大河ドラマで平泳ぎ どうする家康

九情承太郎

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第42回「天下分け目」視聴後

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(2023年11月5日 第42回「天下分け目」視聴後)

 全国の武将・大名を味方にする為に出す書状で、合理的に褒美を約束する家康と、大義名分で動かせると信じる三成の対比。
 北政所(おね)に味方してもらえる家康と、完全に見限られている三成。
 強引に人質を取って兵を出させた三成と、大名自ら人質と兵を預けられる家康。
 味方に背後から裏切られているのに気付かない三成と、裏切られないように人心掌握を怠らない家康。
 
 比較するとキリがないですね。
 西軍の半数以上が裏切るのも、無理ないです。
 むしろ最大十五万まで兵数を集めて、十二万の兵力で『関ヶ原の戦い』にまで持ち込めた事を褒めてあげよう。
 島左近を。
 アンドリュー・フォーク並みに戦下手の石田三成が、人質ありきでも『関ヶ原の戦い』を行えたのは、島左近が副将にいればこそ。
 島左近がいなければ、途中で西軍の誰かが、大事になる前に奇襲して三成を誅殺して、お仕舞いです。
 徳川家康と戦争する羽目になるより、その方が危険度低いし。とっても。
 島左近が側にいるので、そういう手段が出来なかった。
 かつては筒井家を守って松永弾正と戦い抜き、再興まで尽力した苦労人です。
 三成のガードは、完璧だったでしょう。
 こうなると離脱したい連中は、『関ヶ原の戦い』の最中に寝返る方針へと傾きます。
 その辺も見越して、『関ヶ原の戦い』当日は、島左近の部隊が開幕から激闘を続けて、寝返りし難い流れを生んでいく訳ですが…
 西軍の最大兵力・毛利軍が必殺「ランチタイムだから、休憩します」を発動さえしなければ、ワンチャンあったかも。
 ないけどね。

 
 今回は、これまでにいたしとうございます。
 アテブレーべ、オブリガード


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