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第2巻第4章 バニスター反攻作戦
援軍
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「あっちは片付いたみたいだね」
「みたい。流石、ファムランドさん」
マヤは戦闘の途中でファムランドの方を確認し、戦闘が終了していることを確認した。
詳しい経緯までは見る余裕がなかったが、ひとまずあちらは方がついたようである。
「こっちもどうにかしたいんだけど、カーサ、どうにかできそう?」
「どうにか、できたら、とっくに、やってる。オリガさん、強すぎて、どうにも、できない」
「やっぱりそうか……」
マヤとカーサが話している間にも、オリガの魔法は次々と2人に襲いかかってきている。
マヤはシロちゃんの機動力と防御魔法で、カーサは自身の身のこなしで魔法を避けながら話しているのだ。
「やっぱり、魔法が、強い人が、1人、ほしい」
「そうだね。ただ、オリガと魔法を撃ち合える人って言うとなかなかいないだろうから、どうしたもんかなって感じだけど」
「確かに。困った……」
結局のところ、ただ魔法が使える人がいても意味がないのだ。
オリガと魔法を撃ち合って、魔法による攻撃がこちらに来ないようにできるだけの魔法使いである必要がある。
「とりあえず時間を稼いでみるしかないかな? もしかしたらあの装置も永遠に動かせるわけじゃないかもしれないし」
正直、マノロ将軍の使っている魔人制御装置に使用時間制限がある、というのは希望的観測でしかない。
それでも、今のマヤにはそれしか方法が思いつかなかった。
「とりあえず、このまましばらく戦おう。大丈夫、カーサ?」
「大丈夫、まだしばらく、いける、よ」
「よーしっ! それじゃあもうしばらくやってみよう!」
マヤは再びオリガに攻撃を仕掛け始めた。
***
「やっぱりそろそろ無理じゃない?」
とりあえず攻撃し続けるしかない、という結論を出してから十数分後、マヤは終わりのない戦いに限界を感じていた。
「うん、もう、無理、かも」
攻撃しても攻撃しても、オリガに攻撃は届かず、オリガの攻撃はすべてこちらに届くため、こちらは避けるしかない。
こんな戦いを続けていれば、どちらの方が先に疲れ果てるかなど考えるまでもなかった。
「本当、どうすればいいかなあ……」
マヤが困り果てていると、本来ここにはいないはずの人物の声が聞こえてきた。
「マヤさん! 実はマノロ将軍が――――これは……そうですか、遅かったようですね」
「エメリンさん!? どうしてここに……」
「妖精の杖の部品にされていたエルフの少女たちに、僅かですが魔人化の兆候があったんです。それで、もしかしたらマノロ将軍は魔人化関連の技術を持っているのではないか、と思いまして」
「それでオリガが心配になって飛んできたってこと?」
「そういうことです。残念ながら遅かったようですが……」
エメリンはマヤと話しながらも、オリガが放つ魔法を次々と自身の魔法で迎撃していく。
「そんなことないよ! 最高のタイミングだよ。今ならまだ間に合うよ!」
「どういうことですか?」
「私に作戦があるの。オリガの動きを止めて、オリガに私が触れられるようにしてくれたら、後は私がなんとかするよ。細かいところは説明してられないから、私を信じて、としか言えないけど……」
レオノルの支配を上書きしたマヤの強化魔法なら、マノロ将軍の魔人制御装置による支配くらいどうにかできると思うのだが、正直確信はなかった。
「そういうことなら、私はマヤさんを信じます」
「私も、信じてる、よ」
しかし、2人はそんなマヤを信じてくれるという。
マヤは少し目頭が熱くなった。
「ありがとね、2人とも。それじゃあエメリンはオリガの魔法を迎撃して、オリガの防御魔法を解除して、私達に防御魔法をかけてほしいんだけど、大丈夫かな?」
「任せて下さい。それくらいならなんの問題もありません」
そのくらい、と軽くエメリンは言っているが、最低でも3つの魔法を並行して発動する必要があるため、極めて高度なことである。
エメリンにしてみれば”そのくらい”なのかもしれないが、普通の魔法使いにはどんなに頑張っても無理だろう。
「さっすがエメリンさん。じゃあお願いね」
マヤはエメリンに魔法の処理を任せると、カーサとともに再びオリガへと向かっていく。
「はあ……オリガ、あなたという子は、本当にどれだけ私を心配させれば気が済むのかしら?」
オリガが次々と発動する魔法をさばきながら、エメリンはゆっくりとオリガに近づいていく。
「あなたがいなくなった時、私本当に心配したのよ? だから帰って来てくれたときは本当に嬉しかったし、今回あなたに危険があるかもしれないと思ったときは、本当に気が気じゃなかったのよ?」
オリガはいくら魔法を発動してもすぐに迎撃されることに焦りを感じ始めたのか、一度に発動する魔法の数を増やす。
「だから、そんな子にはしっかりお仕置きしておかないとね?」
エメリンは、目の前一面に広がっていたオリガの魔法を、すべて魔法で迎撃する。
「今のあなたに言っても仕方ないのかもしれないけれど、一応言っておくわね。あなた昔から、魔法を発動する時にちょっと癖があるわよね? 観察力が高い敵と戦う時には弱点になるから直しなさい、って言ったわよね?」
「…………」
「やっぱり聞こえてないみたいね。ほら、それは炎の攻撃魔法でしょ? それからそれは雷の攻撃魔法、今度は幻覚の魔法ね」
エメリンはオリガの僅かな癖から次発動する魔法を理解して次々とそれを打ち消す魔法を放っていく。
「ほら、マヤさん、今ならいけますよ?」
「うん! ありがとう、エメリンさん。カーサ、最後の直撃コースのやつだけ頼むよ!」
マヤは位置的にエメリンが迎撃できない位置から放たれた攻撃魔法への対処をカーサに任せ、とにかくオリガまでの距離を詰めていく。
「まか、せて!」
カーサがマヤに迫る最後の攻撃魔法を斬り裂いた直後、マヤはオリガの頭に手を乗せていた。
「届いた。いっくよー! 強化!!」
叫びとともにマヤの手から溢れ出した強化魔法の光の粒子が、オリガの体を包み込んだ。
「みたい。流石、ファムランドさん」
マヤは戦闘の途中でファムランドの方を確認し、戦闘が終了していることを確認した。
詳しい経緯までは見る余裕がなかったが、ひとまずあちらは方がついたようである。
「こっちもどうにかしたいんだけど、カーサ、どうにかできそう?」
「どうにか、できたら、とっくに、やってる。オリガさん、強すぎて、どうにも、できない」
「やっぱりそうか……」
マヤとカーサが話している間にも、オリガの魔法は次々と2人に襲いかかってきている。
マヤはシロちゃんの機動力と防御魔法で、カーサは自身の身のこなしで魔法を避けながら話しているのだ。
「やっぱり、魔法が、強い人が、1人、ほしい」
「そうだね。ただ、オリガと魔法を撃ち合える人って言うとなかなかいないだろうから、どうしたもんかなって感じだけど」
「確かに。困った……」
結局のところ、ただ魔法が使える人がいても意味がないのだ。
オリガと魔法を撃ち合って、魔法による攻撃がこちらに来ないようにできるだけの魔法使いである必要がある。
「とりあえず時間を稼いでみるしかないかな? もしかしたらあの装置も永遠に動かせるわけじゃないかもしれないし」
正直、マノロ将軍の使っている魔人制御装置に使用時間制限がある、というのは希望的観測でしかない。
それでも、今のマヤにはそれしか方法が思いつかなかった。
「とりあえず、このまましばらく戦おう。大丈夫、カーサ?」
「大丈夫、まだしばらく、いける、よ」
「よーしっ! それじゃあもうしばらくやってみよう!」
マヤは再びオリガに攻撃を仕掛け始めた。
***
「やっぱりそろそろ無理じゃない?」
とりあえず攻撃し続けるしかない、という結論を出してから十数分後、マヤは終わりのない戦いに限界を感じていた。
「うん、もう、無理、かも」
攻撃しても攻撃しても、オリガに攻撃は届かず、オリガの攻撃はすべてこちらに届くため、こちらは避けるしかない。
こんな戦いを続けていれば、どちらの方が先に疲れ果てるかなど考えるまでもなかった。
「本当、どうすればいいかなあ……」
マヤが困り果てていると、本来ここにはいないはずの人物の声が聞こえてきた。
「マヤさん! 実はマノロ将軍が――――これは……そうですか、遅かったようですね」
「エメリンさん!? どうしてここに……」
「妖精の杖の部品にされていたエルフの少女たちに、僅かですが魔人化の兆候があったんです。それで、もしかしたらマノロ将軍は魔人化関連の技術を持っているのではないか、と思いまして」
「それでオリガが心配になって飛んできたってこと?」
「そういうことです。残念ながら遅かったようですが……」
エメリンはマヤと話しながらも、オリガが放つ魔法を次々と自身の魔法で迎撃していく。
「そんなことないよ! 最高のタイミングだよ。今ならまだ間に合うよ!」
「どういうことですか?」
「私に作戦があるの。オリガの動きを止めて、オリガに私が触れられるようにしてくれたら、後は私がなんとかするよ。細かいところは説明してられないから、私を信じて、としか言えないけど……」
レオノルの支配を上書きしたマヤの強化魔法なら、マノロ将軍の魔人制御装置による支配くらいどうにかできると思うのだが、正直確信はなかった。
「そういうことなら、私はマヤさんを信じます」
「私も、信じてる、よ」
しかし、2人はそんなマヤを信じてくれるという。
マヤは少し目頭が熱くなった。
「ありがとね、2人とも。それじゃあエメリンはオリガの魔法を迎撃して、オリガの防御魔法を解除して、私達に防御魔法をかけてほしいんだけど、大丈夫かな?」
「任せて下さい。それくらいならなんの問題もありません」
そのくらい、と軽くエメリンは言っているが、最低でも3つの魔法を並行して発動する必要があるため、極めて高度なことである。
エメリンにしてみれば”そのくらい”なのかもしれないが、普通の魔法使いにはどんなに頑張っても無理だろう。
「さっすがエメリンさん。じゃあお願いね」
マヤはエメリンに魔法の処理を任せると、カーサとともに再びオリガへと向かっていく。
「はあ……オリガ、あなたという子は、本当にどれだけ私を心配させれば気が済むのかしら?」
オリガが次々と発動する魔法をさばきながら、エメリンはゆっくりとオリガに近づいていく。
「あなたがいなくなった時、私本当に心配したのよ? だから帰って来てくれたときは本当に嬉しかったし、今回あなたに危険があるかもしれないと思ったときは、本当に気が気じゃなかったのよ?」
オリガはいくら魔法を発動してもすぐに迎撃されることに焦りを感じ始めたのか、一度に発動する魔法の数を増やす。
「だから、そんな子にはしっかりお仕置きしておかないとね?」
エメリンは、目の前一面に広がっていたオリガの魔法を、すべて魔法で迎撃する。
「今のあなたに言っても仕方ないのかもしれないけれど、一応言っておくわね。あなた昔から、魔法を発動する時にちょっと癖があるわよね? 観察力が高い敵と戦う時には弱点になるから直しなさい、って言ったわよね?」
「…………」
「やっぱり聞こえてないみたいね。ほら、それは炎の攻撃魔法でしょ? それからそれは雷の攻撃魔法、今度は幻覚の魔法ね」
エメリンはオリガの僅かな癖から次発動する魔法を理解して次々とそれを打ち消す魔法を放っていく。
「ほら、マヤさん、今ならいけますよ?」
「うん! ありがとう、エメリンさん。カーサ、最後の直撃コースのやつだけ頼むよ!」
マヤは位置的にエメリンが迎撃できない位置から放たれた攻撃魔法への対処をカーサに任せ、とにかくオリガまでの距離を詰めていく。
「まか、せて!」
カーサがマヤに迫る最後の攻撃魔法を斬り裂いた直後、マヤはオリガの頭に手を乗せていた。
「届いた。いっくよー! 強化!!」
叫びとともにマヤの手から溢れ出した強化魔法の光の粒子が、オリガの体を包み込んだ。
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