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第4章
超難関!入学試験(剣術編)#3
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ざわざわと周りから聞こえる・・・耳を澄まして聞くと、「なんで女子がここに?」「おいあれ、アリスじゃないか?」「美しいな・・・」「あの男うらやましいぜ」「それでも女が男に勝てるか・・?」「ばか!お前聞こえるぞ・・・!」といった声だ
「目立ってますね俺達・・・」
イヴァンがアリスに問う
「気にする必要はない、ただのヤジだ」
彼女はキッパリとそれが当然のことのように答えた
「皆さん大変お待たせいたしました!これより剣術試験を行います!」
受験者全員に聞こえるように声を上げる試験官、ざわつきが消え、皆試験官を見る
「それでは!皆さん『行ってらっしゃい!』」
試験官はそう言い手を叩く、すると地面から巨大な魔法陣が現れる
「皆さん!!くれぐれもこの魔法陣の中にいてくださいね!今出ると体が半分に分かれますので」
その言葉を最後に辺りが光に包まれる、まぶしくて手で顔を隠す
光が弱くなり消えた時、イヴァンとアリスはいつの間にか知らないところにいた
「闘技場?」
「そうみたいね・・・」
すると目の前にモニターが現れ、先ほどの試験官が画面の前にいた
「皆さん無事に来れましたね、皆さんが今いるところは仮想世界です、先ほどの魔法陣は皆さんを眠らせるために使ったものです、今皆さんには眠ってもらっています!」
モニターが変わるとそこには先ほどまでいた場所に立ったまま眠った受験者達が映っていた
「ですがいくら仮想世界といえども痛みがありますので、ご注意ください!・・・それでは!」
ここから本題に入るようだ
「皆さんが今いるところ、そこが今回の剣術試験の会場となります!、これから皆さんにその会場で三回勝負をしてもらい多く勝った者が合格となります!」
「ルールはいたってシンプル!魔法の使用禁止!純粋な剣での勝負で行ってください!剣は各試験場に設置されているものをお使いいただいても構いませんし、持ち込んだ剣を使うのもありですがくれぐれも!くれぐれも!魔法は使用してはいけませんよ!魔法で剣を作るなんてことも禁止です」
試験官は釘を刺す
「それではご検討を祈ります」
試験官が映されたモニターが閉じ、タイマーが現れた、どうやらこのタイマーは準備時間を現しているのだろう
「俺ちょっと剣を見てきますね」
イヴァンはそうアリスに言い、闘技場に置いてある剣を見る
様々な剣がある中どれを選ぶか迷うイヴァン、どれがいいのか分からなくなりスキル、翡翠眼を発動させる。
・このエリアは何らかの魔法的干渉が生じているため閲覧できません・
「・・・ここじゃあ翡翠眼は使えないのか・・・」
弱ったな・・・正直剣なんて適当に選べば楽なんだけど・・・
イヴァンはアリスをちらっと見ながら腕を組む
「女性の前でかっこ悪い姿は見せられないからな・・・・」
「剣は選んだか?」
うーん、と迷っているイヴァンにアリスは問う。
後ろから突然声をかけられたので少し驚いたイヴァン
「い・・・いえ、どの剣が良いのかさっぱりわからなくて」
「ふむ・・・」
アリスは剣立てに近寄りものの数秒で一本の剣を取り、イヴァンに渡す
「その剣を使え」
「これですか?」
「ああ、その剣はまだ使われた形跡がなく耐久性が良い、刃こぼれも一切しておらず握り具合が良いからそれにしておけ」
アリスは瞬時にその剣の状態を見たのか・・・と、イヴァンは感心する
「すごいですね、一瞬見ただけでわかるなんて」
「まぁ、私も剣士の端くれだからな、これぐらいわからないと」
アリスは笑顔でそう答える
「残り10秒を切りました、これよりカウントダウンを始めますので準備をお願いします」
タイマーのモニターからアナウンスが聞こえた
「10・・・9・・・8・・・」
イヴァンとアリスは扉の前に立つ
「7・・・6・・・5・・・」
「目指すは全勝だ、イヴァン」
カウントダウンの最中彼女は答える
「4・・・3・・・2・・・」
「足手まといにならないよう頑張ります!」
「1・・・0・・・」
扉が上に上がり広場が見え、そこには2人の対戦者が見える
「まじかよ・・・あのアリス・ペルシアが相手か」
がタイのいい男が大きな大剣を担いで言う
「それならあの男から先に潰して一対二にすればいいじゃないです?」
キヒヒっと奇妙に笑う男が答える
「・・・あの大剣男は私に任せてもらっても構わないか?」
よほどの自信があるのだろう、自分の身長の倍はある男を相手するつもりだ
「・・・じゃあ俺はあの気持ち悪い男ですね」
イヴァンはそう言い独特な剣の構えをとる、身体は低い姿勢に、剣の柄の部分を頭に近付け、刺突をする構えをとる、彼女はイヴァンの構えに驚きを見せたがすぐに剣を構える
「あの女・・・俺を狙う気だぜ、あの男を早くぶっ潰して加勢してくれよ?」
男は微笑で尋ねる
「そんなに時間はかかりませんのでご安心を」
キヒヒと気持ちの悪い声を上げる
先に動いたのは・・・・・
「目立ってますね俺達・・・」
イヴァンがアリスに問う
「気にする必要はない、ただのヤジだ」
彼女はキッパリとそれが当然のことのように答えた
「皆さん大変お待たせいたしました!これより剣術試験を行います!」
受験者全員に聞こえるように声を上げる試験官、ざわつきが消え、皆試験官を見る
「それでは!皆さん『行ってらっしゃい!』」
試験官はそう言い手を叩く、すると地面から巨大な魔法陣が現れる
「皆さん!!くれぐれもこの魔法陣の中にいてくださいね!今出ると体が半分に分かれますので」
その言葉を最後に辺りが光に包まれる、まぶしくて手で顔を隠す
光が弱くなり消えた時、イヴァンとアリスはいつの間にか知らないところにいた
「闘技場?」
「そうみたいね・・・」
すると目の前にモニターが現れ、先ほどの試験官が画面の前にいた
「皆さん無事に来れましたね、皆さんが今いるところは仮想世界です、先ほどの魔法陣は皆さんを眠らせるために使ったものです、今皆さんには眠ってもらっています!」
モニターが変わるとそこには先ほどまでいた場所に立ったまま眠った受験者達が映っていた
「ですがいくら仮想世界といえども痛みがありますので、ご注意ください!・・・それでは!」
ここから本題に入るようだ
「皆さんが今いるところ、そこが今回の剣術試験の会場となります!、これから皆さんにその会場で三回勝負をしてもらい多く勝った者が合格となります!」
「ルールはいたってシンプル!魔法の使用禁止!純粋な剣での勝負で行ってください!剣は各試験場に設置されているものをお使いいただいても構いませんし、持ち込んだ剣を使うのもありですがくれぐれも!くれぐれも!魔法は使用してはいけませんよ!魔法で剣を作るなんてことも禁止です」
試験官は釘を刺す
「それではご検討を祈ります」
試験官が映されたモニターが閉じ、タイマーが現れた、どうやらこのタイマーは準備時間を現しているのだろう
「俺ちょっと剣を見てきますね」
イヴァンはそうアリスに言い、闘技場に置いてある剣を見る
様々な剣がある中どれを選ぶか迷うイヴァン、どれがいいのか分からなくなりスキル、翡翠眼を発動させる。
・このエリアは何らかの魔法的干渉が生じているため閲覧できません・
「・・・ここじゃあ翡翠眼は使えないのか・・・」
弱ったな・・・正直剣なんて適当に選べば楽なんだけど・・・
イヴァンはアリスをちらっと見ながら腕を組む
「女性の前でかっこ悪い姿は見せられないからな・・・・」
「剣は選んだか?」
うーん、と迷っているイヴァンにアリスは問う。
後ろから突然声をかけられたので少し驚いたイヴァン
「い・・・いえ、どの剣が良いのかさっぱりわからなくて」
「ふむ・・・」
アリスは剣立てに近寄りものの数秒で一本の剣を取り、イヴァンに渡す
「その剣を使え」
「これですか?」
「ああ、その剣はまだ使われた形跡がなく耐久性が良い、刃こぼれも一切しておらず握り具合が良いからそれにしておけ」
アリスは瞬時にその剣の状態を見たのか・・・と、イヴァンは感心する
「すごいですね、一瞬見ただけでわかるなんて」
「まぁ、私も剣士の端くれだからな、これぐらいわからないと」
アリスは笑顔でそう答える
「残り10秒を切りました、これよりカウントダウンを始めますので準備をお願いします」
タイマーのモニターからアナウンスが聞こえた
「10・・・9・・・8・・・」
イヴァンとアリスは扉の前に立つ
「7・・・6・・・5・・・」
「目指すは全勝だ、イヴァン」
カウントダウンの最中彼女は答える
「4・・・3・・・2・・・」
「足手まといにならないよう頑張ります!」
「1・・・0・・・」
扉が上に上がり広場が見え、そこには2人の対戦者が見える
「まじかよ・・・あのアリス・ペルシアが相手か」
がタイのいい男が大きな大剣を担いで言う
「それならあの男から先に潰して一対二にすればいいじゃないです?」
キヒヒっと奇妙に笑う男が答える
「・・・あの大剣男は私に任せてもらっても構わないか?」
よほどの自信があるのだろう、自分の身長の倍はある男を相手するつもりだ
「・・・じゃあ俺はあの気持ち悪い男ですね」
イヴァンはそう言い独特な剣の構えをとる、身体は低い姿勢に、剣の柄の部分を頭に近付け、刺突をする構えをとる、彼女はイヴァンの構えに驚きを見せたがすぐに剣を構える
「あの女・・・俺を狙う気だぜ、あの男を早くぶっ潰して加勢してくれよ?」
男は微笑で尋ねる
「そんなに時間はかかりませんのでご安心を」
キヒヒと気持ちの悪い声を上げる
先に動いたのは・・・・・
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