①天乃屋兄弟のお話

あきすと

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「ひゃ…っ…、」
隠しようも無いのに、無駄な抵抗をしていると兄がナイトテーブルに
置かれてる透明な液体が入った容器を手にしている。
『ちょっと、ヌルヌルするけど…我慢、』
何となく先の予測は出来ていたけど、お尻に手が触れるだけで体中が粟立ちそうだけど
生温かいジェルが、塗り広げられて行く。
「本当に、…そんな入るの?」

蕾に指がすうっと入って来て、もうこの時点で圧迫感があるのに。
『まだ1本しか、入れてない。』
「うそぉ…、ん…っ…何か変な感じ…ゾクゾクするよ」
『もう、気持ちいい?素質ありそうだな、星明』
中にも沢山ジェルを使われて、グチュグチュ聞こえてくる。

兄の指を2本飲み込んで、中で指を広げられると
「…っ…、ん」
『もうちょっと、頑張れ…星明』
兄の左手が俺の右手を、ギュッと握ってくれていて
心が、少しずつ開放されていく。

もっと、出来る気がして。いつしか恥ずかしがる事よりも目の前の快楽に
兄と没頭できる事が嬉しくて、恍惚に変わるんだと知った。

あんなにも、一緒を望んで来たのにこれ以上ない行為に耽りながら
ちゃんと受け入れないなんて、考えられない。

媚肉に触れる指が、気持ちいい。
これが、兄のに変わったらきっと壊れてしまいそうになるんだろうけど。

ちゃんと、受け入れたい。

慣らされてる間、何度か吐精してしまって体も少し疲れて来てるけど。
「はぁ…、…兄貴…」
『聞こえる?この音、』
兄が蕾に挿入してる指をワザと鳴らす。

「もぉ…っ、ばかぁ…っ…」
『やっと、入りそうだけど…多分、余裕ないからなぁ』
兄は、ズボンを下げて自分の性器にもジェルを垂らした。

はた目から見ただけでも、失神しそうな程の絵面なのに
こんな事してるんだと思うと、本当にイケない気がして
背徳感が凄かった。

「…これが兄貴と俺が選ぶ未来だよ…ね」
お腹の奥底から、熱い杭を打ち込まれてるみたいで
一瞬、息が詰まった。
これだけで、意識が飛びそう。
ゆっくり、ゆっくりと納まっていくのがよく分かる。
本能が、ヤバイって感じてるのに上手く呼吸が出来ない。
『こら、星明…息止めるな』

珍しく、兄の鋭い声が聞こえて。
やっと呼吸を取り戻す。
「くるし…っ…んん…っぁ…」

ぐぐーっと、膝がお腹にくっつきそう。

『…少し落ち着け…俺も、喰いちぎられそう。』
「…!痛いの?」
『そりゃぁな、挿入するトコでは無いから』
「うん…。」
『あともう少しで全部入る。俺の、星明のココにあるの…分かる?』

不意に、下腹部に触れられて俺は、何とも言えない感覚に首を反らす。
「んゃ…っ…」
『今のところ、痛くないか?血は…出てないみたいだけど』
さらっと怖い事を言う兄に、そろそろ覚悟を決めた俺は
「動いて、兄貴…」

怖いけど、兄を受け止めたい一心で俺は兄の抽挿に
泣きながら体を突き上げ続けられて。

「や、あぁ…っ……あにき…ぃ…っ!やら…ぁ、だめ…でちゃ…アッあっ、ぁ…ちゅくよのばかぁ…っ!」

『…っ、声デカ…っ』

「おなか…ぁちゅ…ぃ」

ズルっ、と何かが抜けて
「んゃ…ぁ…」
残ったのは、ぽっかり空いた蕾にそこから溢れる兄の精だった。
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