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第4巻第4章 初代剣聖
初代剣聖の真相2
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「ここ、は……?」
カーサがゆっくりと目を開くと、そこはただただ真っ暗な空間だった。
「確か、私を、助ける、ために、お兄ちゃんと、マヤさんが、来て、くれて、それで……」
カーサは意識を失う直前に見た光景を思い出す。
カーサが最後に見たのは、ルースの封印空間に逃げ込むマヤたちの姿だったはずだ。
「その後、カーリが、私の、意識を、奪って」
身体の制御を奪われたあとも、意識ははっきりしていたカーサだったが、何をどうやったのかわからないがカーリによって、意識を失わされたのだ。
「じゃあ、ここは、どこ? 夢、みたいな、感じ、なの、かな?」
カーサはひとまず謎の暗闇中できょろきょろと辺り見回す。
あまりにも暗いので、カーサは自分が本当に目を開けているのか一瞬わからなくなってしまうほどだ。
「なん、にも、ない…………ん?」
ぐるぐると回りながら辺りを見ていたカーサは、遠くに豆粒のような灯りが見えることに気がついた。
カーサはゆっくりと立ち上がると、足元に気をつけながら、灯りの方へと進んでいく。
「え?」
カーサが灯りのもとにやってくると、そこには小さなランタンの前に座る自分の姿があった。
正確には、カーサ本人から見てもカーサにしか見えない何者かがいた。
鏡の中でしか見たことがない自分が目の前にいることに、カーサが強烈な違和感で言葉に詰まっていると、明かりの前にいるカーサそっくりの誰かがこちらに目を向けた。
「こうして会うのは初めてだな、カーサ」
「私の、こと、知って、るの?」
突然名前を呼ばれたカーサが驚くと、カーサそっくりのその人物はうなずいた。
「ああ知っているとも。ウォーレンの記憶の中にはいつもお前の姿があったからな」
最初にお前を見たときは、まさかここまで生前の我そっくりになるとは思わなかったが、と笑う謎の人物に、カーサはその姿は彼女本来の姿であることを知った。
「お兄ちゃんの? あなたは、いったい、な何者?」
「我は剣聖カーリ、お前たちが言うところの初代剣聖と言うやつだ――っと、信じられんかもしれんが私はお前の敵ではない。だから剣をしまってくれ」
剣聖カーリと言う名と、初代剣聖という言葉を聞いて、思わず剣を抜いたカーサを、カーリはなだめる。
まだ疑っている様子のカーサに、カーリは小さくため息をつくと、ぱちんと指を鳴らした。
「え? そんなっ!?」
カーリが指を鳴らすと同時に、カーサは自分が確かに握っていた剣が消えてしまい驚愕し、慌てて予備の剣に手をかけようとして、それもなくなっていることに気がついた。
「すまんが剣は消させてもらったぞ。その代わりと言っては何だが……」
カーリが再び指を鳴らすと、テーブルと椅子、そしてお菓子とお茶が現れる。
「まあ座ってくれ。菓子も茶も好きに飲み食いするがいい」
とっとと席についてお菓子に手を付け始めたカーリを見て、カーサは警戒しているのが馬鹿らしくなってしまう。
「いただき、ます」
カーサも席につくとお菓子を食べてお茶を飲み始めた。
「さて、カーサよ、お前は私に聞きたいことがあるのではないか?」
「それは、まあ、そう。そもそも、あなたは、何者?」
「それはさっきも言った通り、我は剣聖、名はカーリだ。お前たちの言うところの初代剣聖と言うやつだな」
「それは、さっきも、聞いた。そう、じゃなくて、私を、操ってる、あの、カーリ、とは、別人、なの?」
「別人といえば別人だが、同一人物を言えば同一人物だな」
なんとも要領を得ないカーリの回答に、カーサは思わず聞き返す。
「どういう、こと?」
「今お前を操っている我は、狂気した我なのだ」
カーリの言葉に、カーサは思わず首を傾げた。
「狂気した? カーリさんは、オークの、剣士、だよ、ね?」
「オークの剣士は剣の道を極め、その道の中で精神も鍛える、だから狂気などするわけがないと、お前はそう言いたいのだろう?」
「うん、そう。それに、カーリ、さんは、剣聖、なん、でしょ? それなら、なおさら……」
カーリの異名である「剣聖」が、後世に称号として受け継がれるほどなので、カーリは歴史に名を残す程の剣士だったはずだ。
そうであれば、それほど剣の道を極めたオークが、簡単に狂気するはずがない。
「そうなのだ。だからこそ、あれは得体のしれぬ存在なのだ」
カーリ曰く、それは突然だったらしい。
いつも通り、仲間たちと剣の修行をしていた時、突然カーリにある衝動が芽生えた。
命をかけた戦いで、相手に勝ち、相手を殺したい、そんな衝動が。
「我も最初は気のせいだと思っていた。しかしある日、我は気がつけば返り血まみれになっていて、その足元ではともに剣の修行に励んでいた仲間が血の海に沈んでいた」
カーリの独白に、カーサは思わず息を呑む。
「それから我は意識を失うたびに、剣士はもちろん、騒ぎを起こして剣士をおびき寄せるために罪のない人を、それこそ女も子供も関係なく殺した」
カーリはそこで一旦区切ると、ゆっくりとお茶を飲み、長く細い息を吐く。
「それからしばらくの間、我はあらゆる手段で自分の狂気を制御しようとした。だが、そのどれもが失敗に終わった。そして――」
カーリはゆっくりと腕を上げると、カーサを指差す。
「今のお前と同じように、身体の制御を完全に奪われた我は、この暗闇に閉じ込められた」
「じゃあ、カーリ、さんは、ずーっと、ここに、いるの?」
「まあな。と言っても、大昔に少しだけここにいた後、狂気した我が聖女に倒されたことでその後長らく眠っていたのだ。再び目覚めたのはお前がまだこんな頃だ」
カーリは椅子の座面くらいの高さを手で示す。
今では人間の成人男性よりも大きいカーサがそれほど小さなかった頃というと、それこそウォーレンが出ていった頃だろう。
「それでも、長い。じゃあ、これとか、これは、その間に、練習して、出せる、ように、なった、の?」
「まあそんな感じだな。なにせここは夢の中みたいなものだ、強くイメージすればなんでも出せるからな。例えば、ほれっ」
カーリが指を鳴らすと、空中に映像が映し出された。
そこには夜の森とその上の広がる星空が映っていた。
「あれ、これって……」
カーサはその映像に映っている景色に見覚えがあることに気がついた。
「そうだ、これはカーサ、お前の身体が今見ている映像だ」
「こんな、ことも、できるんだ」
「まあな。これのお陰で今の世界にもある程度詳しくなれたのだ」
「そう、なんだ。じゃあ、ここから、出る、方法は、知ってる?」
当然の疑問を口にするカーサに、カーリは思わず苦笑する。
「はははっ、それがわかっていたら、とっくにここから出ている。だが、もうそろそろここから出られると思うぞ?」
「どういうこと?」
「なに、簡単な話だ。お前の今の主、マヤは昔狂気した我が倒された時に戦った聖女と同じ魔法を使っている。あれがお前の身体にしっかりとかかれば、今お前を操っている狂気した我は消えるはずだ」
「そう、なんだ。でも、それじゃあ、カーリ、さんは、どう、なるの?」
「ん? さあな? 今回はカーサの身体が残るわけだしな……うーん、わからんな」
「じゃあ、残って、よ。まだ、色々、教えて、ほしい」
「いいのか?」
「うん、いいよ。だって、カーリ、さんは、悪い、人じゃ、ないと、思うし」
カーサは短いやり取りの中で、カーリの人と成りを理解していた。
「お前、意外と大物かもな」
「そう、かな?」
「そうだと思うぞ。だが、それでこそ剣聖の名を次ぐにふさわしい」
カーリはカーサに向かって拳を突き出した。
カーサも拳を突き出すと、カーサが突き出した拳に自らの拳を軽く当てる。
この後カーリとカーサは、カーサの前からいなくなった後のウォーレンのことや、剣術に関する話などで盛り上がったのだった。
カーサがゆっくりと目を開くと、そこはただただ真っ暗な空間だった。
「確か、私を、助ける、ために、お兄ちゃんと、マヤさんが、来て、くれて、それで……」
カーサは意識を失う直前に見た光景を思い出す。
カーサが最後に見たのは、ルースの封印空間に逃げ込むマヤたちの姿だったはずだ。
「その後、カーリが、私の、意識を、奪って」
身体の制御を奪われたあとも、意識ははっきりしていたカーサだったが、何をどうやったのかわからないがカーリによって、意識を失わされたのだ。
「じゃあ、ここは、どこ? 夢、みたいな、感じ、なの、かな?」
カーサはひとまず謎の暗闇中できょろきょろと辺り見回す。
あまりにも暗いので、カーサは自分が本当に目を開けているのか一瞬わからなくなってしまうほどだ。
「なん、にも、ない…………ん?」
ぐるぐると回りながら辺りを見ていたカーサは、遠くに豆粒のような灯りが見えることに気がついた。
カーサはゆっくりと立ち上がると、足元に気をつけながら、灯りの方へと進んでいく。
「え?」
カーサが灯りのもとにやってくると、そこには小さなランタンの前に座る自分の姿があった。
正確には、カーサ本人から見てもカーサにしか見えない何者かがいた。
鏡の中でしか見たことがない自分が目の前にいることに、カーサが強烈な違和感で言葉に詰まっていると、明かりの前にいるカーサそっくりの誰かがこちらに目を向けた。
「こうして会うのは初めてだな、カーサ」
「私の、こと、知って、るの?」
突然名前を呼ばれたカーサが驚くと、カーサそっくりのその人物はうなずいた。
「ああ知っているとも。ウォーレンの記憶の中にはいつもお前の姿があったからな」
最初にお前を見たときは、まさかここまで生前の我そっくりになるとは思わなかったが、と笑う謎の人物に、カーサはその姿は彼女本来の姿であることを知った。
「お兄ちゃんの? あなたは、いったい、な何者?」
「我は剣聖カーリ、お前たちが言うところの初代剣聖と言うやつだ――っと、信じられんかもしれんが私はお前の敵ではない。だから剣をしまってくれ」
剣聖カーリと言う名と、初代剣聖という言葉を聞いて、思わず剣を抜いたカーサを、カーリはなだめる。
まだ疑っている様子のカーサに、カーリは小さくため息をつくと、ぱちんと指を鳴らした。
「え? そんなっ!?」
カーリが指を鳴らすと同時に、カーサは自分が確かに握っていた剣が消えてしまい驚愕し、慌てて予備の剣に手をかけようとして、それもなくなっていることに気がついた。
「すまんが剣は消させてもらったぞ。その代わりと言っては何だが……」
カーリが再び指を鳴らすと、テーブルと椅子、そしてお菓子とお茶が現れる。
「まあ座ってくれ。菓子も茶も好きに飲み食いするがいい」
とっとと席についてお菓子に手を付け始めたカーリを見て、カーサは警戒しているのが馬鹿らしくなってしまう。
「いただき、ます」
カーサも席につくとお菓子を食べてお茶を飲み始めた。
「さて、カーサよ、お前は私に聞きたいことがあるのではないか?」
「それは、まあ、そう。そもそも、あなたは、何者?」
「それはさっきも言った通り、我は剣聖、名はカーリだ。お前たちの言うところの初代剣聖と言うやつだな」
「それは、さっきも、聞いた。そう、じゃなくて、私を、操ってる、あの、カーリ、とは、別人、なの?」
「別人といえば別人だが、同一人物を言えば同一人物だな」
なんとも要領を得ないカーリの回答に、カーサは思わず聞き返す。
「どういう、こと?」
「今お前を操っている我は、狂気した我なのだ」
カーリの言葉に、カーサは思わず首を傾げた。
「狂気した? カーリさんは、オークの、剣士、だよ、ね?」
「オークの剣士は剣の道を極め、その道の中で精神も鍛える、だから狂気などするわけがないと、お前はそう言いたいのだろう?」
「うん、そう。それに、カーリ、さんは、剣聖、なん、でしょ? それなら、なおさら……」
カーリの異名である「剣聖」が、後世に称号として受け継がれるほどなので、カーリは歴史に名を残す程の剣士だったはずだ。
そうであれば、それほど剣の道を極めたオークが、簡単に狂気するはずがない。
「そうなのだ。だからこそ、あれは得体のしれぬ存在なのだ」
カーリ曰く、それは突然だったらしい。
いつも通り、仲間たちと剣の修行をしていた時、突然カーリにある衝動が芽生えた。
命をかけた戦いで、相手に勝ち、相手を殺したい、そんな衝動が。
「我も最初は気のせいだと思っていた。しかしある日、我は気がつけば返り血まみれになっていて、その足元ではともに剣の修行に励んでいた仲間が血の海に沈んでいた」
カーリの独白に、カーサは思わず息を呑む。
「それから我は意識を失うたびに、剣士はもちろん、騒ぎを起こして剣士をおびき寄せるために罪のない人を、それこそ女も子供も関係なく殺した」
カーリはそこで一旦区切ると、ゆっくりとお茶を飲み、長く細い息を吐く。
「それからしばらくの間、我はあらゆる手段で自分の狂気を制御しようとした。だが、そのどれもが失敗に終わった。そして――」
カーリはゆっくりと腕を上げると、カーサを指差す。
「今のお前と同じように、身体の制御を完全に奪われた我は、この暗闇に閉じ込められた」
「じゃあ、カーリ、さんは、ずーっと、ここに、いるの?」
「まあな。と言っても、大昔に少しだけここにいた後、狂気した我が聖女に倒されたことでその後長らく眠っていたのだ。再び目覚めたのはお前がまだこんな頃だ」
カーリは椅子の座面くらいの高さを手で示す。
今では人間の成人男性よりも大きいカーサがそれほど小さなかった頃というと、それこそウォーレンが出ていった頃だろう。
「それでも、長い。じゃあ、これとか、これは、その間に、練習して、出せる、ように、なった、の?」
「まあそんな感じだな。なにせここは夢の中みたいなものだ、強くイメージすればなんでも出せるからな。例えば、ほれっ」
カーリが指を鳴らすと、空中に映像が映し出された。
そこには夜の森とその上の広がる星空が映っていた。
「あれ、これって……」
カーサはその映像に映っている景色に見覚えがあることに気がついた。
「そうだ、これはカーサ、お前の身体が今見ている映像だ」
「こんな、ことも、できるんだ」
「まあな。これのお陰で今の世界にもある程度詳しくなれたのだ」
「そう、なんだ。じゃあ、ここから、出る、方法は、知ってる?」
当然の疑問を口にするカーサに、カーリは思わず苦笑する。
「はははっ、それがわかっていたら、とっくにここから出ている。だが、もうそろそろここから出られると思うぞ?」
「どういうこと?」
「なに、簡単な話だ。お前の今の主、マヤは昔狂気した我が倒された時に戦った聖女と同じ魔法を使っている。あれがお前の身体にしっかりとかかれば、今お前を操っている狂気した我は消えるはずだ」
「そう、なんだ。でも、それじゃあ、カーリ、さんは、どう、なるの?」
「ん? さあな? 今回はカーサの身体が残るわけだしな……うーん、わからんな」
「じゃあ、残って、よ。まだ、色々、教えて、ほしい」
「いいのか?」
「うん、いいよ。だって、カーリ、さんは、悪い、人じゃ、ないと、思うし」
カーサは短いやり取りの中で、カーリの人と成りを理解していた。
「お前、意外と大物かもな」
「そう、かな?」
「そうだと思うぞ。だが、それでこそ剣聖の名を次ぐにふさわしい」
カーリはカーサに向かって拳を突き出した。
カーサも拳を突き出すと、カーサが突き出した拳に自らの拳を軽く当てる。
この後カーリとカーサは、カーサの前からいなくなった後のウォーレンのことや、剣術に関する話などで盛り上がったのだった。
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