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続 3章 ドロップ品のオークション
13-3. リネの入浴方法
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中央教会で泊まる部屋は、襲撃の後にも泊めてもらっていた豪華な部屋だ。今回ドガイを訪問する前に、この部屋でいいか、わざわざ事前に確認された。この部屋に泊まることで僕があの襲撃を思い出してしまうのではないかと、心配してくれたのだ。ウルバの街や、ミンギ王国に近い街には行く気になれないけれど、ドガイの中央教会に辛い思い出はない。
「ユウ、大丈夫か?」
「うん。ちょっと思い出しちゃっただけ」
模様替えをしたのか、なんとなくカーテンとか内装が変わっている気がするから、もしかしたら僕のために変えてくれたのかもしれない。
アルが心配そうに見ているけど、思い出したのは襲撃ではなく、その後アルと一緒にいてもいいのかと悩んでいたときのことだ。一度はアルから離れないといけないとまで思い詰めて、けれど離れることはできなかった、あのときの焦燥感が湧き上がってくる。
「辛いならカザナラへ戻ろう」
「違うよ。アルと離れられなかったなって思い出していただけ」
「ユウ……」
「ここで、ずっとそばにいるって誓ってくれた」
「そうだ。だから、一緒にいたくないなどと言わないでくれ。ユウ、お願いだから」
最近また僕の心が揺れていることに、アルは気づいていたのか。揺れているというよりも、焦っている。共に生きていこうと決めたけれど、別々の時間が長くなって不安が生じてしまった。でも、抱きしめてくれるアルの温もりを手放したくはない。
ここにいる間に、ソマロさんに言われたこと、将来のことをちゃんと考えてみよう。
リネは初めて入った部屋の内装に興味津々で、飛び回っている。
『この部屋、キラキラだね』
「モクリークは装飾が少ないからな。リネ、壊すなよ」
『アルは心配性だなあ』
気に入った宝石があったら外しそうだからと、アルが心配している。
モクリークの中央教会だって豪華絢爛だけど、あふれが多い土地柄ゆえか繊細な装飾は少ない。リネがドガイの大司教様から贈られた装飾品を気に入っているのも、そのあたりが関係しているのかもしれない。
「お風呂の用意ができました」と知らせてくれたのは、サリュー司祭様だ。サジェルはモクリークに残っているので、予定ではモクリークの大司教様と一緒に先に到着しているはずのツェルト助祭様が、身の回りのことをしてくれる予定だったけど、まだ旅の途中だ。それで僕たちというか、アルと一番仲の良いサリュー司祭様がツェルト助祭様到着までの間、担当してくれるそうだ。
『入る!』
「グァリネ様もお入りになりますか?」
『うん。ときどきユウと一緒に入るよ』
僕たちのもとに来てくれてすぐのころにお風呂に興味を持ったリネは、アルに締め出されて一度興味を失っていたけど、最近お風呂の気持ちよさに目覚めた。お城の噴水での水浴びのほうが楽しいけど、温かいお風呂も気に入っているそうだ。
リネが水浴びできるくらいのタライを用意してもらったら、いざ入浴だ。今日はアルも一緒に入ってくれるから、旅先の温泉みたいで新鮮だ。
「楽しそうだな」
「いつもと違うところのお風呂って、ワクワクするよね」
『分かるー』
悲しいかな、分かってくれたのは、リネだけだ。アルは苦笑しているからワクワクしないらしいし、ブランは最初からお風呂には興味がない。ブランと一緒に入りたいという僕の夢は、まだかなえられていないし、きっとこれからもかなえられることはない。
リネは、タライに張ったお湯に足から入ると、羽根を広げてぷかんと浮かんだ。「気持ちいいねえ」と言いながらお湯に浮いている姿を見ると、その小さな頭に小さなタオルを乗せたくなるのに、この感覚を分かってくれる人は誰もいないのが、ちょっと悲しい。
そのうちお腹は温まったからと、背泳ぎのようにお腹を上にすることがあって、初めて見たときは溺れないかと心配になった。リネが普通の動物じゃないと分かっていても、どうしても見た目に引きずられてしまう。
しばらくするとリネは、十分に温まったとお湯から上がって水を払い、アルが開けたドアの隙間から飛んでいった。もうすぐ夕食だから、神殿から遠くへは行かないはずだ。
なんとなくリネを観察していた僕もアルも、旅の疲れをとるために、お湯の中で身体を伸ばす。
「やはり疲れが取れるな」
「お風呂で温まるとぐっすり眠れるしね」
きっと今夜は夢も見ずに眠ることができるはずだ。
その日の夕食には、モッツァレラチーズのサラダが出された。
でも、ブランとリネにはあっさり過ぎたようだ。珍しくてあまり量がないと聞いているから、多分生産者さんには残念なことだけど、ブランが気に入らなかったのは僕にとって幸運だ。手に入れたものは全部僕が楽しむことができる。日持ちしないといっても、僕のアイテムボックスに入れてしまえば、傷むことはない。帰りに生産しているという村に寄ってみようかな。
「カリラスに時間停止のマジックバッグを預けるのはどうだ?」
「それは、お願いできたらしたいけど、カリラスさんのお仕事の邪魔にならないかな?」
「仕事にすればいいさ」
僕たちからチーズ輸入の仕事を発注すれば、カリラスさんも儲かるし、僕もチーズを食べることができる。
今もカリラスさんはモクリークの魔石を買い付けにモクリークへ行くときに、ドガイからはチーズを運んでいるけど、それは教会の仕事の一つだ。でもこれは僕たちからカリラスさん個人への依頼として、マジックバッグを貸し出す。いい案かも。カリラスさんとは二日後に会えることになっているので、そのときにお願いしてみよう。
そう思ったけれど、サリュー司祭様に問題点を指摘されて、取りやめになった。
「それは、カリラスさんの命に危険が及びます。日持ちしないチーズを頻繁に買い付ければ、マジックバッグが時間停止、あるいは時間遅延だと知れ渡ってしまいます」
「護衛を雇っているのでしょう?」
「その護衛を上回る戦力を用意してきますよ。この国では、時間停止のマジックバッグにはそれだけの価値があります」
容量が小さい時間停止ならいいかと思っていたけど、Sランクの冒険者ならマジックバッグを持っていてもおかしくないモクリークの感覚で考えてはいけなかったらしい。カークトゥルスのおかげで、まだ珍しいとはいえ時間停止のマジックバッグを持っていてもそこまで騒がれなくなったモクリークが特殊なのだ。
誰かの命を懸けてまで食べたいものじゃないので、モッツァレラチーズはドガイに来たときの楽しみにしよう。
「ユウ、大丈夫か?」
「うん。ちょっと思い出しちゃっただけ」
模様替えをしたのか、なんとなくカーテンとか内装が変わっている気がするから、もしかしたら僕のために変えてくれたのかもしれない。
アルが心配そうに見ているけど、思い出したのは襲撃ではなく、その後アルと一緒にいてもいいのかと悩んでいたときのことだ。一度はアルから離れないといけないとまで思い詰めて、けれど離れることはできなかった、あのときの焦燥感が湧き上がってくる。
「辛いならカザナラへ戻ろう」
「違うよ。アルと離れられなかったなって思い出していただけ」
「ユウ……」
「ここで、ずっとそばにいるって誓ってくれた」
「そうだ。だから、一緒にいたくないなどと言わないでくれ。ユウ、お願いだから」
最近また僕の心が揺れていることに、アルは気づいていたのか。揺れているというよりも、焦っている。共に生きていこうと決めたけれど、別々の時間が長くなって不安が生じてしまった。でも、抱きしめてくれるアルの温もりを手放したくはない。
ここにいる間に、ソマロさんに言われたこと、将来のことをちゃんと考えてみよう。
リネは初めて入った部屋の内装に興味津々で、飛び回っている。
『この部屋、キラキラだね』
「モクリークは装飾が少ないからな。リネ、壊すなよ」
『アルは心配性だなあ』
気に入った宝石があったら外しそうだからと、アルが心配している。
モクリークの中央教会だって豪華絢爛だけど、あふれが多い土地柄ゆえか繊細な装飾は少ない。リネがドガイの大司教様から贈られた装飾品を気に入っているのも、そのあたりが関係しているのかもしれない。
「お風呂の用意ができました」と知らせてくれたのは、サリュー司祭様だ。サジェルはモクリークに残っているので、予定ではモクリークの大司教様と一緒に先に到着しているはずのツェルト助祭様が、身の回りのことをしてくれる予定だったけど、まだ旅の途中だ。それで僕たちというか、アルと一番仲の良いサリュー司祭様がツェルト助祭様到着までの間、担当してくれるそうだ。
『入る!』
「グァリネ様もお入りになりますか?」
『うん。ときどきユウと一緒に入るよ』
僕たちのもとに来てくれてすぐのころにお風呂に興味を持ったリネは、アルに締め出されて一度興味を失っていたけど、最近お風呂の気持ちよさに目覚めた。お城の噴水での水浴びのほうが楽しいけど、温かいお風呂も気に入っているそうだ。
リネが水浴びできるくらいのタライを用意してもらったら、いざ入浴だ。今日はアルも一緒に入ってくれるから、旅先の温泉みたいで新鮮だ。
「楽しそうだな」
「いつもと違うところのお風呂って、ワクワクするよね」
『分かるー』
悲しいかな、分かってくれたのは、リネだけだ。アルは苦笑しているからワクワクしないらしいし、ブランは最初からお風呂には興味がない。ブランと一緒に入りたいという僕の夢は、まだかなえられていないし、きっとこれからもかなえられることはない。
リネは、タライに張ったお湯に足から入ると、羽根を広げてぷかんと浮かんだ。「気持ちいいねえ」と言いながらお湯に浮いている姿を見ると、その小さな頭に小さなタオルを乗せたくなるのに、この感覚を分かってくれる人は誰もいないのが、ちょっと悲しい。
そのうちお腹は温まったからと、背泳ぎのようにお腹を上にすることがあって、初めて見たときは溺れないかと心配になった。リネが普通の動物じゃないと分かっていても、どうしても見た目に引きずられてしまう。
しばらくするとリネは、十分に温まったとお湯から上がって水を払い、アルが開けたドアの隙間から飛んでいった。もうすぐ夕食だから、神殿から遠くへは行かないはずだ。
なんとなくリネを観察していた僕もアルも、旅の疲れをとるために、お湯の中で身体を伸ばす。
「やはり疲れが取れるな」
「お風呂で温まるとぐっすり眠れるしね」
きっと今夜は夢も見ずに眠ることができるはずだ。
その日の夕食には、モッツァレラチーズのサラダが出された。
でも、ブランとリネにはあっさり過ぎたようだ。珍しくてあまり量がないと聞いているから、多分生産者さんには残念なことだけど、ブランが気に入らなかったのは僕にとって幸運だ。手に入れたものは全部僕が楽しむことができる。日持ちしないといっても、僕のアイテムボックスに入れてしまえば、傷むことはない。帰りに生産しているという村に寄ってみようかな。
「カリラスに時間停止のマジックバッグを預けるのはどうだ?」
「それは、お願いできたらしたいけど、カリラスさんのお仕事の邪魔にならないかな?」
「仕事にすればいいさ」
僕たちからチーズ輸入の仕事を発注すれば、カリラスさんも儲かるし、僕もチーズを食べることができる。
今もカリラスさんはモクリークの魔石を買い付けにモクリークへ行くときに、ドガイからはチーズを運んでいるけど、それは教会の仕事の一つだ。でもこれは僕たちからカリラスさん個人への依頼として、マジックバッグを貸し出す。いい案かも。カリラスさんとは二日後に会えることになっているので、そのときにお願いしてみよう。
そう思ったけれど、サリュー司祭様に問題点を指摘されて、取りやめになった。
「それは、カリラスさんの命に危険が及びます。日持ちしないチーズを頻繁に買い付ければ、マジックバッグが時間停止、あるいは時間遅延だと知れ渡ってしまいます」
「護衛を雇っているのでしょう?」
「その護衛を上回る戦力を用意してきますよ。この国では、時間停止のマジックバッグにはそれだけの価値があります」
容量が小さい時間停止ならいいかと思っていたけど、Sランクの冒険者ならマジックバッグを持っていてもおかしくないモクリークの感覚で考えてはいけなかったらしい。カークトゥルスのおかげで、まだ珍しいとはいえ時間停止のマジックバッグを持っていてもそこまで騒がれなくなったモクリークが特殊なのだ。
誰かの命を懸けてまで食べたいものじゃないので、モッツァレラチーズはドガイに来たときの楽しみにしよう。
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