヤ!」
「シャルルさん、どうしたの?」
「ルーシェ様がマヤをお呼びだ」
「ルーシェ様が? わかった、今行くよ」
マヤはシャルルからルーシェの場所を聞くと、その場所に向かった。
「いかがいたしましたか、ルーシェ様」
「…………未来で私とあなたは知己なのですよね?」
「ええ、そうですが、それがなにか?」
「その、普通に話してくれていいですよ? 未来ではそうなのでしょう?」
「なぜそれを?」
「あなたの態度を見ていればわかります」
「そうですか……いや、そうなんだ、流石だねルーシェは。それから、ルーシェももっと砕けた感じでいいよ? 未来ではそうだからね」
「じゃあお言葉に甘えて。私を呼び捨てにできるのは、原初の魔王以外ではマヤだけじゃない?」
「それはどうかな? エメリンさんも2人きりの時は呼び捨てにしてるんじゃないかな?」
「エメリンさんが私を? もしかして、私が彼女を副官にしようとしてるのと関係があるのかしら?」
マヤはニヤリと笑いながら、白々しく知らんぷりをする。
「さあて、どうだろうね。それで、なんで私は呼び出されたの?」
「そうだった。マヤ、あの数のオーガをどうするつもり? まさか私の城で預かれってわけじゃないよね?」
「あはは、まさか。まあ、ルーシェならそれくらいできそうだけど、流石にそんなことに頼まないって」
「じゃあどうするの? どこかにオーガの国でも作るの?」
「2回も建国する気はないよ」
「2回も?」
「いや、今のは忘れて。でも、国を作るとかそういうんじゃないよ。オーガたちは未来に連れて行くつもり」
「全員?」
「全員」
「なんでまたそんなことを……」
「まあ色々あってさ。でも、連れて行かないとたぶん全員殺されちゃうんだよ、それこそルーシェが守ってくれでもしない限りね」
「…………なるほど、だいたいわかった」
ルーシェは何がわかったかを口に出すことはなかったが、オーガが未来の世界では絶滅していることを察したのだろう。
「そういうわけだから、未来のマルコスさんが私たちを連れ戻してくれるまで、ここにいさせて」
「わかった。けど、たぶんもうお迎えみたい」
「え?」
『流石、お前の観測の前には時の壁すら無意味か』
「そんなことないわ、マルコス。私はマヤと話に来たあなたの精神エネルギーが見えただけだもの。未来のあなたを見ることはできないわ」
『それでも十分に恐ろしい。私はマヤにのみ聞こえるようにしたつもりなのだからな』
「未来のマルコスさんってことでいいんだよね?」
『ああ、その通りだ。オーガの姫とその仲間のオーガ全員を迎えに来た』
「いきなりだね」
『仕方ないだろう? こちらの私が寝ている時しか私はこちらに干渉できないのだからな』
「そうだったね。それで、未来に呼び戻すのってすぐ始められるの?」
『ああ、すぐだ。それぞれがそれぞれの場所にいて構わん。それでは、行くぞ』
マルコスの声が一方的に告げると、マヤの身体を淡い光が包み始める。
「じゃあね、ルーシェ」
「うん、さようなら、マヤ。また未来で」
「うん、また未来で」
『そういえばいい忘れていたが、マヤ、お前という存在は本来この時間に存在しないものだ。お前がこの時代を去れば、お前という存在の記憶は、この時代の住人の中からいずれ消える』
「ええっ!? そうなの!? じゃあ戻ってもルーシェやエメリンさんは私のこと覚えてないんだあ……」
『いや、ルーシェは覚えているだろう』
「へ? どうして?」
てっきりよくある歴史の修正力とかそういうやつだと思っていたマヤは、例外がいることに目を丸くする。
(まさかルーシェは世界の法則でさえ干渉できない存在、とか? いやいやいや、流石にそれはないよね、うん)
『ルーシェが原初の魔王だからだ。我々原初の魔王は、歴史の修正力の影響さえ受けん』
「って、本当に世界の法則でも干渉できないんかいっ!」
「どうしたのマヤ?」
「あ、いや、何でも……でもそれじゃあ、未来で初めて会った時、ルーシェは私のこと知ってたってこと?」
「そういうことになるね。でも、それはちょっと面白くないなあ」
ルーシェはしばらくうんうんと考えて、ぽんと手を打った。
「そうだ、マルコス、お願いがあるのだけど」
『なんだ?』
「未来の世界に戻ったら「今がその時だ、観測者」って私に言ってくれるかしら?」
『構わんが、どうしてだ?』
「今から私の中のマヤに関する記憶を封印するからよ。そして、未来に戻ったあなたの言葉で封印が解けるようにしておくわ」
『なるほど、了解だ。それでは今度こそ行くぞ』
「うん。ばいばい、ルーシェ。また未来でね」
「うん、またね、マヤ」
ルーシェが手を振った直後、マヤの姿は解けるように消える。
「さて、私も記憶を封印しよう」
ルーシェは慣れた手付きで魔法を発動すると、自分の中のマヤに関する記憶を封印した。
ついでに、同じ城の中にいるエメリンとハイメの中にあるマヤの記憶も、複製して一緒に封印しておく。
ルーシェが先ほどまで話していたはずの人物のことをすっかり忘れたタイミングで、エリーとハイメが慌ててルーシェの部屋に入ってきた。
「ルーシェさま! シャルルさんが……っ! ううん、他のオーガたちも、みんな消えちゃったんだけど」
「僕が見ていたオーガの方々もです。急いでマヤさんに知らせないと……えーっと、マヤさんはどこに……というか、マヤさんって誰でしたっけ?」
「何言ってるのよハイメ、マヤは……あれ?」
エリーは自分の記憶の中で、マヤの姿はぼやけ始めていることに気がついた。
「なによ、これ……ルーシェ様、私、マヤのこと忘れちゃう……っ!?」
シャルルが姿を消したこと、オーガたちも姿を消したこと、マヤの記憶が薄れ始めていることなどから、何かを感じ取ったエリーは、ルーシェへと助けを求める。
「マヤという方は、存じ上げないのですが、私とも知り合いだった方でしょうか?」
「そ、そんな……」
完全にマヤのことを忘れて質問を返すルーシェに、エリーはその場で膝をついた。
なにか大切なものを忘れてしまった、そんな気がしてならないエリーだったが、そんな思いさえも、1週間もしないうちに忘れてしまったのだった。
マヤは力なくソファーに座り込むと、だらりと四肢を伸ばす。
「マヤならあれくらいで疲れたりしないでしょ?」
「疲れるよ……何人来たと思ってるのさ」
「マヤの強化魔法なら疲労回復もできるでしょ?」
「それはそうだけど……」
「じゃあ疲れないじゃない」
「それとこれとは別なの。精神的に疲れたんだよ」
「そういうものなのかしら」
「そういうものなんだよ。ほら、ハイメ君からも言ってあげてよ」
「そうですね、僕も精神的に疲れました。疲労はエリー様に治癒魔法で回復してもらいましたけど、それとこれとは別問題ですね」
「ほら、ハイメ君だって疲れてるじゃん。エリーの精神が強すぎるんだよ」
「うぐっ……ハイメまでそう言うなら、そういうものなのかもしれないわね、悪かったわ」
「分かればいいんだよ、分かれば」
「なんだか納得いかないわ……」
ハイメが味方についてくれたことで調子に乗るマヤに三白眼を向けながら、エリーはため息をつく。
「おーいマヤ!」
「シャルルさん、どうしたの?」
「ルーシェ様がマヤをお呼びだ」
「ルーシェ様が? わかった、今行くよ」
マヤはシャルルからルーシェの場所を聞くと、その場所に向かった。
「いかがいたしましたか、ルーシェ様」
「…………未来で私とあなたは知己なのですよね?」
「ええ、そうですが、それがなにか?」
「その、普通に話してくれていいですよ? 未来ではそうなのでしょう?」
「なぜそれを?」
「あなたの態度を見ていればわかります」
「そうですか……いや、そうなんだ、流石だねルーシェは。それから、ルーシェももっと砕けた感じでいいよ? 未来ではそうだからね」
「じゃあお言葉に甘えて。私を呼び捨てにできるのは、原初の魔王以外ではマヤだけじゃない?」
「それはどうかな? エメリンさんも2人きりの時は呼び捨てにしてるんじゃないかな?」
「エメリンさんが私を? もしかして、私が彼女を副官にしようとしてるのと関係があるのかしら?」
マヤはニヤリと笑いながら、白々しく知らんぷりをする。
「さあて、どうだろうね。それで、なんで私は呼び出されたの?」
「そうだった。マヤ、あの数のオーガをどうするつもり? まさか私の城で預かれってわけじゃないよね?」
「あはは、まさか。まあ、ルーシェならそれくらいできそうだけど、流石にそんなことに頼まないって」
「じゃあどうするの? どこかにオーガの国でも作るの?」
「2回も建国する気はないよ」
「2回も?」
「いや、今のは忘れて。でも、国を作るとかそういうんじゃないよ。オーガたちは未来に連れて行くつもり」
「全員?」
「全員」
「なんでまたそんなことを……」
「まあ色々あってさ。でも、連れて行かないとたぶん全員殺されちゃうんだよ、それこそルーシェが守ってくれでもしない限りね」
「…………なるほど、だいたいわかった」
ルーシェは何がわかったかを口に出すことはなかったが、オーガが未来の世界では絶滅していることを察したのだろう。
「そういうわけだから、未来のマルコスさんが私たちを連れ戻してくれるまで、ここにいさせて」
「わかった。けど、たぶんもうお迎えみたい」
「え?」
『流石、お前の観測の前には時の壁すら無意味か』
「そんなことないわ、マルコス。私はマヤと話に来たあなたの精神エネルギーが見えただけだもの。未来のあなたを見ることはできないわ」
『それでも十分に恐ろしい。私はマヤにのみ聞こえるようにしたつもりなのだからな』
「未来のマルコスさんってことでいいんだよね?」
『ああ、その通りだ。オーガの姫とその仲間のオーガ全員を迎えに来た』
「いきなりだね」
『仕方ないだろう? こちらの私が寝ている時しか私はこちらに干渉できないのだからな』
「そうだったね。それで、未来に呼び戻すのってすぐ始められるの?」
『ああ、すぐだ。それぞれがそれぞれの場所にいて構わん。それでは、行くぞ』
マルコスの声が一方的に告げると、マヤの身体を淡い光が包み始める。
「じゃあね、ルーシェ」
「うん、さようなら、マヤ。また未来で」
「うん、また未来で」
『そういえばいい忘れていたが、マヤ、お前という存在は本来この時間に存在しないものだ。お前がこの時代を去れば、お前という存在の記憶は、この時代の住人の中からいずれ消える』
「ええっ!? そうなの!? じゃあ戻ってもルーシェやエメリンさんは私のこと覚えてないんだあ……」
『いや、ルーシェは覚えているだろう』
「へ? どうして?」
てっきりよくある歴史の修正力とかそういうやつだと思っていたマヤは、例外がいることに目を丸くする。
(まさかルーシェは世界の法則でさえ干渉できない存在、とか? いやいやいや、流石にそれはないよね、うん)
『ルーシェが原初の魔王だからだ。我々原初の魔王は、歴史の修正力の影響さえ受けん』
「って、本当に世界の法則でも干渉できないんかいっ!」
「どうしたのマヤ?」
「あ、いや、何でも……でもそれじゃあ、未来で初めて会った時、ルーシェは私のこと知ってたってこと?」
「そういうことになるね。でも、それはちょっと面白くないなあ」
ルーシェはしばらくうんうんと考えて、ぽんと手を打った。
「そうだ、マルコス、お願いがあるのだけど」
『なんだ?』
「未来の世界に戻ったら「今がその時だ、観測者」って私に言ってくれるかしら?」
『構わんが、どうしてだ?』
「今から私の中のマヤに関する記憶を封印するからよ。そして、未来に戻ったあなたの言葉で封印が解けるようにしておくわ」
『なるほど、了解だ。それでは今度こそ行くぞ』
「うん。ばいばい、ルーシェ。また未来でね」
「うん、またね、マヤ」
ルーシェが手を振った直後、マヤの姿は解けるように消える。
「さて、私も記憶を封印しよう」
ルーシェは慣れた手付きで魔法を発動すると、自分の中のマヤに関する記憶を封印した。
ついでに、同じ城の中にいるエメリンとハイメの中にあるマヤの記憶も、複製して一緒に封印しておく。
ルーシェが先ほどまで話していたはずの人物のことをすっかり忘れたタイミングで、エリーとハイメが慌ててルーシェの部屋に入ってきた。
「ルーシェさま! シャルルさんが……っ! ううん、他のオーガたちも、みんな消えちゃったんだけど」
「僕が見ていたオーガの方々もです。急いでマヤさんに知らせないと……えーっと、マヤさんはどこに……というか、マヤさんって誰でしたっけ?」
「何言ってるのよハイメ、マヤは……あれ?」
エリーは自分の記憶の中で、マヤの姿はぼやけ始めていることに気がついた。
「なによ、これ……ルーシェ様、私、マヤのこと忘れちゃう……っ!?」
シャルルが姿を消したこと、オーガたちも姿を消したこと、マヤの記憶が薄れ始めていることなどから、何かを感じ取ったエリーは、ルーシェへと助けを求める。
「マヤという方は、存じ上げないのですが、私とも知り合いだった方でしょうか?」
「そ、そんな……」
完全にマヤのことを忘れて質問を返すルーシェに、エリーはその場で膝をついた。
なにか大切なものを忘れてしまった、そんな気がしてならないエリーだったが、そんな思いさえも、1週間もしないうちに忘れてしまったのだった。
0
お気に入りに追加
560
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺のスキルが回復魔『法』じゃなくて、回復魔『王』なんですけど?
八神 凪
ファンタジー
ある日、バイト帰りに熱血アニソンを熱唱しながら赤信号を渡り、案の定あっけなくダンプに轢かれて死んだ
『壽命 懸(じゅみょう かける)』
しかし例によって、彼の求める異世界への扉を開くことになる。
だが、女神アウロラの陰謀(という名の嫌がらせ)により、異端な「回復魔王」となって……。
異世界ペンデュース。そこで彼を待ち受ける運命とは?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡
サクラ近衛将監
ファンタジー
女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。
シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。
シルヴィの将来や如何に?
毎週木曜日午後10時に投稿予定です。
アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~
ma-no
ファンタジー
神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。
その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。
世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。
そして何故かハンターになって、王様に即位!?
この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。
注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。
R指定は念の為です。
登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。
「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。
一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる