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一章
偏屈な精霊使いと王子な軍人
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良いことも悪いことも、いつも突然やってくるものだ。
その日のことも当然のような顔をして、何の前触れもなしにやってきた。
降り積もった重い雪をかき分けながら、馬に乗った兵士達が到着したのは、新年祭があと数週間に迫った頃だった。
インヴィエルノ帝国では、一年で一番日照時間が少ない冬至が一年の最後の日で、冬至の次の日が新年の始まりだった。新しい年と春の始まりを祝う新年祭は、一年で最も大事なお祭りだ。
特に冬至にはごちそうを用意し、夜を通して家族や友人たちと食卓を囲んでパーティをする。そして次の日の元旦の朝にプレゼントを渡し合うのが習慣となっていた。
マリポーザは自宅の暖炉の前に座って、父のエミリオと一緒に新年祭のためにモミの樹の枝で飾りを作っていた。
そのとき大きな音でドアがノックされた。マリポーザが返事をするかしないか、という内にドアが大きく開き、息せき切ってカルロスが家に飛び込んでくる。
「おい、大変だ! 本当に来たぜ!」
肩で息をし、大きく息を吸い込んでから勢い込んで報告するカルロスに、マリポーザは期待で目を輝かせる。
「なに何? 何が来たの?」
「今、俺んちに、精霊使いの団体が来た!」
「嘘!?」
びっくりしてマリポーザがモミの樹の枝を手から落とす。騒ぎに驚いたマリポーザの祖母マグダレーナや、母マルガリータも台所から居間に顔を出した。
「嘘じゃねえって! 軍隊みたいな制服来た奴らが十人くらいと、それに変なヒゲ野郎が突然来て、じいちゃんも母ちゃんたちも大慌てだ。そいつらがしばらく泊るらしいから、夕食の手伝いをお願いしますって、母ちゃんが」
後半の言葉はマリポーザでなく、マリポーザの母と祖母に向けたものだった。それを聞いたマルガリータとマグダレーナは硬い顔で頷くと、台所に引き返して急いで支度を始めた。対照的に父のエミリオとマリポーザは興奮を抑えきれない顔で互いを見る。
「マリポーザ、お前が言っていたように本当に来たな」
マリポーザはうんうんと何度も首を縦に振る。カルロスはそんなマリポーザを見て、嬉しそうに目を細めたあと、帽子を目深にかぶりなおしてドアノブに手をかけた。
「おじさん、集会所を仮設宿泊所にするから、ベッドに敷く藁を持ってきてくれって、じいちゃんが言ってた」
そんなカルロスの言葉に答えず、エミリオは矢継ぎ早にカルロスに聞く。
「本当に軍人か? 陸軍? 水軍? いや、きっと陸軍だな」
「知らねえよ、なんか濃い紺色の軍服みたいの着てたけど」
「じゃあ、陸軍だ! 信じられん、こんな田舎に本当に帝都からの客人が来るとは」
そしてエミリオは「あ、いかん。すぐに藁を持っていかないと。シーツもいるよな?」と言いながら、返事も聞かずにどたばたと納屋へと走っていった。
「お前の父ちゃん、本当に帝都が好きだよなあ」
「ごめん……。ずっと都会に憧れてて、ミーハーなの」
「俺はほかの家にも回ってじいちゃん達の伝言伝えてくるからよ。一足先にうちに行って、母ちゃん達を手伝ってやってくれ」
急に客が沢山来て母ちゃんパニクってんだ、と少し迷惑そうに言い残し、カルロスは次の家へと伝えにいく。マリポーザはお気に入りの緑のマントを身にまとうと、村長の家へと向かった。
帝都からの急な客人で、村は急に慌ただしくなっていた。新年祭を迎えるためのこの時期は、厳かで静かで、そしてどこか浮かれた空気に満たされていた。それが一変し、村の女たちは客人達の夕食の準備のために台所を走り回り、村の男たちは寝床の準備や、兵士達の馬の世話に追われていた。
村長の家の居間には、二人の客人が訪れていた。軍服を着て帯刀した若者と、眼鏡をかけ髭をはやした壮年の男がテーブルにつき、村長と向き合って座っている。
若者は二十代半ばぐらい。銀髪で蒼い目をしており、生まれが良さそうな上品な顔立ちをしている。対して眼鏡をかけた壮年の男は、焦げ茶の髪の下から陰気な目つきがのぞく四十代に差し掛かったぐらいの年だった。長いローブに身を包んだ様子は学者のようでもあったが、長旅をしているせいか、軍服の若者はもちろん学者風の男も引き締まった体格をしていた。
テーブルには客人達にホットワインが用意されており、柔らかな湯気を立て甘いスパイスの香りを漂わせている。軍服の若者はそのカップで両手を温め「ああ、生き返る」と、端正な顔に上品な笑みを浮かべた。
「突然の訪問になってしまい恐縮です。私はフェリペ・デ・アラゴニア・エスティリア。陸軍大尉です。こちらの精霊使いであらせられるアルトゥーロ・デ・ファルネシオ特別参謀を護衛しております」
フェリペが紹介すると、アルトゥーロは鋭い目で村長を一瞥したあと、にこりともせずに微かに会釈をする。村長は「この方が」と目を少し見開いたあと、「こんなむさくるしいところに、わざわざお越しいただきまして」と丁重に頭を下げた。
「事前に連絡を入れなければならないことは重々承知ですが、行く先々で依頼をされる上にこの雪で、ここに着く日程のめどがつかなかったもので……」
フェリペは、ご迷惑をおかけして申し訳ない、と愛想良く謝った。
「それに新年祭までにはどうしても帝都に戻りたく、急ピッチで旅程を詰めているところです」
「新年祭はどうでもいいけどな」
アルトゥーロは片肘を付いて窓を見るともなしに眺めながら、ぼそりと低い声で言った。それを聞いてフェリペは苦笑をする。
「アルトゥーロさんはそれでいいかもしれませんけれど。僕や部下たちには家族がいるんですよ。新年祭ぐらいは家族と過ごさせてあげなくちゃ可哀想でしょう」
それでなくてもここのところ、ずっと村々を回って帝都に戻れていないんだから、と恨みがましい口調でフェリペが言うと、アルトゥーロはふん、と鼻をならした。
「そんなことより、地方行政庁に直訴を送ってきたな。依頼は雪を止ませてほしい、だったか?」
少し身を乗りだしてアルトゥーロが依頼の確認をすると、村長は大きく頷いた。
「大災害でもないのに来ていただけるとは。本当にありがたいことです」
「皇帝陛下と精霊使い様は、帝国の民を心から案じておられます。明日にも準備をして、村の方々に一日でも早く安心していただきましょう」
恐縮した様子の村長に、フェリペは手を出して握手をし朗らかに請け合う。そんな二人の様子には全く興味がなさそうに、アルトゥーロはまた窓の外をみやった。
その日のことも当然のような顔をして、何の前触れもなしにやってきた。
降り積もった重い雪をかき分けながら、馬に乗った兵士達が到着したのは、新年祭があと数週間に迫った頃だった。
インヴィエルノ帝国では、一年で一番日照時間が少ない冬至が一年の最後の日で、冬至の次の日が新年の始まりだった。新しい年と春の始まりを祝う新年祭は、一年で最も大事なお祭りだ。
特に冬至にはごちそうを用意し、夜を通して家族や友人たちと食卓を囲んでパーティをする。そして次の日の元旦の朝にプレゼントを渡し合うのが習慣となっていた。
マリポーザは自宅の暖炉の前に座って、父のエミリオと一緒に新年祭のためにモミの樹の枝で飾りを作っていた。
そのとき大きな音でドアがノックされた。マリポーザが返事をするかしないか、という内にドアが大きく開き、息せき切ってカルロスが家に飛び込んでくる。
「おい、大変だ! 本当に来たぜ!」
肩で息をし、大きく息を吸い込んでから勢い込んで報告するカルロスに、マリポーザは期待で目を輝かせる。
「なに何? 何が来たの?」
「今、俺んちに、精霊使いの団体が来た!」
「嘘!?」
びっくりしてマリポーザがモミの樹の枝を手から落とす。騒ぎに驚いたマリポーザの祖母マグダレーナや、母マルガリータも台所から居間に顔を出した。
「嘘じゃねえって! 軍隊みたいな制服来た奴らが十人くらいと、それに変なヒゲ野郎が突然来て、じいちゃんも母ちゃんたちも大慌てだ。そいつらがしばらく泊るらしいから、夕食の手伝いをお願いしますって、母ちゃんが」
後半の言葉はマリポーザでなく、マリポーザの母と祖母に向けたものだった。それを聞いたマルガリータとマグダレーナは硬い顔で頷くと、台所に引き返して急いで支度を始めた。対照的に父のエミリオとマリポーザは興奮を抑えきれない顔で互いを見る。
「マリポーザ、お前が言っていたように本当に来たな」
マリポーザはうんうんと何度も首を縦に振る。カルロスはそんなマリポーザを見て、嬉しそうに目を細めたあと、帽子を目深にかぶりなおしてドアノブに手をかけた。
「おじさん、集会所を仮設宿泊所にするから、ベッドに敷く藁を持ってきてくれって、じいちゃんが言ってた」
そんなカルロスの言葉に答えず、エミリオは矢継ぎ早にカルロスに聞く。
「本当に軍人か? 陸軍? 水軍? いや、きっと陸軍だな」
「知らねえよ、なんか濃い紺色の軍服みたいの着てたけど」
「じゃあ、陸軍だ! 信じられん、こんな田舎に本当に帝都からの客人が来るとは」
そしてエミリオは「あ、いかん。すぐに藁を持っていかないと。シーツもいるよな?」と言いながら、返事も聞かずにどたばたと納屋へと走っていった。
「お前の父ちゃん、本当に帝都が好きだよなあ」
「ごめん……。ずっと都会に憧れてて、ミーハーなの」
「俺はほかの家にも回ってじいちゃん達の伝言伝えてくるからよ。一足先にうちに行って、母ちゃん達を手伝ってやってくれ」
急に客が沢山来て母ちゃんパニクってんだ、と少し迷惑そうに言い残し、カルロスは次の家へと伝えにいく。マリポーザはお気に入りの緑のマントを身にまとうと、村長の家へと向かった。
帝都からの急な客人で、村は急に慌ただしくなっていた。新年祭を迎えるためのこの時期は、厳かで静かで、そしてどこか浮かれた空気に満たされていた。それが一変し、村の女たちは客人達の夕食の準備のために台所を走り回り、村の男たちは寝床の準備や、兵士達の馬の世話に追われていた。
村長の家の居間には、二人の客人が訪れていた。軍服を着て帯刀した若者と、眼鏡をかけ髭をはやした壮年の男がテーブルにつき、村長と向き合って座っている。
若者は二十代半ばぐらい。銀髪で蒼い目をしており、生まれが良さそうな上品な顔立ちをしている。対して眼鏡をかけた壮年の男は、焦げ茶の髪の下から陰気な目つきがのぞく四十代に差し掛かったぐらいの年だった。長いローブに身を包んだ様子は学者のようでもあったが、長旅をしているせいか、軍服の若者はもちろん学者風の男も引き締まった体格をしていた。
テーブルには客人達にホットワインが用意されており、柔らかな湯気を立て甘いスパイスの香りを漂わせている。軍服の若者はそのカップで両手を温め「ああ、生き返る」と、端正な顔に上品な笑みを浮かべた。
「突然の訪問になってしまい恐縮です。私はフェリペ・デ・アラゴニア・エスティリア。陸軍大尉です。こちらの精霊使いであらせられるアルトゥーロ・デ・ファルネシオ特別参謀を護衛しております」
フェリペが紹介すると、アルトゥーロは鋭い目で村長を一瞥したあと、にこりともせずに微かに会釈をする。村長は「この方が」と目を少し見開いたあと、「こんなむさくるしいところに、わざわざお越しいただきまして」と丁重に頭を下げた。
「事前に連絡を入れなければならないことは重々承知ですが、行く先々で依頼をされる上にこの雪で、ここに着く日程のめどがつかなかったもので……」
フェリペは、ご迷惑をおかけして申し訳ない、と愛想良く謝った。
「それに新年祭までにはどうしても帝都に戻りたく、急ピッチで旅程を詰めているところです」
「新年祭はどうでもいいけどな」
アルトゥーロは片肘を付いて窓を見るともなしに眺めながら、ぼそりと低い声で言った。それを聞いてフェリペは苦笑をする。
「アルトゥーロさんはそれでいいかもしれませんけれど。僕や部下たちには家族がいるんですよ。新年祭ぐらいは家族と過ごさせてあげなくちゃ可哀想でしょう」
それでなくてもここのところ、ずっと村々を回って帝都に戻れていないんだから、と恨みがましい口調でフェリペが言うと、アルトゥーロはふん、と鼻をならした。
「そんなことより、地方行政庁に直訴を送ってきたな。依頼は雪を止ませてほしい、だったか?」
少し身を乗りだしてアルトゥーロが依頼の確認をすると、村長は大きく頷いた。
「大災害でもないのに来ていただけるとは。本当にありがたいことです」
「皇帝陛下と精霊使い様は、帝国の民を心から案じておられます。明日にも準備をして、村の方々に一日でも早く安心していただきましょう」
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