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第一部
第二五章 魔物の生態について学びましょう
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「あー、確かに山頂に巣があるっぽいわねー」
岩山の山道に入ってすぐに、山頂の方面を見上げながらラシェルが言った。
探知スキルを働かせているのだろう。
相変わらず頼りになる。
「大きな反応と小さな反応があるわね。禿鷹にも雛とかいるのかしら」
言いながらラシェルがソフィアのほうを見やると、ソフィアが待ってましたとばかりに得意げに解説をはじめる。
「禿鷹は集団で行動をする習性があり、巣を作るときはまず二、三組のツガイが拠点となる巣を作った後に一気に繁殖して新しいコロニーを形成します。コロニーの規模はその地にどれだけ餌となる獲物がいるかにもよりますが、どの程度の規模がその餌場に適正なのかは本能的に判断できるみたいです」
ほうほう。
つまり、禿鷹はある種の集合知的な本能を持っているということだろうか。
「そうですね。数が増えすぎた場合は弱った個体を間引き、減った場合は生み増やす……そうやって餌場に見合った規模にコロニーを維持する特性があります。その特性を逆手にとって、禿鷹の素材で生計を立てているような魔物専門の猟師の中には敢えて巣を壊滅させずに意図的にコロニーを維持させているようなかたもおられるとか」
「え、それって魔物を放置するってことでしょ? 倫理的にどうなのよ」
ラシェルが露骨に不快そうな顔をするが、ソフィアは困ったように首をすくめる。
「まあ、ヒトに被害が出ないなら、共生という考えかたもできるかなと思います。考えようによっては、禿鷹のほうがその特性をうまく利用されていてかわいそうな気もしますし」
まあ、考えかたはヒトそれぞれなのだろう。
ヒトに被害が出ないのであれば、確かに家畜を飼育しているのと大差はない。
ただ、やはり厳粛に管理されているのでもなければヒトへの被害の可能性をなくすことはできないし、決して安易に行われていいことではないだろう。
「雛がいるということは、今まさに繁殖中ということか?」
俺が訊くと、ソフィアは少し思案するように視線をさまよわせてから答えた。
「そうなりますね。巣ができてまだ間もないのか、何か外敵なようなものに数を減らされたあとなのか……まあ、お話を聞くかぎりは前者でしょうかねぇ」
工房を出る前にアイシャから聞いた話では、鉱脈の調査中に禿鷹の巣があることに気づいたそうだが、いつからあったのかまでは分からないらしい。
最後に山頂付近まで行ったのは一ヶ月以上前で、少なくともそのときにはまだ禿鷹の巣はなかったという話だが――。
「禿鷹の成長は非常に早いと言われていますが、それでも成体になるまで一ヶ月はかかるでしょうから、やはりまだできたばかりの巣と見るべきでしょうね」
ソフィアがそう言いながら一人でふむふむと頷いている。
しかし、何故かラシェルは少し納得がいかなそうな顔をしていた。
「でも、だとしたらおかしいわね。新しい巣を作るときって二、三組のツガイが先にベースを作ってそこから増やすんでしょ? でも、山頂に感じる大きなほうの気配は二組とか三組とかって数じゃないわよ?」
「そうなんですか?」
「全部で十五体くらいかしら……雛も含めると二十体以上はいると思うけど」
「ええ? だとしたら、やっぱり何か理由があって集団で渡ってきたんでしょうか。このあたりにその規模のコロニーを支えられる餌場があるとも思えませんし……」
詳しいことは分からないが、ソフィアの口ぶりから察するに、どうやら禿鷹がこの岩山に作ったコロニーの規模は本来の習性や特性からは少し外れた状態であるらしい。
何やら嫌な予感がしないではないが、かといって今さら引き返すわけにもいかない。
「マスター、ハゲタカ以外にも何か感じないか?」
少し後ろを歩くシエラが、鼻をひくひくさせながら遠くのほうを見ている。
「んー? まあ、何か野生動物っぽい気配はいくつかあるわね。こんな餌もなさそうな岩山に住んでるなんて、逞しいというか何というか」
「そうじゃなくて、もっと大きな気配だ。まだずーっと遠くのほうにいるけど、少しずつ近づいて来てる気がする」
「……あんた、ひょっとしてあたしより探知スキル高かったりする?」
そう言いながらラシェルが両手で望遠鏡のような形を作ってシエラと同じ方角をじっと見やるが、すぐに首を振る。
「あたしには分からないわ。ライカントロープの特性なのかしらね」
「うーん……まだだいぶ遠いけど、こっちに向かってる来てる気がするんだ」
いちおう、警戒はしておいたほうが良いかもしれない。
シエラには死霊使いから一週間以上も逃げ続けた実績があるし、当初はラシェルの探知に気づいて俺たちからも逃げていたほどだ。
スキルやステータスとは無関係に、ライカントロープの特性としてかなり高度な探知能力を持っている可能性はある。
ともあれ、それから俺たちは山頂付近までひたすら山道を進んで行った。
もちろん、決して平坦な道のりではなく、時には断崖のような急勾配を足場を探しながら登ることもあった。
だが、それら障害に阻まれることがあったにも関わらず、俺たちの岩山登山は終始つつがなく進行し、気づけば不思議なほどあっさりと山頂付近までたどり着いていた。
数日前では考えられないことだ。
とくにソフィアの成長が著しい。
断崖を上るときの長い手足を生かしたフリークライミングは、もはや専門家かと見紛うほどの巧みさであった。
あの初めて出会ったころの鈍重さは、今は文字通り影も形もない。
そして、ラシェルもそれに引けをとらない軽快さとタフネスさで足場の悪い道もスイスイと乗り越えていく。
もともと機敏さがウリの彼女ではあるが、そこに今は力強さが新たに加わっているような印象を受けた。
いずれも日々のトレーニングによって基礎筋力と基礎体力、体幹の強さが向上したからに違いない——と思いたいところなのだが、そこはこの世界の理屈から考えると必ずしもそうとは言い切れないのが悲しいところだ。
俺も彼女たちに負けないように己を鍛えなければならない。
そんな熱い思いを一人で燃やしていると、いつの間にか禿鷹の巣が目視できるところまで迫っていた。
「けっこういるわねぇ……」
岩陰に隠れ、オレイカルコスの弓を手に携えながらラシェルが呟く。
岩肌の上に大小の木の枝で作られた禿鷹の巣は、どうやらパッと見だけでも一つや二つといった数ではなさそうだ。
「これはやはりコロニーごと集団で移動してきたのかもしれませんねぇ……何か渡りをしなければならない理由でもあったんでしょうか?」
ソフィアが少し後方で杖を構えながら、不思議そうに言う。
渡りをしなければならない理由――か。
「例えばの話だが、先ほどの魔物専門の猟師のような連中に狩られ続けたら、この地は危険だと判断して巣を変えることがあるんじゃないか?」
俺が訊くと、ソフィアは少し考え込むように目を伏せ、それから首を振った。
「確かにそういうこともあるかもしれませんが、基本的に猟師側もそれくらいは理解している思います。実際、コロニーを維持しやすいように敢えて餌となるような死肉を周辺に巻き餌として残しておくなど、渡りをさせないための方策もあるんですよ。もちろん、中にはそういったところに考えのおよない浅慮なかたもおられるとは思いますけど……」
「じゃあ、たまたまそういうアホな猟師に追い詰められた結果なのかもね」
だとしたら、この禿鷹たちもある意味では被害者なわけか。
とはいえ、だからといってこの地で共生しようというのは無理な話ではあるが。
「まあ、魔物側の事情なんてどうでもいいわよ。こんなところに巣を作っちゃったのが運の尽きってことで、サクッと全滅してもらいましょ」
「そうですね。ついでに素材も回収して、卵とかもあったら一緒に持って帰りましょう」
これまでの話の流れをあっさりぶった切って、ラシェルとソフィアが頷き合う。
思ったより容赦がなかった。
後ろのほうで、シエラが身震いしている。
「敵として二人と出会わなくてよかった……」
とはいえ、すでにシエラも毛を刈られた上で血液を抜かれてはいるが。
「んじゃま、いきましょ。ほら、キョウスケ、挑発! 挑発!」
ラシェルに背中をゲシゲシと蹴られて、岩陰から追い出される。
俺にも俺のタイミングというものがあるのだが、まあいい。
どのような状況においてもヘイトコントロールをするのが盾戦士の役割だ。
俺は禿鷹たちが気づく位置まで飛び出すと、盛大に盾と剣を打ち鳴らした。
岩山の山道に入ってすぐに、山頂の方面を見上げながらラシェルが言った。
探知スキルを働かせているのだろう。
相変わらず頼りになる。
「大きな反応と小さな反応があるわね。禿鷹にも雛とかいるのかしら」
言いながらラシェルがソフィアのほうを見やると、ソフィアが待ってましたとばかりに得意げに解説をはじめる。
「禿鷹は集団で行動をする習性があり、巣を作るときはまず二、三組のツガイが拠点となる巣を作った後に一気に繁殖して新しいコロニーを形成します。コロニーの規模はその地にどれだけ餌となる獲物がいるかにもよりますが、どの程度の規模がその餌場に適正なのかは本能的に判断できるみたいです」
ほうほう。
つまり、禿鷹はある種の集合知的な本能を持っているということだろうか。
「そうですね。数が増えすぎた場合は弱った個体を間引き、減った場合は生み増やす……そうやって餌場に見合った規模にコロニーを維持する特性があります。その特性を逆手にとって、禿鷹の素材で生計を立てているような魔物専門の猟師の中には敢えて巣を壊滅させずに意図的にコロニーを維持させているようなかたもおられるとか」
「え、それって魔物を放置するってことでしょ? 倫理的にどうなのよ」
ラシェルが露骨に不快そうな顔をするが、ソフィアは困ったように首をすくめる。
「まあ、ヒトに被害が出ないなら、共生という考えかたもできるかなと思います。考えようによっては、禿鷹のほうがその特性をうまく利用されていてかわいそうな気もしますし」
まあ、考えかたはヒトそれぞれなのだろう。
ヒトに被害が出ないのであれば、確かに家畜を飼育しているのと大差はない。
ただ、やはり厳粛に管理されているのでもなければヒトへの被害の可能性をなくすことはできないし、決して安易に行われていいことではないだろう。
「雛がいるということは、今まさに繁殖中ということか?」
俺が訊くと、ソフィアは少し思案するように視線をさまよわせてから答えた。
「そうなりますね。巣ができてまだ間もないのか、何か外敵なようなものに数を減らされたあとなのか……まあ、お話を聞くかぎりは前者でしょうかねぇ」
工房を出る前にアイシャから聞いた話では、鉱脈の調査中に禿鷹の巣があることに気づいたそうだが、いつからあったのかまでは分からないらしい。
最後に山頂付近まで行ったのは一ヶ月以上前で、少なくともそのときにはまだ禿鷹の巣はなかったという話だが――。
「禿鷹の成長は非常に早いと言われていますが、それでも成体になるまで一ヶ月はかかるでしょうから、やはりまだできたばかりの巣と見るべきでしょうね」
ソフィアがそう言いながら一人でふむふむと頷いている。
しかし、何故かラシェルは少し納得がいかなそうな顔をしていた。
「でも、だとしたらおかしいわね。新しい巣を作るときって二、三組のツガイが先にベースを作ってそこから増やすんでしょ? でも、山頂に感じる大きなほうの気配は二組とか三組とかって数じゃないわよ?」
「そうなんですか?」
「全部で十五体くらいかしら……雛も含めると二十体以上はいると思うけど」
「ええ? だとしたら、やっぱり何か理由があって集団で渡ってきたんでしょうか。このあたりにその規模のコロニーを支えられる餌場があるとも思えませんし……」
詳しいことは分からないが、ソフィアの口ぶりから察するに、どうやら禿鷹がこの岩山に作ったコロニーの規模は本来の習性や特性からは少し外れた状態であるらしい。
何やら嫌な予感がしないではないが、かといって今さら引き返すわけにもいかない。
「マスター、ハゲタカ以外にも何か感じないか?」
少し後ろを歩くシエラが、鼻をひくひくさせながら遠くのほうを見ている。
「んー? まあ、何か野生動物っぽい気配はいくつかあるわね。こんな餌もなさそうな岩山に住んでるなんて、逞しいというか何というか」
「そうじゃなくて、もっと大きな気配だ。まだずーっと遠くのほうにいるけど、少しずつ近づいて来てる気がする」
「……あんた、ひょっとしてあたしより探知スキル高かったりする?」
そう言いながらラシェルが両手で望遠鏡のような形を作ってシエラと同じ方角をじっと見やるが、すぐに首を振る。
「あたしには分からないわ。ライカントロープの特性なのかしらね」
「うーん……まだだいぶ遠いけど、こっちに向かってる来てる気がするんだ」
いちおう、警戒はしておいたほうが良いかもしれない。
シエラには死霊使いから一週間以上も逃げ続けた実績があるし、当初はラシェルの探知に気づいて俺たちからも逃げていたほどだ。
スキルやステータスとは無関係に、ライカントロープの特性としてかなり高度な探知能力を持っている可能性はある。
ともあれ、それから俺たちは山頂付近までひたすら山道を進んで行った。
もちろん、決して平坦な道のりではなく、時には断崖のような急勾配を足場を探しながら登ることもあった。
だが、それら障害に阻まれることがあったにも関わらず、俺たちの岩山登山は終始つつがなく進行し、気づけば不思議なほどあっさりと山頂付近までたどり着いていた。
数日前では考えられないことだ。
とくにソフィアの成長が著しい。
断崖を上るときの長い手足を生かしたフリークライミングは、もはや専門家かと見紛うほどの巧みさであった。
あの初めて出会ったころの鈍重さは、今は文字通り影も形もない。
そして、ラシェルもそれに引けをとらない軽快さとタフネスさで足場の悪い道もスイスイと乗り越えていく。
もともと機敏さがウリの彼女ではあるが、そこに今は力強さが新たに加わっているような印象を受けた。
いずれも日々のトレーニングによって基礎筋力と基礎体力、体幹の強さが向上したからに違いない——と思いたいところなのだが、そこはこの世界の理屈から考えると必ずしもそうとは言い切れないのが悲しいところだ。
俺も彼女たちに負けないように己を鍛えなければならない。
そんな熱い思いを一人で燃やしていると、いつの間にか禿鷹の巣が目視できるところまで迫っていた。
「けっこういるわねぇ……」
岩陰に隠れ、オレイカルコスの弓を手に携えながらラシェルが呟く。
岩肌の上に大小の木の枝で作られた禿鷹の巣は、どうやらパッと見だけでも一つや二つといった数ではなさそうだ。
「これはやはりコロニーごと集団で移動してきたのかもしれませんねぇ……何か渡りをしなければならない理由でもあったんでしょうか?」
ソフィアが少し後方で杖を構えながら、不思議そうに言う。
渡りをしなければならない理由――か。
「例えばの話だが、先ほどの魔物専門の猟師のような連中に狩られ続けたら、この地は危険だと判断して巣を変えることがあるんじゃないか?」
俺が訊くと、ソフィアは少し考え込むように目を伏せ、それから首を振った。
「確かにそういうこともあるかもしれませんが、基本的に猟師側もそれくらいは理解している思います。実際、コロニーを維持しやすいように敢えて餌となるような死肉を周辺に巻き餌として残しておくなど、渡りをさせないための方策もあるんですよ。もちろん、中にはそういったところに考えのおよない浅慮なかたもおられるとは思いますけど……」
「じゃあ、たまたまそういうアホな猟師に追い詰められた結果なのかもね」
だとしたら、この禿鷹たちもある意味では被害者なわけか。
とはいえ、だからといってこの地で共生しようというのは無理な話ではあるが。
「まあ、魔物側の事情なんてどうでもいいわよ。こんなところに巣を作っちゃったのが運の尽きってことで、サクッと全滅してもらいましょ」
「そうですね。ついでに素材も回収して、卵とかもあったら一緒に持って帰りましょう」
これまでの話の流れをあっさりぶった切って、ラシェルとソフィアが頷き合う。
思ったより容赦がなかった。
後ろのほうで、シエラが身震いしている。
「敵として二人と出会わなくてよかった……」
とはいえ、すでにシエラも毛を刈られた上で血液を抜かれてはいるが。
「んじゃま、いきましょ。ほら、キョウスケ、挑発! 挑発!」
ラシェルに背中をゲシゲシと蹴られて、岩陰から追い出される。
俺にも俺のタイミングというものがあるのだが、まあいい。
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