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第2章 ギルド
着替え
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夕食をとったあと雅人は部屋に戻った。レオンたちもギルドに泊まっているようだ。風呂を済ませ雅人はあることに気づいた。
……俺、隊服以外なんも持ってねえじゃん。替えの下着もないんですけど。え?どうしよう。俺今日全裸で寝んの?そもそも魔法使えないし洗濯できないんだけど明日同じ下着プラス隊服?そ、それはきつい!決して潔癖というわけではないが、同じ下着は無理だ……。
とりあえず下着は履かずに隊服をもう一度着る。
うぉぉぉ、俺ノーパンとか初めてだよ。落ち着かねぇ……。
周りをきょろきょろと見回しながら部屋を出る。そろそろと1階へ降りればアレックスを見つけた。
「アレックス。」
「おぉ、マサトじゃねえか。どうした?」
「あ、あぁ。その、風呂に入ったんだが替えの服とか下着とか俺は何も持ってなくてな。その、貸してほしいんだが……。」
「あぁ、いいぜ?なら俺の部屋来いよ。何着か貸してやるから。確か下着も新品がいくらかあったはずだ。」
「あっ、それと洗濯の方法を教えて欲しいんだ。」
「洗濯か……。大体のやつは魔法でやっちまうが、マサトは無理だろ?だったら手洗いしかないな。王都に行けば便利な魔道具もあるんだろうが、なんせギルドでは必要なくてな。」
「そうか……。」
「そうだな、洗剤になるような薬草なら余ってるからそれくらいならやれるぞ?」
「本当か?ありがとう。ありがたく貰う。」
「なら、今から俺の部屋に来い。風呂に入ったんだろ?同じ服は着ていたくないだろうしな。」
「あぁ、助かるよ。」
アレックスは上機嫌で部屋に雅人を案内する。
アレックスの部屋は1階の奥にあった。雅人の部屋の2倍ほどある広さだ。
さすが、ギルマスだな……。
「じゃあ適当に服とか出してくからそこのベッドにでも腰掛けといてくれ。」
「あぁ。」
それにしてもベッドか……。ソファとかあればそっちに座るんだがあいにくアレックスの部屋にはベッドしかないし。なんて言うかものが少なくて殺風景というか……。意外だなー。
アレックスが何着か手に取って戻ってくる。
「うーん、何着か出してみたんだが俺とお前の体格じゃどれもでかいと思うがいいか?」
「借りれるんならなんでもいい。ありがとう。」
「ならせっかくだし着てみろよ。」
「え?部屋で着るからいい。」
「いやいやあまりにもサイズ合わなかったら変えなきゃいけねえだろ。」
「それもそうだが……。」
……まずい!俺は今ノーパンだ。この状態で着替えるのはさすがに恥ずかしい。それに出ていってくれと言っても変に意識しているようでそれもだめだ……。
「あ、アレックス、下着も借りたいんだが借りれるか?」
「下着はこの部屋には新品はないからその服着替えたら帰り際に渡す。」
「そ、そうか……。」
「どうした?着替えないのか?」
「えっと……その」
雅人は手を股間付近にさまよわせもじもじしてしまう。
「ん?どうした?」
アレックスが近寄ってくる。距離が1.5メートルほどに縮まった時アレックスがなにかに気づいたような顔をした。だがすぐににやりと笑うと一気に残りの距離を詰めてくる。
「マサト、お前今下着履いてないだろ?」
……俺、隊服以外なんも持ってねえじゃん。替えの下着もないんですけど。え?どうしよう。俺今日全裸で寝んの?そもそも魔法使えないし洗濯できないんだけど明日同じ下着プラス隊服?そ、それはきつい!決して潔癖というわけではないが、同じ下着は無理だ……。
とりあえず下着は履かずに隊服をもう一度着る。
うぉぉぉ、俺ノーパンとか初めてだよ。落ち着かねぇ……。
周りをきょろきょろと見回しながら部屋を出る。そろそろと1階へ降りればアレックスを見つけた。
「アレックス。」
「おぉ、マサトじゃねえか。どうした?」
「あ、あぁ。その、風呂に入ったんだが替えの服とか下着とか俺は何も持ってなくてな。その、貸してほしいんだが……。」
「あぁ、いいぜ?なら俺の部屋来いよ。何着か貸してやるから。確か下着も新品がいくらかあったはずだ。」
「あっ、それと洗濯の方法を教えて欲しいんだ。」
「洗濯か……。大体のやつは魔法でやっちまうが、マサトは無理だろ?だったら手洗いしかないな。王都に行けば便利な魔道具もあるんだろうが、なんせギルドでは必要なくてな。」
「そうか……。」
「そうだな、洗剤になるような薬草なら余ってるからそれくらいならやれるぞ?」
「本当か?ありがとう。ありがたく貰う。」
「なら、今から俺の部屋に来い。風呂に入ったんだろ?同じ服は着ていたくないだろうしな。」
「あぁ、助かるよ。」
アレックスは上機嫌で部屋に雅人を案内する。
アレックスの部屋は1階の奥にあった。雅人の部屋の2倍ほどある広さだ。
さすが、ギルマスだな……。
「じゃあ適当に服とか出してくからそこのベッドにでも腰掛けといてくれ。」
「あぁ。」
それにしてもベッドか……。ソファとかあればそっちに座るんだがあいにくアレックスの部屋にはベッドしかないし。なんて言うかものが少なくて殺風景というか……。意外だなー。
アレックスが何着か手に取って戻ってくる。
「うーん、何着か出してみたんだが俺とお前の体格じゃどれもでかいと思うがいいか?」
「借りれるんならなんでもいい。ありがとう。」
「ならせっかくだし着てみろよ。」
「え?部屋で着るからいい。」
「いやいやあまりにもサイズ合わなかったら変えなきゃいけねえだろ。」
「それもそうだが……。」
……まずい!俺は今ノーパンだ。この状態で着替えるのはさすがに恥ずかしい。それに出ていってくれと言っても変に意識しているようでそれもだめだ……。
「あ、アレックス、下着も借りたいんだが借りれるか?」
「下着はこの部屋には新品はないからその服着替えたら帰り際に渡す。」
「そ、そうか……。」
「どうした?着替えないのか?」
「えっと……その」
雅人は手を股間付近にさまよわせもじもじしてしまう。
「ん?どうした?」
アレックスが近寄ってくる。距離が1.5メートルほどに縮まった時アレックスがなにかに気づいたような顔をした。だがすぐににやりと笑うと一気に残りの距離を詰めてくる。
「マサト、お前今下着履いてないだろ?」
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