15 / 19
⑭心の門扉
しおりを挟む
自己憐憫と言う言葉の意味を聞いた時に、ふと義兄の存在が思い浮かんだ。
いつの世に生まれたとしても、その人なりの苦労や苦境がある事は
この先もずっと変わりはしないだろう。
おいおいと泣いて暮らせる程、人生は甘くないだろうし
時間や周りがきっと放っておいてはくれないはずだ。
幸いにして、義兄は海外との縁が深く
気が乗れば経済活動や交友関係を築く事も出来ている。
人として生きる気力を無くす時期があったり、無かったり。
このふり幅なんかは、誰にでも存在するかのように思える。
「俺は、アンタじゃないから。アンタの苦労も苦痛も完全に理解はできないし
変わってやる事も出来ない。としか、言えない。」
『やっぱり、先生にそっくりなものの言い方。』
はにかみ笑いで返されて、こちらも出方に困る。
「でも、話してくれれば良い。俺の足らない様なオツムでアンタの世界を理解できるように
頑張ってみるからさ。」
心の奥に溜めて来たあらゆる感情や思念も、この際だから全部引き受けても構わない。
出来るかどうかは別として。
これが、俺と義兄の因縁であり宿命なんだと背中で感じる。
『うん、と青路にみっともなく甘えて、なじって…ひがんでも嫌いになりませんか?』
「一緒に暮らしていたら、少しは俺が請け負えたのに…ごめん。」
きゅっと結んでいた唇が、一瞬にして綺麗に歪み
わずかに犬歯がのぞき見えた時。
俺は義兄のこの姿をずっと、見たかったのではないかと悟った。
『卑怯なアナタは、こんな時にでも僕にまで優しい。これでさえも、僕には暴力に等しいのに…』
「一晩中でも、聞くよ。」
『何ですか。明日には…帰っちまうクセに。』
ここまでひねくれていても、急にふと素直さだけの存在に変わったりもするから
本当に義兄は見ていて飽きなかった。
ぷいっとそっぽを向くのは、きっと両親に甘やかされて育ったからだろう。
俺は、感情の薄弱とした『優しい』と言い様に表現され続けるだけの子供時代。
特段、わがままも言わなかったし。
心の中でいつも折り合いを見つけ続けるだけの、つまらない日常だった。
学生時代の成績も、叱られるほどでは無かったが。
もうあと一歩の努力が、なんとなく煩わしいタイプで。
ほどほど、まずまず。悪くはない。
この間を浮遊していた。
人生において、これだけは譲れない。とか、無かったはずなのに。
天真爛漫な義兄を見ていると、どことなく心が騒ぐのだ。
「…そうだ、昆虫採集ってしてた?」
『…なんですか、いきなり。僕は、捕まえたく無いんで。自由で良いじゃないですか?昆虫だって。』
スッと立ち上がり、食べ終えた食器を義兄は流し台に運ぶ。
上手くかわされてしまう。
このままの流れだと、お風呂に案内されるだろう。
「俺も、昔は見てるだけで充分だと思ってた。」
『青路、お風呂沸かすので…先に入っちゃってくださいな。』
「ぁ、わかった。」
居間に台所と和室1部屋。1人で暮らすには事足りている。
風呂とトイレは別々だった。
近年完成したばかりの部屋は、まだあまり生活感を感じさせない。
『シャワーも出来ますよ。』
「すごいなぁ…」
『僕、お風呂にはお金を出せます。』
「今どきは家風呂が当たり前だもんなぁ…銭湯が懐かしいくらい。」
『銭湯、もう行きたくは無いから…。』
水音にかき消されて、あまりハッキリとは聞こえなかったが
義兄の背中にどことなく影を感じて、追及はしなかった。
「俺からアンタの髪の匂いがする…」
『ちゃんとしっかり流しました?まぁ、結構匂いは強いんですよね。あのシャンプー。』
「ちゃんと流した。けど…リンスも使ったし。」
『フフッ、でも…僕と同じ匂いだって事は?青路イイ匂いって事でしょう?』
風呂から上がって、夜はまだ少しだけ肌寒い。
『あ、そうだ。コレ着てくださいな。』
箪笥から出された浴衣着を見て、
「若い人は絶対着ないぞコレ。」
『良いじゃないですか~、僕もいただいたんですけど。結局は袖も通さずじまいで。ちゃんとした物ですよ?』
たたまれた浴衣を広げて、ぽんと隣に帯も置かれた。
「旅館に泊まりに来たと思って、」
『そうそう』
「親世代ならまだしも」
『大人っぽくてとても、青路には似合いそうです。さ、てと…僕もお風呂行って来ますね。』
カラッと笑って、俺は義兄に和室に取り残された。
浴衣をしぶしぶ着て。
帯の締め方もろくろく分からない。
敷かれた布団が一脚しか無い事の方が、重大な気がしたのに。
思わず目を逸らしてしまった。
このまま布団に寝転がって、泥の様に眠れそうだが。
洗面所で歯磨きをして、少しでも目を覚ましておこう。
新しい歯ブラシがあって、自動的にそれを開封して使わせてもらう。
ガラスのコップもあったけれど、手で日頃から水を掬う癖があり
使わなかった。
なんだかいまだに、信じ切れていない。
毎月1度会う事。
なんでこんな回りくどい事をするのかも正直自分でも分からない。
分からないから知りたくて、どんどんぬかるみに嵌るみたいに
深く深くに義兄の姿形を求めて、進んでしまう。
両手両足で、探りながら。
目はもう昔、義兄を肉眼で見た時から
ある意味では使い物になっていない。
布団の上で、うとうとしていると物音が聞こえる。
義兄の声も混じっている。
何だろうなぁ、これが日常っぽい気がする。
少しやかましくて、暮らしている感じ。
『青路、髪乾かして寝ないと。風邪引きますよ。』
「え、俺いつもそのままだよ?」
『…アナタの髪、乾かさないからクセがついてるのでは…』
「めんどくさい。俺もうそろそろ眠いんだけど。」
湯上りの義兄の熱気が心地いい。
パジャマを着て、まだ乾かない髪をタオルで巻いていて
なんとなく見慣れなくて笑ってしまう。
『寝ないで!ほら、洗面所にドライヤーあるから。ね?』
ぐいぐいと義兄に腕を引かれて。
よろつきながら立ち上がる。
「ドライヤーうるさくて、好きじゃない。」
『子供みたいな事言ってないで。僕が乾かしてあげますから。』
「ぅわぁぁ~…膝が、腰が…」
義兄が髪を乾かしやすい様に、屈んでいると辛い。
『もうちょっとですよ。我慢我慢~』
温かい風が首筋や顔を掠めて、余計に心地いい。
「こんなのよく毎日する…」
『本当はね、ブラシでブローをするともっと綺麗に仕上がるんですよ。』
「霞は、しなくてもサラサラの髪なんだろ?」
やっと温風と機械音から解放されて。
義兄に髪を撫でてもらう。
『当たり前でしょ?…って、髪質の話ですからね。僕はたまたまそうなだけ。さ、お布団もどって
いいですよ。青路。』
何かが足りない、足りない気がする。
俺には時々、こんな感覚が湧き上がる。
自分には、大きく何かが掛けている気がして。
急に不安になったりするのだ。
義兄を前にして、何が足りないのか理解しそうだ。
「待ってる…っ、」
すぐ傍に居る義兄を抱き寄せる。
やっぱり温かい。
体の強ばりは感じない。
しっくりと来ている。
『青路…』
どうしようもないくらいに、抱き締めて抱き締めて。
気が済むまで、いつかはこうして居たい。
まだ足りなかったけれど。
「親は、関係ない。たまたま同じ人間に育てられた他人同士だろ。」
『…どういう意味ですか、支離滅裂としていますよ。』
「なら、それでいい。」
和室に戻って、布団を剝ぎ。
毛布と敷布の間に体を挟まれる。
ここにもう1人が来るのか?
ちょっと、想像しがたい。
妙に緊張した。
…まだ来ない。
…まだ来ない?
…何か寝る前に片付けでもしてるのか?
…アレ?
居間の方から物音がした。
嫌な予感がした。
「まさか、」
のそっと起き上がり真っ暗な部屋から、明るい部屋の居間の襖を
静かに開ける。
『あ、青路。』
ソファに横になる義兄とばっちり目が合った。
「そ、ソファで寝るの?」
『当たり前です。だって、お布団は1つしか無いんです。僕のしか。貸してあげますから。』
「こんな、アンタの匂いで満ちてる布団で…俺ひとり寝ろと?」
義兄は、毛布を手繰り寄せながら
『じゃ、その本人も居ればいい?』
「寝れ無さそう…」
『ほらね?』
「こんなふわふわした匂いで、隣にアンタまで居たら…」
『次までに、青路のお布団も用意しておきますよ。』
「…俺、焦ってるのかもしれない。」
義兄もサラサラになった髪を手のひらで押さえながら
ソファに横たわる。
『言いたい事、何となくは理解できますよ。でも、僕らは初めましてにまだ毛の生えた様なものですから。』
「毛って…、」
『時間を掛けても良いんだと思いますよ。僕はきっともう、どこにも行かないはずなので。』
「…ごめん。…1人で寝る。」
『うん。お休みなさい。』
襖を閉めかけると、不意に義兄に名を呼ばれて。
『嬉しかったですよ、今日。…ありがとう。』
と、穏やかな笑顔で言われた(横になってたけど)
俺は、ドッと今日一日のあれこれを思い出して疲れが来たのか。
布団に入るなりすぐに眠ってしまった。
いつの世に生まれたとしても、その人なりの苦労や苦境がある事は
この先もずっと変わりはしないだろう。
おいおいと泣いて暮らせる程、人生は甘くないだろうし
時間や周りがきっと放っておいてはくれないはずだ。
幸いにして、義兄は海外との縁が深く
気が乗れば経済活動や交友関係を築く事も出来ている。
人として生きる気力を無くす時期があったり、無かったり。
このふり幅なんかは、誰にでも存在するかのように思える。
「俺は、アンタじゃないから。アンタの苦労も苦痛も完全に理解はできないし
変わってやる事も出来ない。としか、言えない。」
『やっぱり、先生にそっくりなものの言い方。』
はにかみ笑いで返されて、こちらも出方に困る。
「でも、話してくれれば良い。俺の足らない様なオツムでアンタの世界を理解できるように
頑張ってみるからさ。」
心の奥に溜めて来たあらゆる感情や思念も、この際だから全部引き受けても構わない。
出来るかどうかは別として。
これが、俺と義兄の因縁であり宿命なんだと背中で感じる。
『うん、と青路にみっともなく甘えて、なじって…ひがんでも嫌いになりませんか?』
「一緒に暮らしていたら、少しは俺が請け負えたのに…ごめん。」
きゅっと結んでいた唇が、一瞬にして綺麗に歪み
わずかに犬歯がのぞき見えた時。
俺は義兄のこの姿をずっと、見たかったのではないかと悟った。
『卑怯なアナタは、こんな時にでも僕にまで優しい。これでさえも、僕には暴力に等しいのに…』
「一晩中でも、聞くよ。」
『何ですか。明日には…帰っちまうクセに。』
ここまでひねくれていても、急にふと素直さだけの存在に変わったりもするから
本当に義兄は見ていて飽きなかった。
ぷいっとそっぽを向くのは、きっと両親に甘やかされて育ったからだろう。
俺は、感情の薄弱とした『優しい』と言い様に表現され続けるだけの子供時代。
特段、わがままも言わなかったし。
心の中でいつも折り合いを見つけ続けるだけの、つまらない日常だった。
学生時代の成績も、叱られるほどでは無かったが。
もうあと一歩の努力が、なんとなく煩わしいタイプで。
ほどほど、まずまず。悪くはない。
この間を浮遊していた。
人生において、これだけは譲れない。とか、無かったはずなのに。
天真爛漫な義兄を見ていると、どことなく心が騒ぐのだ。
「…そうだ、昆虫採集ってしてた?」
『…なんですか、いきなり。僕は、捕まえたく無いんで。自由で良いじゃないですか?昆虫だって。』
スッと立ち上がり、食べ終えた食器を義兄は流し台に運ぶ。
上手くかわされてしまう。
このままの流れだと、お風呂に案内されるだろう。
「俺も、昔は見てるだけで充分だと思ってた。」
『青路、お風呂沸かすので…先に入っちゃってくださいな。』
「ぁ、わかった。」
居間に台所と和室1部屋。1人で暮らすには事足りている。
風呂とトイレは別々だった。
近年完成したばかりの部屋は、まだあまり生活感を感じさせない。
『シャワーも出来ますよ。』
「すごいなぁ…」
『僕、お風呂にはお金を出せます。』
「今どきは家風呂が当たり前だもんなぁ…銭湯が懐かしいくらい。」
『銭湯、もう行きたくは無いから…。』
水音にかき消されて、あまりハッキリとは聞こえなかったが
義兄の背中にどことなく影を感じて、追及はしなかった。
「俺からアンタの髪の匂いがする…」
『ちゃんとしっかり流しました?まぁ、結構匂いは強いんですよね。あのシャンプー。』
「ちゃんと流した。けど…リンスも使ったし。」
『フフッ、でも…僕と同じ匂いだって事は?青路イイ匂いって事でしょう?』
風呂から上がって、夜はまだ少しだけ肌寒い。
『あ、そうだ。コレ着てくださいな。』
箪笥から出された浴衣着を見て、
「若い人は絶対着ないぞコレ。」
『良いじゃないですか~、僕もいただいたんですけど。結局は袖も通さずじまいで。ちゃんとした物ですよ?』
たたまれた浴衣を広げて、ぽんと隣に帯も置かれた。
「旅館に泊まりに来たと思って、」
『そうそう』
「親世代ならまだしも」
『大人っぽくてとても、青路には似合いそうです。さ、てと…僕もお風呂行って来ますね。』
カラッと笑って、俺は義兄に和室に取り残された。
浴衣をしぶしぶ着て。
帯の締め方もろくろく分からない。
敷かれた布団が一脚しか無い事の方が、重大な気がしたのに。
思わず目を逸らしてしまった。
このまま布団に寝転がって、泥の様に眠れそうだが。
洗面所で歯磨きをして、少しでも目を覚ましておこう。
新しい歯ブラシがあって、自動的にそれを開封して使わせてもらう。
ガラスのコップもあったけれど、手で日頃から水を掬う癖があり
使わなかった。
なんだかいまだに、信じ切れていない。
毎月1度会う事。
なんでこんな回りくどい事をするのかも正直自分でも分からない。
分からないから知りたくて、どんどんぬかるみに嵌るみたいに
深く深くに義兄の姿形を求めて、進んでしまう。
両手両足で、探りながら。
目はもう昔、義兄を肉眼で見た時から
ある意味では使い物になっていない。
布団の上で、うとうとしていると物音が聞こえる。
義兄の声も混じっている。
何だろうなぁ、これが日常っぽい気がする。
少しやかましくて、暮らしている感じ。
『青路、髪乾かして寝ないと。風邪引きますよ。』
「え、俺いつもそのままだよ?」
『…アナタの髪、乾かさないからクセがついてるのでは…』
「めんどくさい。俺もうそろそろ眠いんだけど。」
湯上りの義兄の熱気が心地いい。
パジャマを着て、まだ乾かない髪をタオルで巻いていて
なんとなく見慣れなくて笑ってしまう。
『寝ないで!ほら、洗面所にドライヤーあるから。ね?』
ぐいぐいと義兄に腕を引かれて。
よろつきながら立ち上がる。
「ドライヤーうるさくて、好きじゃない。」
『子供みたいな事言ってないで。僕が乾かしてあげますから。』
「ぅわぁぁ~…膝が、腰が…」
義兄が髪を乾かしやすい様に、屈んでいると辛い。
『もうちょっとですよ。我慢我慢~』
温かい風が首筋や顔を掠めて、余計に心地いい。
「こんなのよく毎日する…」
『本当はね、ブラシでブローをするともっと綺麗に仕上がるんですよ。』
「霞は、しなくてもサラサラの髪なんだろ?」
やっと温風と機械音から解放されて。
義兄に髪を撫でてもらう。
『当たり前でしょ?…って、髪質の話ですからね。僕はたまたまそうなだけ。さ、お布団もどって
いいですよ。青路。』
何かが足りない、足りない気がする。
俺には時々、こんな感覚が湧き上がる。
自分には、大きく何かが掛けている気がして。
急に不安になったりするのだ。
義兄を前にして、何が足りないのか理解しそうだ。
「待ってる…っ、」
すぐ傍に居る義兄を抱き寄せる。
やっぱり温かい。
体の強ばりは感じない。
しっくりと来ている。
『青路…』
どうしようもないくらいに、抱き締めて抱き締めて。
気が済むまで、いつかはこうして居たい。
まだ足りなかったけれど。
「親は、関係ない。たまたま同じ人間に育てられた他人同士だろ。」
『…どういう意味ですか、支離滅裂としていますよ。』
「なら、それでいい。」
和室に戻って、布団を剝ぎ。
毛布と敷布の間に体を挟まれる。
ここにもう1人が来るのか?
ちょっと、想像しがたい。
妙に緊張した。
…まだ来ない。
…まだ来ない?
…何か寝る前に片付けでもしてるのか?
…アレ?
居間の方から物音がした。
嫌な予感がした。
「まさか、」
のそっと起き上がり真っ暗な部屋から、明るい部屋の居間の襖を
静かに開ける。
『あ、青路。』
ソファに横になる義兄とばっちり目が合った。
「そ、ソファで寝るの?」
『当たり前です。だって、お布団は1つしか無いんです。僕のしか。貸してあげますから。』
「こんな、アンタの匂いで満ちてる布団で…俺ひとり寝ろと?」
義兄は、毛布を手繰り寄せながら
『じゃ、その本人も居ればいい?』
「寝れ無さそう…」
『ほらね?』
「こんなふわふわした匂いで、隣にアンタまで居たら…」
『次までに、青路のお布団も用意しておきますよ。』
「…俺、焦ってるのかもしれない。」
義兄もサラサラになった髪を手のひらで押さえながら
ソファに横たわる。
『言いたい事、何となくは理解できますよ。でも、僕らは初めましてにまだ毛の生えた様なものですから。』
「毛って…、」
『時間を掛けても良いんだと思いますよ。僕はきっともう、どこにも行かないはずなので。』
「…ごめん。…1人で寝る。」
『うん。お休みなさい。』
襖を閉めかけると、不意に義兄に名を呼ばれて。
『嬉しかったですよ、今日。…ありがとう。』
と、穏やかな笑顔で言われた(横になってたけど)
俺は、ドッと今日一日のあれこれを思い出して疲れが来たのか。
布団に入るなりすぐに眠ってしまった。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説


塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。


ふたなり治験棟
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる