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①目覚めたゆめ
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夢で久しぶりに泣いた。
秘密の恋なのかもしれない。
夏のコンサートに向けてヒートアップしていく日常。毎日結構、忙しくさせてもらってる。
同室の若波も変わらない、相方であり
恋人は寝起きに泣いている俺に少しだけ
驚いていた。
『なぁ。まさかとは思うけど…もしかして、夢の中で俺みたいな奴が、その…』
夏本番の朝は少しだけ肌寒い。
タオルケットに包まっている俺に
隣に寝ていたはずの若波はしっかりと
起きてしまってた。
「どうして、いつも…間に合わないの?」
涙がこぼれる。哀しくて、切なくて。
息も辛い程に、痛切な想いが朝から込み上げていた。
【夢のはじまり】
若波は俺を何とも言えない表情で見つめてから抱き締めてくれた。
『何で、お前と俺は夢までリンクしてんのかな。』
「え……?そうなの?」
『昔から、見てる夢だよ。俺は大切な人を命懸けで守る。きっとそう言う宿命なんだと子供の頃から思ってた。』
夢の内容が、あまりにも哀しくて救いが無くて。俺は子供の頃、体調が悪くなるとよくこの夢を見てうなされていた。
「熱も無いのに、体調だって悪く無いのにさ。何でこの夢見るんだろう?」
『やっぱり俺と似てるのか?』
「多分ね、例のご先祖様だよ。若波と似てる。すごくね、優しい笑顔で現れてくれるんだぁ…。」
予感はずっとあったのに、気付かなかった。
夢の中の相手は未来で出逢う若波だったのかな?と思う。
背中を撫でられて、ちょっと強引なキスをされて目が重くなってくる。
ずっとこのまま微睡んでいたいな。
夢の中の貴方はきっと今、目の前にいる
若波で間違いない気がする。
きっと生まれ変わって来たんだよね?
今度はちゃんと俺も約束を果たさなきゃ。
「…絶対、ひとりになんかさせないからね。若波…」
射る様な視線でさえも心地良くて、もっと鼓動が高まるくらいに見つめて欲しい。
朝から、ついついお盛んになってしまいそうで。はしたないって思われないかな?
『お前を守れるなら…側にいられるだけで良い。』
「またそんなこと言う…無茶はダメだよ。平穏には居させてくれないんだよね。」
職業柄仕方ないのかもしれないけれど、時間に追われる日々。
休む暇は本当に少ない。
疲れ果てて帰宅して、ご飯作ってお風呂に入ってその後すぐ寝てしまう。
ゆっくりと、向かい合ってコーヒーを飲みながら話すなんて心の余裕も無かった。
近頃、確かにあんまりしてはいない。
だって、きっと若波も疲れてるのに
自分からそんな…と思ってた。
けど、キスなんてされたら我慢してたのが
止まらなくなりそう。
大好きで、夢の中でも優しくて愛おしい
松原若波という人物。
どうして、こんなに惹かれるのか不思議だった。どれだけ一緒でも、例え喧嘩をしても
やっぱり側にいたい。
「好き、だよね…きっとずっと昔から。」
『お前を見てると心が騒ぐんだ。』
想いって言うのを若波からは感じる。
あたたかで、優しい陽だまりみたいなもの。
「どうしよう…っ、まだ朝なのに…」
若波のキスは、首筋や胸元にまで細かに
散りばめる様に落とされていく。
気を遣われて、痕は残さない様にしてくれる。見えない所には、ちょっとだけ、キスマークを残すのは若波なりの悪戯ゴコロかもしれない。
当たり前みたいに、胸元に若波の両手が差し込まれる。狙われる突起にムズムズそわそわして期待してしまう。
「んぁ…っ♡」
両方同時につままれて、思わず声が上がる。
頭を突き抜ける様な刺激にクラクラする。
気持ちいい、気持ち良くてもっともっと…
どうにかなりそうな位に追い詰められたい。
この瞬間だけはそんな思いで支配される。
なんかもう、壊れそうな位になってみたい。
乳首への刺激が気持ち良過ぎて、胸をつい
そらしてしまう。
腰にも間接的に快楽が流れて来る。
揺れちゃいそう。
『真っ白、に…ピンクって、エッチ』
クスクスと若波は笑いながら髪を耳にかけて
俺の胸へと沈む。
「っは……ン………♡」
もどかしい、優し過ぎて。
かすめる様な舌先も、本当はもっと気持ち良くなる場所を分かってる指先も。
秘密の恋なのかもしれない。
夏のコンサートに向けてヒートアップしていく日常。毎日結構、忙しくさせてもらってる。
同室の若波も変わらない、相方であり
恋人は寝起きに泣いている俺に少しだけ
驚いていた。
『なぁ。まさかとは思うけど…もしかして、夢の中で俺みたいな奴が、その…』
夏本番の朝は少しだけ肌寒い。
タオルケットに包まっている俺に
隣に寝ていたはずの若波はしっかりと
起きてしまってた。
「どうして、いつも…間に合わないの?」
涙がこぼれる。哀しくて、切なくて。
息も辛い程に、痛切な想いが朝から込み上げていた。
【夢のはじまり】
若波は俺を何とも言えない表情で見つめてから抱き締めてくれた。
『何で、お前と俺は夢までリンクしてんのかな。』
「え……?そうなの?」
『昔から、見てる夢だよ。俺は大切な人を命懸けで守る。きっとそう言う宿命なんだと子供の頃から思ってた。』
夢の内容が、あまりにも哀しくて救いが無くて。俺は子供の頃、体調が悪くなるとよくこの夢を見てうなされていた。
「熱も無いのに、体調だって悪く無いのにさ。何でこの夢見るんだろう?」
『やっぱり俺と似てるのか?』
「多分ね、例のご先祖様だよ。若波と似てる。すごくね、優しい笑顔で現れてくれるんだぁ…。」
予感はずっとあったのに、気付かなかった。
夢の中の相手は未来で出逢う若波だったのかな?と思う。
背中を撫でられて、ちょっと強引なキスをされて目が重くなってくる。
ずっとこのまま微睡んでいたいな。
夢の中の貴方はきっと今、目の前にいる
若波で間違いない気がする。
きっと生まれ変わって来たんだよね?
今度はちゃんと俺も約束を果たさなきゃ。
「…絶対、ひとりになんかさせないからね。若波…」
射る様な視線でさえも心地良くて、もっと鼓動が高まるくらいに見つめて欲しい。
朝から、ついついお盛んになってしまいそうで。はしたないって思われないかな?
『お前を守れるなら…側にいられるだけで良い。』
「またそんなこと言う…無茶はダメだよ。平穏には居させてくれないんだよね。」
職業柄仕方ないのかもしれないけれど、時間に追われる日々。
休む暇は本当に少ない。
疲れ果てて帰宅して、ご飯作ってお風呂に入ってその後すぐ寝てしまう。
ゆっくりと、向かい合ってコーヒーを飲みながら話すなんて心の余裕も無かった。
近頃、確かにあんまりしてはいない。
だって、きっと若波も疲れてるのに
自分からそんな…と思ってた。
けど、キスなんてされたら我慢してたのが
止まらなくなりそう。
大好きで、夢の中でも優しくて愛おしい
松原若波という人物。
どうして、こんなに惹かれるのか不思議だった。どれだけ一緒でも、例え喧嘩をしても
やっぱり側にいたい。
「好き、だよね…きっとずっと昔から。」
『お前を見てると心が騒ぐんだ。』
想いって言うのを若波からは感じる。
あたたかで、優しい陽だまりみたいなもの。
「どうしよう…っ、まだ朝なのに…」
若波のキスは、首筋や胸元にまで細かに
散りばめる様に落とされていく。
気を遣われて、痕は残さない様にしてくれる。見えない所には、ちょっとだけ、キスマークを残すのは若波なりの悪戯ゴコロかもしれない。
当たり前みたいに、胸元に若波の両手が差し込まれる。狙われる突起にムズムズそわそわして期待してしまう。
「んぁ…っ♡」
両方同時につままれて、思わず声が上がる。
頭を突き抜ける様な刺激にクラクラする。
気持ちいい、気持ち良くてもっともっと…
どうにかなりそうな位に追い詰められたい。
この瞬間だけはそんな思いで支配される。
なんかもう、壊れそうな位になってみたい。
乳首への刺激が気持ち良過ぎて、胸をつい
そらしてしまう。
腰にも間接的に快楽が流れて来る。
揺れちゃいそう。
『真っ白、に…ピンクって、エッチ』
クスクスと若波は笑いながら髪を耳にかけて
俺の胸へと沈む。
「っは……ン………♡」
もどかしい、優し過ぎて。
かすめる様な舌先も、本当はもっと気持ち良くなる場所を分かってる指先も。
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