【クソ彼氏から離れらんなくて】⑤クソ彼氏に振り回される日々。

あきすと

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クソ彼氏と1周年なんだけど、隣には朔がいないんだよね。

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「ほぼ1年経つ訳だぁ…早いね?央未さん。」
俺はスマホの画面に話し掛ける。
『うん、あっという間の1年だった。びっくりしたよ。あの、朔がまた俺と付き合ってくれたんだもんね。』

可愛い、恋人は少しスマホを覗き込む様に
通話をしている。 
顔見えるっていいよなぁ。
まぁ、声だけってのも良かったけどさ。

「ごめんな、まさか地方に出張に出なきゃ行けなくなるとは…早く帰りたいわ。」
俺は仕事の都合で地方に調査に来ていた。
今日はビジネスホテルに泊まって
明日の朝イチで家に帰る。

タイミング悪すぎないか?
イヤになるわ、全く。

俺は外で夕飯を済ませて部屋に戻って来て
シャワーを済ませた。

画面の向こう側の央未も、後は寝るだけなのか
ベッドに長めの半袖Tシャツを着て
少し眠そうに、寝そべっている。

「寝ても良いからな?明日も仕事なんだし」
『まだ10時台だよ?』
「良い子は寝る時間だぞ。」

俺の言葉に、央未はふにゃらと笑って
『やっぱりまぁーだ…起きてる』
と、答えた。
「…改めてさ、対面で話すと照くさいな?」

いつも実物があまりに近くて、
妙な距離感がある様で。
それでも情報としては、央未が伝わってくる。

『え?朔でもそんな事考えたりするんだね?意外~』
「まぁ…俺も人並みには、ね。」
『可愛い事言うんだね?…ふふっ、朔~♡』

急に央未が両手を振って来る。
今日はやけにご機嫌だ。
「なぁ、そこの可愛い子…お兄さんと一緒にお話しよっか?」
央未は、キョトンとしたがすぐに
眼を細めて
『なにぃ?お兄さん…俺とアソんでくれるの?』
案外アッサリのってくれた。
(そう言う雰囲気察知するのは早いんだよな)

「じゃあ、少しお話から始めようか。…お名前は?」
うつ伏せで覗き込んでくる央未が、
可愛くてえっちくて。
気持ちが急いてしまいそうだ。

『名前はね…、おうみって言うんだ。』
「…男の子だよね?」

茶番だけど、それをいかに楽しむかじゃないか?
『そうだよ。お兄さんは、男の子が好きなんだ?』
「うーん…お兄さんは、キミみたいな可愛いくて、いかにもえっちそうな子が好きなんだよ。」

身も蓋もないと言うか。
『あれ?俺はえっちなんだって、どうしてわかるの?』
「さっきから、チラチラ胸が映ってるからね。うつ伏せになって、擦り付けてるんだろ?」

多分、これで無意識なんだから
ホントにいやらしい。
『おっぱい、映ってた?…やだなぁ、』
今更恥ずかしそうに、央未は恥ずかしがる。
「どうなったのか、見せて?央未…」

ゆるゆるなTシャツになったのは、俺がよく
ひん剥いたから。
チラッとのぞいた胸は、ぷっくりと
膨れていた。

『今日は、1人だから…もどかしいよぉ』
ねー、と甘えた声を上げながら
央未は盛りのついた猫みたいに
上体を伏せて腰を上げながら揺らめかす。

「ちょ…どうした?央未」
『なんで、居ないの…朔のバカぁ』
「ごめんて、仕事なのはしょうがないだろ?」
『声も小さくて、聞こえにくいもん。ホテルだから仕方ないとは思うけど。』

俺はあまり部屋を映さない様に気をつけた。
「それは…もう夜だからな。」
『寂しいなぁ。朔…ホントに明日の朝には帰って来るんだよね?』
「必ず、それだけは。」
『うん…我慢する。』
「頑張れ、央未。もし、疼いて辛いんだったらナイトテーブルの引き出しに央未用のオモチャは備えてあるから」

央未は、本気でオモチャを取るために
体を伸ばして、引き出しから
程よいサイズのバイブを手にして
『新しいの?コレ』
「まだ使ってないな。ほら、ローションどうした?」

言われるままに、央未はローションを持って来た。
『初めてだからなぁ…バイブさん、朔よりかは優しくしてね♡』
央未は、バイブの先端にチュッと
キスをした。

くっそ、バイブめ。
今すぐその役目を俺と替われ。
「準備してあるのか?」
『ぁ…、うん。』
「なんか、ゴメンなぁ急だったからさ。」

多分、1年経つ事に重ねてきっと央未は
俺と一緒に居たかったんだろうな。
『…えっちな紫色~、え~い』
トロトロと央未が、バイブにローションを
垂らす。
段々と期待してるのか、央未の頬が紅く
染まっていく。
「温感のローションだから、そんなにイヤじゃないだろ?」

腰を上げつつ、脚を少し開いて央未は
手にしたバイブをどうやら蕾に
塗りつけてるっぽい。
音がえっち過ぎて、さすがに局部を映してくれとは言えないでいた。

ぬちゅぬちゅ、クチュクチュ、
顔をとろけさせた央未が、気持ちよさそうに
自分の蕾をゆっくりと割り広げていく感覚で
『ぁあ…っ、全部はいらにゃ…い♡おっきぃよぉ…』
サイズ的にはオモチャの方が
小ぶりなんだけど。
やっぱり意識してるせいもあるか?

央未は、自分の乳首を摘み上げて
クリクリしながら、待っているバイブを
更に深く埋めて行く。
えっろ…、前から見ただけでもこんなに
えろいんだから、後ろなんて映された日には
ヤバいところだ。

さぅきっから、どうにも央未のTシャツに
うっすらシミが出来てるっぽい。
先走りで、ぬちゅってんだな。
『んぁあ……♡入ったぁ、』


ふるふる体を震わせて、央未は
スイッチを入れるのに躊躇ってる。
いまだ経験のした事がないせいで
踏み切れないんだろう。

「入れてごらん?央未、多分すごく気にいると思うからさ。」
央未は、腰を揺らめかせて言われるがままに
スイッチを入れたのか、音が鳴り出した。
今は央未の肉襞に埋もれているのか。
『…!?ゃぁぁぁぁ…っ、さくぅぅ…』
嬌声がすぐに上がり、のたうつ央未は
誤って通話を切ってしまったらしい。

「?!いまからってとこなのに…」

俺は愕然として、その日はそのまま時間も早かったが、寝てしまった。



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