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変化の訪れ
葦峰新 1
しおりを挟むその日もいつも通り、体験入学に来た子を案内していた。
この学校では交わることが当然であるかのように行われている。
そこでの俺の役割は見学に来た子に在校生たちのセックスを見せることだった。
ときには大人のおもちゃを与え、こちらに来れば気持ちいいことをずっとできると思い込ませるようにする。
本当にここでは毎日のようにセックスなどができるが、同時に俺にとっては味気ない日々だった。
その日来た子は意外にも俺の好みど真ん中だった。
清楚な印象があるがスタイルは抜群で、清潔にしているらしく髪からもいい匂いが漂っていた。
ほかの教師とは違い俺はここで学生生活を過ごしいていない。
しかし、俺もここの空気にだいぶ毒されているようだった。
その子―白沢雫は感情が顔に出やすいらしく、赤面したり難しい顔をしたりとなかなかに面白かった。
そして、一週したあたりからどうにも淫らな顔になっていた。
だからだろうか、近くの休憩室に連れ込み犯してしまったのは。
しかも向こうから望ませるという狡いやり方で。
一段落つく頃にはすべてが好きになっていた。
いわゆる一目惚れというやつだ。
その子が、俺を誘ってきている。
どこか子犬のような表情で、俺と付き合いたいと言っている。
俺に断る理由はない。
俺だって、もし雫がこの学校に入ったら一番に好きだと言いに行こうと決めていたんだ。
返事はしなかった。
それ以前に、目の前の彼女がどうしようもなく愛しくて、気が付けば口づけをしていた。
今度は向こうから舌を出してくる。
ゆっくりと、丁寧に舌同士でキスをする。
自分のものが勃起していくのが分かる。
雫から喘ぎ声が漏れる。
女らしい声で、感じているのが分かる。
長いキスを終えて、そういえば返事をしていなかったと思い出す。
抱き寄せて、耳元で言う。
「好きだ」
「っーー!」
雫から声にならない声が漏れた。
雫はどうやら耳元でささやかれるのに弱いようだ。
腰を抜かしてしまったらしいので抱きかかえる。
「…イっちゃった?」
「…イきました」
耳まで真っ赤にして雫が答える。
強引なのにどこか初心なのも雫のいいところなのかもしれない。
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