65 / 72
結婚エトセトラ
daily life……赤ちゃんほしい
しおりを挟む
「ちなっちゃん達さぁ、子供はどうすんの?」
なべちゃんに聞かれて言葉に詰まった私はお弁当を食べる手を止めた。
「うーん、欲しいけど」
「けど?久世さんがその気じゃないの?」
なべちゃんの言葉に慌てて首を横に振った。
「そんなことない!彼がとかじゃなくてその……私の問題って言うか……今すぐにはいいかな、って気持ちでは、いる」
嘘だ、本音はすぐに子供が出来てもいい――そう思っているけど言えずにいる。
そしてその気持ちを実は彼にも言えないままでいた。
お風呂を終えて二人でテレビを見ながら好きなことをしてたらなんとなくイチャイチャし出して、誠くんの手が本格的にやらしいことを始めだしたから当然それを受け入れた。
彼に触れられるだけでどこもかしこも敏感に反応してすぐに果ててしまうから、自分の体が淫らになったと自負している。
でもそんな自分がもう嫌ではない。彼のすることに素直に感じて悦ぶことが嬉しくて幸せ、だから求めてくれるなら求められるだけ応えたい。
「ゴムつけた方がいい?」
誠くんの問いかけにハッとした。
「……ぅ、ん」
子供が欲しいという話は早くからしていたし、その気持ちも伝えてはいたけれど実際のところ避妊をお願いしていた。
だからするたびに誠くんは避妊を確認する。
避妊をしないでエッチをしたことは何回かあるけれど基本安全日しかしていない。
いい加減気持ちを素直に言わないといけない、それを誠くんの目を見て感じる。
誠くんは当然私の不安定な気持ちに気付いているから……。
「ほんとはどう思ってる?」
結局、私から切り出さないといけなかったことを誠くんに言わせてしまった。
「……ごめん」
「謝れって話じゃなくない?謝るようなことなの?」
「ううん、誠くんに言わせてごめんって意味。ホントは私がちゃんと言わないとダメだったから」
そう言った私の言葉を静かに聞いてくれるから、息を呑んで覚悟を決めた。
「誠くんも、ホントにどう思ってるかもう一度聞いてもいい?」
「俺?子供欲しいかってこと?」
コクリと頷く。
「欲しいか欲しくないかだと、欲しい。いつかって言われたら別にいつでもいい。ごめん、これくらいの気持ち。いや、結局さ、どうしても妊娠は千夏の方に負担が多いから。俺は千夏の気持ちを一番に尊重したらいいと思ってるよ。本音はそこだけ」
黙る私を見つめる誠くんの瞳が心配そうで余計に胸が詰まる。私のことだけをいつも一番に考えてくれているのに、私はどれだけ誠くんに気持ちを返せているだろう。
「千夏こそどう思ってる?言えるなら言って欲しい」
誠くんのこういう所が好き。
押し付けたりもせず、でも出口を見つけようと静かに扉を開けて待っていてくれる。その胸にいつも飛び込んで受け止めてもらっているのだ。
胸に詰まる思いが張り裂けそうになったからもう黙っていられないと決心した。
「……もう欲しいの、子供」
「え?」
「えってなに?」
「いや、そっち?欲しかったの?」
伝えていたはずだから当然その認知と思っていたのになんだか誠くんの反応が予想外すぎてこちらが驚く。
「欲しいよ、もう誠くんの赤ちゃん欲しい。作りたい」
欲しくてほしくてたまらない。ずっとずーっと憧れていた。
大好きな人の子供を産むこと、その子のお母さんになりたかった。
大好きな人の大好きな子を育てられるお母さんになりたい。
「――俺の赤ちゃん欲しいってなんかエロい」
「なにそれ」
「いや、ごめん、なんかエロくて良かった」
(誠くんって本当に頭いいのかなってたまに思う)
「俺、いらないのかなって思ってたからさ」
「え、なんで?欲しいって前から言ってたよね?」
「聞いてたけど……出来たら困るって感じじゃんか。避妊も言うし、それがすべてだろ?」
「困るでしょ?」
「なんで?ほしくて作ろうとしててなにが困る」
「困るよ、だって仕事が」
「――仕事の心配してたの?」
誠くんが心底意外そうにそう言うから思わず声を荒げてしまった。
「なんで?!普通するでしょ?私移動して仕事習ってる所だよ?まだなんの役にも立ててないし、佐藤さんにもこれから頑張ってねって言われて周りの人達の手も止めて指導してもらってるような立場だよ?それなのに、妊娠しましたって無責任じゃん」
そこまで一気に捲し立てるとブハッと笑われた。
「ど、どこがおかしいのぉ?普通そう思うでしょ?!」
「いや、真面目だなぁーっと思ってさ。なるほど、そんなこと考えてたのか」
(そんなに笑われるほどおかしなことを言ったとは思わないし、真面目という話とも違うと思うんだけど)
「それが千夏の普通で考えってことね。なるほどなぁ……じゃあ俺の普通と考え教えてやろうか?俺と佐藤は脳みそがそんなに変わらないから同じように思ってると思うし参考にしたらいいわ」
そう言われて少し身構える。
「結婚した時点でいつ辞められてもいい覚悟で仕事教えてるよ」
(え)
「そりゃそうだろ。しかも千夏まだ二十八だろ?絶対子供産むって思うじゃん、佐藤もそう思ってるよ?あいつんところなんか奥さん子供作りたいし仕事熱低いでスパッと辞めてるから、むしろ千夏が働いてることに尊敬してるしいつまでいてくれるかなってぼやいてたぞ」
「迷惑って……思わないの?」
そう聞いたら首をフルフルと振って「思わない」ときっぱり言われた。
「迷惑って話なら、千夏が仕事辞めるって言った時。あれの方がよっぽど迷惑だった」
「え?」
「理由もちゃんと言わずに辞めたくなった、もうすぐに辞めたいって、あんな勝手な話ないし無責任だろ。こっちに諦められる理由もなくて止められる理由も持てない。辞めたいて言われてもそれを受け入れるしかない状況の方が迷惑かけてるって思わないか?」
まさか今あの時の話を持ち出されるとは思わなかった。
確かにあの時は周りのことなんかなんにも考えてなかった、ただもう逃げだしたくて嫌になった気持ちだけを爆発させて誠くんにぶつけていたから。
(思い返すと幼稚で勝手だ……ほんとに無責任)
「それに比べたら結婚や妊娠はその人にとったらおめでたい事だし。仕事は仕方ないけど、それ以上に良かったなって話。育休……は派遣だとないけど、復帰したいってなれば俺もいるし全然上には話が通せると思う。子供がいたら今とは同じように暮らせないし働きたいと思えたときに違う仕事を選んだっていい。そんなに仕事のことで悩まなくていいんじゃない?」
「……ごめんなさい」
「だから謝る話じゃない」
「ううん、前に辞めるて言ったこと」
誠くんがそんな風に思ってたなんて知らなかった。あの時ぶつけた感情を今になって後悔した。
「あの時は強行手段とったけどなー、千夏のこと手離したくなかったし。仕事だけじゃなくて」
その言葉に顔が赤くなる。心が折れてもう歩けないと思っていた私に救い上げるように強い言葉をくれて抱きしめてくれた。今でもずっと覚えている、忘れられない日だ。
「それよりさ」
グイッと腕と腰を掴まれて体を引き寄せられると誠くんの体に近づいた。
「もう避妊しなくていいってこと?」
「あ……うん」
「さっきのもう一回言って?」
「さっきの?」
「俺の赤ちゃんてやつ」
(――やっぱりなんか頭おかしいんじゃないかな)
「なにがそんなに良かったの?」
「何だろ、男の生殖反応を刺激するのかな、めっちゃ興奮したわ」
それなら女にだってきっとある、好きな人の子供を欲する欲求が。
誠くんの首に腕を巻き付けて抱きしめながら言う。
「……誠くんの赤ちゃん欲しい、いっぱい出して」
「――やば、なにそれ」
そうして私たちの妊活が始まった。
なべちゃんに聞かれて言葉に詰まった私はお弁当を食べる手を止めた。
「うーん、欲しいけど」
「けど?久世さんがその気じゃないの?」
なべちゃんの言葉に慌てて首を横に振った。
「そんなことない!彼がとかじゃなくてその……私の問題って言うか……今すぐにはいいかな、って気持ちでは、いる」
嘘だ、本音はすぐに子供が出来てもいい――そう思っているけど言えずにいる。
そしてその気持ちを実は彼にも言えないままでいた。
お風呂を終えて二人でテレビを見ながら好きなことをしてたらなんとなくイチャイチャし出して、誠くんの手が本格的にやらしいことを始めだしたから当然それを受け入れた。
彼に触れられるだけでどこもかしこも敏感に反応してすぐに果ててしまうから、自分の体が淫らになったと自負している。
でもそんな自分がもう嫌ではない。彼のすることに素直に感じて悦ぶことが嬉しくて幸せ、だから求めてくれるなら求められるだけ応えたい。
「ゴムつけた方がいい?」
誠くんの問いかけにハッとした。
「……ぅ、ん」
子供が欲しいという話は早くからしていたし、その気持ちも伝えてはいたけれど実際のところ避妊をお願いしていた。
だからするたびに誠くんは避妊を確認する。
避妊をしないでエッチをしたことは何回かあるけれど基本安全日しかしていない。
いい加減気持ちを素直に言わないといけない、それを誠くんの目を見て感じる。
誠くんは当然私の不安定な気持ちに気付いているから……。
「ほんとはどう思ってる?」
結局、私から切り出さないといけなかったことを誠くんに言わせてしまった。
「……ごめん」
「謝れって話じゃなくない?謝るようなことなの?」
「ううん、誠くんに言わせてごめんって意味。ホントは私がちゃんと言わないとダメだったから」
そう言った私の言葉を静かに聞いてくれるから、息を呑んで覚悟を決めた。
「誠くんも、ホントにどう思ってるかもう一度聞いてもいい?」
「俺?子供欲しいかってこと?」
コクリと頷く。
「欲しいか欲しくないかだと、欲しい。いつかって言われたら別にいつでもいい。ごめん、これくらいの気持ち。いや、結局さ、どうしても妊娠は千夏の方に負担が多いから。俺は千夏の気持ちを一番に尊重したらいいと思ってるよ。本音はそこだけ」
黙る私を見つめる誠くんの瞳が心配そうで余計に胸が詰まる。私のことだけをいつも一番に考えてくれているのに、私はどれだけ誠くんに気持ちを返せているだろう。
「千夏こそどう思ってる?言えるなら言って欲しい」
誠くんのこういう所が好き。
押し付けたりもせず、でも出口を見つけようと静かに扉を開けて待っていてくれる。その胸にいつも飛び込んで受け止めてもらっているのだ。
胸に詰まる思いが張り裂けそうになったからもう黙っていられないと決心した。
「……もう欲しいの、子供」
「え?」
「えってなに?」
「いや、そっち?欲しかったの?」
伝えていたはずだから当然その認知と思っていたのになんだか誠くんの反応が予想外すぎてこちらが驚く。
「欲しいよ、もう誠くんの赤ちゃん欲しい。作りたい」
欲しくてほしくてたまらない。ずっとずーっと憧れていた。
大好きな人の子供を産むこと、その子のお母さんになりたかった。
大好きな人の大好きな子を育てられるお母さんになりたい。
「――俺の赤ちゃん欲しいってなんかエロい」
「なにそれ」
「いや、ごめん、なんかエロくて良かった」
(誠くんって本当に頭いいのかなってたまに思う)
「俺、いらないのかなって思ってたからさ」
「え、なんで?欲しいって前から言ってたよね?」
「聞いてたけど……出来たら困るって感じじゃんか。避妊も言うし、それがすべてだろ?」
「困るでしょ?」
「なんで?ほしくて作ろうとしててなにが困る」
「困るよ、だって仕事が」
「――仕事の心配してたの?」
誠くんが心底意外そうにそう言うから思わず声を荒げてしまった。
「なんで?!普通するでしょ?私移動して仕事習ってる所だよ?まだなんの役にも立ててないし、佐藤さんにもこれから頑張ってねって言われて周りの人達の手も止めて指導してもらってるような立場だよ?それなのに、妊娠しましたって無責任じゃん」
そこまで一気に捲し立てるとブハッと笑われた。
「ど、どこがおかしいのぉ?普通そう思うでしょ?!」
「いや、真面目だなぁーっと思ってさ。なるほど、そんなこと考えてたのか」
(そんなに笑われるほどおかしなことを言ったとは思わないし、真面目という話とも違うと思うんだけど)
「それが千夏の普通で考えってことね。なるほどなぁ……じゃあ俺の普通と考え教えてやろうか?俺と佐藤は脳みそがそんなに変わらないから同じように思ってると思うし参考にしたらいいわ」
そう言われて少し身構える。
「結婚した時点でいつ辞められてもいい覚悟で仕事教えてるよ」
(え)
「そりゃそうだろ。しかも千夏まだ二十八だろ?絶対子供産むって思うじゃん、佐藤もそう思ってるよ?あいつんところなんか奥さん子供作りたいし仕事熱低いでスパッと辞めてるから、むしろ千夏が働いてることに尊敬してるしいつまでいてくれるかなってぼやいてたぞ」
「迷惑って……思わないの?」
そう聞いたら首をフルフルと振って「思わない」ときっぱり言われた。
「迷惑って話なら、千夏が仕事辞めるって言った時。あれの方がよっぽど迷惑だった」
「え?」
「理由もちゃんと言わずに辞めたくなった、もうすぐに辞めたいって、あんな勝手な話ないし無責任だろ。こっちに諦められる理由もなくて止められる理由も持てない。辞めたいて言われてもそれを受け入れるしかない状況の方が迷惑かけてるって思わないか?」
まさか今あの時の話を持ち出されるとは思わなかった。
確かにあの時は周りのことなんかなんにも考えてなかった、ただもう逃げだしたくて嫌になった気持ちだけを爆発させて誠くんにぶつけていたから。
(思い返すと幼稚で勝手だ……ほんとに無責任)
「それに比べたら結婚や妊娠はその人にとったらおめでたい事だし。仕事は仕方ないけど、それ以上に良かったなって話。育休……は派遣だとないけど、復帰したいってなれば俺もいるし全然上には話が通せると思う。子供がいたら今とは同じように暮らせないし働きたいと思えたときに違う仕事を選んだっていい。そんなに仕事のことで悩まなくていいんじゃない?」
「……ごめんなさい」
「だから謝る話じゃない」
「ううん、前に辞めるて言ったこと」
誠くんがそんな風に思ってたなんて知らなかった。あの時ぶつけた感情を今になって後悔した。
「あの時は強行手段とったけどなー、千夏のこと手離したくなかったし。仕事だけじゃなくて」
その言葉に顔が赤くなる。心が折れてもう歩けないと思っていた私に救い上げるように強い言葉をくれて抱きしめてくれた。今でもずっと覚えている、忘れられない日だ。
「それよりさ」
グイッと腕と腰を掴まれて体を引き寄せられると誠くんの体に近づいた。
「もう避妊しなくていいってこと?」
「あ……うん」
「さっきのもう一回言って?」
「さっきの?」
「俺の赤ちゃんてやつ」
(――やっぱりなんか頭おかしいんじゃないかな)
「なにがそんなに良かったの?」
「何だろ、男の生殖反応を刺激するのかな、めっちゃ興奮したわ」
それなら女にだってきっとある、好きな人の子供を欲する欲求が。
誠くんの首に腕を巻き付けて抱きしめながら言う。
「……誠くんの赤ちゃん欲しい、いっぱい出して」
「――やば、なにそれ」
そうして私たちの妊活が始まった。
14
お気に入りに追加
93
あなたにおすすめの小説

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。


甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
デキナイ私たちの秘密な関係
美並ナナ
恋愛
可愛い容姿と大きな胸ゆえに
近寄ってくる男性は多いものの、
あるトラウマから恋愛をするのが億劫で
彼氏を作りたくない志穂。
一方で、恋愛への憧れはあり、
仲の良い同期カップルを見るたびに
「私もイチャイチャしたい……!」
という欲求を募らせる日々。
そんなある日、ひょんなことから
志穂はイケメン上司・速水課長の
ヒミツを知ってしまう。
それをキッカケに2人は
イチャイチャするだけの関係になってーー⁉︎
※性描写がありますので苦手な方はご注意ください。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
※この作品はエブリスタ様にも掲載しています。


社長室の蜜月
ゆる
恋愛
内容紹介:
若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。
一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。
仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる