157 / 324
第4巻第3章 剣聖とウォーレン
ウォーレンとレジェス3
しおりを挟む
ひとまず子どもたちを襲っていたごろつきを撃退し、怪我の大小はともかく子どもたちが全員無事であることを確認したレジェスは、子どもたちに家の奥に隠れるように言い含め、ウォーレンを探しに来ていた。
「ウォーレン! おーい! ウォーレンっ!!」
レジェスはウォーレンが一人になっている街はずれの林で、力いっぱい声を張り上げる。
「はあはあ……全く、こんな時にどこ行きやがったんだ……っ」
早くしなければ先ほどのごろつきたちが仲間を連れて再びレジェスとウォーレン、そして子どもたちが暮らす家へと襲撃してくるだろう。
裏社会では面子が命なのだ。
一度舐められたら終わりな世界だけに、やられたらやられた以上にやり返すのが常識となっている。
先に手を出してきたのはあちらとはいえ、レジェスがごろつきを撃退してしまった以上、先ほどとは比べ物にならない襲撃があることはほぼ確定事項だ。
「くそっ、まずいな……。連中は東地区を抑えてる最大派閥のメンバーだったはずだ。あの連中全員が来たりしたら、流石の俺でも……」
この街の路地裏最強の剣士であるレジェスでも、街で1,2を争う規模の犯罪グループを1人で相手することは不可能だろう。
だからこそ急いでウォーレンを探しに来たわけだが、どこを探してもその姿は見当たらなかった。
「ウォーレンっ! ウォーレンっ! 頼む! 聞こえてるなら返事をしてくれっ!」
一向に姿を表さないウォーレンに、レジェスは疲れて近くの木に手をついて肩で息をする。
大声を出しすぎて休んでいただけだったのだが、結果としてそれが功を奏した。
「……から…………って…………です……だと! ……れは……ああっ……」
「この声はっ……!」
走って町外れの林につくなり、大声でウォーレンを呼び続けていたので気が付かなかったが、林の奥の方から微かにウォーレンの声が聞こえてきていたのだ。
レジェスは急いで声のした方に走り出す。
段々と鮮明に聞こえてくる声は、いつもニコニコとして温厚なウォーレンにしては珍しく声を荒らげて誰かと言い争っているようだった。
「――ですからっ! それはあなたがやりたいと思っていることでしょう! それに私は――」
「ウォーレン!」
何やら込み入ったことで言い争っている様子だったので、一瞬話しかけることを躊躇したレジェスだったが、即座に今はそれどころではないと判断し、ウォーレンの言葉を遮る形でウォーレンへと話しかける。
特に周囲を確認せず話しかけたレジェスは、誰かと言い争っていた様子のウォーレンの前に誰もいないことに驚愕する。
「レジェス……」
「ウォーレン、お前今、誰かと言い争ってなかったか?」
「それは…………それよりレジェス、わざわざそんなに息を切らして私に所に来たということは、何かあったのではないですか?」
「そうだ! 落ち着いて聞いてくれよ? 俺たちの家がこの街の東地区を牛耳ってる犯罪グループに襲われた」
「なんですって!?」
ウォーレンはレジェスが動き出すのを待たず、即座に家の方へと走り出す。
レジェスもすぐにそれを追いかけると、隣に並んで走りながら状況を説明した。
「たまたま俺が帰れたおかげで、ごろつきは撃退したし、死んじまったやつもいねえが、死なない程度に大怪我しちまってるやつはいる。それと、お前も知ってると思うが……」
「裏社会では面子が命、ですね」
「そういうことだ。十中八九メンバー全員で俺たちの家へ攻めてくる」
「……わかりました。レジェス、あなたは子どもたちの手当をお願いします。基本的なことは――」
ウォーレンは簡易的な応急措置の方法と、その道具ややり方が書かれた本がある場所などを短く説明し、レジェスに子どもたちの手当てにあたれという。
「なんでだよ! 俺じゃ足手まといだってのか!?」
「そういうことではありませんよ。私だって完璧ではありません。そしてもちろんあなたも。ですから保険をかけるのです」
「保険?」
「そうです。私が敵を取り逃がしても、子どもたちのそばにレジェスがいればレジェスが戦うことができます。私たちが守るべきは子どもたち、そうでしょう?」
「そういうことか。そうだな、それならウォーレンの言う通り、俺が家の中で手当をしながらもしもの時には戦うってのが一番いいだろう」
正直悔しいが、今のレジェスには1つの犯罪グループを1人で相手にして無事でいられる自信がなかった。
「それではそれでいきましょう。――もう近くまで来ているようですね」
ウォーレンは前方、家の向こう側から微かに聞こえる多数の足音で、敵の接近を察知した。
「ちっ、連中相当頭に来てやがるな」
ついさっき決めた通り、ウォーレンは家の前に通じる通路付近で仁王立ちし、レジェスはそのまま家の中に入ると早速子どもたちの手当てを始めた。
「さて、どれほどの人数が来るんでしょうね」
背負った大剣を静かに抜いて構えるウォーレンの前に、路地を埋め尽くさんばかりのごろつきたちが姿を表す。
「お前か? うちのグループの若えもん可愛がってくれた野郎ってのは」
ごろつきの先頭に立つ、ひときわ大きな存在感放つ男が、ウォーレンへと問いかける。
おそらくこの男が東地区を牛耳っているボスなのだろう。
言葉だけで弱者を屈服させるだけの圧を放つその男に、しかしながらウォーレンは平然としていた。
「いいえ、残念ながら。でも――」
瞬間、ウォーレンの姿がかき消えたかと思うと、ボスを取り囲むがたいのいい男たちが、剣の腹で殴り飛ばされ、近くの壁へと激突する。
そのまま意識を失って地面へと倒れると、それを見た周囲のごろつきたちに衝撃が走った。
「なるほど、俺の側近を全員まとめて瞬殺するとは、お前只者じゃねえな」
ボスが手を上げると、ボスとウォーレンの中間を中心として円形の空間が形成される。
「なんのつもりです?」
「お前は俺が殺す、ってことだ」
ボスは剣の抜いてその切っ先でウォーレンの首を指し示す。
「なるほど、わかりやすくて助かります」
常人なら失禁するレベルの殺気を叩きつけられて、怯むどころから笑って見せるウォーレンに、ボスは逆に冷や汗が背中を伝うのを感じた。
「いい度胸だ、嫌いじゃねえ」
その言葉とともにボスがウォーレンに斬り掛かったことで、2人の決闘が始まった。
しかし、それは周囲が予想していたような接戦ではなく、一方的なものだった。
結果から言ってしまえばウォーレンがボスを圧倒していたのだ。
数合打ち合った時点で、ボスは剣を取り落とし、ウォーレンはボスの首に切っ先を突きつけていた。
「……俺の、負けだ。殺せ」
「殺しませんよ。その代わり、もうこんなことはしないと誓って下さい」
「ちっ、舐めた野郎だ。いいだろう、その条――」
ボスが潔く勝者の命令を受け入れようとしたその時、少女の悲鳴が響き渡った。
「きゃああああああ」
「へへっ、おいあんちゃん、こいつの命がどうなってもいいのか?」
「た、助けて、ウォーレンお兄ちゃん……っ!」
「っ!?」
声の先に目を向けると、1人のごろつきが家の中に隠れ遅れた少女の手を掴み、その胸に剣の切っ先を突きつけていた。
「てめえ! 余計なことしてんじゃねえ!」
「いいじゃないすかボス、ボスは甘いんすよ」
静止するボスの声にも聞く耳を持たないそのごろつきは、涙を浮かべる少女の胸に剣の切っ先をより深く突きつけ、少女の服は裂け、白い肌を露出させる。
「それで、どうするんだよ、ウォーレンお兄ちゃん?」
負けの認めたボスと、人質を取った仲間の1人という、なんとも言えない状況のせいか、全員ではなかったものの、形勢逆転と見てウォーレンをバカにする笑いがごろつきたちから上がる。
「……黙れ」
「あん? 聞こえませんよー、ウォーレンお兄ちゃん? とりあえず剣置いて土下座しろよ、ああん?」
自分を兄と慕う少女を人質に調子づくごろつきに、ウォーレンの中で何かが切れる音がした。
「……あなたは止めようとしてくれたのに、すみません……今の私は、こいつを止められそうにありません」
ウォーレンがボスへと静かにそう告げると、次の瞬間、ウォーレンの剣はボスの首をはね飛ばしていた。
「そうだ、それでよい。剣士ならば死合うことによって上を目指すべきだ」
突然人が変わったようにわけの分からないことを言い出したウォーレンが投げた剣は、少女を人質に取っていたごろつきを眉間に寸分たがわず突き刺さり、一瞬でその命を刈り取ったのだった。
「ウォーレン! おーい! ウォーレンっ!!」
レジェスはウォーレンが一人になっている街はずれの林で、力いっぱい声を張り上げる。
「はあはあ……全く、こんな時にどこ行きやがったんだ……っ」
早くしなければ先ほどのごろつきたちが仲間を連れて再びレジェスとウォーレン、そして子どもたちが暮らす家へと襲撃してくるだろう。
裏社会では面子が命なのだ。
一度舐められたら終わりな世界だけに、やられたらやられた以上にやり返すのが常識となっている。
先に手を出してきたのはあちらとはいえ、レジェスがごろつきを撃退してしまった以上、先ほどとは比べ物にならない襲撃があることはほぼ確定事項だ。
「くそっ、まずいな……。連中は東地区を抑えてる最大派閥のメンバーだったはずだ。あの連中全員が来たりしたら、流石の俺でも……」
この街の路地裏最強の剣士であるレジェスでも、街で1,2を争う規模の犯罪グループを1人で相手することは不可能だろう。
だからこそ急いでウォーレンを探しに来たわけだが、どこを探してもその姿は見当たらなかった。
「ウォーレンっ! ウォーレンっ! 頼む! 聞こえてるなら返事をしてくれっ!」
一向に姿を表さないウォーレンに、レジェスは疲れて近くの木に手をついて肩で息をする。
大声を出しすぎて休んでいただけだったのだが、結果としてそれが功を奏した。
「……から…………って…………です……だと! ……れは……ああっ……」
「この声はっ……!」
走って町外れの林につくなり、大声でウォーレンを呼び続けていたので気が付かなかったが、林の奥の方から微かにウォーレンの声が聞こえてきていたのだ。
レジェスは急いで声のした方に走り出す。
段々と鮮明に聞こえてくる声は、いつもニコニコとして温厚なウォーレンにしては珍しく声を荒らげて誰かと言い争っているようだった。
「――ですからっ! それはあなたがやりたいと思っていることでしょう! それに私は――」
「ウォーレン!」
何やら込み入ったことで言い争っている様子だったので、一瞬話しかけることを躊躇したレジェスだったが、即座に今はそれどころではないと判断し、ウォーレンの言葉を遮る形でウォーレンへと話しかける。
特に周囲を確認せず話しかけたレジェスは、誰かと言い争っていた様子のウォーレンの前に誰もいないことに驚愕する。
「レジェス……」
「ウォーレン、お前今、誰かと言い争ってなかったか?」
「それは…………それよりレジェス、わざわざそんなに息を切らして私に所に来たということは、何かあったのではないですか?」
「そうだ! 落ち着いて聞いてくれよ? 俺たちの家がこの街の東地区を牛耳ってる犯罪グループに襲われた」
「なんですって!?」
ウォーレンはレジェスが動き出すのを待たず、即座に家の方へと走り出す。
レジェスもすぐにそれを追いかけると、隣に並んで走りながら状況を説明した。
「たまたま俺が帰れたおかげで、ごろつきは撃退したし、死んじまったやつもいねえが、死なない程度に大怪我しちまってるやつはいる。それと、お前も知ってると思うが……」
「裏社会では面子が命、ですね」
「そういうことだ。十中八九メンバー全員で俺たちの家へ攻めてくる」
「……わかりました。レジェス、あなたは子どもたちの手当をお願いします。基本的なことは――」
ウォーレンは簡易的な応急措置の方法と、その道具ややり方が書かれた本がある場所などを短く説明し、レジェスに子どもたちの手当てにあたれという。
「なんでだよ! 俺じゃ足手まといだってのか!?」
「そういうことではありませんよ。私だって完璧ではありません。そしてもちろんあなたも。ですから保険をかけるのです」
「保険?」
「そうです。私が敵を取り逃がしても、子どもたちのそばにレジェスがいればレジェスが戦うことができます。私たちが守るべきは子どもたち、そうでしょう?」
「そういうことか。そうだな、それならウォーレンの言う通り、俺が家の中で手当をしながらもしもの時には戦うってのが一番いいだろう」
正直悔しいが、今のレジェスには1つの犯罪グループを1人で相手にして無事でいられる自信がなかった。
「それではそれでいきましょう。――もう近くまで来ているようですね」
ウォーレンは前方、家の向こう側から微かに聞こえる多数の足音で、敵の接近を察知した。
「ちっ、連中相当頭に来てやがるな」
ついさっき決めた通り、ウォーレンは家の前に通じる通路付近で仁王立ちし、レジェスはそのまま家の中に入ると早速子どもたちの手当てを始めた。
「さて、どれほどの人数が来るんでしょうね」
背負った大剣を静かに抜いて構えるウォーレンの前に、路地を埋め尽くさんばかりのごろつきたちが姿を表す。
「お前か? うちのグループの若えもん可愛がってくれた野郎ってのは」
ごろつきの先頭に立つ、ひときわ大きな存在感放つ男が、ウォーレンへと問いかける。
おそらくこの男が東地区を牛耳っているボスなのだろう。
言葉だけで弱者を屈服させるだけの圧を放つその男に、しかしながらウォーレンは平然としていた。
「いいえ、残念ながら。でも――」
瞬間、ウォーレンの姿がかき消えたかと思うと、ボスを取り囲むがたいのいい男たちが、剣の腹で殴り飛ばされ、近くの壁へと激突する。
そのまま意識を失って地面へと倒れると、それを見た周囲のごろつきたちに衝撃が走った。
「なるほど、俺の側近を全員まとめて瞬殺するとは、お前只者じゃねえな」
ボスが手を上げると、ボスとウォーレンの中間を中心として円形の空間が形成される。
「なんのつもりです?」
「お前は俺が殺す、ってことだ」
ボスは剣の抜いてその切っ先でウォーレンの首を指し示す。
「なるほど、わかりやすくて助かります」
常人なら失禁するレベルの殺気を叩きつけられて、怯むどころから笑って見せるウォーレンに、ボスは逆に冷や汗が背中を伝うのを感じた。
「いい度胸だ、嫌いじゃねえ」
その言葉とともにボスがウォーレンに斬り掛かったことで、2人の決闘が始まった。
しかし、それは周囲が予想していたような接戦ではなく、一方的なものだった。
結果から言ってしまえばウォーレンがボスを圧倒していたのだ。
数合打ち合った時点で、ボスは剣を取り落とし、ウォーレンはボスの首に切っ先を突きつけていた。
「……俺の、負けだ。殺せ」
「殺しませんよ。その代わり、もうこんなことはしないと誓って下さい」
「ちっ、舐めた野郎だ。いいだろう、その条――」
ボスが潔く勝者の命令を受け入れようとしたその時、少女の悲鳴が響き渡った。
「きゃああああああ」
「へへっ、おいあんちゃん、こいつの命がどうなってもいいのか?」
「た、助けて、ウォーレンお兄ちゃん……っ!」
「っ!?」
声の先に目を向けると、1人のごろつきが家の中に隠れ遅れた少女の手を掴み、その胸に剣の切っ先を突きつけていた。
「てめえ! 余計なことしてんじゃねえ!」
「いいじゃないすかボス、ボスは甘いんすよ」
静止するボスの声にも聞く耳を持たないそのごろつきは、涙を浮かべる少女の胸に剣の切っ先をより深く突きつけ、少女の服は裂け、白い肌を露出させる。
「それで、どうするんだよ、ウォーレンお兄ちゃん?」
負けの認めたボスと、人質を取った仲間の1人という、なんとも言えない状況のせいか、全員ではなかったものの、形勢逆転と見てウォーレンをバカにする笑いがごろつきたちから上がる。
「……黙れ」
「あん? 聞こえませんよー、ウォーレンお兄ちゃん? とりあえず剣置いて土下座しろよ、ああん?」
自分を兄と慕う少女を人質に調子づくごろつきに、ウォーレンの中で何かが切れる音がした。
「……あなたは止めようとしてくれたのに、すみません……今の私は、こいつを止められそうにありません」
ウォーレンがボスへと静かにそう告げると、次の瞬間、ウォーレンの剣はボスの首をはね飛ばしていた。
「そうだ、それでよい。剣士ならば死合うことによって上を目指すべきだ」
突然人が変わったようにわけの分からないことを言い出したウォーレンが投げた剣は、少女を人質に取っていたごろつきを眉間に寸分たがわず突き刺さり、一瞬でその命を刈り取ったのだった。
0
お気に入りに追加
561
あなたにおすすめの小説
転生をしたら異世界だったので、のんびりスローライフで過ごしたい。
みみっく
ファンタジー
どうやら事故で死んでしまって、転生をしたらしい……仕事を頑張り、人間関係も上手くやっていたのにあっけなく死んでしまうなら……だったら、のんびりスローライフで過ごしたい!
だけど現状は、幼馴染に巻き込まれて冒険者になる流れになってしまっている……

家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~
小狸日
ファンタジー
交通事故に巻き込まれて、異世界に転移した拓(タク)と浩司(コウジ)
そこは、剣と魔法の世界だった。
2千年以上昔の勇者の物語、そこに出てくる勇者の遺産。
新しい世界で遺跡探検と異世界料理を楽しもうと思っていたのだが・・・
気に入らない異世界の常識に小さな喧嘩を売ることにした。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる