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第2巻第4章 バニスター反攻作戦
隠し通路
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「案外すんなり入れたね」
暗闇に閉ざされた隠し通路を魔物に乗って進みながら、マヤは後ろに乗っているオリガに話しかける。
「そうですね。レオノルさんのおかげですね」
「そんなそんな、私はただ隠し通路のことを知ってただけですから」
オリガに褒められたレオノルは謙遜してそんなことを言っているが、その知っていることが重要なのだ。
「そんな謙遜なさらないで下さい。それにすごかったですよ、さっきの商店でのあれ」
「ううっ、あれはもう忘れてください……」
オリガの言っているあれとは、隠し通路の入り口を偽装している商店の店主とレオノルのやり取りのことだ。
「私にはレオノルさんみたいな女の武器はありませんからね。羨ましいです」
「そうだよ、レオノルがあの店主を誘惑してくれてる間に、私達が通路の中に入れたんだから」
レオノルが隠し通路の存在を知っていて、その見張りでもある商店の店主顔見知りだとしても、見ず知らずのマヤたちが一緒にいれば流石に隠し通路へは通してくれないだろう。
そこでマヤたちは、まずレオノルに店主と話して隠し通路の入り口を開けてもらい、その後レオノルが店主を引き付けている間にオリガの魔法で透明無音化したマヤたちが入り口をくぐるという方法をとったのだ。
「店主の人、レオノルさんに、夢中、だった。私じゃ、あんなこと、できない」
「カーサはスタイルいいし、やろうと思ったらできるんじゃない?」
「そう、かな?」
カーサは言われて自分の体を見下ろす。
そこには視界を遮る大きな膨らみが2つあった。
「これ、剣、振る時に、邪魔、だったん、だけど、役に、立つ?」
カーサは大きな胸を持ち上げてぽよぽよさせる。
「うんうん、私やオリガよりはうまくいくと思うよ?」
「マヤさんだって身長の割に胸大きいですよね? そういうの好きな男の人って多いと思いますよ」
「ええっ!? 私が!? いやー、それは流石にちょっと……」
確かにこちらに来て初めて鏡を見たときは、なかなかな美少女に転生して、胸も身長の割には大きいんじゃないか、とまだ男目線だった当時のマヤも思ったものだが、じゃあ自分が男性を誘惑できるかといえば話は別だ。
「そんなこと言ったらオリガだって、オリガみたいな小さい女の子が好きな男の人だっているかもしれないよ?」
「そんな変態にだけ使える誘惑になんの意味があるんですか……」
「へんた――いや、何でもない……」
転生する前どちらかといえば小柄な女性が好きだったマヤは、オリガに変態呼ばわりされた気がして思わず反論しそうになったがなんとか思いとどまった。
「どうしたんですか?」
「ううん、なんでもない。それよりファムランド、レオノルさんが店主を誘惑したわけだけど、恋人として思うところはないの?」
これ以上追及されると確実にボロが出て、みんなにマヤが小さな女の子は好きな変態だと思われてしまうかもしれない。
そうなっては困るので、マヤは話題をやや強引に変えた。
「ん? まあ気分のいいもんじゃねーが、俺はそんな器の小せえ男じゃねーよ。レオノルが俺を好きだってんだから、俺はそれを信じるだけだ」
「はあああ……やっぱりファムランドって男前だよね」
「そうか? でも惚れるなよ?」
「まさか、私は私より弱い男に惚れたりしないよ」
「がははは、こりゃ手厳しい」
マヤとファムランドが話していると、ファムランドの後ろに乗っているレオノルが恥ずかしそうにうつむいていた。
「どうしたの、レオノルさん?」
「ふぇっ!? いえその、やっぱりファムランドさんのことが好きだなあ、と」
レオノルは陶然とファムランドを見つめている。
「……えーっと、レオノルさんってあんな感じだったっけ?」
あまりにもド直球すぎる惚気っぷりに、マヤは思わず半眼で後ろの2人に問いかける。
「いえ、もっとクールな感じの方だったと思いますが……」
「恋は、盲目。しかたない、のかも?」
「なんですかその目は! そもそも全部陛下のせいでしょう!?」
「そうかもしれないけどさ、別に私がレオノルさんを操ってるわけじゃないじゃん?」
「うぐっ……それは、そうですけど……」
「だからただ単にレオノルさんがファムランドのことを好きすぎるのが原因ってことじゃん?」
「はい……」
「でしょう? でもまあ、安心してよ。私たちも今のレオノルさんが悪いって言ってるわけじゃないんだよ? ね、オリガ? カーサ?」
「そうですね。以前のクールなレオノルさんも素敵でしたけど、今の恋するレオノルさんも可愛くて好きですよ。ちょっと羨ましくてからかっちゃうこともありますけど」
オリガはレオノルに微笑みかける。
「うん、今の、レオノルさん、かわいい。いいと、思う」
カーサはレオノルに親指を立てた右手を付き出す。
「そ、そうでしょうか? 変じゃないですか?」
「全然変じゃないって! ファムランドもそう思うでしょう?」
「……そもそもお前さんたち俺がいる前でそういう話するんじゃねーよ、恥ずかしいじゃねーか」
「えー、いいじゃん別に。元はと言えばファムランドがレオノルさんをときめかせちゃったのがいけないんだし」
「別に俺はそんなつも――――静かにっ」
ファムランドは話の途中で急に緊張を強めると、鋭くみんなに警告する。
「どうしたのファムランド、まさか誤魔化そうと――――むぐっ」
ファムランドの警告の意味が今ひとつわかっておらず言葉を返したマヤの口を、後ろからオリガが塞いだ。
「マヤさん、少しだけ静かにしてください。前から誰か来ます」
「!? ぷはっ……誰? って、こんなところにいるのはバニスター兵しかいないか」
声を潜めて尋ねるマヤに、レオノルは静かに頷いた。
「おそらくそうでしょう。足音は6つ、ゆっくりとしていますが全員同じリズムで歩いています。相当な手練でしょうね」
「カーサさん、お願いできますか?」
「いいけど、夜目が、効くように、魔法を、かけて、ほしい」
カーサの要望に、オリガは頷いて呪文を倡える。
「どうでしょう? 日中と同じくらい見えるようになったはずですが」
「うん、よく見える、敵は、うん、確かに、6人。 まあ、何人いても、いっしょ、だけど」
それだけ言うと、カーサの姿が音もなく消えた。
そして数瞬後、前方から剣戟の音が10回ほど聞こえ、すぐに静かになった。
「やって、きた」
しばらくして歩いて帰ってきたカーサが、マヤたちのところに戻ってくる。
「殺してないよね?」
「うん、多分、死んで、ないはず。少なくとも、斬っては、ない」
「ありがとうね、私のわがままに付き合ってくれて」
「大丈夫。でも、本当に、危なかったら、殺すよ?」
「それはもちろん。カーサの命の方が大切だもん」
「うん、それなら、できるだけ、頑張る」
マヤはカーサの頭を撫でてあげる。
マヤがジャンプしないと乗れないほど大きなシロちゃんに乗っていても、身長の高いカーサの頭を撫でるのは大変だった。
「よしよし、カーサはいい子だね」
「やった、褒められた」
カーサはマヤに撫でられて目を細めている。
「あー、ズルいですよカーサさんだけー! 私だって魔法で補助したんですから」
「あはは、ごめんごめん。オリガも偉い偉い」
マヤは空いている方の手でオリガの頭もなでてあげる。
それを見たレオノルは、何かを訴えるような視線をファムランドに向ける。
「ほれ、これでいいか?」
ファムランドはレオノルの視線に気づき、その柔らかな髪を撫でる。
「…………っ!? 嬉しい、です」
「そうかそうか、そいつぁ良かった」
敵地の真ん中でこんな呑気なことをしていたマヤたちだったが、その後も一行は順調に隠し通路を進んでいった。
敵は事前に発見し、交代で無力化して進み、シロちゃんたちの機動力のおかげもあって、マヤたちは1日かからずにマノロ将軍の部屋につながるドアの前までたどり着いたのだった。
暗闇に閉ざされた隠し通路を魔物に乗って進みながら、マヤは後ろに乗っているオリガに話しかける。
「そうですね。レオノルさんのおかげですね」
「そんなそんな、私はただ隠し通路のことを知ってただけですから」
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「そんな謙遜なさらないで下さい。それにすごかったですよ、さっきの商店でのあれ」
「ううっ、あれはもう忘れてください……」
オリガの言っているあれとは、隠し通路の入り口を偽装している商店の店主とレオノルのやり取りのことだ。
「私にはレオノルさんみたいな女の武器はありませんからね。羨ましいです」
「そうだよ、レオノルがあの店主を誘惑してくれてる間に、私達が通路の中に入れたんだから」
レオノルが隠し通路の存在を知っていて、その見張りでもある商店の店主顔見知りだとしても、見ず知らずのマヤたちが一緒にいれば流石に隠し通路へは通してくれないだろう。
そこでマヤたちは、まずレオノルに店主と話して隠し通路の入り口を開けてもらい、その後レオノルが店主を引き付けている間にオリガの魔法で透明無音化したマヤたちが入り口をくぐるという方法をとったのだ。
「店主の人、レオノルさんに、夢中、だった。私じゃ、あんなこと、できない」
「カーサはスタイルいいし、やろうと思ったらできるんじゃない?」
「そう、かな?」
カーサは言われて自分の体を見下ろす。
そこには視界を遮る大きな膨らみが2つあった。
「これ、剣、振る時に、邪魔、だったん、だけど、役に、立つ?」
カーサは大きな胸を持ち上げてぽよぽよさせる。
「うんうん、私やオリガよりはうまくいくと思うよ?」
「マヤさんだって身長の割に胸大きいですよね? そういうの好きな男の人って多いと思いますよ」
「ええっ!? 私が!? いやー、それは流石にちょっと……」
確かにこちらに来て初めて鏡を見たときは、なかなかな美少女に転生して、胸も身長の割には大きいんじゃないか、とまだ男目線だった当時のマヤも思ったものだが、じゃあ自分が男性を誘惑できるかといえば話は別だ。
「そんなこと言ったらオリガだって、オリガみたいな小さい女の子が好きな男の人だっているかもしれないよ?」
「そんな変態にだけ使える誘惑になんの意味があるんですか……」
「へんた――いや、何でもない……」
転生する前どちらかといえば小柄な女性が好きだったマヤは、オリガに変態呼ばわりされた気がして思わず反論しそうになったがなんとか思いとどまった。
「どうしたんですか?」
「ううん、なんでもない。それよりファムランド、レオノルさんが店主を誘惑したわけだけど、恋人として思うところはないの?」
これ以上追及されると確実にボロが出て、みんなにマヤが小さな女の子は好きな変態だと思われてしまうかもしれない。
そうなっては困るので、マヤは話題をやや強引に変えた。
「ん? まあ気分のいいもんじゃねーが、俺はそんな器の小せえ男じゃねーよ。レオノルが俺を好きだってんだから、俺はそれを信じるだけだ」
「はあああ……やっぱりファムランドって男前だよね」
「そうか? でも惚れるなよ?」
「まさか、私は私より弱い男に惚れたりしないよ」
「がははは、こりゃ手厳しい」
マヤとファムランドが話していると、ファムランドの後ろに乗っているレオノルが恥ずかしそうにうつむいていた。
「どうしたの、レオノルさん?」
「ふぇっ!? いえその、やっぱりファムランドさんのことが好きだなあ、と」
レオノルは陶然とファムランドを見つめている。
「……えーっと、レオノルさんってあんな感じだったっけ?」
あまりにもド直球すぎる惚気っぷりに、マヤは思わず半眼で後ろの2人に問いかける。
「いえ、もっとクールな感じの方だったと思いますが……」
「恋は、盲目。しかたない、のかも?」
「なんですかその目は! そもそも全部陛下のせいでしょう!?」
「そうかもしれないけどさ、別に私がレオノルさんを操ってるわけじゃないじゃん?」
「うぐっ……それは、そうですけど……」
「だからただ単にレオノルさんがファムランドのことを好きすぎるのが原因ってことじゃん?」
「はい……」
「でしょう? でもまあ、安心してよ。私たちも今のレオノルさんが悪いって言ってるわけじゃないんだよ? ね、オリガ? カーサ?」
「そうですね。以前のクールなレオノルさんも素敵でしたけど、今の恋するレオノルさんも可愛くて好きですよ。ちょっと羨ましくてからかっちゃうこともありますけど」
オリガはレオノルに微笑みかける。
「うん、今の、レオノルさん、かわいい。いいと、思う」
カーサはレオノルに親指を立てた右手を付き出す。
「そ、そうでしょうか? 変じゃないですか?」
「全然変じゃないって! ファムランドもそう思うでしょう?」
「……そもそもお前さんたち俺がいる前でそういう話するんじゃねーよ、恥ずかしいじゃねーか」
「えー、いいじゃん別に。元はと言えばファムランドがレオノルさんをときめかせちゃったのがいけないんだし」
「別に俺はそんなつも――――静かにっ」
ファムランドは話の途中で急に緊張を強めると、鋭くみんなに警告する。
「どうしたのファムランド、まさか誤魔化そうと――――むぐっ」
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「マヤさん、少しだけ静かにしてください。前から誰か来ます」
「!? ぷはっ……誰? って、こんなところにいるのはバニスター兵しかいないか」
声を潜めて尋ねるマヤに、レオノルは静かに頷いた。
「おそらくそうでしょう。足音は6つ、ゆっくりとしていますが全員同じリズムで歩いています。相当な手練でしょうね」
「カーサさん、お願いできますか?」
「いいけど、夜目が、効くように、魔法を、かけて、ほしい」
カーサの要望に、オリガは頷いて呪文を倡える。
「どうでしょう? 日中と同じくらい見えるようになったはずですが」
「うん、よく見える、敵は、うん、確かに、6人。 まあ、何人いても、いっしょ、だけど」
それだけ言うと、カーサの姿が音もなく消えた。
そして数瞬後、前方から剣戟の音が10回ほど聞こえ、すぐに静かになった。
「やって、きた」
しばらくして歩いて帰ってきたカーサが、マヤたちのところに戻ってくる。
「殺してないよね?」
「うん、多分、死んで、ないはず。少なくとも、斬っては、ない」
「ありがとうね、私のわがままに付き合ってくれて」
「大丈夫。でも、本当に、危なかったら、殺すよ?」
「それはもちろん。カーサの命の方が大切だもん」
「うん、それなら、できるだけ、頑張る」
マヤはカーサの頭を撫でてあげる。
マヤがジャンプしないと乗れないほど大きなシロちゃんに乗っていても、身長の高いカーサの頭を撫でるのは大変だった。
「よしよし、カーサはいい子だね」
「やった、褒められた」
カーサはマヤに撫でられて目を細めている。
「あー、ズルいですよカーサさんだけー! 私だって魔法で補助したんですから」
「あはは、ごめんごめん。オリガも偉い偉い」
マヤは空いている方の手でオリガの頭もなでてあげる。
それを見たレオノルは、何かを訴えるような視線をファムランドに向ける。
「ほれ、これでいいか?」
ファムランドはレオノルの視線に気づき、その柔らかな髪を撫でる。
「…………っ!? 嬉しい、です」
「そうかそうか、そいつぁ良かった」
敵地の真ん中でこんな呑気なことをしていたマヤたちだったが、その後も一行は順調に隠し通路を進んでいった。
敵は事前に発見し、交代で無力化して進み、シロちゃんたちの機動力のおかげもあって、マヤたちは1日かからずにマノロ将軍の部屋につながるドアの前までたどり着いたのだった。
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