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行き過ぎたブラコンの会話。(箸休め的です)

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「駄目、絶対…今日はなんもしない!」
『え~何で?』
「最近ちょっと、清瀬に遊ばれすぎてる気がして…えっと、面白くないよ。」
『面白くない?そっかなぁ…』
「駄目ったら、駄目!軽率になってた僕もいけなかったんだろうけど。もう、しばらくはそう言うことしませんっ!」

『なにこの地獄…、』
「仕方ないでしょ?僕だって飽きられちゃうのは嫌だもん。」

『1世紀以上飽きてもないんですけど。武蔵が、刀を腰に差して、髪を長く結わえてる頃からずーっと、飽きた試しがない。』

「…そんな懐かしい話しないでよ。」
『さっきの事まだ、しょげてるの?』
「うっ…、何で知ってるんだよ。」
『俺に手紙書いてたろ?たくさん書いててくれたのに、手違いで消えちゃって、そんで俺に八つ当たりだなんて。』

「…昔の事、書いてただけだよ。別に!清瀬にはそんなにも、」
『ショックなのは、俺にも伝わるの…忘れちゃった?俺と武蔵は感覚を共有できる、双子って事になってんだから。』

「ひゃ…っ!?耳フーすんのヤメて!」
『いやぁ、だってお兄様が?あんまりにも俺に理不尽なこと言うからね。ちょっと、意地悪したくなっちゃった。』

「いつも、…そゆことしてる兄弟だって思われるのは、なんかイヤ。」
『まぁでも、永い時間生きてるとさ、色んな感覚麻痺してくるのに。俺は武蔵に対する欲が年々増してくんだけど、これはなんなんだろね。』

「多分、あの人から受けた…呪いみたいなものかな?僕と清瀬を2人で一対にして、利用しようとしたんだ。」

『お陰で、永遠に愛せる存在に気づいた訳ですが。』
「ひえぇ…、」
『こうやって、フツーに話せるだけでも俺は結構満たされてくる。』

「良かったよ、まだマトモな感覚が多少は残ってるみたいで。僕のフィギュア作った時は、正直…あ、もう無理かもって、思ったからね。」

『ものに罪はないよ。』
「清瀬は、ちゃんと話せば通じ合えるのに…どうして?勿体無いよ。もっと、僕と話してよ。」

『え、せがんでる?なにこの可愛いお兄様。』

「もぉっ!また茶化す…」
『今更、まじめに膝を突き合わせてお話だなんて、ある意味恥ずかしくて出来ないって。』

「…へんなの。えっちは、恥ずかしくないっての?」
『次元が違うかなぁ。』

「話も、ホントは以心伝心でできるの知ってるでしょ?」
『気を探るのは得意だけど、感覚共有が下手だからなぁ。』
「一緒に、感じられるって…凄いことだよね。僕、まだアレには慣れなくて。」

『ねー、』
「なに?」
『何でそんな…可愛いわけ?』

「ふふっ、神様が可愛く作ってくれたんだよ。」
『何で?』
「えっ、と…それは」

『こんな身近に可愛い存在がいたら、俺が好きになるかもって、神様は思わなかったのかね?』

「…気づいたけど、どうしようもなかったんじゃない?」
『……そう?』

「あんまりにも、強くて…熱い想いだったから。気が引けちゃったのかもね。」
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