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第42話 逃げゆく果てに
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「ご安心くださいワランファ准将。すでにあちらへ、宇宙戦艦が来ております」
ザースコは、空の方を指し示した。そこには何も見えなかったがザースコが戦艦のAIに送った脳波通信の指示で、真っ白な巨体が姿を現したのだ。
さっきまで、部下のデールン少尉同様光学迷彩で視覚的に見えなかったのである。
特殊な粒子を周辺に散布してるので、チャマンカ軍のレーダーにも映ってないはずだ。
やがて宇宙戦艦の下部から転送ビームが放たれ、護送車は中の人間ごと戦艦内部にマイクロ・ワープした。
すぐに艦内に配備された二足歩行型のロボットが多数現れる。
ロボットの身長はショードファ人と同じぐらいの高さ(身長約150センチ)だった。
かれらは護送車に入ると、座席に拘束された捕虜達のいましめを解き始める。
瀬戸口は、ショードファ艦内に移送された護送車の中にいた。
アメリカ人のジョン、中国人のチャン、ロシア人のボリスも一緒だ。
護送車に乗せられる時アース・パルチザンの女性達も一緒になったので、結菜もいた。
艦内に転送されるとロボット達が現れて、捕虜達の手錠に銃のような物の銃口? を当てると、手錠は瞬時に消失する。
「ああ、ありがとう」
ロボットに言う必要はないかもしれぬが、瀬戸口は思わず感謝の言葉を述べた。
「手錠から解放してくれたのはありがてえが、まごまごしてるとチャマンカ軍に攻撃されちまうんじゃねえの?」
瀬戸口は、言葉を荒げる。
「もう大丈夫です。すでにこの艦は、ワープしました」
ロボットがショードファ語で話し、その内容は瀬戸口の首にかけたネックレス型の翻訳機が瞬時に日本語に変換し、瀬戸口の脳に届く。
「さすがロボットだけあって、やる事早いわ」
中国人のチャンが横から笑顔で口をはさんだ。
「私がやったのではありません。宇宙戦艦の人工知能の判断です」
ロボットが律儀に答える。
「ともかく解放されて良かったぜ」
ロシア人のボリスが叫んだ。
「ウォッカはねえのか? まずは、祝杯だ」
「我々に酒を飲む習慣はないが、地球人の口に合いそうな酒や飲み物や食べ物を積んできている」
ザースコ少佐が説明した。
「そうこなくっちゃ。あんたなかなか気がきくぜ」
ボリスは、満面の笑顔である。その時だった。艦内放送が緊急警報と共に流れた。
「現在本艦はワープアウトしましたが、すぐ後方にチャマンカ軍の宇宙戦艦3隻がワープアウトし、攻撃をかけてきました」
次の瞬間大地震でも起きたような揺れが襲う。
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艦内に転送されるとロボット達が現れて、捕虜達の手錠に銃のような物の銃口? を当てると、手錠は瞬時に消失する。
「ああ、ありがとう」
ロボットに言う必要はないかもしれぬが、瀬戸口は思わず感謝の言葉を述べた。
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瀬戸口は、言葉を荒げる。
「もう大丈夫です。すでにこの艦は、ワープしました」
ロボットがショードファ語で話し、その内容は瀬戸口の首にかけたネックレス型の翻訳機が瞬時に日本語に変換し、瀬戸口の脳に届く。
「さすがロボットだけあって、やる事早いわ」
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「ともかく解放されて良かったぜ」
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