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偽物の可愛いはいらないよ?
さぁ!開幕です!
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廊下に出るとまだメイド服の翔と朔もドアの陰から絵理を睨んでいた。雛は行くよ、と言ってスタスタと歩いて行った。
そのあと少しだけ6人でお店を回った。
教室に戻るとき少し麻友ちゃんに睨まれたけど無視。猫かぶってんのばれてないとでも思ってた?私の予知能力をバカにしないでほしい。
私のことを可愛いというのはあくまで悠のと話題作り。あわよくば「君も可愛いよ」なんて言ってもらえるなんて淡い期待をしてたのかな?
でも残念だったね。悠はお世辞はあまり言わないよ?
ほんとはチビとかガキとかぐらいにしか思ってないくせに褒めまくってその結果がこれなんてめちゃ哀れ。ほんと笑えちゃう。
私を騙そうなんて100年早いよ、麻友ちゃん♪
そんなことを考えながら接客を続ける。
そして午後4時。
お客様が全員出て行かれたのを合図に…
《全校生徒の皆さんは講堂にお集まりください》
彼女達の悪夢の幕開けとなった。
さぁ!幕開けですよ!
思いっきり醜い顔見せてくださいね?
ぞろぞろと講堂に向かう。
みんなはコスプレのままがいいと言ってたけど雛たちは着替えていくことにした。
え、だって楽しいことしたあとは余韻に浸りたいじゃん?それなのにみんなでごった返しながら着替えるなんて時間の無駄なんだもん。
《ご自由に座っていいのでお静かに願います》
そう司会の人がいうと少しずつ静かになる。
雛達は講堂の1番後ろの席に座った。
だって、階段席だから後ろの方がみんなを見下ろせるし講堂内すべてが見渡せるでしょ?
講堂が静かになったのを確認したあと司会の人が口を開いた。
〈まずは3年生からのビデオメッセージです〉
そう言ってスクリーンに映し出されたビデオテープ…でもそこに移ったのはメッセージ…
ではなく…
「ぎゃはははははははっ!」
「開放感やっば!」
「紘子まじ貧乳wwww」
「翠が巨乳なだけでしょwww」
「麻里奈微乳wwww」
「余計なお世話だし!!」
彼女達が教室で全裸になって走り回ってる様子だった。
「なにこれ…」
「確かこの人たちって2組の鍋島さん達だよね?」
「やっば!女子の裸とかまじやばいって!」
「男子きもっ!」
「ちょ…好きだったのに!」
「え、ありなくない?」
その映像に講堂は一気にざわざわする。
麻友「な、なんなのよこれっ!」
みんなが騒ぎ立てて講堂内は混乱状態だから配布物が一気に散らばる。そしてそこでもまた新たな声が聞こえる。
「なに…これ…」
それは配布物ではなく私たちが用意した紘子ちゃん達がタバコを吸ったり飲酒したり未成年犯罪をやってるところがバッチリ映ったビラだった。
先生達もそのビラをまじまじと見たあと溜息をついて彼女達のところへ向かった。
紘子ちゃん達の前に立つ各学年の生徒指導の先生達。
先生「…教室で全裸になってはいけないとは言わない。理解はできないが…だがこれはなんだ?この前お前達に聞いた時喫煙も飲酒もしていないと言ってただろう?」
ナイスタイミング!
目ぇつけられてたなんてちょうどいい!
紘子ちゃん達はたじろぎながら言い訳を必死に考える。
あはっ…バカな頭で必死に考えちゃって…あのブッサイクな顔…ちょーさいこー笑
そのまま彼女達は生徒指導室に連れて行かれた。
雛達はそのままこっそり抜け出しクレーハウスへ。
クレーハウスでパソコンの電源を入れて生徒指導室の様子を見る。そう。ここに来る前に「あのビラを見たらきっと先生達は鍋島さん達を生徒指導室に連行すると思う」という雛の予知の元に朔と和音が生徒指導室に小型カメラを設置していたのだった。
画面には彼女達の姿が綺麗に写っていた。
先生達がやんややんやというからしっかりは聞き取れなかった。
先生達もバカなんかな?そんな一度に行ってもわかんないってw聖徳太子じゃあるまいしwwww
焦りながらも否認する彼女達の前に4人のカバンを持ったすごい形相の先生が入ってきて彼女達のカバンからタバコの箱を1個ずつ取り出した。
あれはもちろん私が入れたもの。
ちなみに唯一この計画を知ってる雪斗先生が収入源だけどねwwww
だって1本ずつとかだと言い逃れ可能でしょ?
たまたま入ってたとか、この学校指定のカバンじゃないから家族が使ってたまたま入ってた…とかさ。
だけど、使いかけの…しかも箱だと証拠十分には相当するでしょ?
その瞬間みるみるうちに歪んでいく顔…
あはっ…めちゃうける
雛「面白いけど…やっぱりちょーっと物足りなかったかな…?もうちょい派手に潰したかった」
そう言ってクレーハウスのこたつにゴロンと寝転がる。
亜衣「まぁ仕方ないよ。
今回相手も多かったじゃん。準備期間も少なかったし…でもさ、次が今年最後なんでしょ?」
雛「まぁね。
次はね、もうすっごく期待してるの。
あの余裕ぶっこいてる顔がどれほど醜く落ちていくのかがめっっっちゃ楽しみなの!」
翔「どうだった?」
亜衣「不服みたい」
悠「まぁしょうがないと思うよ?」
和音「準備期間も少なかったし」
朔「人数も多かったもんね」
そんな話をしていると…
《ただいまより後夜祭を始めます。》
いよいよ…私の人生最大の出番が回ってきたようです…
そのあと少しだけ6人でお店を回った。
教室に戻るとき少し麻友ちゃんに睨まれたけど無視。猫かぶってんのばれてないとでも思ってた?私の予知能力をバカにしないでほしい。
私のことを可愛いというのはあくまで悠のと話題作り。あわよくば「君も可愛いよ」なんて言ってもらえるなんて淡い期待をしてたのかな?
でも残念だったね。悠はお世辞はあまり言わないよ?
ほんとはチビとかガキとかぐらいにしか思ってないくせに褒めまくってその結果がこれなんてめちゃ哀れ。ほんと笑えちゃう。
私を騙そうなんて100年早いよ、麻友ちゃん♪
そんなことを考えながら接客を続ける。
そして午後4時。
お客様が全員出て行かれたのを合図に…
《全校生徒の皆さんは講堂にお集まりください》
彼女達の悪夢の幕開けとなった。
さぁ!幕開けですよ!
思いっきり醜い顔見せてくださいね?
ぞろぞろと講堂に向かう。
みんなはコスプレのままがいいと言ってたけど雛たちは着替えていくことにした。
え、だって楽しいことしたあとは余韻に浸りたいじゃん?それなのにみんなでごった返しながら着替えるなんて時間の無駄なんだもん。
《ご自由に座っていいのでお静かに願います》
そう司会の人がいうと少しずつ静かになる。
雛達は講堂の1番後ろの席に座った。
だって、階段席だから後ろの方がみんなを見下ろせるし講堂内すべてが見渡せるでしょ?
講堂が静かになったのを確認したあと司会の人が口を開いた。
〈まずは3年生からのビデオメッセージです〉
そう言ってスクリーンに映し出されたビデオテープ…でもそこに移ったのはメッセージ…
ではなく…
「ぎゃはははははははっ!」
「開放感やっば!」
「紘子まじ貧乳wwww」
「翠が巨乳なだけでしょwww」
「麻里奈微乳wwww」
「余計なお世話だし!!」
彼女達が教室で全裸になって走り回ってる様子だった。
「なにこれ…」
「確かこの人たちって2組の鍋島さん達だよね?」
「やっば!女子の裸とかまじやばいって!」
「男子きもっ!」
「ちょ…好きだったのに!」
「え、ありなくない?」
その映像に講堂は一気にざわざわする。
麻友「な、なんなのよこれっ!」
みんなが騒ぎ立てて講堂内は混乱状態だから配布物が一気に散らばる。そしてそこでもまた新たな声が聞こえる。
「なに…これ…」
それは配布物ではなく私たちが用意した紘子ちゃん達がタバコを吸ったり飲酒したり未成年犯罪をやってるところがバッチリ映ったビラだった。
先生達もそのビラをまじまじと見たあと溜息をついて彼女達のところへ向かった。
紘子ちゃん達の前に立つ各学年の生徒指導の先生達。
先生「…教室で全裸になってはいけないとは言わない。理解はできないが…だがこれはなんだ?この前お前達に聞いた時喫煙も飲酒もしていないと言ってただろう?」
ナイスタイミング!
目ぇつけられてたなんてちょうどいい!
紘子ちゃん達はたじろぎながら言い訳を必死に考える。
あはっ…バカな頭で必死に考えちゃって…あのブッサイクな顔…ちょーさいこー笑
そのまま彼女達は生徒指導室に連れて行かれた。
雛達はそのままこっそり抜け出しクレーハウスへ。
クレーハウスでパソコンの電源を入れて生徒指導室の様子を見る。そう。ここに来る前に「あのビラを見たらきっと先生達は鍋島さん達を生徒指導室に連行すると思う」という雛の予知の元に朔と和音が生徒指導室に小型カメラを設置していたのだった。
画面には彼女達の姿が綺麗に写っていた。
先生達がやんややんやというからしっかりは聞き取れなかった。
先生達もバカなんかな?そんな一度に行ってもわかんないってw聖徳太子じゃあるまいしwwww
焦りながらも否認する彼女達の前に4人のカバンを持ったすごい形相の先生が入ってきて彼女達のカバンからタバコの箱を1個ずつ取り出した。
あれはもちろん私が入れたもの。
ちなみに唯一この計画を知ってる雪斗先生が収入源だけどねwwww
だって1本ずつとかだと言い逃れ可能でしょ?
たまたま入ってたとか、この学校指定のカバンじゃないから家族が使ってたまたま入ってた…とかさ。
だけど、使いかけの…しかも箱だと証拠十分には相当するでしょ?
その瞬間みるみるうちに歪んでいく顔…
あはっ…めちゃうける
雛「面白いけど…やっぱりちょーっと物足りなかったかな…?もうちょい派手に潰したかった」
そう言ってクレーハウスのこたつにゴロンと寝転がる。
亜衣「まぁ仕方ないよ。
今回相手も多かったじゃん。準備期間も少なかったし…でもさ、次が今年最後なんでしょ?」
雛「まぁね。
次はね、もうすっごく期待してるの。
あの余裕ぶっこいてる顔がどれほど醜く落ちていくのかがめっっっちゃ楽しみなの!」
翔「どうだった?」
亜衣「不服みたい」
悠「まぁしょうがないと思うよ?」
和音「準備期間も少なかったし」
朔「人数も多かったもんね」
そんな話をしていると…
《ただいまより後夜祭を始めます。》
いよいよ…私の人生最大の出番が回ってきたようです…
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