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キスのせい
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「あれ?」
人魚は、自分の脚をまじまじと見つめて
「なんだか、色がおかしい…」
バスタブの中から這い出て
男を呼ぶ。
『一体どうした?』
人魚が不安げな表情で、瞳を揺らし
男を見上げる。
『危ない…勝手に這い出るな、』
「脚が、変なの。色も…こんな事初めてで、」
人魚の下半身は、言われてみれば
鱗も消えた部分があり
人の肌色と変わらない皮膚のようなものが、見える。
『まるで、人の肌じゃないか…なんだ?塩水が足りなかったか』
「あなた、お医者さんでしょ?何とかして…っ、…」
人魚は、男の袖にすがりつき
息を乱した。
『真水だからか?…ったく、手間のかかる魚だな。海水を汲んできてやるから、もう少し耐えてくれ。』
男は酩酊する人魚を風呂場に残して、大急ぎで海水を入れるガラス容器を携え海辺へと向かった。
取り残された人魚は、水風呂の中で、気を失いかけながら
ブクブクと泡を吹く。
ずーんと頭が重くて、まるで海底に沈むような感覚。
落ちていく、落ちていく。
男はたったの1リットル程の海水を
ガラス容器に入れて帰って来た。
意識を失いかけている
人魚の頭から、海水をかけた。
真水と海水が混ざり合う。
男は、人魚の顔を上向かせて
息を吹き込んだ。
真水は、地上の世界。
海水は、海の世界。
二つの世界が、ゆっくりと
交わる時が来た。
人魚は、瞳を開くと
安心する海水の匂いがした。
泡沫と溶け合う真水と海水が
呼吸を取り戻してくれる。
人魚は、男に手を伸ばして
「もう、大丈夫」
と、手のひらで頬に触れた。
男は少しだけ、咳き込み
人魚はバスタブから
立ち上がった。
と、同時にツルンと脚を滑らせ
転んでしまう。
『大丈夫か、そんなヒレで立てるわけ…人魚、お前脚が…』
どう言うわけか、人魚には脚が
ヒレの代わりに有った。
男は転げたままの人魚の脚を
掴んで
『人の脚だ…間違いない。』
「ちょっとぉ…、なにするの」
『そんな顔しておいて、お前…オスの人魚なんだな。』
なぜか?どこか
ガッカリした口調で男に言われ
人魚は、むっとした。
「最初から、わかってたでしょ?」
『その長い髪に騙された。』
「…でも、俺…」
『冗談だ。気にするな。頼むから下着をつけてくれ。』
そんなものを持たない事は
男も重々承知の上で、言ってはみたものの。
とりあえずは、バスローブを着せて
みることにした。
慣れない衣服の感触に
人魚は、ぞわぞわすると
むずがゆがる。
「俺、ふく…着たくない。」
『ダメだ、人の姿になったんなら、人として振る舞え。裸でウロウロされちゃ、こっちが迷惑だ。』
「だって、こんなの…肌がくすぐったくって、ヘンなんだよ。」
体の水分を拭く事も、
服を着る事にも抵抗があるのか
人魚は、不機嫌そうだ。
『慣れるさ、大丈夫。ほら、腕を通せ…』
「どうして、脚に変わったんだろう?」
『そもそも、お前に脚はあったんだな。』
「うーん、分からない。でも、あったんだよね。不思議…」
バスローブを着せられて、
リビングに連れて行かれると
男はソファに座った。
人魚も、真似て座ってみた。
ころん、とソファの背もたれに
背中が倒れた。
『ちょ…っ、お前…そこからなのか?』
「そうみたい。」
『さっき、俺を医者と言ったよな?何で分かったんだ。』
「…におい。」
『お前って、もしかしたら…』
「ん?」
『いや、何でもない。そうか、においか。』
「ね、これから何するの?」
『夜は寝るもんだ…静かにな。』
「俺も寝るの?」
男は、ジッと人魚を見て
『眠ってる方が、いいな。夢まで見られる。』
好奇心で、爛々とする瞳に
薄く笑みを浮かべた。
「ゆめ…」
『とにかく、俺はシャワー浴びたら寝る。お前も寝るんだよ。』
よろよろと、人魚は男の寝室へと案内され、ベッドに上げられた。
「寝てる間は、なにするの?」
『何もしない。ただ、じっと体を休める。それが、眠る、だ。』
「ひとりで寝るの」
人魚バスローブのまま、体をベッドに横たえる。
『あぁ、目をつむってな…』
男は、人魚の髪を撫でながら
頷く。
「いっしょには、寝ないの?」
『大人はひとりで寝るものだ。』
「…わかった。」
男は、人魚の一挙一動に
平常心を試されている気がしてならなかった。
人魚は、クリーム色の長い髪を
ベッドに散らしながら
胎児のような体勢でこちらを
見ている。
妙に艶かしく感じるのは
人の脚を得たからだろう。
『明日、また海に連れて行ってやる…少しやすめ。』
男は、人魚の頬に口づけて
浴室へと向かった。
人魚は、たぐり寄せた
ブランケットに顔を埋めて
わずかに嬉しくて微笑んだ。
海辺の朝は、早い。
窓から差し込む陽の光、
寝室の窓をあけてみると
心地よい浜風が、部屋に
吹き込んだ。
深い眠りから目を覚まして
人魚は、自分の脚を確かめた。
まだ、戻らない。
おぼつかない足取りで
リビングに行くと、ソファに
男が眠っていた。
寝息を聞きながら、側により
人魚は男の素顔を観察した。
丸メガネの無い、男の寝顔は
穏やかで、人魚の胸が
ちくりと疼いた。
「あなた…、」
まだ名も知らない男の事を
呼んでみた。
『……』
「この服、他のがいい」
もだもだと、人魚はその場で
バスローブを脱ぎだしてしまう。
『またか』
「動きやすいのがいい」
惜しみなくさらされる
人魚の裸体を、男は朝から
見せつけられ
仕方なく上体を起こし
人魚に言い聞かせる。
『肌は、そんな簡単に人にさらすものじゃ無い。ましてや、裸なんてのは特にだ。』
「それくらい知ってるよ?」
『じゃ、何で俺に見せてくるんだよ…』
人魚は、髪を指に絡めて
恥ずかしそうにしながら
「思い出したんだよね。昨日の泡で…」
男に打ち明ける。
『あわ?』
「俺の世界での話だよ。泡も水も全ては記憶なの。キスなんか、するからだよ。」
男は、訳がわからずにただ
頬に赤味のさす人魚を呆然と
見ていた。
『お前の脚は、海に行けば直るのか?』
「わからない。」
『…服、貸してやる。これじゃお前を魚屋にやれなくなっちまった。』
「食べたかったら、食べてみる?人魚は、不老不死の伝説があるからね。」
『お前、もう…ただの人だろ。』
男は人魚に、身支度の仕方や、食事の取り方、着替えの仕方を教えながら1日を過ごしてみた。
物覚えがいい人魚は、面白いほどに
教えた事を吸収していく。
いずれ、料理などもこなせるだろう。
男は自分の肩ほどまでの
身丈である人魚に
妙な愛おしさを
抱き始めていた。
学者のはしくれ。
医者のはしくれ。
このどちらでもない、
おそらくただの本当の
男の中の心が、人魚の存在を
肯定し始めていた。
人魚は、明るく無邪気で
真っ直ぐな眩しい笑顔を
男に向けてくれる。
毎日毎日、朝の海や
夕刻の海、
真夜中の海に
出かけて行った。
しかし、人魚の脚は人の脚のまま
元には戻らない。
人魚は、男の家に住まう様になり
半月も経った頃、
男は人魚に確かめたい事があった。
『お前には、名前ってのは無いのか?』
昼下りのランチを食べながら
人魚は
「あるよ、エキュア…人の言語だと俺は違和感あるけどね。」
男は意外そうな顔で、
人魚の名前を一度呼んだ。
人魚は、不思議そうに
首をかしげると
サカナのピカタを食んでいる。
『海底では、どうやって意思疎通してたんだ?』
「思うだけで伝わるよ。」
当たり前だと、言わんばかりに
人魚は胸の前に手のひらを
かざした。
『俺も、海底に行けば…出来るのか?』
「俺がいれば、分かるんじゃないかな。伝わってるか、伝わってないか。」
人魚の返答に、男は納得したのか
珈琲を飲み吐息をついた。
男は人魚の長い髪を、編みながら
午後からの研究を進めていた。
協力すると言った人魚の体を
隅から隅まで調べるだけの
作業だったのに。
人魚の口の中を、調べている時に
愚かだとは思いながら
男は、人魚に劣情を抱いてしまった。
カチャカチャと器具が鳴り、
不慣れな検査に人魚が
苦しがってしまったのだ。
一度、中断して
男は人魚をなだめていた。
少しだけ、良心が痛む。
他に頼る者のいない人魚が、
不憫で、何より愛おしく。
人魚は、何も知らない。
男の膜の様な想いを身に
まとわせながら、
口づけ合う事に酔いしれていく。
乾いた地上でのキスは
人魚を堕落させて
淫靡な存在にしてしまったのか。
男の腰に絡める、自らの人の脚を見て人魚は、儚く微笑んだ。
人魚は、自分の脚をまじまじと見つめて
「なんだか、色がおかしい…」
バスタブの中から這い出て
男を呼ぶ。
『一体どうした?』
人魚が不安げな表情で、瞳を揺らし
男を見上げる。
『危ない…勝手に這い出るな、』
「脚が、変なの。色も…こんな事初めてで、」
人魚の下半身は、言われてみれば
鱗も消えた部分があり
人の肌色と変わらない皮膚のようなものが、見える。
『まるで、人の肌じゃないか…なんだ?塩水が足りなかったか』
「あなた、お医者さんでしょ?何とかして…っ、…」
人魚は、男の袖にすがりつき
息を乱した。
『真水だからか?…ったく、手間のかかる魚だな。海水を汲んできてやるから、もう少し耐えてくれ。』
男は酩酊する人魚を風呂場に残して、大急ぎで海水を入れるガラス容器を携え海辺へと向かった。
取り残された人魚は、水風呂の中で、気を失いかけながら
ブクブクと泡を吹く。
ずーんと頭が重くて、まるで海底に沈むような感覚。
落ちていく、落ちていく。
男はたったの1リットル程の海水を
ガラス容器に入れて帰って来た。
意識を失いかけている
人魚の頭から、海水をかけた。
真水と海水が混ざり合う。
男は、人魚の顔を上向かせて
息を吹き込んだ。
真水は、地上の世界。
海水は、海の世界。
二つの世界が、ゆっくりと
交わる時が来た。
人魚は、瞳を開くと
安心する海水の匂いがした。
泡沫と溶け合う真水と海水が
呼吸を取り戻してくれる。
人魚は、男に手を伸ばして
「もう、大丈夫」
と、手のひらで頬に触れた。
男は少しだけ、咳き込み
人魚はバスタブから
立ち上がった。
と、同時にツルンと脚を滑らせ
転んでしまう。
『大丈夫か、そんなヒレで立てるわけ…人魚、お前脚が…』
どう言うわけか、人魚には脚が
ヒレの代わりに有った。
男は転げたままの人魚の脚を
掴んで
『人の脚だ…間違いない。』
「ちょっとぉ…、なにするの」
『そんな顔しておいて、お前…オスの人魚なんだな。』
なぜか?どこか
ガッカリした口調で男に言われ
人魚は、むっとした。
「最初から、わかってたでしょ?」
『その長い髪に騙された。』
「…でも、俺…」
『冗談だ。気にするな。頼むから下着をつけてくれ。』
そんなものを持たない事は
男も重々承知の上で、言ってはみたものの。
とりあえずは、バスローブを着せて
みることにした。
慣れない衣服の感触に
人魚は、ぞわぞわすると
むずがゆがる。
「俺、ふく…着たくない。」
『ダメだ、人の姿になったんなら、人として振る舞え。裸でウロウロされちゃ、こっちが迷惑だ。』
「だって、こんなの…肌がくすぐったくって、ヘンなんだよ。」
体の水分を拭く事も、
服を着る事にも抵抗があるのか
人魚は、不機嫌そうだ。
『慣れるさ、大丈夫。ほら、腕を通せ…』
「どうして、脚に変わったんだろう?」
『そもそも、お前に脚はあったんだな。』
「うーん、分からない。でも、あったんだよね。不思議…」
バスローブを着せられて、
リビングに連れて行かれると
男はソファに座った。
人魚も、真似て座ってみた。
ころん、とソファの背もたれに
背中が倒れた。
『ちょ…っ、お前…そこからなのか?』
「そうみたい。」
『さっき、俺を医者と言ったよな?何で分かったんだ。』
「…におい。」
『お前って、もしかしたら…』
「ん?」
『いや、何でもない。そうか、においか。』
「ね、これから何するの?」
『夜は寝るもんだ…静かにな。』
「俺も寝るの?」
男は、ジッと人魚を見て
『眠ってる方が、いいな。夢まで見られる。』
好奇心で、爛々とする瞳に
薄く笑みを浮かべた。
「ゆめ…」
『とにかく、俺はシャワー浴びたら寝る。お前も寝るんだよ。』
よろよろと、人魚は男の寝室へと案内され、ベッドに上げられた。
「寝てる間は、なにするの?」
『何もしない。ただ、じっと体を休める。それが、眠る、だ。』
「ひとりで寝るの」
人魚バスローブのまま、体をベッドに横たえる。
『あぁ、目をつむってな…』
男は、人魚の髪を撫でながら
頷く。
「いっしょには、寝ないの?」
『大人はひとりで寝るものだ。』
「…わかった。」
男は、人魚の一挙一動に
平常心を試されている気がしてならなかった。
人魚は、クリーム色の長い髪を
ベッドに散らしながら
胎児のような体勢でこちらを
見ている。
妙に艶かしく感じるのは
人の脚を得たからだろう。
『明日、また海に連れて行ってやる…少しやすめ。』
男は、人魚の頬に口づけて
浴室へと向かった。
人魚は、たぐり寄せた
ブランケットに顔を埋めて
わずかに嬉しくて微笑んだ。
海辺の朝は、早い。
窓から差し込む陽の光、
寝室の窓をあけてみると
心地よい浜風が、部屋に
吹き込んだ。
深い眠りから目を覚まして
人魚は、自分の脚を確かめた。
まだ、戻らない。
おぼつかない足取りで
リビングに行くと、ソファに
男が眠っていた。
寝息を聞きながら、側により
人魚は男の素顔を観察した。
丸メガネの無い、男の寝顔は
穏やかで、人魚の胸が
ちくりと疼いた。
「あなた…、」
まだ名も知らない男の事を
呼んでみた。
『……』
「この服、他のがいい」
もだもだと、人魚はその場で
バスローブを脱ぎだしてしまう。
『またか』
「動きやすいのがいい」
惜しみなくさらされる
人魚の裸体を、男は朝から
見せつけられ
仕方なく上体を起こし
人魚に言い聞かせる。
『肌は、そんな簡単に人にさらすものじゃ無い。ましてや、裸なんてのは特にだ。』
「それくらい知ってるよ?」
『じゃ、何で俺に見せてくるんだよ…』
人魚は、髪を指に絡めて
恥ずかしそうにしながら
「思い出したんだよね。昨日の泡で…」
男に打ち明ける。
『あわ?』
「俺の世界での話だよ。泡も水も全ては記憶なの。キスなんか、するからだよ。」
男は、訳がわからずにただ
頬に赤味のさす人魚を呆然と
見ていた。
『お前の脚は、海に行けば直るのか?』
「わからない。」
『…服、貸してやる。これじゃお前を魚屋にやれなくなっちまった。』
「食べたかったら、食べてみる?人魚は、不老不死の伝説があるからね。」
『お前、もう…ただの人だろ。』
男は人魚に、身支度の仕方や、食事の取り方、着替えの仕方を教えながら1日を過ごしてみた。
物覚えがいい人魚は、面白いほどに
教えた事を吸収していく。
いずれ、料理などもこなせるだろう。
男は自分の肩ほどまでの
身丈である人魚に
妙な愛おしさを
抱き始めていた。
学者のはしくれ。
医者のはしくれ。
このどちらでもない、
おそらくただの本当の
男の中の心が、人魚の存在を
肯定し始めていた。
人魚は、明るく無邪気で
真っ直ぐな眩しい笑顔を
男に向けてくれる。
毎日毎日、朝の海や
夕刻の海、
真夜中の海に
出かけて行った。
しかし、人魚の脚は人の脚のまま
元には戻らない。
人魚は、男の家に住まう様になり
半月も経った頃、
男は人魚に確かめたい事があった。
『お前には、名前ってのは無いのか?』
昼下りのランチを食べながら
人魚は
「あるよ、エキュア…人の言語だと俺は違和感あるけどね。」
男は意外そうな顔で、
人魚の名前を一度呼んだ。
人魚は、不思議そうに
首をかしげると
サカナのピカタを食んでいる。
『海底では、どうやって意思疎通してたんだ?』
「思うだけで伝わるよ。」
当たり前だと、言わんばかりに
人魚は胸の前に手のひらを
かざした。
『俺も、海底に行けば…出来るのか?』
「俺がいれば、分かるんじゃないかな。伝わってるか、伝わってないか。」
人魚の返答に、男は納得したのか
珈琲を飲み吐息をついた。
男は人魚の長い髪を、編みながら
午後からの研究を進めていた。
協力すると言った人魚の体を
隅から隅まで調べるだけの
作業だったのに。
人魚の口の中を、調べている時に
愚かだとは思いながら
男は、人魚に劣情を抱いてしまった。
カチャカチャと器具が鳴り、
不慣れな検査に人魚が
苦しがってしまったのだ。
一度、中断して
男は人魚をなだめていた。
少しだけ、良心が痛む。
他に頼る者のいない人魚が、
不憫で、何より愛おしく。
人魚は、何も知らない。
男の膜の様な想いを身に
まとわせながら、
口づけ合う事に酔いしれていく。
乾いた地上でのキスは
人魚を堕落させて
淫靡な存在にしてしまったのか。
男の腰に絡める、自らの人の脚を見て人魚は、儚く微笑んだ。
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