21 / 75
lesson4
2☆☆
しおりを挟む
そして、約束の木曜はもう二回飛んでいて太刀川と会えない日々が続いていた。先週は出張、今日は取引先との急なアポで夜まで接待らしい。明日は祝日でお休みと瑠衣自身も気が抜けていた。待ったところで太刀川はここへは来ない、そう分かっていても瑠衣は倉庫のソファに腰かけてぼんやりと思っていた。
(会えない……のか)
会えないことに瑠衣はガッカリしていた、その気持ちもちゃんと自分で自覚している。木曜を心待ちにするようになった、それはもうそういうことだ。
(白鹿さんを好きとか言ってて尻軽い女だって絶対思われるだろうな……自分で思うもん)
結局また想いは伝えられそうにない。瑠衣はそう思った。
太刀川を好きだと思ってもとてもその気持ちを本人に言う勇気は持てなかった。そもそも太刀川は瑠衣が白鹿を好きだと知った上でこの関係を求めてきている。言うならば白鹿とのために、瑠衣の体の悩みに付き合ってきてくれたのだ。
(きっともう……この関係さえ終わる)
瑠衣にはわかっていた、自分たちのこの秘密のやりとりの終わりが見えていることを。
先々週の木曜日、あの日瑠衣の身体は太刀川の手によって暴かれたからだ。
ソファの背にもたれて瑠衣は目を閉じている。恐怖心ではなく羞恥心でだ。
ピチャ……チュパ……と、普段耳にすることのないような卑猥な音がただ恥ずかしくて意識しないように脳内であれこれ考えてみるが耳を刺激してくる音にすぐに思考は負けていた。座る瑠衣の足を広げてその中に太刀川が立膝状態で瑠衣の身体を抱きしめている。右腕はしっかり腰に回してホールドしつつ、左手は胸を包んだり揉んだりして刺激を与えてくる。空いたもうひとつの胸は口で愛撫されて瑠衣はもう羞恥心で逃げたくなってきた。
「っ……ンッ」
太刀川の大きな手が胸全体を包み込み、指の隙間にぷくりと立ち上がった突起が触れて挟まれる。人差し指と中指の間で摘まれて捏ねられてたまに引っ張られたりしてその度声が漏れた。人差し指が感じ始めた突起部分を撫でて強く押し付けてくる、その間も他の指は柔らかい胸を揉み込み瑠衣は自分の胸が取り外されてしまうような錯覚を起こした。
そして止まらないもう片方の胸への愛撫。太刀川の熱い舌はずっと膨れ上がった乳首を舐め続けている。舌の先で転がされて押し付けられるように舐められ包むように口の中に含まれて吸い上げられたら瑠衣の息がどんどん乱れる。この愛撫はいつまで続くのだろう、もうずっと舐められ続けていると茹だり始めた脳内でそんなことを瑠衣は考えていた。恥ずかしさはこえてきた、それよりも終わりが知りたい、これ以上されていると自分がどうなるのか想像がつかなかったからだ。
「はぁ……ぁ……ん」
「気持ちいい?」
乳首を赤い舌で転ばせながら見上げてくる顔が色っぽすぎて瑠衣は直視できない。思わず自分の顔を隠すつもりで手で口元を覆った。
「っ……」
「胸なんか感じないとか言ってたよな?どう?」
聞いてくるのは本当に意地が悪いと瑠衣は思う。ビクビク身体を跳ねさせて声を我慢できずに漏らしていたらそれが答えになっているはずなのに。
「言ってよ……気持ちいいって」
熱い吐息が胸を撫でていった。
(会えない……のか)
会えないことに瑠衣はガッカリしていた、その気持ちもちゃんと自分で自覚している。木曜を心待ちにするようになった、それはもうそういうことだ。
(白鹿さんを好きとか言ってて尻軽い女だって絶対思われるだろうな……自分で思うもん)
結局また想いは伝えられそうにない。瑠衣はそう思った。
太刀川を好きだと思ってもとてもその気持ちを本人に言う勇気は持てなかった。そもそも太刀川は瑠衣が白鹿を好きだと知った上でこの関係を求めてきている。言うならば白鹿とのために、瑠衣の体の悩みに付き合ってきてくれたのだ。
(きっともう……この関係さえ終わる)
瑠衣にはわかっていた、自分たちのこの秘密のやりとりの終わりが見えていることを。
先々週の木曜日、あの日瑠衣の身体は太刀川の手によって暴かれたからだ。
ソファの背にもたれて瑠衣は目を閉じている。恐怖心ではなく羞恥心でだ。
ピチャ……チュパ……と、普段耳にすることのないような卑猥な音がただ恥ずかしくて意識しないように脳内であれこれ考えてみるが耳を刺激してくる音にすぐに思考は負けていた。座る瑠衣の足を広げてその中に太刀川が立膝状態で瑠衣の身体を抱きしめている。右腕はしっかり腰に回してホールドしつつ、左手は胸を包んだり揉んだりして刺激を与えてくる。空いたもうひとつの胸は口で愛撫されて瑠衣はもう羞恥心で逃げたくなってきた。
「っ……ンッ」
太刀川の大きな手が胸全体を包み込み、指の隙間にぷくりと立ち上がった突起が触れて挟まれる。人差し指と中指の間で摘まれて捏ねられてたまに引っ張られたりしてその度声が漏れた。人差し指が感じ始めた突起部分を撫でて強く押し付けてくる、その間も他の指は柔らかい胸を揉み込み瑠衣は自分の胸が取り外されてしまうような錯覚を起こした。
そして止まらないもう片方の胸への愛撫。太刀川の熱い舌はずっと膨れ上がった乳首を舐め続けている。舌の先で転がされて押し付けられるように舐められ包むように口の中に含まれて吸い上げられたら瑠衣の息がどんどん乱れる。この愛撫はいつまで続くのだろう、もうずっと舐められ続けていると茹だり始めた脳内でそんなことを瑠衣は考えていた。恥ずかしさはこえてきた、それよりも終わりが知りたい、これ以上されていると自分がどうなるのか想像がつかなかったからだ。
「はぁ……ぁ……ん」
「気持ちいい?」
乳首を赤い舌で転ばせながら見上げてくる顔が色っぽすぎて瑠衣は直視できない。思わず自分の顔を隠すつもりで手で口元を覆った。
「っ……」
「胸なんか感じないとか言ってたよな?どう?」
聞いてくるのは本当に意地が悪いと瑠衣は思う。ビクビク身体を跳ねさせて声を我慢できずに漏らしていたらそれが答えになっているはずなのに。
「言ってよ……気持ちいいって」
熱い吐息が胸を撫でていった。
22
あなたにおすすめの小説
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
甘い束縛
はるきりょう
恋愛
今日こそは言う。そう心に決め、伊達優菜は拳を握りしめた。私には時間がないのだと。もう、気づけば、歳は27を数えるほどになっていた。人並みに結婚し、子どもを産みたい。それを思えば、「若い」なんて言葉はもうすぐ使えなくなる。このあたりが潮時だった。
※小説家なろうサイト様にも載せています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる