俺の平凡な学生生活は本日終了いたしました。

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俺ピンチ

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「う、くっ、……」

柿本が身をよじる度に柿本の膝が俺の股間を掠めていく。

「か、柿本、ちょっと動かないでくれ……」

「悪い。狭くてもうちょっと我慢してくれ。」

「ひっ?!う、あぁ……」

今度は下から俺を持ち上げるように膝でグリグリとされる。

ちょっ、やばいってぇ!ほんとに!勃っちゃうから!

て言うより、これで好感度上がってんのか?ここで自動モードに入られたら何するか分からない……。

「あ、あん!」

「だ、大丈夫か?」

思わず喘ぎ声を漏らしてしまった俺は恥ずかしくて顔がトマトみたいに赤くなっているだろう。じわりと視界が滲んでくる。

「動かないでって言ったのにぃ……。」

精一杯柿本を睨みつける。
柿本もなぜか赤面していた。

「勃ったのか?」

「ひぁぁ!!」

柿本がするりと俺の股間を撫でる。膝で刺激され続けたせいで芯を持って固くなりズボンを窮屈そうに押し上げている。

柿本がゆっくりと俺の陰茎を取り出す。しごいたりはせず、すりすりと鬼頭を撫でてくる手を止めようと柿本の手を掴む。

そこで俺は固まった。柿本の股間も膨らんでいたのだ。刺激していた訳では無い。

つまり柿本は俺に興奮したのだ。その事実に嫌悪感を抱くことは無かったが、いたたまれなさが募ってくる。

柿本が俺の視線に気づいた。僅かに笑った気がする。

俺に見せつけるように自分の陰茎も取り出した。俺のより一回りでかい。俺が小さい訳ではなく、柿本がでかい。俺は標準だ。

柿本は自分のものと俺のものの先をくっつけた。裏筋を擦るようにゆっくり腰を動かし手で2人の先の出っ張りを撫で回す。

「んあ、あ、はぁっ……ん、んん」

「……気持ちいいか?」

「あん、な、なんでッ……と、もだち、なのに……」

「友達でも抜きあいっこくらいするだろ?」

「しなッ……しないぃぃ。」

柿本の少し荒くなった息が耳元にかかりゾクゾクする。時々鈴口に爪を立てるように、だんだん激しい動きになってくる。

「あ、あぁ!いく、いっちゃ、やぁッ、あぁぁぁぁ!」

「……ッ!」

2人同時に果てて柿本が2人分の白濁を手のひらで受け止めた。

ふと、ロッカーの外がしずかになっていることに気づいた。俺は急いで服を整えて、ロッカーを勢いよく開けて飛び出した。

『お疲れ様でした。──────只今の好感度78%。この調子で頑張ってください。』

なんなんだよ!あれは!なんで、俺、気持ちよくなんか……。柿本にイかされるなんて!!

ていうか、抜きあいっこでこんなに好感度上がるもんか?!

顔を真っ赤に染めて廊下をダッシュしていた俺は教室でまたもや顔を真っ赤にした柿本に気づかなかった。

「やばいな……。」

柿本が赤くなった顔を覆い呟く。そのまましばらく立ち尽くしていた。
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