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第5巻第2章 マルコスの居城
マルコスの城
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「今日は誰も来ないはずですが……何者です?」
マヤたちがとりあえず城の方へと庭の中を歩いていると、正面から歩いてきたメイドが話しかけてきた。
「良かった、やっと人に会えた。私はマヤ。魔王マヤっていたほうがいいかな?」
「魔王マヤ様、ですか。後ろにいらっしゃるのはデリック様ですね。デリック様、この方は本当に魔王マヤ様なのですか?」
「ああ、間違いない」
「デリック様がそうおっしゃるなら間違いないのでしょう。マヤ様は聖魔石のドアに封じされた悪魔を配下に持つと聞いています。その力でここにたどり着いたのであれば納得です」
「あれれ? 私の情報筒抜け?」
マヤが本物であることを確認してすぐに、マヤがここにたどり着けた理由を看破され、マヤは驚く。
というより、なぜ魔王会議に連れていっていないはずのルースのことまでばれているのだろうか。
まさかマルコスもルーシェのように世界中を好きなように観測できるのだろうか?
「ルーシェ様から伺いましたので」
色々考えてしまっていたマヤは、メイドが言ったのあまりに単純な理由に肩を落とす。
安心できたのはいいが、全てが見えているルーシェの口が軽いと言うのはどうなのだろうか。
「もう、ルーシェさんめ~」
「ルーシェ様ってそういうところあるらしいですから。お母さんも昔困ったって言ってました」
「そうなんだ、まあ予想ができてたけどさ」
「それで、マヤ様とデリック様はマルコス様に用があってここまで来た、ということでよろしいのでしょうか?」
「うん、そうだよ。マルコスさんに会わせてほしいんだけど、いいかな?」
「かしこまりました。ご案内いたします」
無駄のない所作で回れ右をしたメイドについて、マヤたちは庭の中を歩いていき、城の中に入っていく。
そのままの何度か階段を上がり、長い廊下を進んだ先でメイドは立ち止まった。
「こちらでお待ちください。私はマルコス様に皆様がいらっしゃったことを伝えてまいります」
メイドはドアを開けて部屋の中に入るように手で促すと、そのまま一礼して廊下の向こうへと歩いていってしまう。
廊下で待っていても仕方ないので、マヤたちはメイドに言われた通り、ドアをくぐって部屋に入った。
「おおっ! 流石魔王だね。めちゃくちゃ豪華じゃん!」
マヤは、マヤぐらいの体格なら1つで5人寝れそうなほど大きなベッドがいくつも並んでいるのを見て歓声を上げると、そのまま靴を脱ぎ捨ててその1つへ飛び込む。
「もうマヤさん、駄目ですよベッドに飛び込んだりしたら」
呆れるオリガの隣でウォーレンもうんうんとうなずく。
「オリガの言う通りだ。マヤは女の子なのだからもう少し周りの目を考えてだな――」
ウォーレンが指摘したものか迷っているうちに、ベッドへ飛び込んだマヤを羨ましそうに見ていたジョンがマヤを指差し……。
「マヤさん、下着見えてるよ」
恥ずかしそうに視線をそらすジョンに、マヤは勢いよくスカートを押さえつけた。
「おいジョン、お前もう少し言い方ってものがだな」
「そうですよジョンちゃん。こういう時は黙って目をそらすのも男の子の仕事――」
「わああああああ、やめてやめてやめて! 庇わないでー! 逆に恥ずかしいいよー!」
マヤは耳の先から首まで真っ赤にして頭から布団を被って隠れてしまう。
そんなマヤに呆れるウォーレンの袖が、後ろからちょんちょんと引っ張られた。
「ん? どうしたんだカーサ?」
「でも、お兄ちゃん、マヤさんの、パンツ、見てた、よね?」
「え?」
布団越しにカーサの言葉を聞いたマヤは思わず声を上げる。
「なっ!? 何言ってるんだカーサ! 俺はちゃんと目をそらして……」
「本当に? オリガさん、お兄ちゃん、パンツ、見てた、よね?」
「ええ、結構しっかり見てたと思いますよ? お兄ちゃんも男の子ですね」
オリガが楽しそうにウォーレンの脇腹を肘でつついたのと、マヤがゆっくりと布団の中から出てきたのはほぼ同時だった。
マヤはベッドから下りると、靴も履かずにゆらりゆらりとウォーレンへと近づいてくる。
「………………」
そのなんとも言えない不気味さに、ウォーレンは思わず後退ろうとするが……。
「お、おい、カーサ!?」
ウォーレンの背中に自分の背中をピッタリとつけて下がれないようにしてきたカーサのせいで、ウォーレンはその場に留められてしまう。
「じゃあ私も」
追い打ちをかけるようにマヤとウォーレンをオリガの結界が包み込む。
「オリガまで!? お、おい、マヤ? お前一体何をするつもりだ?」
「…………ったんだから」
「なんだって?」
「私は恥ずかしかったんだから、ウォーレンさんもちょっとは恥ずかしがってくれてもいいじゃん!」
マヤは涙目で叫ぶとおもむろにウォーレンのスボンへと手をかける。
「お前の下着を見ちまったのは謝る! 謝るからこの手を離せ!」
ガッチリと掴んだウォーレンのズボンをそのまま引きずり下ろそうとするマヤに、ウォーレンもズボンを掴み対抗する。
「私は……っ、私は、恥ずかしかったんだからね!」
「わかった、わかったから! 悪かったって言ってるだろう!?」
なぜマヤが涙目で怒っているのかわからないウォーレンは、ただただズボンを下ろされないように抵抗することしかできない。
「お兄ちゃん? マヤさんが怒ってるのはパンツを見られたからじゃないと思いますよ」
「お兄ちゃん、鈍感、だから、仕方ない」
「ねえクロ姉、なんでマヤさんは怒ってるの?」
「それはね――」
クロエはウォーレンには聞こえないように、「マヤのパンツを見たウォーレンが全く恥ずかしそうにしていなかったので、マヤはウォーレンに女の子として意識されていないと思って怒っている」ということをジョンに説明してあげた。
「なるほど、女の子って難しいんだな……」
「ふふふっ、ジョンちゃんは女心のわかる男性になるから大丈夫だよ」
「そうなの? なんでそんなことわかるのさ」
「なんでも、だよ」
そんな周りの声もそっちのけでウォーレンのズボンを下ろそうとしていたマヤは、部屋に誰かが入ってきたことに全く気が付かなかった。
「人の城まで来て男のスボンを引きずり下ろそうとしているとは、流石は魔王と言ったところか?」
マヤとウォーレンがズボンをめぐる攻防を繰り広げている結界の目の前にやってきたマルコスは、2人を見て苦笑する。
「あー、その、これは……」
マルコスの登場にウォーレンへのいらだちが吹き飛んでしまったマヤは、どう言い訳したものかわからず言葉に詰まってしまうのだった。
マヤたちがとりあえず城の方へと庭の中を歩いていると、正面から歩いてきたメイドが話しかけてきた。
「良かった、やっと人に会えた。私はマヤ。魔王マヤっていたほうがいいかな?」
「魔王マヤ様、ですか。後ろにいらっしゃるのはデリック様ですね。デリック様、この方は本当に魔王マヤ様なのですか?」
「ああ、間違いない」
「デリック様がそうおっしゃるなら間違いないのでしょう。マヤ様は聖魔石のドアに封じされた悪魔を配下に持つと聞いています。その力でここにたどり着いたのであれば納得です」
「あれれ? 私の情報筒抜け?」
マヤが本物であることを確認してすぐに、マヤがここにたどり着けた理由を看破され、マヤは驚く。
というより、なぜ魔王会議に連れていっていないはずのルースのことまでばれているのだろうか。
まさかマルコスもルーシェのように世界中を好きなように観測できるのだろうか?
「ルーシェ様から伺いましたので」
色々考えてしまっていたマヤは、メイドが言ったのあまりに単純な理由に肩を落とす。
安心できたのはいいが、全てが見えているルーシェの口が軽いと言うのはどうなのだろうか。
「もう、ルーシェさんめ~」
「ルーシェ様ってそういうところあるらしいですから。お母さんも昔困ったって言ってました」
「そうなんだ、まあ予想ができてたけどさ」
「それで、マヤ様とデリック様はマルコス様に用があってここまで来た、ということでよろしいのでしょうか?」
「うん、そうだよ。マルコスさんに会わせてほしいんだけど、いいかな?」
「かしこまりました。ご案内いたします」
無駄のない所作で回れ右をしたメイドについて、マヤたちは庭の中を歩いていき、城の中に入っていく。
そのままの何度か階段を上がり、長い廊下を進んだ先でメイドは立ち止まった。
「こちらでお待ちください。私はマルコス様に皆様がいらっしゃったことを伝えてまいります」
メイドはドアを開けて部屋の中に入るように手で促すと、そのまま一礼して廊下の向こうへと歩いていってしまう。
廊下で待っていても仕方ないので、マヤたちはメイドに言われた通り、ドアをくぐって部屋に入った。
「おおっ! 流石魔王だね。めちゃくちゃ豪華じゃん!」
マヤは、マヤぐらいの体格なら1つで5人寝れそうなほど大きなベッドがいくつも並んでいるのを見て歓声を上げると、そのまま靴を脱ぎ捨ててその1つへ飛び込む。
「もうマヤさん、駄目ですよベッドに飛び込んだりしたら」
呆れるオリガの隣でウォーレンもうんうんとうなずく。
「オリガの言う通りだ。マヤは女の子なのだからもう少し周りの目を考えてだな――」
ウォーレンが指摘したものか迷っているうちに、ベッドへ飛び込んだマヤを羨ましそうに見ていたジョンがマヤを指差し……。
「マヤさん、下着見えてるよ」
恥ずかしそうに視線をそらすジョンに、マヤは勢いよくスカートを押さえつけた。
「おいジョン、お前もう少し言い方ってものがだな」
「そうですよジョンちゃん。こういう時は黙って目をそらすのも男の子の仕事――」
「わああああああ、やめてやめてやめて! 庇わないでー! 逆に恥ずかしいいよー!」
マヤは耳の先から首まで真っ赤にして頭から布団を被って隠れてしまう。
そんなマヤに呆れるウォーレンの袖が、後ろからちょんちょんと引っ張られた。
「ん? どうしたんだカーサ?」
「でも、お兄ちゃん、マヤさんの、パンツ、見てた、よね?」
「え?」
布団越しにカーサの言葉を聞いたマヤは思わず声を上げる。
「なっ!? 何言ってるんだカーサ! 俺はちゃんと目をそらして……」
「本当に? オリガさん、お兄ちゃん、パンツ、見てた、よね?」
「ええ、結構しっかり見てたと思いますよ? お兄ちゃんも男の子ですね」
オリガが楽しそうにウォーレンの脇腹を肘でつついたのと、マヤがゆっくりと布団の中から出てきたのはほぼ同時だった。
マヤはベッドから下りると、靴も履かずにゆらりゆらりとウォーレンへと近づいてくる。
「………………」
そのなんとも言えない不気味さに、ウォーレンは思わず後退ろうとするが……。
「お、おい、カーサ!?」
ウォーレンの背中に自分の背中をピッタリとつけて下がれないようにしてきたカーサのせいで、ウォーレンはその場に留められてしまう。
「じゃあ私も」
追い打ちをかけるようにマヤとウォーレンをオリガの結界が包み込む。
「オリガまで!? お、おい、マヤ? お前一体何をするつもりだ?」
「…………ったんだから」
「なんだって?」
「私は恥ずかしかったんだから、ウォーレンさんもちょっとは恥ずかしがってくれてもいいじゃん!」
マヤは涙目で叫ぶとおもむろにウォーレンのスボンへと手をかける。
「お前の下着を見ちまったのは謝る! 謝るからこの手を離せ!」
ガッチリと掴んだウォーレンのズボンをそのまま引きずり下ろそうとするマヤに、ウォーレンもズボンを掴み対抗する。
「私は……っ、私は、恥ずかしかったんだからね!」
「わかった、わかったから! 悪かったって言ってるだろう!?」
なぜマヤが涙目で怒っているのかわからないウォーレンは、ただただズボンを下ろされないように抵抗することしかできない。
「お兄ちゃん? マヤさんが怒ってるのはパンツを見られたからじゃないと思いますよ」
「お兄ちゃん、鈍感、だから、仕方ない」
「ねえクロ姉、なんでマヤさんは怒ってるの?」
「それはね――」
クロエはウォーレンには聞こえないように、「マヤのパンツを見たウォーレンが全く恥ずかしそうにしていなかったので、マヤはウォーレンに女の子として意識されていないと思って怒っている」ということをジョンに説明してあげた。
「なるほど、女の子って難しいんだな……」
「ふふふっ、ジョンちゃんは女心のわかる男性になるから大丈夫だよ」
「そうなの? なんでそんなことわかるのさ」
「なんでも、だよ」
そんな周りの声もそっちのけでウォーレンのズボンを下ろそうとしていたマヤは、部屋に誰かが入ってきたことに全く気が付かなかった。
「人の城まで来て男のスボンを引きずり下ろそうとしているとは、流石は魔王と言ったところか?」
マヤとウォーレンがズボンをめぐる攻防を繰り広げている結界の目の前にやってきたマルコスは、2人を見て苦笑する。
「あー、その、これは……」
マルコスの登場にウォーレンへのいらだちが吹き飛んでしまったマヤは、どう言い訳したものかわからず言葉に詰まってしまうのだった。
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