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あれから数日後。
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は。可愛すぎるから無理無理無理。
俺の兄が相変わらず、可愛い。
語彙力の低下を招いたのは、どう考えても武蔵。
3Dプリンターで武蔵の具現化をしてんだけど。
肝心な部分が抜けてるって気づいた。
『はぇ…?ちょっとぉ~!胸はこの前測ったじゃん。何でまた』
夜寝る前に、武蔵の部屋に行ったら少し怒られた。
いや、だって…誤差が生じてると完全な武蔵の表現にならないし。
「この前、武蔵のえっちな体に邪魔された。」
水色の甚平を着て、タオルケットに身をくるんでる武蔵。
『邪魔なんか、してないし!どこを測りたいのさ~。僕もう寝ようと思ってるのに。』
困ったフリが、まぁ上手いんだよね。
いいよでも、俺はそういう武蔵の計算高い所も大好きだし。
「胸。」
『いや!』
いや、って何?
タオルケットを引っぺがして、武蔵の上にのしかかる。
「いや、じゃなくて。」
『…怖いから、もぉ~…何で今なの。じゃお風呂入る前とかでも』
「俺にお風呂入る前から、襲って欲しいと?」
薄暗がりで、淡い香りが夜風と共に鼻腔をかすめる。
武蔵の匂い、夜は特に濃さが増す。
『どういう解釈~?分かったよもう…メジャー貸してよ。』
のらりと起き上がった武蔵が、甚平をもたもた脱いで
パサッ、とベッドの上に落ちる。
仕方なく、俺は武蔵にメジャーを手渡した。
「この前は、乳首が邪魔したから…測りなおしたかった。」
『僕明日、早いのに…もぉ~…』
心底めんどくさそうに、武蔵は胸囲を測りなおしてくれた。
「今日は、陥没してるんだ…」
もう、本当はすぐにでも触りたくて仕方ない。
武蔵の露わになった腹部を、手のひらで包み込むように触れる。
『ぁあ…っ、こらぁ…っ、ん…♡』
分かってはいたけど、これだけでも武蔵の胸の突起が立つ。
ぞくぞくぞわぞわしてるのって、俺にまで伝わる。
小さく震えながら、ぎゅぅっと目をつむりながらやっぱり最後には
俺に手を伸ばしてくる。
「忘れんなよ…武蔵は俺が唯一、心臓を握れる相手だって事をな。」
一蓮托生と言う言葉が、最も相応しい気さえする。
互いの命を心臓を握り合っていること。
『清瀬…、』
「いつまで、普通の人ぶって暮らしてんだよ。従属するようなタマじゃ無い癖に。」
『僕は、もうフツウが良いの…清瀬とただ暮らしていけたら、それでいい。』
フツウじゃ無い癖に。
「噓ばっかり並べて、武蔵…は、本当に」
気まずくなっていく雰囲気を嫌って、武蔵は
『傷つけようって、思っても無い癖に…優しいの知ってるんだから。』
口を開く。
うっすらと開いた瞳は、舐めたいくらいに愛おしくて。
でも、きっと怖がるだろうから出来ない。
「キス…?」
『だけじゃ、足りない…』
あー、また流されて馬鹿みたいに武蔵を抱き潰すんだろうな。
「…そういえば、ローターどうした?」
『僕が、あれ嫌いなの知ってるくせに。』
「そうだっけ?でも前は使っただろ。で、どこ?」
『無いよ。』
「ゴミに出したんだから、ある筈無いよ。」
はぁ!?何勝手に捨ててんだよ。
『だって、清くん…あれ入れたまま会社に行けとか使って来そうだし。』
「さすがに、そこまでは考えてなかったし。」
『俺の体が、傷付いても治癒が早いとは言え…ねぇ』
この可愛い顔した武蔵は、何度俺と繋がっても翌日には
何事も無かったかのように修復されてしまう。
一生、ヴァージンみたいな感覚で今でこそ気にもならなくなって来たけど。
俺が大事に大事にいつも抱いてるから、すっかり甘えたさんになってる。
数回、酷い抱き方をしたら…しばらくは口も利いてくれなくて
めちゃくちゃ嫌われてる時期もあった。
『…こんな事言いたくないけど、あんな冷たい感じがする道具は嫌だもん。』
気娘か!?って思いながら、ちゃんと抱き締めるとすぐに甘い声に変わる。
「むーは、本当に俺の事好きだよなぁ…」
『くすぐったい…やだなぁ、僕…目が覚めちゃった。』
くすくす笑いながら、武蔵は俺に口づけて来た。
「……」
『っ…ふ…』
小さな突起を指で軽く引っ張ると、武蔵は軽く仰け反る。
絡んだ脚の付け根には、互いの熱を感じて
悩ましい腰の疼きを感じているのが、容易に分かる。
本当に、どうしようもないえっちな兄だ。
鳥肌が立つくらいに、感じてるって脳が喜んでもいるのか?
俺の腰を押し付けると、湿った舌の動きが止まる。
ゆっくりと口を離して垂れそうな唾液を、切らしながら
『かたぁい…』
「むーもだろ?…なんか、湿っぽいぞ下半身の方」
『やだぁ、まだ出てないもん…』
まだ、だろ?じゃ、もう出そうって事だ。
俺の兄が相変わらず、可愛い。
語彙力の低下を招いたのは、どう考えても武蔵。
3Dプリンターで武蔵の具現化をしてんだけど。
肝心な部分が抜けてるって気づいた。
『はぇ…?ちょっとぉ~!胸はこの前測ったじゃん。何でまた』
夜寝る前に、武蔵の部屋に行ったら少し怒られた。
いや、だって…誤差が生じてると完全な武蔵の表現にならないし。
「この前、武蔵のえっちな体に邪魔された。」
水色の甚平を着て、タオルケットに身をくるんでる武蔵。
『邪魔なんか、してないし!どこを測りたいのさ~。僕もう寝ようと思ってるのに。』
困ったフリが、まぁ上手いんだよね。
いいよでも、俺はそういう武蔵の計算高い所も大好きだし。
「胸。」
『いや!』
いや、って何?
タオルケットを引っぺがして、武蔵の上にのしかかる。
「いや、じゃなくて。」
『…怖いから、もぉ~…何で今なの。じゃお風呂入る前とかでも』
「俺にお風呂入る前から、襲って欲しいと?」
薄暗がりで、淡い香りが夜風と共に鼻腔をかすめる。
武蔵の匂い、夜は特に濃さが増す。
『どういう解釈~?分かったよもう…メジャー貸してよ。』
のらりと起き上がった武蔵が、甚平をもたもた脱いで
パサッ、とベッドの上に落ちる。
仕方なく、俺は武蔵にメジャーを手渡した。
「この前は、乳首が邪魔したから…測りなおしたかった。」
『僕明日、早いのに…もぉ~…』
心底めんどくさそうに、武蔵は胸囲を測りなおしてくれた。
「今日は、陥没してるんだ…」
もう、本当はすぐにでも触りたくて仕方ない。
武蔵の露わになった腹部を、手のひらで包み込むように触れる。
『ぁあ…っ、こらぁ…っ、ん…♡』
分かってはいたけど、これだけでも武蔵の胸の突起が立つ。
ぞくぞくぞわぞわしてるのって、俺にまで伝わる。
小さく震えながら、ぎゅぅっと目をつむりながらやっぱり最後には
俺に手を伸ばしてくる。
「忘れんなよ…武蔵は俺が唯一、心臓を握れる相手だって事をな。」
一蓮托生と言う言葉が、最も相応しい気さえする。
互いの命を心臓を握り合っていること。
『清瀬…、』
「いつまで、普通の人ぶって暮らしてんだよ。従属するようなタマじゃ無い癖に。」
『僕は、もうフツウが良いの…清瀬とただ暮らしていけたら、それでいい。』
フツウじゃ無い癖に。
「噓ばっかり並べて、武蔵…は、本当に」
気まずくなっていく雰囲気を嫌って、武蔵は
『傷つけようって、思っても無い癖に…優しいの知ってるんだから。』
口を開く。
うっすらと開いた瞳は、舐めたいくらいに愛おしくて。
でも、きっと怖がるだろうから出来ない。
「キス…?」
『だけじゃ、足りない…』
あー、また流されて馬鹿みたいに武蔵を抱き潰すんだろうな。
「…そういえば、ローターどうした?」
『僕が、あれ嫌いなの知ってるくせに。』
「そうだっけ?でも前は使っただろ。で、どこ?」
『無いよ。』
「ゴミに出したんだから、ある筈無いよ。」
はぁ!?何勝手に捨ててんだよ。
『だって、清くん…あれ入れたまま会社に行けとか使って来そうだし。』
「さすがに、そこまでは考えてなかったし。」
『俺の体が、傷付いても治癒が早いとは言え…ねぇ』
この可愛い顔した武蔵は、何度俺と繋がっても翌日には
何事も無かったかのように修復されてしまう。
一生、ヴァージンみたいな感覚で今でこそ気にもならなくなって来たけど。
俺が大事に大事にいつも抱いてるから、すっかり甘えたさんになってる。
数回、酷い抱き方をしたら…しばらくは口も利いてくれなくて
めちゃくちゃ嫌われてる時期もあった。
『…こんな事言いたくないけど、あんな冷たい感じがする道具は嫌だもん。』
気娘か!?って思いながら、ちゃんと抱き締めるとすぐに甘い声に変わる。
「むーは、本当に俺の事好きだよなぁ…」
『くすぐったい…やだなぁ、僕…目が覚めちゃった。』
くすくす笑いながら、武蔵は俺に口づけて来た。
「……」
『っ…ふ…』
小さな突起を指で軽く引っ張ると、武蔵は軽く仰け反る。
絡んだ脚の付け根には、互いの熱を感じて
悩ましい腰の疼きを感じているのが、容易に分かる。
本当に、どうしようもないえっちな兄だ。
鳥肌が立つくらいに、感じてるって脳が喜んでもいるのか?
俺の腰を押し付けると、湿った舌の動きが止まる。
ゆっくりと口を離して垂れそうな唾液を、切らしながら
『かたぁい…』
「むーもだろ?…なんか、湿っぽいぞ下半身の方」
『やだぁ、まだ出てないもん…』
まだ、だろ?じゃ、もう出そうって事だ。
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