32 / 75
lesson7
抱きしめたい-1☆☆
しおりを挟む
「瑠衣ー、起きろ」
揺すられてハッと目を覚ましたが、間近で見つめる妖艶な獣にまた脳がクラッとして目をつぶりたくなった。瑠衣はもう何度か気を飛ばしかけているのに、太刀川は瑠衣の身体を休ませるようなことはしない。
「イキすぎておかしくなってんな、お前の身体、もうどこ触ってもめちゃくちゃ感じれるだろ」
そう言って胸の先をはじかれてまた身体が跳ね上がる。
「んあ!」
「かわいー、お前が付き合ってたクソな男、本気でアホだな。こんな可愛い瑠衣のこと知らずに手放して……」
「あ、あ……やぁんん――」
「絶対焦って突っ込んだだけだろ。瑠衣、クソ可愛い」
そう言ってキスをしてくる。
「ぁ、ふ、んん」
キスだけで気持ちいい、瑠衣はそんなことを感じてより身体をビクビクとさせていた。知らなかった感覚が身体中を刺激している。知りたかったことは、こんなに自分ではコントロールできないほどの快感だったのか。それに単純に驚いている。舌を絡め合っていたらその熱で溶けてしまいそうだった。
「ん……すきっ」
「……知ってる」
瑠衣の告白に優しく受け止める太刀川に胸がキュッと締め付けられた。
「嘘みたい……」
こんな風に抱き合えると思わなかった。抱きしめられるわけがないと、そう思っていた。だからこそ思うのだ。幸せだと、嬉しいと――夢みたいだと。
「あんっ!」
「はぁ、可愛い、もっと乱れろよ、俺の腕の中で……どんなお前でも受け入れてやるから」
抱きしめて耳元で囁かれて瑠衣は全身を震えさせながら太刀川の熱を受け止めていた。抱かれる間、太刀川の口から何度も何度も可愛いと言われ、その言葉だけで瑠衣の脳内は麻痺してまず頭からおかしくなってきている。それから続く執拗な愛撫、身体中を舐められ吸い上げられてもう皮膚がふやけて伸びきってしまうのではないかと思っていたところに指がドロドロに溶けだした部分を刺激してきてまた脳内は電気が走るように刺激を受けた。
「やぁ!」
「やじゃねーよ、お前こんだけ俺のこと焦らしといて今さら待てもないわ。そんな簡単に寝させてもらえるなんて思うなよ、てかもう今夜寝かせる気ねぇし」
「待って、やだ、無理!」
「はぁ?何が無理だ、こっちのセリフだわ」
怯えた瑠衣にちゅっとくちづけて溶けるほど甘い笑顔で太刀川は囁いた。
「優しくするから、な?」
その声と顔に一瞬でほだされた瑠衣は身体の強張りをほどいたが、そんな優しさは口だけだったとすぐにわかる。
「――――っ、んあぁあ!!」
濡れてるとはいえ初めての行為、なのに太刀川はなんのためらいもなくいきなりその剛直を押し込んできた。一気に突かれて瑠衣の息が瞬間止まりかける。ズブズブと押し入れられて瑠衣の中が開かれていく。濡れまくり愛液で溢れそうなそこは太刀川の熱を抵抗することもなく受け入れて包み込んでいく。
「――っ、はぁ……キツ」
「んー!」
「瑠衣ー、お前やっぱやらしいなぁ、どこが濡れないんだよ、ドロッドロのぬるっぬるでさぁ……あー、めっちゃ気持ちいいな、お前の中」
「ぁ――っ、んあ、は――ぁっ――っ」
「息しろよ?ちゃんと俺のこと感じろ」
息をしろと言うくせに息が出来なくなるほど強く奥を突いて瑠衣をさらに刺激してくる。刺激を続けながら太刀川は瑠衣に問いかけた。
「はぁ……気持ちいい?」
そんなセリフを問いかける太刀川の頬に汗が煌めいて、そんな汗ばんだ太刀川の表情がとてつもなくきれいだと……瑠衣は見惚れつつ頷いていた。
揺すられてハッと目を覚ましたが、間近で見つめる妖艶な獣にまた脳がクラッとして目をつぶりたくなった。瑠衣はもう何度か気を飛ばしかけているのに、太刀川は瑠衣の身体を休ませるようなことはしない。
「イキすぎておかしくなってんな、お前の身体、もうどこ触ってもめちゃくちゃ感じれるだろ」
そう言って胸の先をはじかれてまた身体が跳ね上がる。
「んあ!」
「かわいー、お前が付き合ってたクソな男、本気でアホだな。こんな可愛い瑠衣のこと知らずに手放して……」
「あ、あ……やぁんん――」
「絶対焦って突っ込んだだけだろ。瑠衣、クソ可愛い」
そう言ってキスをしてくる。
「ぁ、ふ、んん」
キスだけで気持ちいい、瑠衣はそんなことを感じてより身体をビクビクとさせていた。知らなかった感覚が身体中を刺激している。知りたかったことは、こんなに自分ではコントロールできないほどの快感だったのか。それに単純に驚いている。舌を絡め合っていたらその熱で溶けてしまいそうだった。
「ん……すきっ」
「……知ってる」
瑠衣の告白に優しく受け止める太刀川に胸がキュッと締め付けられた。
「嘘みたい……」
こんな風に抱き合えると思わなかった。抱きしめられるわけがないと、そう思っていた。だからこそ思うのだ。幸せだと、嬉しいと――夢みたいだと。
「あんっ!」
「はぁ、可愛い、もっと乱れろよ、俺の腕の中で……どんなお前でも受け入れてやるから」
抱きしめて耳元で囁かれて瑠衣は全身を震えさせながら太刀川の熱を受け止めていた。抱かれる間、太刀川の口から何度も何度も可愛いと言われ、その言葉だけで瑠衣の脳内は麻痺してまず頭からおかしくなってきている。それから続く執拗な愛撫、身体中を舐められ吸い上げられてもう皮膚がふやけて伸びきってしまうのではないかと思っていたところに指がドロドロに溶けだした部分を刺激してきてまた脳内は電気が走るように刺激を受けた。
「やぁ!」
「やじゃねーよ、お前こんだけ俺のこと焦らしといて今さら待てもないわ。そんな簡単に寝させてもらえるなんて思うなよ、てかもう今夜寝かせる気ねぇし」
「待って、やだ、無理!」
「はぁ?何が無理だ、こっちのセリフだわ」
怯えた瑠衣にちゅっとくちづけて溶けるほど甘い笑顔で太刀川は囁いた。
「優しくするから、な?」
その声と顔に一瞬でほだされた瑠衣は身体の強張りをほどいたが、そんな優しさは口だけだったとすぐにわかる。
「――――っ、んあぁあ!!」
濡れてるとはいえ初めての行為、なのに太刀川はなんのためらいもなくいきなりその剛直を押し込んできた。一気に突かれて瑠衣の息が瞬間止まりかける。ズブズブと押し入れられて瑠衣の中が開かれていく。濡れまくり愛液で溢れそうなそこは太刀川の熱を抵抗することもなく受け入れて包み込んでいく。
「――っ、はぁ……キツ」
「んー!」
「瑠衣ー、お前やっぱやらしいなぁ、どこが濡れないんだよ、ドロッドロのぬるっぬるでさぁ……あー、めっちゃ気持ちいいな、お前の中」
「ぁ――っ、んあ、は――ぁっ――っ」
「息しろよ?ちゃんと俺のこと感じろ」
息をしろと言うくせに息が出来なくなるほど強く奥を突いて瑠衣をさらに刺激してくる。刺激を続けながら太刀川は瑠衣に問いかけた。
「はぁ……気持ちいい?」
そんなセリフを問いかける太刀川の頬に汗が煌めいて、そんな汗ばんだ太刀川の表情がとてつもなくきれいだと……瑠衣は見惚れつつ頷いていた。
20
お気に入りに追加
122
あなたにおすすめの小説
【R18】ねぇ先輩、抵抗やめなよ~後輩にホテル連れ込まれてマカ飲まされて迫られてんだけど?~
レイラ
恋愛
地方への出張の帰り道。つい飲みすぎて終電を逃してしまった黒戸と、後輩の水瀬。奇跡的にホテルが取れたのだと、水瀬に誘われるがまま向かった先はダブルの一部屋で…?ヒーロー大好きヒロインの、愛が暴走するお話。
※ムーンライトノベルズにも転載しています。
【R18】軍人彼氏の秘密〜可愛い大型犬だと思っていた恋人は、獰猛な獣でした〜
レイラ
恋愛
王城で事務員として働くユフェは、軍部の精鋭、フレッドに大変懐かれている。今日も今日とて寝癖を直してやったり、ほつれた制服を修繕してやったり。こんなにも尻尾を振って追いかけてくるなんて、絶対私の事好きだよね?絆されるようにして付き合って知る、彼の本性とは…
◆ムーンライトノベルズにも投稿しています。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
若妻シリーズ
笹椰かな
恋愛
とある事情により中年男性・飛龍(ひりゅう)の妻となった18歳の愛実(めぐみ)。
気の進まない結婚だったが、優しく接してくれる夫に愛実の気持ちは傾いていく。これはそんな二人の夜(または昼)の営みの話。
乳首責め/クリ責め/潮吹き
※表紙の作成/かんたん表紙メーカー様
※使用画像/SplitShire様
【R18完結】エリートビジネスマンの裏の顔
白波瀬 綾音
恋愛
御社のエース、危険人物すぎます───。
私、高瀬緋莉(27)は、思いを寄せていた業界最大手の同業他社勤務のエリート営業マン檜垣瑤太(30)に執着され、軟禁されてしまう。
同じチームの後輩、石橋蓮(25)が異変に気付くが……
この生活に果たして救いはあるのか。
※サムネにAI生成画像を使用しています
【R18】もう一度セックスに溺れて
ちゅー
恋愛
--------------------------------------
「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」
過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。
--------------------------------------
結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。
【R18】鬼上司は今日も私に甘くない
白波瀬 綾音
恋愛
見た目も中身も怖くて、仕事にストイックなハイスペ上司、高濱暁人(35)の右腕として働く私、鈴木梨沙(28)。接待で終電を逃した日から秘密の関係が始まる───。
逆ハーレムのチームで刺激的な日々を過ごすオフィスラブストーリー
法人営業部メンバー
鈴木梨沙:28歳
高濱暁人:35歳、法人営業部部長
相良くん:25歳、唯一の年下くん
久野さん:29歳、一個上の優しい先輩
藍沢さん:31歳、チーフ
武田さん:36歳、課長
加藤さん:30歳、法人営業部事務
どう見てもついて行ってはいけない系のお兄さんにペロッと食べられてしまった私の顛末
レイラ
恋愛
*ハピエン・メリバの2エンドがあります。(ルート分岐は章分けしています)
【危ない男×むっつりOL】
彼氏いない歴27年で処女のあやめは、見るからに危険な男、藤と出会う。
「俺でよかったら話聞くで。お兄さんに話してみ?」
いけないと思いつつも、耳障りの良い藤の言葉に警戒心も薄れ、気づけばふたりはホテルへ。
「お兄さんがいっぱい気持ちいいこと、教えたるわ」
名前以外何もわからない怪しげな男。一晩の過ちだとわかっていても、惹かれる心と疼く身体は止められなくて…
※他サイトにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる