大河ドラマで平泳ぎ どうする家康

九情承太郎

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第40回「天下人家康」視聴後

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(2023年10月22日 第40回「天下人家康」視聴後)

 服部半蔵の代替わりイベントを(入れて欲しかったのに)すっ飛ばし(ナレ死すら無し)
 出ました島左近!
 関ヶ原の戦い専用武将!(言い方)
 だって、ほら、大河ドラマでは、筒井順慶か松永秀久が主役として扱われでもしない限り、島左近の出番は、関ヶ原の戦いに終始する訳です。
 それはそれで。
 
 今回のツボなポイントは、石田三成をフルボッコにしようと結集して気炎を挙げていた七将が、本多忠勝に背後を取られた途端に、おとなしく家康の前に連行されていくシーンでしょう。
 どんだけ畏怖されてんだよ、本多忠勝(笑)
 安眠妨害の罪状で、連れて行かれる戦国大名たち。
 よく考えると、前代未聞だね。

 石田三成の、行政能力は秀逸なのに、人に好かれる能力が欠如というかマイナスというパラメーター。
 なんか切なくなってくるよね、肝心な所で不器用で。
 性格も真面目過ぎて、家康が穏やかな政権交代をしているのに、受け入れてくれない。
 家康を頼るどころか、討伐に傾斜して自滅してしまう。
 関ヶ原の戦いって、規模は大きいけれど、起因するのは石田三成の「曲げられない性格」と思っています。
「家康が寿命を迎えた後で、復権する」という道を選ばずに、最短距離での政権奪取を計画してしまった。
 たぶん、島左近は止めまくっただろうけど、やってしまった。
 家康よりも数万人多い兵数を集めた、と思い込んで(その半数以上が、家康に内通済み)。
 何度見ても、切ない。
 石田三成程の逸材が、最も不得手な戦争で家康と戦う羽目になる展開が、切ない。

 
 今回は、これまでにいたしとうございます。
 アテブレーべ、オブリガード


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