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ネカフェに連れ込んだ男はいろいろ目論んでいる。

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 キス一個でふやけて身体預けてくるからちょっと驚いて。

「ん、あっ」
 あんまり可愛い声出すからここがネカフェって忘れそうになる。

「可愛い声出すんだな、気持ちいいの?」
「っん……」
「声、我慢しろよ?」
 もっと聞きたいけど、もっともっと喘がせたいけど。この甘い声に包まれながら友香子を全身で愛したい。

 どこ触っても可愛く喘ぐから、付き合ってた割にあんまりセックスしてねぇのかなって思うくらい友香子が乱れだす。言わないけど、ひたすら「だめだめ」って抵抗してるけど、身体は全然嘘つかない。身体はもっとって縋ってきてるんだよ。足広げて、蜜口濡らしてどんだけ溢れさせてんだよ、なにがダメなわけ?これを、前園には「もっと」とか言って求めるのか?腹立つ!

「自分で挿れて」
 お前から求めろよ、前園じゃない、目の前にいるのは俺なんだよ。それをちゃんと自覚して欲しい部分に自分から突っ込めよ。

「え、あ、うそ、だめ」
「なにがだめ?」
「だって、私……」
「彼氏がいるから?だからなんだよ、飾りみたいな彼女いつまでやってんだよ。やめろ」
 ぐだぐだ言うから待ってらんなかった、もう俺が欲しくて我慢できない。ナカに押し込んだらうねるように開かれて包み込まれる。粘膜の渦に巻き込まれるように引き上げられていきなり締め付けてくる。熱いよりかはぬるい、人肌の心地よさ、他の誰でもない友香子の熱を感じたらもう止まらない。このナカに包まれて、俺を見つめてくる友香子を見ていたら襲ってくる射精感。

「ふ、ぁあっ……」
 キスをやめたら口から溢れた唾液。それが友香子の白い胸の谷間を伝っていく。白い塊みたいになってドロリとこぼされたそれがまた無駄に射精感をこみ上がらせる。

(っあー!無理、これエロイ!この友香子、クソエロい!)

「ふ、ぅっ、はぁっ」
 可愛い喘ぎ声が耳をくすぐる、全身を刺激する、もう限界。

「はぁ……一回イかせて。もうやばい」
「え、ぁ……え、ゴ、ゴム……」
 律儀に聞いてくれるけど、そんなもん用意してるわけねぇだろ。わざわざ近寄ってきたお前が、その無防備さに後悔するんだな。

「ゴム?つけてねぇ。そもそも持ってねぇし」
「は?ダメそれダメぇ、待って」
「はー、出そう」
「ちょ!待って!あ、ぁっ!」
 身体の奥からこみ上がってくる射精感が溢れそう。この中に全部吐き出せる、全部、何度でも受け止めさせる。これから……一生。

「ダメじゃない」
 
 ダメなことなんかないんだよ。お前が我慢することも自分殺す必要もない。もしそれを誰かに責められたら俺が盾になって守ってやるよ。だから――。 

「もうお前、俺のモン」

 もう――前園には返さない。

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