29 / 324
第1巻第3章 ハーフエルフを探せ
クロエの真意
しおりを挟む
「クロエ、どうしたんですか? 何があなたにそこまでさせるんです?」
諦めないクロエを決して怪我をさせないように追い詰め続けたオリガは、体力も魔力も尽き果て、とうとう立っていられなくなったクロエのそばに歩み寄る。
「…………」
すぐ側に立ったオリガの影の中で、クロエはうつむいて顔をあげようとしない。
話そうとしない妹に幼い頃の面影を感じたオリガは、ゆっくりと息を吐くと、静かに話し始めた。
「さっき、ジョン王子の声が聞こえてきました」
「…………」
一瞬ピクッと肩を震わせたクロエだったが、話し始めることはなかった。
「今ジョン王子とあなたがしている私達の村への襲撃は、あなたの望みだそうですね」
「っ!? ジョンちゃん……どうして……」
「ねえクロエ、どうしてこんなことをしたのか、お姉ちゃんに教えてくれない?」
オリガは昔クロエと話していた時の様に、優しくクロエに呼びかける。
「お姉ちゃん……」
顔を上げたクロエの目元にはいっぱいの涙が今にも溢れそうになっていた。
体は大きくなっても泣き虫なところは変わっていないらしい。
オリガはそっとその頭に手を置いた。
「お姉ちゃんが悪かったなら謝るから。もうこんなことやめて、ね?」
「違うよ! お姉ちゃんは悪くない!」
オリガに頭を撫でられながら、クロエは強い口調でそう言って、激しく首を振った。
「クロエ?」
「最初はお姉ちゃんが私を置いていったんだって思ったの。お姉ちゃんひどい、って。でも、でもね、いつも私をいじめてた奴らの一人を問い詰めたら……」
そこまで聞いて、オリガはすべてを察した。
クロエは、オリガが出ていった本当の理由を知っているのだ。
「クロエ、まさかあなた……」
「うん、知ってるよ、お姉ちゃんが村を出ていった理由。私それを聞いてあいつらのこと本当に許せなかったし、自分の弱さも許せなかったの。だから、外に行って修行しようって」
後先考えずに村を出ていったクロエを、たまたま近くの平原に狩りに来ていたジョン王子の父が魔法使いとして採用し、そのままジョン王子の教育係兼王国お抱えの魔法使いとして、今日まで生きて来たらしい。
エルフより魔力量の低い人間の魔法使いは、あの手この手で魔力を節約する。
その技術を身につけることで、クロエは急速に力をつけていった。
「でも、それなら普通に帰って来て私達をいじめていた奴らだけに復讐をすればよかったんじゃないの?」
「ううん、それじゃ意味ないよ。だって、あいつらが私達をいじめてたのは、大人がそれを止めなかったからだもん」
「それはそうだけど……ん?」
そこまで話して、オリガは気がついた。
「ねえクロエ、それじゃああなたの目的は、村の大人たちにハーフエルフやダークエルフを差別しないことを約束させる、とかそういうことなの?」
オリガは頬を引きつらせながらクロエに尋ねる。
オリガは自分の予想が当たっていてほしいような、当たっていてほしくないような複雑な気分だった。
「うん、だいたいそんな感じ」
クロエの言葉に、マヤは内心頭を抱える。
「えーっと、それならもう―――」
どう説明したものか悩むオリガに、ちょうどよく近くの魔物を片付けたらしい村長のジョセフが走ってきた。
「オリガさーん、そちらは大丈夫ですかー!」
「村長! お姉ちゃん逃げないと!」
「いや、大丈夫だよクロエ」
「え? どういうこと?」
かつて公然と純血至上主義を掲げ、人との混血であるハーフエルフはもちろん、純粋なエルフではないと言ってダークエルフをも差別の対象としていたジョセフしか知らないクロエは、オリガが何を言っているのか理解できなかった。
姉の言葉に困惑するクロエは、やってきたジョセフによってより困惑することになる。
「大丈夫ですかオリガさん? そちらのハーフエルフ方は? 見かけない顔ですが……」
「こっちは大丈夫ですよ、村長。それより、他の方に加勢してあげて下さい。ほら、あっちの方とか大変そうですよ」
「おお、確かにそうですね。それに、村一番の魔法使いであるオリガさんに加勢する必要もありませんでした。それでは、ハーフエルフの方オリガさんにおまかせして、あちらに行ってきますね!」
「…………」
オリガが指さした方に走っていくジョセフを、クロエは目を大きく見開いて信じられないものを見るような目で見ていた。
しばらくそのまま呆然としていたが、やがてゆっくりとオリガの方に向き直る。
「お姉ちゃん、今の本当にあの村長? お姉ちゃんのこと助けに来たし、私のこと知らなかったし、それに……」
「私達の事心配してたでしょ?」
「うん。ねえお姉ちゃん、村長に何があったの?」
「それはね―――」
オリガはつい先日村長の身に起こった事をかいつまんで説明した。
「じゃああのマヤって魔物使いが操られてた村長をもとに戻してくれたから、村長はあんな感じになってるって事?」
「そういうこと。だからねクロエ、もうこんなことしなくていいの」
「そう、なんだ……そっか………そっか……」
クロエは噛みしめるように言うと、次第に嗚咽をもらし始める。
オリガはクロエが泣き止むまで、大きな妹をそっと抱きしめていた。
***
「ジョンちゃーん!」
「うぷっ!? ちょ、ちょっとクロ姉!? どうしたんだよ突然!」
四方八方からジョン王子に襲いかかる魔物を、ジョン王子が華麗な身のこなしと剣技でかわす、そんな攻防を何度か繰り返した後、一瞬生まれた戦いの隙間に、ジョン王子は横から飛びついてきたクロエにそのまま押し倒されていた。
ジョン王子は今まで、死角を突いたマヤの魔物による攻撃も、まるで見えているかのようのかわし続けていた。
しかし今は、ただ普通に横から突っ込んできたクロエに押し倒されたのだ。
それは先ほどまで戦っていた、マヤにとっては驚愕すべきことだ。
なのだが、マヤにはそれよりも気になる点があった。
「ジョンちゃん? クロねえ?」
「「っ!?」」
マヤのつぶやきを聞いた途端、ジョン王子とクロエは地面で抱き合ったまま硬直する。
しばらく無言の時間が流れた後、クロエがジョン王子から離れて立ち上がり、ジョン王子もクロエに手を貸してもらって立ち上がる。
「んんっ」
「こほんっ」
2人はわざとらしく咳払いをすると、
「それでクロエ、突然どうしたのだ」
「はい殿下、実は―――」
と何事もなかったかのように話し始めた。
クロエが先ほどオリガから聞いたことをジョン王子に話している間に、オリガがマヤのところにやってきた。
「ねえオリガ、あの2人もしかしてさあ?」
マヤは近くに来たオリガに、わざと大きな声で話しかける。
「ええ、あの2人、たぶん付き合ってますよね?」
マヤの意図を察したオリガは、少しいたずらっぽい笑みを浮かべ、こちらもわざと大きな声で話した。
「ねえ? やっぱりそうだよねえ?」
マヤたちの会話が聞こえているのだろう。
ジョン王子とクロエの顔はどんどんと赤くなっていく。
「ええ、そうですよ。あの感じ、間違いないです」
「だよねえ? いやー、すごいじゃんオリガの妹さん。だってあれでもジョン王子は王子様だからね」
「そうですね、玉の輿ですねー」
「あ、じゃあオリガは王子様のお姉さんじゃん! なになに、もしかして王族の仲間入り?」
「えー、どうなんでしょうね、それは。でも―――」
「「お願いだからもうやめて下さい!」」
執拗に冷やかすマヤとオリガに、ジョン王子とクロエは異口同音にそう叫んでいた。
叫ぶ2人の顔は、耳まで真っ赤だった。
諦めないクロエを決して怪我をさせないように追い詰め続けたオリガは、体力も魔力も尽き果て、とうとう立っていられなくなったクロエのそばに歩み寄る。
「…………」
すぐ側に立ったオリガの影の中で、クロエはうつむいて顔をあげようとしない。
話そうとしない妹に幼い頃の面影を感じたオリガは、ゆっくりと息を吐くと、静かに話し始めた。
「さっき、ジョン王子の声が聞こえてきました」
「…………」
一瞬ピクッと肩を震わせたクロエだったが、話し始めることはなかった。
「今ジョン王子とあなたがしている私達の村への襲撃は、あなたの望みだそうですね」
「っ!? ジョンちゃん……どうして……」
「ねえクロエ、どうしてこんなことをしたのか、お姉ちゃんに教えてくれない?」
オリガは昔クロエと話していた時の様に、優しくクロエに呼びかける。
「お姉ちゃん……」
顔を上げたクロエの目元にはいっぱいの涙が今にも溢れそうになっていた。
体は大きくなっても泣き虫なところは変わっていないらしい。
オリガはそっとその頭に手を置いた。
「お姉ちゃんが悪かったなら謝るから。もうこんなことやめて、ね?」
「違うよ! お姉ちゃんは悪くない!」
オリガに頭を撫でられながら、クロエは強い口調でそう言って、激しく首を振った。
「クロエ?」
「最初はお姉ちゃんが私を置いていったんだって思ったの。お姉ちゃんひどい、って。でも、でもね、いつも私をいじめてた奴らの一人を問い詰めたら……」
そこまで聞いて、オリガはすべてを察した。
クロエは、オリガが出ていった本当の理由を知っているのだ。
「クロエ、まさかあなた……」
「うん、知ってるよ、お姉ちゃんが村を出ていった理由。私それを聞いてあいつらのこと本当に許せなかったし、自分の弱さも許せなかったの。だから、外に行って修行しようって」
後先考えずに村を出ていったクロエを、たまたま近くの平原に狩りに来ていたジョン王子の父が魔法使いとして採用し、そのままジョン王子の教育係兼王国お抱えの魔法使いとして、今日まで生きて来たらしい。
エルフより魔力量の低い人間の魔法使いは、あの手この手で魔力を節約する。
その技術を身につけることで、クロエは急速に力をつけていった。
「でも、それなら普通に帰って来て私達をいじめていた奴らだけに復讐をすればよかったんじゃないの?」
「ううん、それじゃ意味ないよ。だって、あいつらが私達をいじめてたのは、大人がそれを止めなかったからだもん」
「それはそうだけど……ん?」
そこまで話して、オリガは気がついた。
「ねえクロエ、それじゃああなたの目的は、村の大人たちにハーフエルフやダークエルフを差別しないことを約束させる、とかそういうことなの?」
オリガは頬を引きつらせながらクロエに尋ねる。
オリガは自分の予想が当たっていてほしいような、当たっていてほしくないような複雑な気分だった。
「うん、だいたいそんな感じ」
クロエの言葉に、マヤは内心頭を抱える。
「えーっと、それならもう―――」
どう説明したものか悩むオリガに、ちょうどよく近くの魔物を片付けたらしい村長のジョセフが走ってきた。
「オリガさーん、そちらは大丈夫ですかー!」
「村長! お姉ちゃん逃げないと!」
「いや、大丈夫だよクロエ」
「え? どういうこと?」
かつて公然と純血至上主義を掲げ、人との混血であるハーフエルフはもちろん、純粋なエルフではないと言ってダークエルフをも差別の対象としていたジョセフしか知らないクロエは、オリガが何を言っているのか理解できなかった。
姉の言葉に困惑するクロエは、やってきたジョセフによってより困惑することになる。
「大丈夫ですかオリガさん? そちらのハーフエルフ方は? 見かけない顔ですが……」
「こっちは大丈夫ですよ、村長。それより、他の方に加勢してあげて下さい。ほら、あっちの方とか大変そうですよ」
「おお、確かにそうですね。それに、村一番の魔法使いであるオリガさんに加勢する必要もありませんでした。それでは、ハーフエルフの方オリガさんにおまかせして、あちらに行ってきますね!」
「…………」
オリガが指さした方に走っていくジョセフを、クロエは目を大きく見開いて信じられないものを見るような目で見ていた。
しばらくそのまま呆然としていたが、やがてゆっくりとオリガの方に向き直る。
「お姉ちゃん、今の本当にあの村長? お姉ちゃんのこと助けに来たし、私のこと知らなかったし、それに……」
「私達の事心配してたでしょ?」
「うん。ねえお姉ちゃん、村長に何があったの?」
「それはね―――」
オリガはつい先日村長の身に起こった事をかいつまんで説明した。
「じゃああのマヤって魔物使いが操られてた村長をもとに戻してくれたから、村長はあんな感じになってるって事?」
「そういうこと。だからねクロエ、もうこんなことしなくていいの」
「そう、なんだ……そっか………そっか……」
クロエは噛みしめるように言うと、次第に嗚咽をもらし始める。
オリガはクロエが泣き止むまで、大きな妹をそっと抱きしめていた。
***
「ジョンちゃーん!」
「うぷっ!? ちょ、ちょっとクロ姉!? どうしたんだよ突然!」
四方八方からジョン王子に襲いかかる魔物を、ジョン王子が華麗な身のこなしと剣技でかわす、そんな攻防を何度か繰り返した後、一瞬生まれた戦いの隙間に、ジョン王子は横から飛びついてきたクロエにそのまま押し倒されていた。
ジョン王子は今まで、死角を突いたマヤの魔物による攻撃も、まるで見えているかのようのかわし続けていた。
しかし今は、ただ普通に横から突っ込んできたクロエに押し倒されたのだ。
それは先ほどまで戦っていた、マヤにとっては驚愕すべきことだ。
なのだが、マヤにはそれよりも気になる点があった。
「ジョンちゃん? クロねえ?」
「「っ!?」」
マヤのつぶやきを聞いた途端、ジョン王子とクロエは地面で抱き合ったまま硬直する。
しばらく無言の時間が流れた後、クロエがジョン王子から離れて立ち上がり、ジョン王子もクロエに手を貸してもらって立ち上がる。
「んんっ」
「こほんっ」
2人はわざとらしく咳払いをすると、
「それでクロエ、突然どうしたのだ」
「はい殿下、実は―――」
と何事もなかったかのように話し始めた。
クロエが先ほどオリガから聞いたことをジョン王子に話している間に、オリガがマヤのところにやってきた。
「ねえオリガ、あの2人もしかしてさあ?」
マヤは近くに来たオリガに、わざと大きな声で話しかける。
「ええ、あの2人、たぶん付き合ってますよね?」
マヤの意図を察したオリガは、少しいたずらっぽい笑みを浮かべ、こちらもわざと大きな声で話した。
「ねえ? やっぱりそうだよねえ?」
マヤたちの会話が聞こえているのだろう。
ジョン王子とクロエの顔はどんどんと赤くなっていく。
「ええ、そうですよ。あの感じ、間違いないです」
「だよねえ? いやー、すごいじゃんオリガの妹さん。だってあれでもジョン王子は王子様だからね」
「そうですね、玉の輿ですねー」
「あ、じゃあオリガは王子様のお姉さんじゃん! なになに、もしかして王族の仲間入り?」
「えー、どうなんでしょうね、それは。でも―――」
「「お願いだからもうやめて下さい!」」
執拗に冷やかすマヤとオリガに、ジョン王子とクロエは異口同音にそう叫んでいた。
叫ぶ2人の顔は、耳まで真っ赤だった。
0
お気に入りに追加
560
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺のスキルが回復魔『法』じゃなくて、回復魔『王』なんですけど?
八神 凪
ファンタジー
ある日、バイト帰りに熱血アニソンを熱唱しながら赤信号を渡り、案の定あっけなくダンプに轢かれて死んだ
『壽命 懸(じゅみょう かける)』
しかし例によって、彼の求める異世界への扉を開くことになる。
だが、女神アウロラの陰謀(という名の嫌がらせ)により、異端な「回復魔王」となって……。
異世界ペンデュース。そこで彼を待ち受ける運命とは?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡
サクラ近衛将監
ファンタジー
女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。
シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。
シルヴィの将来や如何に?
毎週木曜日午後10時に投稿予定です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる