【クソ彼氏から離れらんなくて】⑤クソ彼氏に振り回される日々。

あきすと

文字の大きさ
上 下
21 / 26

クソ彼氏を心で想って、カラダで繋ぎ止めるなんて、ワケ無いよね

しおりを挟む
『ぁ、ヤバ…』
「……っ、ダメって言ったのにぃ…」
ガクン、と膝が砕けたみたいに崩折れて
俺は情け無いカッコで、ベッドに突っ伏した。

今夜は、ナカ、ダメって言ってたけど
まぁクソ彼氏がそんな約束を
まともに覚えて果たすわけも無い。

後孔が熱くて、ジンジンする。
感覚がまだハッキリとはしないけど
中で出されちゃ、このままにも
しておけない。
心底ダルい。
なのに、朔の長い指が遠慮なく
蕾をさぐる。

『ごめん…。自制できなかった。』
「やらぁ…遊ばないで、」
グチュグチュ鳴ってる音が耳障りで
俺は頭を軽く振る。
『悪かったって、だって央未の中さぁ…善くって。』

俺は、ダラっとした体が重いし
なのに嬉しくて、笑ってた。
「俺も…気持ちよかったけどね」
必死に振り返って、朔を見る。
気づいて?早く…、こんな時は
甘くキスをして欲しい。

そんな事言えないから、口をはくはく
させて上体を伏せた。
『ん~?このままもっかいする?したーい♡って顔してるよ?央未。可愛い。』

全然違うし…
「ぁん…っ、こぼれちゃぅ…ゃ…」
白く濁った精をかき出して、朔は
何の躊躇いもなく、一度ほころんだ蕾へと
自身をあてがう。

『トロットロ…すんなり挿入るし』
「ぅぁぁ…っん…、ゆっくりぃぃ…ぁ」
逃げようにも腰を掴まれてて無理だし
溶けちゃいそうな程に、深くて底から
こそがれる快楽に、気持ち良過ぎて
頭がフワフワしてる。

バカになってる俺の雄からは、トロトロの
先走りがジワジワと出てるだけ。
きゅぅっ、と乳首を摘まれて
指の間に挟まれてコリコリ摩られると
もどかしくて、頭がおかしくなりそう。

泣き喚きそうになるのを、耐えて耐えて
朔から穿たれる事に
一体感を感じてる。
「しゅごぃ…おくぅ…っ、ぱんぱんゆってゅ…」
脚はガクガクで、もうホントに限界。
お臍の裏側いっぱい撫でられて、
キュンキュンが止まんない。

もう、ホントに…どうなっても良いの。
このまま壊れても良いから
朔とだったら、何処でも行けるって。
ぎゅぅっ、と目をつむって
のたうちそうになりながら、俺は
今にも出てしまいそうな大声を
枕で必死に抑えた。

「~……っっ」

頭の奥が、クラクラ、心地良い。
また後孔に熱いものを受け止めて、
最後にお臍の辺りを、きゅんと押されて
少し気を飛ばしてた。

だって、久しぶりの朔とのエッチだから
覚悟はしてたけど…。
めちゃくちゃ疲れた。
泥のように寝てしまいたかったけど
しっかりと奥に出されてるから
早めにお風呂場に連れて行かれた。

『俺の央未が、壊れるんじゃ無いかって…』
珍しく神妙な面持ちで、朔が心配そうに
俺の体を綺麗にしてくれる。
『クッソエロい顔して、尻から溢してんだからなぁ…。』
あったかいシャワーに打たれながら
俺は、恥も外聞も無くただ
朔に身を委ねる。

「だって~、朔とのエッチは…気持ちいんだもん。ぁ、ん…いぢわる」
朔に乳首をつねられて、また甘い声が
漏れそうになる。

『そろそろ、一年…経つんだぜ?俺が央未の元に帰って来て。』
ほんとだなぁ、あっという間に時間が
経つんだから、俺もまだ嘘みたいな気がする。
「いっぱい、エッチしたよね」

あーあ、思い出すだけで
内股を擦り合わせたくなっちゃうね。
『央未…、』
不意に名前を呼ばれて、抱き寄せられる。
そして、じっとりと熱いキスを交わす。

「っは…、ふ…っ、ん…」
唾液と粘膜が混ざる感覚が、あったかくて
滑らかで気持ちいい。
夢中になって、キスをした。
『こーら、がっつき過ぎ…。俺、央未に食べられそう』
「ふふっ…、やだぁ…さくぅ…っ」
裸のままで抱き締めあって、
また何度もキスを交わした。

『…央未、エッチくてほんと可愛い。昔とやっぱり変わんないなぁ』
「ホント…?でも、昔みたいに何回もは出来ないけどね、最近はちゃんと満たされてるんだよ。」
『ぁー、やっぱり前までは我慢のが、多かったか。』
「それもあるけど…少し離れてる間にね、先の事ばっかり想ってたからだと思う。」

想い方が分かったんだ、
これまで以上に、俺はきっと
朔を繋ぎ止めてたくて
体でそれが出来る様になってから
快楽を知ったんだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

隣の親父

むちむちボディ
BL
隣に住んでいる中年親父との出来事です。

上司と俺のSM関係

雫@更新予定なし
BL
タイトルの通りです。

短編集

田原摩耶
BL
地雷ない人向け

処理中です...