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第4巻第3章 剣聖とウォーレン
剣聖の伝説
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「これはこれは聖女様、わざわざこんなところまで何用ですかな」
マヤがシロちゃんに乗ってカーサの故郷を訪れると、すぐにマヤたちに気がついた村の入口近くにいたオークが長老を呼んできた。
「こんにちは、長老さん」
「聖女様、私の名前はウォルターです。いい加減覚えてくだされ」
「あはは、ごめんごめん、でもやっぱり私にとって長老さんは長老さんだからさ、なかなか覚えられなくて……」
マヤはポリポリと後頭部を掻くと、ウォルターはやれやれと苦笑する。
「聖女様はお若いのですから、きっとすぐに覚えられますよ」
「そうかなあ……?」
こちらに転生する前からずーっと物覚えは悪い方なので、マヤはそんなことを言われても全く自信がなかった。
「それはそうと、本日はどういったご要件でしょう?」
「いや、ちょっとね、長老さんに教えてほしいことがあってさ」
「ご連絡いただければ私が聖女様のお屋敷まで赴きましたのに」
「私が聞きたいことがあったんだから、来てもらうのは悪いよ」
「聖女様は相変わらずお優しいのですね」
「いやいや、そんなことないって。それよりとりあえずどこか座れるところはないかな?」
マヤは立ちっぱなしでも一向にかまわないのだが、杖をついているウォルターを立たせ続けていては落ち着いて話せない。
ウォルターは少し思案したあと、なにか思いついたのか、ぽんと手を打った。
「それでしたら私の屋敷にいい場所がございます」
「いい場所?」
どこか引っかかる言い方をするウォルターに、マヤは首を傾げる。
ウォルターはマヤの質問には答えず踵を返して歩き始めた。
マヤは聖獣として大人気のシロちゃんを村人達に預け、ウォルターを後をついていく。
長老の屋敷に入り、2階に上がったウォルターは、明らかに客間とは違った雰囲気の部屋の前で立ち止まった。
マヤが後ろに着いてきているのを確認すると、ウォルターはドアを開けて中へとマヤを案内する。
「こちらです、聖女様」
「これって……」
マヤが案内された部屋は、桃色の基調とした可愛らしい部屋だった。
手作りらしい狼や熊のぬいぐるみがベッドの隅に置かれており、いかにも女の子の部屋、といった感じだ。
そんな感じなのだが、ある一角が部屋の持ち主が誰であるかを如実に物語っていた。
そう、この部屋の壁の1面には、所狭しと大剣やら大きな熊の毛皮やらが飾られているのだ。
右を向けばたくましい戦士の部屋、左の向けば可愛らしい女の子の部屋、といった具合で、ものすごいコントラストが生み出されていた。
「ねえ長老さん、これってもしかしなくてもカーサの部屋だよね」
「はい、そうですね」
「いいのかな、入っても?」
「まあバレなければ問題ないでしょう。今飲み物を持ってこさせます」
長老が懐から取り出した小さなベルを鳴らすと、程なくして家政婦らしきオークがやってきた。
長老が2、3指示を出すと、家政婦は頷いて去っていき、すぐに飲み物を持って戻ってくる。
「それで、聖女様の何が知りたいのでしょうか」
「えっ? あー、えーっとね……」
最初はカーサに悪いかな、と思っていたマヤだったが、次第に罪悪感よりもカーサの部屋への興味が勝ってしまい、部屋中をキョロキョロと眺めていたせいで、長老の言葉に一瞬反応できなかった。
マヤはどこまで話したものか、としばらく考えてみたが、全て話さないことには有力な情報は得られないと考えて「これはまだ公にはできない話だから誰にも言わないでね」前置きした上で、事情を話し始めた。
「実はウォーレンさんに関する情報が入ったんだけどさ、どうも別人みたいになることがあるらしくてね。具体的には――」
マヤは諜報部隊が上げてきた報告をもとに、マヤが知る限りのウォーレンの情報をウォルターに説明した。
マヤが最後まで話し終わると、ウォルターは難しそうな顔をして黙り込んでしまう。
しばらく何かを考え込んでいたウォルターだったが、やがてゆっくりと話し始める。
「聖女様、これはあくまで伝説に過ぎないのですが……そのはずなのですが……」
ウォルターはやはり信じられない、といった表情で、続ける。
「その昔、我々オークには剣聖と呼ばれる伝説の剣士がいたのです」
「それってカーサのことじゃないの?」
「そうですね、カーサも確かに剣聖です。ですがそれは、そもそもこの伝説を元にした、村一番の剣士に送られる称号に過ぎません。そうですね……仮にこの伝説の剣士は初代剣聖、とでも呼びましょうか」
「なるほど、カーサのは称号なのね。それで、その初代剣聖にはどんな伝説があるの?」
「初代剣聖はそれはそれは強大な力を持った剣士だったらしく、その時代の魔王たちとも何度も戦ったそうです。しかしある時、初代剣聖は狂気に陥ってしまった」
「狂気?」
「そうです。原因は伝えられておりませんが、妻子を殺されたからだとも、何者かの魔法によるものだとも言われています。はっきりしていることは、狂気に陥った初代剣聖は、同族のオークにまで襲いかかってきた、ということです」
「酷いね。しかも、自分たちもなかで飛び抜けて強い人が敵になっちゃうのは……」
「その通りです。オークは抵抗しようがしまいが次々と斬り殺されていったそうです。しかし、その時オークを救った者がいた」
ウォルターは言葉を切ると、マヤの方をじっと見つめる。
「もしかして、そこでオークを救ったのが私とよく似てるっていう聖女様?」
自らを指さして尋ねるマヤに、ウォルターは大きく頷いた。
「聖獣を連れた純白の少女が、暴走する初代剣聖に戦いを挑み、三日三晩に及ぶ戦いの末、剣聖を打倒したのです」
「三日三晩……私には真似できないなあ」
睡眠はしっかり取りたい派のマヤにとって三日三晩も起きていることなどやりたくないしそもそもできるかもわからない。
「もう初代剣聖はおりませんので大丈夫ですよ。さて、これが私が知っている剣聖の伝説なのですが、実はこの話には、あまり知られていない裏設定のようなものがありまして、剣聖は狂気した後も、相当の時間元の優しい人格に戻っていたようなのです」
「つまり、狂気している時間のほうが短かった、ってこと?」
「そうなります。この状態、ウォーレンの状態似ていると思いませんか?」
「確かに……じゃあウォーレンさんは昔の初代剣聖さんみたいに狂気してるってこと?」
「本当のところはわかりません。ただ、私はこの伝説を思い出す話だな、と思ったというだけで」
「なるほど……ありがとう、参考になったよ。ありがとね」
「いえいえ、聖女様には色々助けていただきましたから。それで、休憩がてらこれなんかどうでしょう」
ウォーレンはそう言って古びた冊子をマヤへと差し出す。
「これは?」
「カーサのアルバムです。行商が持っていた写真機で撮ってもらったものですね」
「ええーっ! 見たい見たい!」
マヤはその後しばらく、カーサのアルバムを始め、幼少期のカーサについてウォルターから話を聞いていた。
嬉しそうにカーサのことを語る、意外と親バカなウォルターと話しは盛り上がり、マヤが屋敷へと戻ったのは、すっかり日が落ちてしまった後になってしまったのだった。
マヤがシロちゃんに乗ってカーサの故郷を訪れると、すぐにマヤたちに気がついた村の入口近くにいたオークが長老を呼んできた。
「こんにちは、長老さん」
「聖女様、私の名前はウォルターです。いい加減覚えてくだされ」
「あはは、ごめんごめん、でもやっぱり私にとって長老さんは長老さんだからさ、なかなか覚えられなくて……」
マヤはポリポリと後頭部を掻くと、ウォルターはやれやれと苦笑する。
「聖女様はお若いのですから、きっとすぐに覚えられますよ」
「そうかなあ……?」
こちらに転生する前からずーっと物覚えは悪い方なので、マヤはそんなことを言われても全く自信がなかった。
「それはそうと、本日はどういったご要件でしょう?」
「いや、ちょっとね、長老さんに教えてほしいことがあってさ」
「ご連絡いただければ私が聖女様のお屋敷まで赴きましたのに」
「私が聞きたいことがあったんだから、来てもらうのは悪いよ」
「聖女様は相変わらずお優しいのですね」
「いやいや、そんなことないって。それよりとりあえずどこか座れるところはないかな?」
マヤは立ちっぱなしでも一向にかまわないのだが、杖をついているウォルターを立たせ続けていては落ち着いて話せない。
ウォルターは少し思案したあと、なにか思いついたのか、ぽんと手を打った。
「それでしたら私の屋敷にいい場所がございます」
「いい場所?」
どこか引っかかる言い方をするウォルターに、マヤは首を傾げる。
ウォルターはマヤの質問には答えず踵を返して歩き始めた。
マヤは聖獣として大人気のシロちゃんを村人達に預け、ウォルターを後をついていく。
長老の屋敷に入り、2階に上がったウォルターは、明らかに客間とは違った雰囲気の部屋の前で立ち止まった。
マヤが後ろに着いてきているのを確認すると、ウォルターはドアを開けて中へとマヤを案内する。
「こちらです、聖女様」
「これって……」
マヤが案内された部屋は、桃色の基調とした可愛らしい部屋だった。
手作りらしい狼や熊のぬいぐるみがベッドの隅に置かれており、いかにも女の子の部屋、といった感じだ。
そんな感じなのだが、ある一角が部屋の持ち主が誰であるかを如実に物語っていた。
そう、この部屋の壁の1面には、所狭しと大剣やら大きな熊の毛皮やらが飾られているのだ。
右を向けばたくましい戦士の部屋、左の向けば可愛らしい女の子の部屋、といった具合で、ものすごいコントラストが生み出されていた。
「ねえ長老さん、これってもしかしなくてもカーサの部屋だよね」
「はい、そうですね」
「いいのかな、入っても?」
「まあバレなければ問題ないでしょう。今飲み物を持ってこさせます」
長老が懐から取り出した小さなベルを鳴らすと、程なくして家政婦らしきオークがやってきた。
長老が2、3指示を出すと、家政婦は頷いて去っていき、すぐに飲み物を持って戻ってくる。
「それで、聖女様の何が知りたいのでしょうか」
「えっ? あー、えーっとね……」
最初はカーサに悪いかな、と思っていたマヤだったが、次第に罪悪感よりもカーサの部屋への興味が勝ってしまい、部屋中をキョロキョロと眺めていたせいで、長老の言葉に一瞬反応できなかった。
マヤはどこまで話したものか、としばらく考えてみたが、全て話さないことには有力な情報は得られないと考えて「これはまだ公にはできない話だから誰にも言わないでね」前置きした上で、事情を話し始めた。
「実はウォーレンさんに関する情報が入ったんだけどさ、どうも別人みたいになることがあるらしくてね。具体的には――」
マヤは諜報部隊が上げてきた報告をもとに、マヤが知る限りのウォーレンの情報をウォルターに説明した。
マヤが最後まで話し終わると、ウォルターは難しそうな顔をして黙り込んでしまう。
しばらく何かを考え込んでいたウォルターだったが、やがてゆっくりと話し始める。
「聖女様、これはあくまで伝説に過ぎないのですが……そのはずなのですが……」
ウォルターはやはり信じられない、といった表情で、続ける。
「その昔、我々オークには剣聖と呼ばれる伝説の剣士がいたのです」
「それってカーサのことじゃないの?」
「そうですね、カーサも確かに剣聖です。ですがそれは、そもそもこの伝説を元にした、村一番の剣士に送られる称号に過ぎません。そうですね……仮にこの伝説の剣士は初代剣聖、とでも呼びましょうか」
「なるほど、カーサのは称号なのね。それで、その初代剣聖にはどんな伝説があるの?」
「初代剣聖はそれはそれは強大な力を持った剣士だったらしく、その時代の魔王たちとも何度も戦ったそうです。しかしある時、初代剣聖は狂気に陥ってしまった」
「狂気?」
「そうです。原因は伝えられておりませんが、妻子を殺されたからだとも、何者かの魔法によるものだとも言われています。はっきりしていることは、狂気に陥った初代剣聖は、同族のオークにまで襲いかかってきた、ということです」
「酷いね。しかも、自分たちもなかで飛び抜けて強い人が敵になっちゃうのは……」
「その通りです。オークは抵抗しようがしまいが次々と斬り殺されていったそうです。しかし、その時オークを救った者がいた」
ウォルターは言葉を切ると、マヤの方をじっと見つめる。
「もしかして、そこでオークを救ったのが私とよく似てるっていう聖女様?」
自らを指さして尋ねるマヤに、ウォルターは大きく頷いた。
「聖獣を連れた純白の少女が、暴走する初代剣聖に戦いを挑み、三日三晩に及ぶ戦いの末、剣聖を打倒したのです」
「三日三晩……私には真似できないなあ」
睡眠はしっかり取りたい派のマヤにとって三日三晩も起きていることなどやりたくないしそもそもできるかもわからない。
「もう初代剣聖はおりませんので大丈夫ですよ。さて、これが私が知っている剣聖の伝説なのですが、実はこの話には、あまり知られていない裏設定のようなものがありまして、剣聖は狂気した後も、相当の時間元の優しい人格に戻っていたようなのです」
「つまり、狂気している時間のほうが短かった、ってこと?」
「そうなります。この状態、ウォーレンの状態似ていると思いませんか?」
「確かに……じゃあウォーレンさんは昔の初代剣聖さんみたいに狂気してるってこと?」
「本当のところはわかりません。ただ、私はこの伝説を思い出す話だな、と思ったというだけで」
「なるほど……ありがとう、参考になったよ。ありがとね」
「いえいえ、聖女様には色々助けていただきましたから。それで、休憩がてらこれなんかどうでしょう」
ウォーレンはそう言って古びた冊子をマヤへと差し出す。
「これは?」
「カーサのアルバムです。行商が持っていた写真機で撮ってもらったものですね」
「ええーっ! 見たい見たい!」
マヤはその後しばらく、カーサのアルバムを始め、幼少期のカーサについてウォルターから話を聞いていた。
嬉しそうにカーサのことを語る、意外と親バカなウォルターと話しは盛り上がり、マヤが屋敷へと戻ったのは、すっかり日が落ちてしまった後になってしまったのだった。
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