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ガリア王国魔の森編
8. オレの秘密を話したよ
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後見してもらっているフルラ伯爵家に手紙を出してもまだ、ぼんぼんはつきまとっている。
手紙を出しに行くときもつきまとってたしね。それで自分がどうなるとは思っていないんだろう。
「んじゃ、あの坊ちゃんは、帰ったら説教なのか?」
「おそらく。機嫌を損ねて冒険者が移動すると国の損失になる。今回に限れば街中でつきまとうのは子どもだからと許されるだろうが、討伐の邪魔をしたのは許されない」
「詳しいんだな」
「フレッドは元貴族だからな。その話をしたいんだが、面倒ごとに巻き込むかもしれない。聞くか聞かないかはそちらで決めてくれ」
「聞かないとどうなるんだ?」
「このまま組み続けるのは無理だ」
「だったら聞くさ。今回の討伐中に話をして決めたからな」
単独で討伐に行って帰って来たロビンバルと宿で話しているけど、もちろんオレはジルに捕獲されて、べろんべろんの刑に処されている最中だよ。別行動中もずっと、街に帰りたい素振りを見せていたらしい。キリくん、そんなに愛されたら困っちゃう。
冗談はさておき、ジルはオレのこと、群れの一番弱いヤツだと思ってるっぽいんだよな。小さくて、可愛くて、守ってあげなきゃいけない、言わば赤ちゃんポジション。まあジルから見れば大きさも、攻撃力もそんなもんなんだろう。むしろオレ、オオカミの子どもにも負けるんじゃない?じゃれてかまれただけで天国が見えそうな気もする。
ロビンバルはオレたちが何かを隠していることは分かっていて、その上でどうするかを討伐の合間に話していたらしい。彼らはこの国の出身だがそこまでこの国にいることにこだわりがあるわけでもなく、ミリアルに行ってもいいと思っているそうだ。
それを聞いて、キースがオレたちの抱える事情を話した。というかご主人とオレの抱える事情だね。
ご主人がミリアルの侯爵家の子息で、嫌な奴に目をつけられて貴族籍を抜けたが今も家との関係は良好なこと。オレが治癒魔法を使えるために教会から狙われて、結果的に王様が教会を潰したこと。新しくなったミリアルの教会で治癒魔法を教えてもらって、浄化魔法を含めすべての治癒魔法が使えること。王様からは自由にしていいと言われていたのに、王太子に目をつけられミリアルを離れたこと。ガリアではご主人の親戚の貴族が後見についていること。それからついでに、キースとご主人が恋人なこと。
最後の一言で、ご主人が真っ赤になって俯いた。うん、そういう初心な反応、可愛い。キースもちょっと期待してやったよね。
「見てりゃわかるから、最後のは余計だ。それよりも治癒魔法全部って、浄化魔法って、それって聖女とかってレベルじゃないのか?それでよく国を出られたな」
「横槍が入る前に商会の荷物の護衛を受けて出てきた。フレッドの家族がキリを可愛がっているから、帰ってもいい状況になれば連絡が来ると思う」
「キリくんの入っているバッグって、やっぱりワイバーンだよな。侯爵家なら余裕か」
「マジックバッグの容量も、俺は他で見たことがないくらい入るぞ」
「だからフレッドはちょっと浮世離れしてんのか。納得だわ」
ご主人、浮世離れとか言われちゃってるよ。まあ未だ金銭感覚は庶民になれてないから仕方がない。冒険者になっても実家に住んでたし、最初から魔法で稼げていた分、金銭に困ることもなかったんだろうねえ。
飽きずにオレをべろんべろんしているジルを見ながら、ロビンバルの剣士が言った。
「いっそのこと、5人で『もふもふず』ってパーティーにするか?」
「いや、パーティーは分けたままで行こう。もしキリのことで国や教会と揉めた場合、別パーティーのほうがお前らは逃げられるだろう?」
「お前それホントに出来ると思うか?どう考えてもジルが突っかかって行くだろ」
みんながあーって顔をしている。というか声に出てる。ジルは、呼んだ?って飼い主さんを見ているが、オレのことはガッチリ抱えたままだ。そろそろ放してほしいなあ。
さっそく翌日、冒険者ギルドにパーティーの変更手続きをしに来た。
依頼を受ける上で、パーティーが一緒のほうが手続きが楽だと言うことで、ご主人とキースがロビンバルに加わることになった。この街で活動するなら、ロビンバルのほうが実績がある知られた名前だし、パーティー名に『イタチ』と付けようとしたくらい、ご主人たちはパーティーに思い入れがないからね。
使役獣であるオレやジルは、パーティーじゃなくてそれぞれ飼い主個人に登録されているから、特に変わることはない。
相変わらずオレにつきまとっているぼんぼんだが、脅威はないと判断したのか、ついにジルさえも無視するようになった。
周りに目を向けてみると、冒険者は子どもがなんかやってるとしか思っていないようだし、学園の子どもと思われる少年も遠くからこっちを見ているが、ぼんぼんに話しかける気はなさそうだ。
そろそろ休みの終わりが近づくので、この街から引き上げ始めるころらしいから、ぼんぼんは最後の追い込みとしてアピールを頑張ってるんだろう。まあその努力は一切実らないけどな。
しょせんぼんぼん、実力行使には出ないとオレは高を括っていた。
それから起こったことは、時間にすればわずか5秒だったけど、ギルド中が大騒ぎになった。
突然ぼんぼんが、ジルの頭の上に座っていたオレを掴んで、ギルドの出口に向かってダッシュした。
次の瞬間、ジルがぼんぼんに体当たりして倒し、オレを掴んでいた腕に噛みついた。
それを見て、ジルの飼い主さんはジルを止めようと駆け寄り、ぼんぼんの護衛はジルを切ろうと剣を抜き、オレを取り戻そうと駆け寄ってきていたキースが、護衛の剣を自分の剣の鞘で受けて止めた。
「ギルドの中で剣を抜くのは禁止されています!」
「その獣が噛みついたから、切ろうとしただけだ!」
ギルドの職員はオレが攫われたところは見ていなかったので、とりあえず目についた護衛を止めたが、一番やっちゃいけないことをしたのはぼんぼんだ。他人の使役獣に手を出せば、取り返すために攻撃されても文句は言えない。
入り口付近にいた冒険者は、ぼんぼんが逃げられないように、入り口前を塞ぎ、護衛の近くにいる冒険者は、武器はしまったままで戦闘体勢をとっている。ギルド内の空気が一触即発だ。
「ジル、大丈夫だから、もう大丈夫だから、放せ。キリくんは無事だから」
「ヴゥゥゥッ」
「ミューロ様、キリから手を離してください。フォレストウルフが本気を出せば、その腕がなくなりますよ。他人の使役獣に手を出すことの意味はご存じですよね?」
ジルの飼い主さんはジルを説得しようとしているし、ご主人はぼんぼんに手を離すように言っているが、ぼんぼんがまだオレから手を離さないから、ジルが噛みついたままぼんぼんを威嚇している。このままではジルが悪者になってしまう。
ジル、止めてくれてありがとう。オレはもう大丈夫だから噛むの止めろ。おまえのご主人さまが謝らないといけなくなるぞ。
キリ、怪我はない?大丈夫?
大丈夫だからと説得して、ジルがぼんぼんの腕を噛むのをやめた。ジルの飼い主さんがジルをよしよしわしゃわしゃしているので、ジルのほうはもう大丈夫そうだ。
ぼんぼんの腕を診断の魔法で見ると、ちょっと傷になっているけど、かなり浅い。よかった、ジルはだいぶ手加減したみたいだ。これくらいなら、ジルが怒られることもないだろう。勝手に治癒していいか分からないので、ご主人に傷の具合を伝えたが、何も言われないので、いったん放置だ。
ジルがぼんぼんから離れたのを見て、護衛も剣を鞘に納めたし、とりあえず最悪の事態は回避されたよ。ふう。
ってまだオレ捕まったままだった。放せよー。
手紙を出しに行くときもつきまとってたしね。それで自分がどうなるとは思っていないんだろう。
「んじゃ、あの坊ちゃんは、帰ったら説教なのか?」
「おそらく。機嫌を損ねて冒険者が移動すると国の損失になる。今回に限れば街中でつきまとうのは子どもだからと許されるだろうが、討伐の邪魔をしたのは許されない」
「詳しいんだな」
「フレッドは元貴族だからな。その話をしたいんだが、面倒ごとに巻き込むかもしれない。聞くか聞かないかはそちらで決めてくれ」
「聞かないとどうなるんだ?」
「このまま組み続けるのは無理だ」
「だったら聞くさ。今回の討伐中に話をして決めたからな」
単独で討伐に行って帰って来たロビンバルと宿で話しているけど、もちろんオレはジルに捕獲されて、べろんべろんの刑に処されている最中だよ。別行動中もずっと、街に帰りたい素振りを見せていたらしい。キリくん、そんなに愛されたら困っちゃう。
冗談はさておき、ジルはオレのこと、群れの一番弱いヤツだと思ってるっぽいんだよな。小さくて、可愛くて、守ってあげなきゃいけない、言わば赤ちゃんポジション。まあジルから見れば大きさも、攻撃力もそんなもんなんだろう。むしろオレ、オオカミの子どもにも負けるんじゃない?じゃれてかまれただけで天国が見えそうな気もする。
ロビンバルはオレたちが何かを隠していることは分かっていて、その上でどうするかを討伐の合間に話していたらしい。彼らはこの国の出身だがそこまでこの国にいることにこだわりがあるわけでもなく、ミリアルに行ってもいいと思っているそうだ。
それを聞いて、キースがオレたちの抱える事情を話した。というかご主人とオレの抱える事情だね。
ご主人がミリアルの侯爵家の子息で、嫌な奴に目をつけられて貴族籍を抜けたが今も家との関係は良好なこと。オレが治癒魔法を使えるために教会から狙われて、結果的に王様が教会を潰したこと。新しくなったミリアルの教会で治癒魔法を教えてもらって、浄化魔法を含めすべての治癒魔法が使えること。王様からは自由にしていいと言われていたのに、王太子に目をつけられミリアルを離れたこと。ガリアではご主人の親戚の貴族が後見についていること。それからついでに、キースとご主人が恋人なこと。
最後の一言で、ご主人が真っ赤になって俯いた。うん、そういう初心な反応、可愛い。キースもちょっと期待してやったよね。
「見てりゃわかるから、最後のは余計だ。それよりも治癒魔法全部って、浄化魔法って、それって聖女とかってレベルじゃないのか?それでよく国を出られたな」
「横槍が入る前に商会の荷物の護衛を受けて出てきた。フレッドの家族がキリを可愛がっているから、帰ってもいい状況になれば連絡が来ると思う」
「キリくんの入っているバッグって、やっぱりワイバーンだよな。侯爵家なら余裕か」
「マジックバッグの容量も、俺は他で見たことがないくらい入るぞ」
「だからフレッドはちょっと浮世離れしてんのか。納得だわ」
ご主人、浮世離れとか言われちゃってるよ。まあ未だ金銭感覚は庶民になれてないから仕方がない。冒険者になっても実家に住んでたし、最初から魔法で稼げていた分、金銭に困ることもなかったんだろうねえ。
飽きずにオレをべろんべろんしているジルを見ながら、ロビンバルの剣士が言った。
「いっそのこと、5人で『もふもふず』ってパーティーにするか?」
「いや、パーティーは分けたままで行こう。もしキリのことで国や教会と揉めた場合、別パーティーのほうがお前らは逃げられるだろう?」
「お前それホントに出来ると思うか?どう考えてもジルが突っかかって行くだろ」
みんながあーって顔をしている。というか声に出てる。ジルは、呼んだ?って飼い主さんを見ているが、オレのことはガッチリ抱えたままだ。そろそろ放してほしいなあ。
さっそく翌日、冒険者ギルドにパーティーの変更手続きをしに来た。
依頼を受ける上で、パーティーが一緒のほうが手続きが楽だと言うことで、ご主人とキースがロビンバルに加わることになった。この街で活動するなら、ロビンバルのほうが実績がある知られた名前だし、パーティー名に『イタチ』と付けようとしたくらい、ご主人たちはパーティーに思い入れがないからね。
使役獣であるオレやジルは、パーティーじゃなくてそれぞれ飼い主個人に登録されているから、特に変わることはない。
相変わらずオレにつきまとっているぼんぼんだが、脅威はないと判断したのか、ついにジルさえも無視するようになった。
周りに目を向けてみると、冒険者は子どもがなんかやってるとしか思っていないようだし、学園の子どもと思われる少年も遠くからこっちを見ているが、ぼんぼんに話しかける気はなさそうだ。
そろそろ休みの終わりが近づくので、この街から引き上げ始めるころらしいから、ぼんぼんは最後の追い込みとしてアピールを頑張ってるんだろう。まあその努力は一切実らないけどな。
しょせんぼんぼん、実力行使には出ないとオレは高を括っていた。
それから起こったことは、時間にすればわずか5秒だったけど、ギルド中が大騒ぎになった。
突然ぼんぼんが、ジルの頭の上に座っていたオレを掴んで、ギルドの出口に向かってダッシュした。
次の瞬間、ジルがぼんぼんに体当たりして倒し、オレを掴んでいた腕に噛みついた。
それを見て、ジルの飼い主さんはジルを止めようと駆け寄り、ぼんぼんの護衛はジルを切ろうと剣を抜き、オレを取り戻そうと駆け寄ってきていたキースが、護衛の剣を自分の剣の鞘で受けて止めた。
「ギルドの中で剣を抜くのは禁止されています!」
「その獣が噛みついたから、切ろうとしただけだ!」
ギルドの職員はオレが攫われたところは見ていなかったので、とりあえず目についた護衛を止めたが、一番やっちゃいけないことをしたのはぼんぼんだ。他人の使役獣に手を出せば、取り返すために攻撃されても文句は言えない。
入り口付近にいた冒険者は、ぼんぼんが逃げられないように、入り口前を塞ぎ、護衛の近くにいる冒険者は、武器はしまったままで戦闘体勢をとっている。ギルド内の空気が一触即発だ。
「ジル、大丈夫だから、もう大丈夫だから、放せ。キリくんは無事だから」
「ヴゥゥゥッ」
「ミューロ様、キリから手を離してください。フォレストウルフが本気を出せば、その腕がなくなりますよ。他人の使役獣に手を出すことの意味はご存じですよね?」
ジルの飼い主さんはジルを説得しようとしているし、ご主人はぼんぼんに手を離すように言っているが、ぼんぼんがまだオレから手を離さないから、ジルが噛みついたままぼんぼんを威嚇している。このままではジルが悪者になってしまう。
ジル、止めてくれてありがとう。オレはもう大丈夫だから噛むの止めろ。おまえのご主人さまが謝らないといけなくなるぞ。
キリ、怪我はない?大丈夫?
大丈夫だからと説得して、ジルがぼんぼんの腕を噛むのをやめた。ジルの飼い主さんがジルをよしよしわしゃわしゃしているので、ジルのほうはもう大丈夫そうだ。
ぼんぼんの腕を診断の魔法で見ると、ちょっと傷になっているけど、かなり浅い。よかった、ジルはだいぶ手加減したみたいだ。これくらいなら、ジルが怒られることもないだろう。勝手に治癒していいか分からないので、ご主人に傷の具合を伝えたが、何も言われないので、いったん放置だ。
ジルがぼんぼんから離れたのを見て、護衛も剣を鞘に納めたし、とりあえず最悪の事態は回避されたよ。ふう。
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