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34形勢逆転
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「あなたは誰です?」
イリスの問いかけに、ドアの向こうの人物が少し肩を落としたような気配がした。
「まあ覚えていなくても仕方ないね。私はイヴァン。君の主に助けてもらった。第三王子といった方がわかりやすいかな?」
「なっ……王子殿下であらせられましたか……これは失礼いたしました」
イリスは、イヴァンから見えないことを百も承知でその場に膝をつく。その気配に、イヴァンはいたずらっぽく笑う。
「あははっ、そんなにかしこまらないでくれ、イリス。君の主――いや、君の妹には命を救って貰ったんだ」
「…………殿下、なんの冗談でございましょう」
「誤魔化さなくていいよ、イリス・オールディス。君が本当は公爵令嬢であることを僕は知っている。奴隷と公爵の間の子だから、使用人として生きていることもね」
「それをどこで知ったのですか……いえ、それを知っているのは、王城でお父様だけですね。であれば遠慮なく。イヴァンさん、どうしてあなたが私を助けるのですか?」
「うーん……君の妹に助けられた、というのもあるけれど……本当のところは私にもわからないんだ。私が君の妹には助けてもらった時、後ろにいた君が捕まったと聞いて、助けてあげたいと思った。私にも、何でそう思ったのかはわからないけど……」
「そんな曖昧な理由を信じろと?」
「あははっ、だよね。でも、嘘じゃないよ。だから今はまだ信じてくれなくてもいい。でも、君が捕まった理由は教えてほしいんだ。兄上が、君の妹を邪魔しようとしているのはわかっているけど、それ以上のことは掴めていなくてね」
「まだイヴァンさんを信用したわけではありませんが……」
イリスはドアの向こうのイヴァンに、自分が捕まった経緯を説明し始めた。
***
「ジュード様、ここは?」
「ここは私の個室です。あまりに図書館で長く過ごすものですから、父が陛下に頼んで王立図書館の一室を私に貸してくれることになったのですよ」
「いいのですか? そんな個人的な空間に私達を入れてしまって……」
不安そうするセリーナに、ジュードは笑いかける。
「気にしないで下さい。非常事態ですからね。それに、他ならぬエミリア様の危機とあっては、助けないわけにはいきません」
「…………さっきから気になっていたのですが、ジュード様とエミリア様はどういったご関係なのですか?」
「へっ!?」
慌てるエミリアをちらりと見たジュードは、余裕の笑みを浮かべ
「どうやらまだ私の片思いのようです」
「ジュード様!?」
(え? え? 今私、告白された? え? ジュード様に!?)
「ふふっ、なるほどなるほど、エミリア様も隅に置けませんね。でも、安心しました」
「さて、残念ですが、今はそれどころではありません。エミリア様、こちらに来た憲兵は私が適当に誤魔化しておきます。その間に、そちらの裏口から王城へ向かって下さい。出てすぐの地下道が王城まで通じています」
それどころではないと言われても、こんな美男子に告白されて簡単に切り替えられるものではないのだが、確かに追われている今の状況をなんとかするのが先決なのは事実だ。エミリアは頬を張って無理やり気持ちを切り替える。
「わかりましたわっ」
裏口から出たエミリアとセリーナは、ジュードの言っていた地下道の入口を見つけ、王城へと急いだ。
***
「どうやったかは分からないが、お前ならここの来ると思っていたぞ」
王城内の王の間に続く廊下で、エミリアとセリーナは、クレイスと対峙していた。
「あら、クレイス様にはお見通しでしたのね」
『それは私が貴様に教えてやったからだろう?』
「黙れ!」
「何をそんなに怒っているのですの?」
「……お前には関係ないことだ」
「まあそうですわね。私が来た理由はおわかりでしょう?」
「もちろんだ。お前の使用人の件だろう?」
「ええ。それと――」
「エミリに何をしたのですか、殿下!」
「セリーナ、まさか君がエミリアと協力するとは思っていなかった。念のため君をエミリに見張らせていて正解だったな」
「エミリっ!」
クレイスの後ろから現れたエミリは、気まずそうにセリーナから目をそらした。
「残念だが、君の使用人は私の味方だ。なあ?」
「…………はい」
「エミリ……」
「どんな汚い手を使ったのか知りませんが、うまくやったものですわ」
「なんとでも言うといい。私はお前の医学を潰せればそれで良いのだからな」
クレイスの言葉に、エミリアが何か言う間もなく、隣のセリーナが吠える。
「なんてことをいうのです! クレイス殿下、あなたも医学を素晴らしさを認めていたではないですか! 何があったのですか!」
「お前には関係ないことだ、セリーナ。大人しくしていないと――」
クレイスは腰から掛けていた剣を抜くと、エミリの首筋に突きつける。エミリは抵抗することなく、そこから動かない。
「――こいつがどうなっても知らんぞ?」
「エミリっ!」
「一体、私の医学の何がそこまで気に食わないのですか?」
「お前はやりすぎたのだ。この世界にそこまでの医学は不要だ」
「何を根拠そんなことを……」
「根拠など不要だ! 次期国王である私が気に食わないのだから、邪魔して何が悪い! 我が憲兵たちよ! ここにいる逆賊を捕らえよ!」
クレイスの呼びかけで、クレイスの後ろから憲兵達が現れる。同時に、エミリア達の後ろにも憲兵が現れ、退路を塞がれる。
「エミリア様……」
「ええ、まずいですわ」
「セリーナは傷つけるな。エミリアは多少怪我させても構わん」
その言葉を合図に、憲兵たちがエミリアとセリーナに殺到する。しかし、憲兵達の手がエミリアに触れそうになった瞬間……
「「「ぐはっ!!!?」」」
憲兵達がエミリアを中心に、なにかに弾かれたように吹き飛んだ。
「一体何が……」
エミリアも憲兵も、何が起きたのか分からず硬直する。しかし、そこは憲兵に選ばれるほどの実力者達、すぐに冷静さを取り戻し、今度はエミリアへとジリジリと距離を詰める。
「ジュード様に感謝しなければなりませんね」
今度は何も起こらず、エミリアが憲兵に取り押さえられる寸前、聞き慣れた声と共に、周りにいた憲兵たちが次々に倒れていった。
「イリスっ!」
「遅くなりました、お嬢様。それと、この度はご迷惑を……」
「いいのよ……っ! あなたが無事ならそれで! 良かったわ、本当に……」
エミリアがイリスとの再会を喜んでいると――
「イヴァン! 貴様いったいどういうつもりだ!」
イヴァン王子がエミリを抱えてこちらにやってきた。
「イヴァン殿下……私はクレイス殿下に逆らうわけには……」
「人質だろう? それなら安心すると良い」
「お姉さま~~~!」
「セシリーっ!」
走ってきた少女を、エミリは抱き止める。
「セシリーを人質に取らられてましたのね」
「はい……申し訳ございません、お嬢様。罰を受ける覚悟はできております」
「妹を人質に取られていたのでは仕方ありません。不問とします」
「お嬢様……」
イリスとエミリは救出された。完全に形勢逆転である。
「さて、ここからどうするつもりです? クレイス様?」
「まさかイヴァンまでお前の味方をするとは……だが、私が第一王子であることに変わりはない! 私が認めねば、アルコールの生産は――」
「クレイス! 貴様、エミリアのアルコール生産を停止させているとは本当か!」
「父上……!? イヴァンっ! 貴様!」
王にクレイスがしたことを伝えたイヴァンは素知らぬ顔で聞き流す。
「やはり事実なのだな! クレイス、今すぐ私について来い! エミリア、お主にも後で話がある。今日は王城に泊まってくれるか」
「かしこまりました、陛下」
クレイスを連れて行く王を見ながら、エミリアは膝をつき恭しく頭を下げた。
イリスの問いかけに、ドアの向こうの人物が少し肩を落としたような気配がした。
「まあ覚えていなくても仕方ないね。私はイヴァン。君の主に助けてもらった。第三王子といった方がわかりやすいかな?」
「なっ……王子殿下であらせられましたか……これは失礼いたしました」
イリスは、イヴァンから見えないことを百も承知でその場に膝をつく。その気配に、イヴァンはいたずらっぽく笑う。
「あははっ、そんなにかしこまらないでくれ、イリス。君の主――いや、君の妹には命を救って貰ったんだ」
「…………殿下、なんの冗談でございましょう」
「誤魔化さなくていいよ、イリス・オールディス。君が本当は公爵令嬢であることを僕は知っている。奴隷と公爵の間の子だから、使用人として生きていることもね」
「それをどこで知ったのですか……いえ、それを知っているのは、王城でお父様だけですね。であれば遠慮なく。イヴァンさん、どうしてあなたが私を助けるのですか?」
「うーん……君の妹に助けられた、というのもあるけれど……本当のところは私にもわからないんだ。私が君の妹には助けてもらった時、後ろにいた君が捕まったと聞いて、助けてあげたいと思った。私にも、何でそう思ったのかはわからないけど……」
「そんな曖昧な理由を信じろと?」
「あははっ、だよね。でも、嘘じゃないよ。だから今はまだ信じてくれなくてもいい。でも、君が捕まった理由は教えてほしいんだ。兄上が、君の妹を邪魔しようとしているのはわかっているけど、それ以上のことは掴めていなくてね」
「まだイヴァンさんを信用したわけではありませんが……」
イリスはドアの向こうのイヴァンに、自分が捕まった経緯を説明し始めた。
***
「ジュード様、ここは?」
「ここは私の個室です。あまりに図書館で長く過ごすものですから、父が陛下に頼んで王立図書館の一室を私に貸してくれることになったのですよ」
「いいのですか? そんな個人的な空間に私達を入れてしまって……」
不安そうするセリーナに、ジュードは笑いかける。
「気にしないで下さい。非常事態ですからね。それに、他ならぬエミリア様の危機とあっては、助けないわけにはいきません」
「…………さっきから気になっていたのですが、ジュード様とエミリア様はどういったご関係なのですか?」
「へっ!?」
慌てるエミリアをちらりと見たジュードは、余裕の笑みを浮かべ
「どうやらまだ私の片思いのようです」
「ジュード様!?」
(え? え? 今私、告白された? え? ジュード様に!?)
「ふふっ、なるほどなるほど、エミリア様も隅に置けませんね。でも、安心しました」
「さて、残念ですが、今はそれどころではありません。エミリア様、こちらに来た憲兵は私が適当に誤魔化しておきます。その間に、そちらの裏口から王城へ向かって下さい。出てすぐの地下道が王城まで通じています」
それどころではないと言われても、こんな美男子に告白されて簡単に切り替えられるものではないのだが、確かに追われている今の状況をなんとかするのが先決なのは事実だ。エミリアは頬を張って無理やり気持ちを切り替える。
「わかりましたわっ」
裏口から出たエミリアとセリーナは、ジュードの言っていた地下道の入口を見つけ、王城へと急いだ。
***
「どうやったかは分からないが、お前ならここの来ると思っていたぞ」
王城内の王の間に続く廊下で、エミリアとセリーナは、クレイスと対峙していた。
「あら、クレイス様にはお見通しでしたのね」
『それは私が貴様に教えてやったからだろう?』
「黙れ!」
「何をそんなに怒っているのですの?」
「……お前には関係ないことだ」
「まあそうですわね。私が来た理由はおわかりでしょう?」
「もちろんだ。お前の使用人の件だろう?」
「ええ。それと――」
「エミリに何をしたのですか、殿下!」
「セリーナ、まさか君がエミリアと協力するとは思っていなかった。念のため君をエミリに見張らせていて正解だったな」
「エミリっ!」
クレイスの後ろから現れたエミリは、気まずそうにセリーナから目をそらした。
「残念だが、君の使用人は私の味方だ。なあ?」
「…………はい」
「エミリ……」
「どんな汚い手を使ったのか知りませんが、うまくやったものですわ」
「なんとでも言うといい。私はお前の医学を潰せればそれで良いのだからな」
クレイスの言葉に、エミリアが何か言う間もなく、隣のセリーナが吠える。
「なんてことをいうのです! クレイス殿下、あなたも医学を素晴らしさを認めていたではないですか! 何があったのですか!」
「お前には関係ないことだ、セリーナ。大人しくしていないと――」
クレイスは腰から掛けていた剣を抜くと、エミリの首筋に突きつける。エミリは抵抗することなく、そこから動かない。
「――こいつがどうなっても知らんぞ?」
「エミリっ!」
「一体、私の医学の何がそこまで気に食わないのですか?」
「お前はやりすぎたのだ。この世界にそこまでの医学は不要だ」
「何を根拠そんなことを……」
「根拠など不要だ! 次期国王である私が気に食わないのだから、邪魔して何が悪い! 我が憲兵たちよ! ここにいる逆賊を捕らえよ!」
クレイスの呼びかけで、クレイスの後ろから憲兵達が現れる。同時に、エミリア達の後ろにも憲兵が現れ、退路を塞がれる。
「エミリア様……」
「ええ、まずいですわ」
「セリーナは傷つけるな。エミリアは多少怪我させても構わん」
その言葉を合図に、憲兵たちがエミリアとセリーナに殺到する。しかし、憲兵達の手がエミリアに触れそうになった瞬間……
「「「ぐはっ!!!?」」」
憲兵達がエミリアを中心に、なにかに弾かれたように吹き飛んだ。
「一体何が……」
エミリアも憲兵も、何が起きたのか分からず硬直する。しかし、そこは憲兵に選ばれるほどの実力者達、すぐに冷静さを取り戻し、今度はエミリアへとジリジリと距離を詰める。
「ジュード様に感謝しなければなりませんね」
今度は何も起こらず、エミリアが憲兵に取り押さえられる寸前、聞き慣れた声と共に、周りにいた憲兵たちが次々に倒れていった。
「イリスっ!」
「遅くなりました、お嬢様。それと、この度はご迷惑を……」
「いいのよ……っ! あなたが無事ならそれで! 良かったわ、本当に……」
エミリアがイリスとの再会を喜んでいると――
「イヴァン! 貴様いったいどういうつもりだ!」
イヴァン王子がエミリを抱えてこちらにやってきた。
「イヴァン殿下……私はクレイス殿下に逆らうわけには……」
「人質だろう? それなら安心すると良い」
「お姉さま~~~!」
「セシリーっ!」
走ってきた少女を、エミリは抱き止める。
「セシリーを人質に取らられてましたのね」
「はい……申し訳ございません、お嬢様。罰を受ける覚悟はできております」
「妹を人質に取られていたのでは仕方ありません。不問とします」
「お嬢様……」
イリスとエミリは救出された。完全に形勢逆転である。
「さて、ここからどうするつもりです? クレイス様?」
「まさかイヴァンまでお前の味方をするとは……だが、私が第一王子であることに変わりはない! 私が認めねば、アルコールの生産は――」
「クレイス! 貴様、エミリアのアルコール生産を停止させているとは本当か!」
「父上……!? イヴァンっ! 貴様!」
王にクレイスがしたことを伝えたイヴァンは素知らぬ顔で聞き流す。
「やはり事実なのだな! クレイス、今すぐ私について来い! エミリア、お主にも後で話がある。今日は王城に泊まってくれるか」
「かしこまりました、陛下」
クレイスを連れて行く王を見ながら、エミリアは膝をつき恭しく頭を下げた。
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