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帝の夢枕
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鏡に映る自分が、
最近よく狸になっている。
おかしい。
ちゃんと、楓に力を分けて貰っているのに。
神力が、どこかから流れ出ているのか?
一週間程で、楓からの神力は無くなってしまうようになっていた。
「ねぇ、楓?最近、俺の神力すぐ減るようにならなかった?」
隣で横になっている楓の
肩を揺らす。
『…そうか?』
「うん、そうだよ。だって週に一回は…こうしてもらわないといけないし。」
うーん、と楓が考えを巡らせる。
『俺は…このくらいの頻度でも構わないけど。』
「あっ、そんな話じゃないよ⁈それは置いといて。漏れちゃう原因って、あるのかな?」
ペタペタ、と杏が自分の顔を触る。
『漏れてる…なぁ、杏は何年生きてる?』
「千年くらいかな。」
『もしかしたら、狸としての器が…もたなくなってきてるんじゃないのか?』
軽く言った楓だったが
杏は、酷い衝撃を受けた。
「…っ!そんな、そんなの、嫌だよ。」
今にも泣き出しそうな杏の顔を見て、楓が『しまった…』と後悔する。
「そんな…楓っ、俺どうしたらいいの?」
大きな瞳が、涙で揺れる。
零れ落ちそうな涙に
胸が痛い。
『分からない、でも大丈夫だ。俺がついている。』
眠りもできない杏を抱きしめる。
「俺、消えたりしないから。ずっと楓に傍に居たい。」
寝衣の袖が、杏の涙で濡れて居た。
『当たり前だ。しかし、困ったな。実は俺も気にはなっていたんだ。だんだん、神力を注いでもお前の方で消費が早くなっている気はしていた。怖くて、聞けなかったんだ。すまない…。』
自分ばっかりが、怖いわけじゃなかった。
楓にも、そんな不安は
あったんだ。
「俺、…ちゃんと人間として生まれてたら良かった。そしたら、こんな事にはならないのに。」
『そんな事は考えるな。明日、葵に相談してみよう。何事も無ければ安心するだろ?』
泣いてしまったせいで
目が赤い杏。
随分感情豊かになったものだ。
「うん。ありがとう、楓。」
杏の頭を撫でながら
眠りへと誘う。
大丈夫、大丈夫だ。
何も恐れないでいい。
俺がついている。
そう言い聞かせながら
眠りに落ちた。
『杏…まさか、来てしまったのか?』
千年くらいしか、生きられないだろう。
いや、千年生きたのが
そもそもの奇跡なんだ。
葵に聞かなくても
楓には、分かっていた。
けれど、こんなに深く愛し合っている杏に
そんな事実を言える訳が無かった。
きっと、真実は
杏を壊してしまう。
だから、言えずにいた。
このまま、静かに
看取ってやるのがいいのか?
それとも…
『杏…嘘だろう?』
いつも自分を照らしてくれた太陽みたいな存在が
消えてしまうかもしれない。
底知れぬ恐怖だ。
「ぁ…っ、楓?」
朝から、もぞもぞと
楓の手が身体を這っているせいで目が覚めた。
『…起きたか。』
「ん、擽ったいよ。朝から我慢できないの?」
当たり前だ。
最後に、なるかもしれないんだ。
『杏…また、生き返ると誓え。』
「!…楓。」
『忘れたりはしない。だから、途絶える事は許さない。』
「もぉっ、ワガママなんだから…。俺、ね?楓に拾って貰えて幸せだったよ。だから、また…楓さえ良かったら一緒になって欲しい。これが、俺の最後のお願い。」
ゆっくり、ゆっくり
杏は人間の姿から
狸の姿へと変わっていった。
人間の部分は、もう
どこにも残ってはいない。
『覚悟は、してたけど…な。息さえ辛い。杏…、さよなら。』
「‼︎杏!」
ガバッと起き上がる。
隣には、愛くるしい寝顔の杏が、すやすや寝ていた。
ぶわっ、と涙が零れ落ちる。
『………』
「うぉ…っ、正気か?」
まさか、夢で泣いて起きるなんて。
どこの子供だろうか。
『ふっ……ん~』
杏が、寝返りを打つ。
慌てて涙を両手で拭う。
もそもそと、杏が不機嫌な顔で起きた。
『?早いね、おはよう楓。』
「お、おはよ…」
『なんか、目が赤いよ?楓。あんまり寝れなかったの?』
心配そうに、気づかってくれる杏が愛しかった。不意に抱きしめられて、杏が
目を白黒させる。
『わっ、びっくりしたぁ。大丈夫?もしかして、怖い夢でも見ちゃったとか。』
しっかり図星をつかれて、
内容を杏に話してみた。
『…なんか、本当にありそうで怖いね?でも、俺は今のところ元気だよ。ふふっ、泣いてくれるんだね?楓。俺、ちょっと胸がいっぱいになったよ。嬉しい。』
「杏…っ」
『楓はね、自分の命より大切なんだ。』
強くて、優しい。温かい笑みを浮かべる杏。
「お前が、よく煌龍殿に帰ってくれるようになってから…俺は杏の事ばかり考えてる。滑稽だろ?」
『まさか。でも、同じ気持ちだったのかなって…不思議。やっぱり通じ合ってるんだなぁって感じるね。』
手を取り合って、ただ
お互いを見つめる。
「杏…お前にはずっと心を奪われている。」
『だって、最初に好きになったのは俺だから。俺だって、楓の気を引くのは難しかったよ。』
あっけらかんと、手の内さえ明かす杏は相変わらず
馬鹿正直で子供みたいに
純真だ。
物心つく歳には、
不思議な距離感を保っている気がした。
子供だからと、甘えに乗じる事の無い。時折、急に大人びた表情をする。
それは、子供を育てた事が無い楓にすれば
戸惑うきっかけになっていた。
成長していく、この
小さな大人と…どうやって
向き合えばいい?
ましてや、母親がわりだった茜を亡くして
杏の心は、より複雑になっていくのではないか。
『楓、俺は平気だよ。茜はもういないけど…俺が茜みたいになる。楓に淋しい思いをさせないから。』
そんな、健気な言葉で
自分を慰める杏が
愛しくてたまらなかった。
もはや、一人間として
満ち足りていた。
「遠い将来、お前は皆を幸せにする。杏、お前にはそんな力が生まれた時から備わっている。…いつか、俺の手から離れてしまいそうだな。」
『今は、どこにも行けないよ。楓が心配なんだもん。でも、立派になって…恩返しがしたいな。育ててくれた楓には。』
雛鳥が、羽ばたき始めた頃…それは世に言う動乱期だった。
以下、蛇足的なお話
⬇︎
まさかの、ひどい夢オチネタです。
途中までは、わりとそのまま本気で続けて書いていたのですが。
あまり簡単に、またコロッとさせてしまうのは酷すぎるので
どれだけ楓が杏を思っているのかを
書いてみたかったので。
あまり楓が、そういう雰囲気のものを
書いてこなかっただけに…。
杏「楓を泣かせれたので、満足しています~」
楓「お前、大した度胸だな。この豆だぬきが。」
杏「でも、本当に…嬉しかったんだよ?だって、楓あんまり表現してくれないでしょ、何て言うのかな…気持ち?」
楓「そうだな、言えないだろう。本来ならな…。お前は、そう言って茶化すがな。俺からしてみれば本当に、」
杏「…大丈夫だよ。楓、大丈夫。ごめんね。じゃあ、頭ナデナデしてあげる。」
ナデナデ中…
楓「いつからか俺も、頭を撫でる方から撫でられる側になったのか。…しかし、悪くないな。」
杏「でしょ?じゃあ次は膝枕でもしてあげようか。」
楓「こうやって俺は、またショタ神とか言われるんだろうな。」
最近よく狸になっている。
おかしい。
ちゃんと、楓に力を分けて貰っているのに。
神力が、どこかから流れ出ているのか?
一週間程で、楓からの神力は無くなってしまうようになっていた。
「ねぇ、楓?最近、俺の神力すぐ減るようにならなかった?」
隣で横になっている楓の
肩を揺らす。
『…そうか?』
「うん、そうだよ。だって週に一回は…こうしてもらわないといけないし。」
うーん、と楓が考えを巡らせる。
『俺は…このくらいの頻度でも構わないけど。』
「あっ、そんな話じゃないよ⁈それは置いといて。漏れちゃう原因って、あるのかな?」
ペタペタ、と杏が自分の顔を触る。
『漏れてる…なぁ、杏は何年生きてる?』
「千年くらいかな。」
『もしかしたら、狸としての器が…もたなくなってきてるんじゃないのか?』
軽く言った楓だったが
杏は、酷い衝撃を受けた。
「…っ!そんな、そんなの、嫌だよ。」
今にも泣き出しそうな杏の顔を見て、楓が『しまった…』と後悔する。
「そんな…楓っ、俺どうしたらいいの?」
大きな瞳が、涙で揺れる。
零れ落ちそうな涙に
胸が痛い。
『分からない、でも大丈夫だ。俺がついている。』
眠りもできない杏を抱きしめる。
「俺、消えたりしないから。ずっと楓に傍に居たい。」
寝衣の袖が、杏の涙で濡れて居た。
『当たり前だ。しかし、困ったな。実は俺も気にはなっていたんだ。だんだん、神力を注いでもお前の方で消費が早くなっている気はしていた。怖くて、聞けなかったんだ。すまない…。』
自分ばっかりが、怖いわけじゃなかった。
楓にも、そんな不安は
あったんだ。
「俺、…ちゃんと人間として生まれてたら良かった。そしたら、こんな事にはならないのに。」
『そんな事は考えるな。明日、葵に相談してみよう。何事も無ければ安心するだろ?』
泣いてしまったせいで
目が赤い杏。
随分感情豊かになったものだ。
「うん。ありがとう、楓。」
杏の頭を撫でながら
眠りへと誘う。
大丈夫、大丈夫だ。
何も恐れないでいい。
俺がついている。
そう言い聞かせながら
眠りに落ちた。
『杏…まさか、来てしまったのか?』
千年くらいしか、生きられないだろう。
いや、千年生きたのが
そもそもの奇跡なんだ。
葵に聞かなくても
楓には、分かっていた。
けれど、こんなに深く愛し合っている杏に
そんな事実を言える訳が無かった。
きっと、真実は
杏を壊してしまう。
だから、言えずにいた。
このまま、静かに
看取ってやるのがいいのか?
それとも…
『杏…嘘だろう?』
いつも自分を照らしてくれた太陽みたいな存在が
消えてしまうかもしれない。
底知れぬ恐怖だ。
「ぁ…っ、楓?」
朝から、もぞもぞと
楓の手が身体を這っているせいで目が覚めた。
『…起きたか。』
「ん、擽ったいよ。朝から我慢できないの?」
当たり前だ。
最後に、なるかもしれないんだ。
『杏…また、生き返ると誓え。』
「!…楓。」
『忘れたりはしない。だから、途絶える事は許さない。』
「もぉっ、ワガママなんだから…。俺、ね?楓に拾って貰えて幸せだったよ。だから、また…楓さえ良かったら一緒になって欲しい。これが、俺の最後のお願い。」
ゆっくり、ゆっくり
杏は人間の姿から
狸の姿へと変わっていった。
人間の部分は、もう
どこにも残ってはいない。
『覚悟は、してたけど…な。息さえ辛い。杏…、さよなら。』
「‼︎杏!」
ガバッと起き上がる。
隣には、愛くるしい寝顔の杏が、すやすや寝ていた。
ぶわっ、と涙が零れ落ちる。
『………』
「うぉ…っ、正気か?」
まさか、夢で泣いて起きるなんて。
どこの子供だろうか。
『ふっ……ん~』
杏が、寝返りを打つ。
慌てて涙を両手で拭う。
もそもそと、杏が不機嫌な顔で起きた。
『?早いね、おはよう楓。』
「お、おはよ…」
『なんか、目が赤いよ?楓。あんまり寝れなかったの?』
心配そうに、気づかってくれる杏が愛しかった。不意に抱きしめられて、杏が
目を白黒させる。
『わっ、びっくりしたぁ。大丈夫?もしかして、怖い夢でも見ちゃったとか。』
しっかり図星をつかれて、
内容を杏に話してみた。
『…なんか、本当にありそうで怖いね?でも、俺は今のところ元気だよ。ふふっ、泣いてくれるんだね?楓。俺、ちょっと胸がいっぱいになったよ。嬉しい。』
「杏…っ」
『楓はね、自分の命より大切なんだ。』
強くて、優しい。温かい笑みを浮かべる杏。
「お前が、よく煌龍殿に帰ってくれるようになってから…俺は杏の事ばかり考えてる。滑稽だろ?」
『まさか。でも、同じ気持ちだったのかなって…不思議。やっぱり通じ合ってるんだなぁって感じるね。』
手を取り合って、ただ
お互いを見つめる。
「杏…お前にはずっと心を奪われている。」
『だって、最初に好きになったのは俺だから。俺だって、楓の気を引くのは難しかったよ。』
あっけらかんと、手の内さえ明かす杏は相変わらず
馬鹿正直で子供みたいに
純真だ。
物心つく歳には、
不思議な距離感を保っている気がした。
子供だからと、甘えに乗じる事の無い。時折、急に大人びた表情をする。
それは、子供を育てた事が無い楓にすれば
戸惑うきっかけになっていた。
成長していく、この
小さな大人と…どうやって
向き合えばいい?
ましてや、母親がわりだった茜を亡くして
杏の心は、より複雑になっていくのではないか。
『楓、俺は平気だよ。茜はもういないけど…俺が茜みたいになる。楓に淋しい思いをさせないから。』
そんな、健気な言葉で
自分を慰める杏が
愛しくてたまらなかった。
もはや、一人間として
満ち足りていた。
「遠い将来、お前は皆を幸せにする。杏、お前にはそんな力が生まれた時から備わっている。…いつか、俺の手から離れてしまいそうだな。」
『今は、どこにも行けないよ。楓が心配なんだもん。でも、立派になって…恩返しがしたいな。育ててくれた楓には。』
雛鳥が、羽ばたき始めた頃…それは世に言う動乱期だった。
以下、蛇足的なお話
⬇︎
まさかの、ひどい夢オチネタです。
途中までは、わりとそのまま本気で続けて書いていたのですが。
あまり簡単に、またコロッとさせてしまうのは酷すぎるので
どれだけ楓が杏を思っているのかを
書いてみたかったので。
あまり楓が、そういう雰囲気のものを
書いてこなかっただけに…。
杏「楓を泣かせれたので、満足しています~」
楓「お前、大した度胸だな。この豆だぬきが。」
杏「でも、本当に…嬉しかったんだよ?だって、楓あんまり表現してくれないでしょ、何て言うのかな…気持ち?」
楓「そうだな、言えないだろう。本来ならな…。お前は、そう言って茶化すがな。俺からしてみれば本当に、」
杏「…大丈夫だよ。楓、大丈夫。ごめんね。じゃあ、頭ナデナデしてあげる。」
ナデナデ中…
楓「いつからか俺も、頭を撫でる方から撫でられる側になったのか。…しかし、悪くないな。」
杏「でしょ?じゃあ次は膝枕でもしてあげようか。」
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