208 / 324
第5巻第3章 過去の世界へ
エリーvsマヤ2
しおりを挟む
「この辺りなら大丈夫そうね」
前を歩くエリーが立ち止まったのは、町外れの草原のど真ん中だった。
「こんなに街から離れなくても良かったんじゃない?」
「それはそうかもしれないけど、一応よ、一応。万が一流れ弾で家とか道とか壊しちゃったら色々めんどくさいし」
「流れ弾で家や道を壊せるような攻撃をするつもりなの?」
サラッと怖いことを言うエリーに、マヤは思わず頬を引つらせる。
実際はマヤであればその程度の魔法攻撃はどうとでもなるのだが、それを知らないはずのエリーがそんな攻撃をするつもりなのかと思うと、正直ゾッとした。
「まさか。マヤがよっぽど強くって、その上全く手加減をしてくれなくて、私が威力を制御する余裕がないような状況にでもならない限りは、そんな高威力の魔法を使う予定なんてないわよ」
「なあんだ、良かった……」
「でも、万が一にもそういう事態になったときの為に……はいこれ」
マヤはエリーからよくわからない装飾が施された杭を2本受け取る。
「何これ?」
「これは結界を張るための魔道具よ。魔力を流したこの杭を四隅に刺せば、その内側が結界で囲まれるの。マヤはそっちに2本刺してちょうだい」
エリーはマヤにそう言うと、回れ右して自分の後方に間隔を開けて2本の杭を刺す。
マヤもそれに習い、できるだけ正方形になるように自分の後方に間隔を開けて2本の杭を刺すと、エリーのところに戻った。
「魔力は流してくれた?」
「うん、流しといたよ」
「よし、それじゃあ発動!」
エリーがパンと1回拍手をすると、四隅の杭かが淡い光を放ち始め、その直後、杭と杭の間に魔力の壁が生成された。
「ほう、すごいものだ」
結界の外では、シャルルがパンパンとその魔力でできた壁を叩いている。
音からして結構な力で叩いているようだが、魔力の壁はびくともしていなかった。
「準備できた感じかな?」
「そうね、後はこれをつければ、っと」
エリーが辺りを照らす魔道具を上に投げると、そのままその魔導具はマヤとエリーの頭上の高いところで停止し光を放ち始めた。
「これで準備完了ね。早速始めましょう」
「了解。いつでもいいよ」
マヤはエリーと少し距離を取ると、剣の柄に軽く手をかける。
「そう、それなら遠慮なくいかせてもらうわ!」
エリーがそう言って手を横に薙ぐと、その動作に合わせて4つの魔法がエリーの頭上に展開される。
(6つまで発動できるって言ってたから、それが嘘じゃなければ……)
マヤは強化魔法で加速した思考で冷静に状況を分析すると、エリーの頭上の魔法陣は一旦無視してエリー本体へと斬りかかる。
もしなんの防御魔法も展開されていなかったら寸止めしよう、と思っていたマヤだったがその心配は杞憂に終わる。
マヤの予想通り、マヤの剣はエリーの手前で見えない壁に阻まれて止まっていた。
そして、剣が止まったことで同時に止まったマヤの手を、一瞬のすきをついてエリーの手が掴んでいた。
その力はいつものエリーからは考えられないほど強い。
「やっぱり、残りの2つは防御魔法と身体強化だったんだね」
「その通りよ。そして、これでおしまいね!」
エリーの言葉にマヤが上を見ると、頭上の魔法が完成し、マヤに降り注いでくるところだった。
「なるほど、これじゃ回避できないね」
「ふふん、そうでしょう?」
マヤは現在、エリーに剣を持った手を掴まれているため、剣を振ることも、その場から動くこともできない。
なので普通に考えれば、マヤの言う通りエリーの魔法は回避できないだろう。
エリーが勝ちを確信するのも無理はない話だった。
が、それはあくまで、エリーとマヤの力が対等だった場合の話だ。
(なるほど、エリーは思ったより戦い慣れてるみたいだね。これは私もちょっとだけ本気出さないと……でも、どうしようかなあ)
あまり本気を出しすぎて目立つのも良くないと思っているマヤは、どの程度本気を出したものか考える。
しばらく考えたマヤは、とりあえずエリーよりちょっと強いくらい、という感じを目指すことにした。
「それっ!」
「わわっ!? な、何今の!? って、ああ!」
マヤはエリーに掴まれていた手を、もう片方の手で掴んで1方向に引っ張り上げることで、エリーの手から離すことに成功する。
ちなみに今の動きは特別な技術などではなく、マヤが向こうの世界にいた頃に不審者に手を掴まれたときの抜け出し方、として教わったごくごく簡単なものだ。
「はあああっ!」
エリーの拘束から開放されたマヤは、そのまま迫りきていたエリーの魔法の1つを切り裂くと、そこから抜け出してエリーの背後に迫る。
本来であれば後ろに回ったところで防御魔法に守られているエリーには傷1つつけられないはずなのだが……。
「動揺したでしょ? 防御魔法が解けてるよ?」
剣の切っ先をうなじに突きつけられたエリーは、大人しく両手を上げた。
「私の負けね……それにしても、あそこから逆転されるなんて」
「あはは、まあこれでもそこそこ強いからね、私」
あっけらかんと言うマヤに、エリーはジト目を向ける。
「そこそこって、魔法を斬る剣士なんて聞いたことないわよ? マヤって本当何者なの?」
「ただの冒険者だよ。それに、魔法を切ったっていうより、魔法で作られた氷柱を斬っただけだから、意外とできる剣士は多いと思うよ? 炎を斬ったわけじゃないんだからさ? 普通だよ普通」
「そう、なのかしら?」
普通だと言い張るマヤにエリーが流されそうになっていると、呆れた様子のシャルルが結界の外から会話に入ってくる。
「こらこらエリー、マヤの言う事を真に受けてはいけないぞ? こいつの感覚は色々おかしいからな」
「シャルルさん、ちょっと酷くない? 私ズレてないと思うんだけどー?」
「普通なものか。普通の少女は私より強かったりしないだろう?」
「うぐっ……それは……」
「そうね、6個も魔法を並列発動できる魔法使いに勝ったりもしないと思うわ」
「うぐぐっ……やっぱり普通じゃ、ない?」
「ああ、普通じゃないな」
「ええ、普通じゃないわね」
異口同音に言って頷く2人に、マヤは肩を落とす。
「そっかあ、普通じゃないのかあ……」
一応目立たないように気をつけていたマヤだったのだが、どうやら今くらいの力を見せただけでも目立ってしまうらしい。
マヤはその昔マッシュと一緒に冒険者をしていた時に、国王に認知されてしまう程度に目立ってしまっていたことを思い出した。
あの時は目立って困ることはなかったのでよかったのだが、今はそうもいかない。
過去の世界目立ってしまい、歴史に影響が出てしまっては困るからだ。
マヤはこれからはこれまで以上に目立たないようにしないと、と心の決めたのだった。
前を歩くエリーが立ち止まったのは、町外れの草原のど真ん中だった。
「こんなに街から離れなくても良かったんじゃない?」
「それはそうかもしれないけど、一応よ、一応。万が一流れ弾で家とか道とか壊しちゃったら色々めんどくさいし」
「流れ弾で家や道を壊せるような攻撃をするつもりなの?」
サラッと怖いことを言うエリーに、マヤは思わず頬を引つらせる。
実際はマヤであればその程度の魔法攻撃はどうとでもなるのだが、それを知らないはずのエリーがそんな攻撃をするつもりなのかと思うと、正直ゾッとした。
「まさか。マヤがよっぽど強くって、その上全く手加減をしてくれなくて、私が威力を制御する余裕がないような状況にでもならない限りは、そんな高威力の魔法を使う予定なんてないわよ」
「なあんだ、良かった……」
「でも、万が一にもそういう事態になったときの為に……はいこれ」
マヤはエリーからよくわからない装飾が施された杭を2本受け取る。
「何これ?」
「これは結界を張るための魔道具よ。魔力を流したこの杭を四隅に刺せば、その内側が結界で囲まれるの。マヤはそっちに2本刺してちょうだい」
エリーはマヤにそう言うと、回れ右して自分の後方に間隔を開けて2本の杭を刺す。
マヤもそれに習い、できるだけ正方形になるように自分の後方に間隔を開けて2本の杭を刺すと、エリーのところに戻った。
「魔力は流してくれた?」
「うん、流しといたよ」
「よし、それじゃあ発動!」
エリーがパンと1回拍手をすると、四隅の杭かが淡い光を放ち始め、その直後、杭と杭の間に魔力の壁が生成された。
「ほう、すごいものだ」
結界の外では、シャルルがパンパンとその魔力でできた壁を叩いている。
音からして結構な力で叩いているようだが、魔力の壁はびくともしていなかった。
「準備できた感じかな?」
「そうね、後はこれをつければ、っと」
エリーが辺りを照らす魔道具を上に投げると、そのままその魔導具はマヤとエリーの頭上の高いところで停止し光を放ち始めた。
「これで準備完了ね。早速始めましょう」
「了解。いつでもいいよ」
マヤはエリーと少し距離を取ると、剣の柄に軽く手をかける。
「そう、それなら遠慮なくいかせてもらうわ!」
エリーがそう言って手を横に薙ぐと、その動作に合わせて4つの魔法がエリーの頭上に展開される。
(6つまで発動できるって言ってたから、それが嘘じゃなければ……)
マヤは強化魔法で加速した思考で冷静に状況を分析すると、エリーの頭上の魔法陣は一旦無視してエリー本体へと斬りかかる。
もしなんの防御魔法も展開されていなかったら寸止めしよう、と思っていたマヤだったがその心配は杞憂に終わる。
マヤの予想通り、マヤの剣はエリーの手前で見えない壁に阻まれて止まっていた。
そして、剣が止まったことで同時に止まったマヤの手を、一瞬のすきをついてエリーの手が掴んでいた。
その力はいつものエリーからは考えられないほど強い。
「やっぱり、残りの2つは防御魔法と身体強化だったんだね」
「その通りよ。そして、これでおしまいね!」
エリーの言葉にマヤが上を見ると、頭上の魔法が完成し、マヤに降り注いでくるところだった。
「なるほど、これじゃ回避できないね」
「ふふん、そうでしょう?」
マヤは現在、エリーに剣を持った手を掴まれているため、剣を振ることも、その場から動くこともできない。
なので普通に考えれば、マヤの言う通りエリーの魔法は回避できないだろう。
エリーが勝ちを確信するのも無理はない話だった。
が、それはあくまで、エリーとマヤの力が対等だった場合の話だ。
(なるほど、エリーは思ったより戦い慣れてるみたいだね。これは私もちょっとだけ本気出さないと……でも、どうしようかなあ)
あまり本気を出しすぎて目立つのも良くないと思っているマヤは、どの程度本気を出したものか考える。
しばらく考えたマヤは、とりあえずエリーよりちょっと強いくらい、という感じを目指すことにした。
「それっ!」
「わわっ!? な、何今の!? って、ああ!」
マヤはエリーに掴まれていた手を、もう片方の手で掴んで1方向に引っ張り上げることで、エリーの手から離すことに成功する。
ちなみに今の動きは特別な技術などではなく、マヤが向こうの世界にいた頃に不審者に手を掴まれたときの抜け出し方、として教わったごくごく簡単なものだ。
「はあああっ!」
エリーの拘束から開放されたマヤは、そのまま迫りきていたエリーの魔法の1つを切り裂くと、そこから抜け出してエリーの背後に迫る。
本来であれば後ろに回ったところで防御魔法に守られているエリーには傷1つつけられないはずなのだが……。
「動揺したでしょ? 防御魔法が解けてるよ?」
剣の切っ先をうなじに突きつけられたエリーは、大人しく両手を上げた。
「私の負けね……それにしても、あそこから逆転されるなんて」
「あはは、まあこれでもそこそこ強いからね、私」
あっけらかんと言うマヤに、エリーはジト目を向ける。
「そこそこって、魔法を斬る剣士なんて聞いたことないわよ? マヤって本当何者なの?」
「ただの冒険者だよ。それに、魔法を切ったっていうより、魔法で作られた氷柱を斬っただけだから、意外とできる剣士は多いと思うよ? 炎を斬ったわけじゃないんだからさ? 普通だよ普通」
「そう、なのかしら?」
普通だと言い張るマヤにエリーが流されそうになっていると、呆れた様子のシャルルが結界の外から会話に入ってくる。
「こらこらエリー、マヤの言う事を真に受けてはいけないぞ? こいつの感覚は色々おかしいからな」
「シャルルさん、ちょっと酷くない? 私ズレてないと思うんだけどー?」
「普通なものか。普通の少女は私より強かったりしないだろう?」
「うぐっ……それは……」
「そうね、6個も魔法を並列発動できる魔法使いに勝ったりもしないと思うわ」
「うぐぐっ……やっぱり普通じゃ、ない?」
「ああ、普通じゃないな」
「ええ、普通じゃないわね」
異口同音に言って頷く2人に、マヤは肩を落とす。
「そっかあ、普通じゃないのかあ……」
一応目立たないように気をつけていたマヤだったのだが、どうやら今くらいの力を見せただけでも目立ってしまうらしい。
マヤはその昔マッシュと一緒に冒険者をしていた時に、国王に認知されてしまう程度に目立ってしまっていたことを思い出した。
あの時は目立って困ることはなかったのでよかったのだが、今はそうもいかない。
過去の世界目立ってしまい、歴史に影響が出てしまっては困るからだ。
マヤはこれからはこれまで以上に目立たないようにしないと、と心の決めたのだった。
0
お気に入りに追加
560
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺のスキルが回復魔『法』じゃなくて、回復魔『王』なんですけど?
八神 凪
ファンタジー
ある日、バイト帰りに熱血アニソンを熱唱しながら赤信号を渡り、案の定あっけなくダンプに轢かれて死んだ
『壽命 懸(じゅみょう かける)』
しかし例によって、彼の求める異世界への扉を開くことになる。
だが、女神アウロラの陰謀(という名の嫌がらせ)により、異端な「回復魔王」となって……。
異世界ペンデュース。そこで彼を待ち受ける運命とは?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡
サクラ近衛将監
ファンタジー
女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。
シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。
シルヴィの将来や如何に?
毎週木曜日午後10時に投稿予定です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~
うみ
ファンタジー
恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。
いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。
そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。
モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。
その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。
稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。
『箱を開けるモ』
「餌は待てと言ってるだろうに」
とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる