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第2章 ギルド
初依頼
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翌朝すっきり目覚めた。ベッドの上で寝起きのままじっとしていると部屋の扉がノックされた。鍵を開け迎え入れる。中に入ってきたのはアレックスだった。
「おはよう。よく眠れたか?」
「あぁ、おはよう。」
「これ、服だ。多分サイズは合ってると思うぜ?」
「そうか、ありがとう。」
「じゃあ着替えたら降りてこい。朝飯だ。」
「分かった。」
たんたんと会話をしてアレックスが部屋から出ていく。寝起きで頭がぼぅっとしていた雅人は昨夜のことなんて頭になかった。
素早く着替えて軽く髪を手ぐしで整える。鏡を見つめて思わずため息をついた。
……いつ見ても病弱そうな顔に体だよなぁ。早く鍛えて目指せムキムキだな!
固く決心して部屋から出る。レオンたちとも合流し朝食をとった。すると、レオンが口を開いた。
「そうだ、マサト。せっかくギルドに登録したんだし、初依頼行ってみないか?」
「初依頼?」
「あぁ、まぁマサトはまだランクが低いから簡単な依頼しかないが。」
「行ってみたい。楽しみだ。」
「じゃあ食べ終わったら依頼を選びに行こう。」
美味しい朝食を食べ終え席を立つ。レオンたち3人と依頼を見に行く。
「これなんてどうだ?」
「ん?薬草?……俺は戦いたいんだが。」
「そう言ってもなぁ。マサトのランクじゃ薬草集めくらいしかないんだよなぁ。」
「そうだよね、どうしようかな。アレックスに相談してみる?」
「ニック、俺がどうかしたか?」
通りがかったアレックスがニックの言葉に反応する。
「マサトは戦いたいらしいんだけどマサトのランクじゃなくてね。」
「マサトはそんなに強いのか?」
「あぁ、強いぞ。俺たちが潜っていたダンジョンがあっただろう?あれのラスボスは黒いドラゴンだったんだが俺たちじゃ全く歯が立たなくてな、マサトが倒したんだ。」
「ちょっ、あれはみんなで協力したからだろ?俺一人で倒したわけじゃない。」
「でも、マサトのアイデアがなかったら無理だったし実際とどめを刺したのはマサトだろ?」
「そんなに強いのか!驚いた。ならこれに行ってくれないか?」
「ん?なんだこれ?」
「最近森によく出没してるらしいんだ。貴重な素材だし人里に降りたら危険だから討伐して欲しい。」
「こいつを倒せばいいんだな?」
「あぁ。頼むよ。」
「わかった。レオン、ニック、ケイン来てくれるか?」
「当たり前だ。」
「もちろん。」
「行くに決まっている。」
「おお、ありがとう。」
「なら準備してくるから待っててくれ!昨日の剣とってくるな!」
「あぁ。」
ワクワクした気持ちで剣を手に取る。早くこの剣を使いたくてたまらなかった。
「おはよう。よく眠れたか?」
「あぁ、おはよう。」
「これ、服だ。多分サイズは合ってると思うぜ?」
「そうか、ありがとう。」
「じゃあ着替えたら降りてこい。朝飯だ。」
「分かった。」
たんたんと会話をしてアレックスが部屋から出ていく。寝起きで頭がぼぅっとしていた雅人は昨夜のことなんて頭になかった。
素早く着替えて軽く髪を手ぐしで整える。鏡を見つめて思わずため息をついた。
……いつ見ても病弱そうな顔に体だよなぁ。早く鍛えて目指せムキムキだな!
固く決心して部屋から出る。レオンたちとも合流し朝食をとった。すると、レオンが口を開いた。
「そうだ、マサト。せっかくギルドに登録したんだし、初依頼行ってみないか?」
「初依頼?」
「あぁ、まぁマサトはまだランクが低いから簡単な依頼しかないが。」
「行ってみたい。楽しみだ。」
「じゃあ食べ終わったら依頼を選びに行こう。」
美味しい朝食を食べ終え席を立つ。レオンたち3人と依頼を見に行く。
「これなんてどうだ?」
「ん?薬草?……俺は戦いたいんだが。」
「そう言ってもなぁ。マサトのランクじゃ薬草集めくらいしかないんだよなぁ。」
「そうだよね、どうしようかな。アレックスに相談してみる?」
「ニック、俺がどうかしたか?」
通りがかったアレックスがニックの言葉に反応する。
「マサトは戦いたいらしいんだけどマサトのランクじゃなくてね。」
「マサトはそんなに強いのか?」
「あぁ、強いぞ。俺たちが潜っていたダンジョンがあっただろう?あれのラスボスは黒いドラゴンだったんだが俺たちじゃ全く歯が立たなくてな、マサトが倒したんだ。」
「ちょっ、あれはみんなで協力したからだろ?俺一人で倒したわけじゃない。」
「でも、マサトのアイデアがなかったら無理だったし実際とどめを刺したのはマサトだろ?」
「そんなに強いのか!驚いた。ならこれに行ってくれないか?」
「ん?なんだこれ?」
「最近森によく出没してるらしいんだ。貴重な素材だし人里に降りたら危険だから討伐して欲しい。」
「こいつを倒せばいいんだな?」
「あぁ。頼むよ。」
「わかった。レオン、ニック、ケイン来てくれるか?」
「当たり前だ。」
「もちろん。」
「行くに決まっている。」
「おお、ありがとう。」
「なら準備してくるから待っててくれ!昨日の剣とってくるな!」
「あぁ。」
ワクワクした気持ちで剣を手に取る。早くこの剣を使いたくてたまらなかった。
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