溟の魔法使い

ヴィロン

文字の大きさ
上 下
11 / 50
第一章 来訪、欧州の魔法使い

穏やかな一日 その2

しおりを挟む
 おにいがソフィアさんと話している頃。私と、紗代と、アクセリナさんでぷち女子会をしていた。
「で。思ったけど私この場に居ないほうがいいんじゃ?」
「ええー、どうしてですか」
「ヒント、紗代とアクセリナさんにあって私にないもの」
「あー……」
 私がヒントを出すと、紗代が私の胸を見てくる。
「……どこ見てんのよ」
「え、ち、違いました?」
「どう考えても違うでしょ!私だって人並みにはあるわ!あるもん……」
「……考えるならば、私と御崎様は共に従者。静梨様のみが主人、と言ったところでしょうか」
 そう、それ。どうしてうちの従者はポンコツなのかしら……家事とかは全部完壁にできるのに。
「アクセリナさんの言う通り。ご主人様の不安とか言い合いたいんじゃないの?」
「私は別に静梨様に不満はありませんよ?結人様にはありますけど」
「分かる。私に不満点なんかあるわけないもんね」
「それは……」
 でも正直、私が居ないと二人でどう話すのかは気になるけど、多分話さない。気を使ってアクセリナさんが話しかけてくれるかもしれないけど、紗代の方がアワアワしちゃってすぐ会話が終わっちゃいそう、ってのはある。あれ、じゃあなおさら私が居ないと駄目じゃない?
「ところで、御崎様。一つお聞きしたいことがあるのですが」
「ひゃい!?なんでしょうきゃ!?」
「落ち着きなさいって、そんな緊張するほどでもないでしょ」
「だ、だって……アクセリナさんから私に何を聞くんですか」
 たしかに、アクセリナさんはありとあらゆる事を完璧にこなしそうな敏腕メイド、って感じがするし。紗代に何を聞くんだろう。
「それで、聞きたいことってなんですか?」
「本日ご招待に預かりまして、御礼の品を持ってきたのですが……」
 そう言ってアクセリナさんはいかにも高級そうな紙袋から箱を出した。
「こちらになります」
「なんか、高そー。さすが外国チョイス、って感じ。開けていいですか?」
「はい」
「それじゃ、紗代。私じゃ荷が重いからよろしく」
 日本の高そうなのは見慣れてるけど、外国のは見慣れてないからちょっと躊躇するんだよね。
「じゃあ、開けますね」
 恐る恐る紗代が包装を解く。
「……あれ、なんだかこれ、見たことあるような」
「え?」
 紗代の顔が少しずつ緊張してくる。
「あの、アクセリナ、さん?」
「いかがいたしましたか、御崎様」
「これ……もしかして、お花が入ってたりします?」
「知っておいででしたか」
 私を置いてけぼりで、紗代とアクセリナさんで話している。
「う”わ”ーっ!どーしよー!私が選んだものより遥かに値段が高いよ―っ!」
「ちょっと、落ち着いて、紗代!」
「おおお、落ち着けませんよ!これ、5桁ぐらいはしたはずなんですけど」
 なんだ、それぐらいか。てっきり良家のお嬢様だから6桁行くかと思ったけどそれならちょっと安心。
「それと、以前日本茶の方も頂いてしまったので……こちらの方も」
 そう言って今度は青い箱を出す。
「こちらは北欧の地で飲まれている紅茶です」
「あら、いいんですか?」
 私が紗代の方を見ると、完全にダラダラと冷や汗を流している。
「さ、紗代?」
「は、はい、大丈夫です」
「その言い方は大丈夫じゃない言い方」
 おずおずと箱を開ける紗代。中には缶が二つ入っていた。
「缶に刻まれていると思うので判別は出来ると思いますが、一つはセーデルブレンド。オーソドックスな紅茶となっております。もう一つはロイヤルセーデルブレンド。こちらは紅茶ではなく緑茶を選ばせていただきました」
「おおー、ありがとうございます」
 よくわかんないけど、なんかすごいんだろう。
「最後にはなりますが……」
「まだあるんですか!?」
「こちらはお嬢様からの贈り物になりますが、紅茶を飲む際のティーセットを」
 今度は私でも分かるくらいに今までの中で高いものって感じの箱を出される。
「では、一つずつどれが誰のかを。まず初めにそちらの水色のティーカップが御崎様のものとなります」
「え、私のですか!?」
「よかったじゃん、紗代」
 箱からティーカップを出して、幸せそうに眺めている紗代。ここまで笑顔なのは久々に見た。
「次に、こちらのクリーム色のティーカップが静梨様のものとなります」
「おおー、なかなかエレガントですね―。でも、私にはなんとなくあってない気がするんですけど」
「いえ、お嬢様の選んだものですから間違いはないかと」
「たしかに、ひと目見たらすっごい気に入っちゃったし……さすがソフィアさん」
 紗代のとは違って色味は控えめだけど、ザ・オトナって感じで私好みだ。
「そしてこちらのゴールドのものが結人様のものになります」
「わあ、派手」
「でもこの三つの中でおにいっぽいのはどれかって言われたら、これだよねえ」
 よく見るようなティーカップだけど、多分この中で一番高いんだろうな、って感じの洗練されたデザインだ。
「こ、これで最後ですよね?本当に」
「はい、最後です」
 もう紗代は半分魂が抜けていた。これ、総額いくらなんだろ……気にしたら負けか。
「とにかく、アクセリナさん。ありがとうございます。こんなお高いもの貰ってしまって」
「いえ、お気遣いなく」
「あ、私、この紅茶入れてきますね……」
「気をつけてねー」
 紗代は紙袋に全部一度戻して、キッチンの方に引っ込んでいってしまった。大丈夫かなあ、紗代。まあ大丈夫でしょ、多分。
「ところでー、アクセリナさーん」
「なんでしょうか、静梨様」
「おにいとソフィアさんの仲、どうなの?」
「どうなの、と言われましても」
 私の中学にも、おにいとソフィアさんの噂は勿論入ってくるし、なんなら私か紗代にみんなどうなのか聞いてくる。おにいは全然それについて話してくれないし、それだったらアクセリナさんに聞いちゃったほうがいいかなって。
「この前お家に遊びに行ったんですよね?それで、どうなったんですかー?」
「私はお嬢様と結人様が魔法の学習をしている最中は、休息を頂いておりましたので」
「なーんだ、じゃあわからないんですね」
「はい、申し訳ありません」
 私個人としても気になるけど……アクセリナさんがわからないなら、いっそのこと自分で聞いてみるのも手かもしれない。
「静梨様はどう思われているのですか?」
「どうって、なんですか?」
「お嬢様と、結人様の仲を、です。身内という立場から見て、応援できるものなのですか?」
 おにいの恋を応援、かあ。まあ、アクセリナさんにとってはお世継ぎとか、そう言うので気になると思うんだけど。
「おにいも魔法使いだし、ソフィアさんも魔法使いだし、そういう点ではお似合いじゃないんですかね?それにー、ソフィアさん、美人だし!あの人が義姉ちゃんになるんだったら大歓迎です!」
「そうですか」
 それだけで話題は終わってしまう。おにいもソフィアさんも、どうしてこんな淡白な人と会話を続けられるんだろう?紗代ほどじゃないけど、いくら経っても話が長くなることは無いと思う。
「ねえ、アクセ――――」
「……どうしました?」
 私がアクセリナさんにまた話題を振ろうとすると、面倒なことが。
『これが聞こえてるなら、ソフィアだけに聞こえるように「音」の魔法をやってあげて』
 はぁー、めんど。大方おにいのことだから私を実験台にしてるんだろうけど。
「アクセリナさん、ちょっと待ってて」
「はい」
 私は軽く集中し、『音』の魔法を発動する。えーと……『おにいから面倒な事頼まれました、怒っておいてください』、と。
「ごめんなさい、アクセリナさん。おにいに面倒事押し付けられて」
「面倒事?結人様はこの部屋に来ておりませんが」
「日本の魔法に、『音』の魔法ってのがあって。それで、テレパシーみたいにおにいが話しかけてきたんです」
「そうだったのですか」
 この反応だと、アクセリナさんはあんまり魔法について詳しくなさそう。まあ一般人だしね、仕方ない。紗代も使えないし、誰でも使えるわけじゃないし。
「アクセリナさんはどこまで知ってるの?魔法使いについて」
「そうですね……お嬢様と同じくらいには」
「それって、どれくらい?」
「お嬢様の、正確にはヴェステルマルク家の魔法ですが、それが『記憶』の魔法であること、日本には有数の魔法使いの家があり、その中でも霖家が突出しているということです」
 外国から見たら私達の家ってそんな評価高いんだ、いいこと聞いた。褒められて悪い気はしない。
「勿論、うちの家は魔法だけじゃないですよ?」
「はい、存じております。先日、結人様のご案内でナガメジュエリーの方に伺いましたから」
「お、知ってたんですか」
 というか、おにいはなんでアクセリナさんをうちの店に?まあ、おにいのことだからなーんもやましいこと無いんだろうけど。
「お、おまたせ、しました~」
「ちょ、紗代!めっちゃガチャガチャいってる!」
 二人で話していると、紗代が紅茶を持ってやってきた……んだけど、心配なくらいティーカップをガチャガチャさせながら来た。
「だだだだだ、大丈夫ぅ、ですから」
「御崎様」
 それを見かねてか、アクセリナさんが紗代の持っているトレーを支えてくれた。
「従者たるもの、いついかなる時も冷静に、落ち着いて行動しましょう」
「だって、これ、もらったの、おたかいやつじゃないですか……」
「焦りで壊してしまっては、元も子もないでしょう」
「は、はいぃ……」
 さすがアクセリナさん、落ち着いてる。
「とりあえず、テーブルに置きましょう。ここからは私にお任せを」
「わ、わかりました」
 アクセリナさんが紗代からトレーを受け取る。テーブルまでちょっとの距離しか無かったけど、紗代のときみたいにガチャガチャなんて音は一切なかった。
「どうぞ、静梨様」
「おおー……」
「す、すごい、アクセリナさん……」
 その完璧な所作に、二人して感心、いやそれを越えて感動してしまう。
「ここに、御崎様のを置きますね」
「はい……」
 紗代の座っていた場所に、ティーカップを置くアクセリナさん。置く時もすごく静かだった。
「……と、このような感じです」
「べ、勉強になります」
「さすがですね、アクセリナさん……」
「勿体なきお言葉です」
 ぺこりと、きれいな礼をされた。でも、これを紗代がやるってなると……なんか違う。面白い。
「それでは、紅茶を飲んで一息つきましょうか」
「そうですね。ほら、紗代も座って」
 すっかり紗代はしょんもりとしちゃって、椅子に座った途端机に突っ伏してしまう。
「はぁ~~~~…………アクセリナさんには遠く及ばないなぁ…………」
「心配ありません、私も最初はティーカップを割ってしまったこともありますから」
「そうなんですか?全く想像できないです」
 なんだか、アクセリナさんは小さい頃からずっと変わらずこのまま、敏腕メイドな気がするけど……そう思いながら、私は紅茶を一口飲む。
「あ、これ美味しい」
「本当ですか?……あら、本当」
「こちらは当家でも出している、お嬢様お気に入りの紅茶なので」
「たしかに、この味はお気に入りになりそう」
 今まで紅茶は何種類か飲んだことあるけど、それとは段違いに美味しい。
「ひとえに、御崎様の淹れ方が上手かったのもあるでしょう」
「あ、ありがとうございます……?」
 急にアクセリナさんに紗代が褒められて、照れている。面白いので、頬を横からツンツンしてやる。
「ちょ、やめてくださいって静梨様」
「うりうり~」
「微笑ましいものです」
 そんな事をしながら、三人で談笑する。
「そうだ、アクセリナさんは興味ありますか?」
「何にですか?」
「アクセサリーですよ、アクセサリー」
 アクセサリー、アクセリナ。なんか語感が似てて、言っててちょっと笑いそうになる。
「まあ、興味が無いわけではないですが」
「やった、じゃあおにい達が戻ってきたら工房に行きませんか?」
「工房、と言いますと……話の内容からするに、アクセサリー工房でしょうか」
「そうです、そのアクセサリー工房です」
 おにいが魔法を教えるなら、私と紗代でアクセサリーの作り方を教えてあげよう。私はそう思ったので、こんな提案をしたわけだ。
「どうでしょう、アクセリナさん。私達と一緒に、アクセッ、サリーをっ……」
「どうしました、静梨様」
 こ、堪えなきゃ……堪えろ、私……やっぱ無理。
「あっははははははは!あー面白い、無理無理、堪えろって無理だよ、あっははははは」
「し、静梨様、どうしたんですか、急に笑い始めて」
「ごめ、紗代、もう無理だって、あはははははははは!」
 多分、二人からしたら急に笑い出した私はだいぶ頭がおかしい子だと思われてる。せ、説明しなきゃ。
「えっとね、アクセサリーと、アクセリナさんって、似てて……それで、あっはははは!笑ってたってわけですよ!」
「「…………」」
 うん、まあ、そりゃ二人とも引くよね。知ってた。
「はー面白かった、やっと笑い収まってきた、あーしんどかった、紅茶紅茶」
 笑い疲れて喉が渇いたのか、紅茶が凄い美味しかった。
「ふう……とにかく、一緒にアクセサリー作り、しませんか?」
「え、ええと。それは、いいのですが」
「よし、決まり!じゃあおにいとソフィアさんが戻って来るまで……って、戻ってきましたね」
 ナイスタイミング、おにい。
「なんか、静梨の凄い笑い声が聞こえたけど……どうしたの?」
「シズリ、あんな大声で笑うんですね」
「あの……結人様、ソフィアさん。すっごくしょうもないことなので、聞かなくていいですよ……」
「しょうもないとは何よ、しょうもないって」
 そんなこんなで、私達のぷち女子会は終わったのだった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

パンツを拾わされた男の子の災難?

ミクリ21
恋愛
パンツを拾わされた男の子の話。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

日本国転生

北乃大空
SF
 女神ガイアは神族と呼ばれる宇宙管理者であり、地球を含む太陽系を管理して人類の歴史を見守ってきた。  或る日、ガイアは地球上の人類未来についてのシミュレーションを実施し、その結果は22世紀まで確実に人類が滅亡するシナリオで、何度実施しても滅亡する確率は99.999%であった。  ガイアは人類滅亡シミュレーション結果を中央管理局に提出、事態を重くみた中央管理局はガイアに人類滅亡の回避指令を出した。  その指令内容は地球人類の歴史改変で、現代地球とは別のパラレルワールド上に存在するもう一つの地球に干渉して歴史改変するものであった。  ガイアが取った歴史改変方法は、国家丸ごと転移するもので転移する国家は何と現代日本であり、その転移先は太平洋戦争開戦1年前の日本で、そこに国土ごと上書きするというものであった。  その転移先で日本が世界各国と開戦し、そこで起こる様々な出来事を超人的な能力を持つ女神と天使達の手助けで日本が覇権国家になり、人類滅亡を回避させて行くのであった。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

D○ZNとY○UTUBEとウ○イレでしかサッカーを知らない俺が女子エルフ代表の監督に就任した訳だが

米俵猫太朗
ファンタジー
ただのサッカーマニアである青年ショーキチはひょんな事から異世界へ転移してしまう。 その世界では女性だけが行うサッカーに似た球技「サッカードウ」が普及しており、折りしもエルフ女子がミノタウロス女子に蹂躙されようとしているところであった。 更衣室に乱入してしまった縁からエルフ女子代表を率いる事になった青年は、秘策「Tバック」と「トップレス」戦術を授け戦いに挑む。 果たしてエルフチームはミノタウロスチームに打ち勝ち、敗者に課される謎の儀式「センシャ」を回避できるのか!? この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。

処理中です...