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第6話「糖度の高い空間」
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先ほどまで石像のように固まっていたカズが呆れ顔で俺たちのことを見ている。
俺はそんなカズの前の卓上にクッキーと牛乳を並べる。
「ほらよカズ。最高の組み合わせを持ってきてやったぞ」
「うん、ありがと」
なんだカズ。この組み合わせに不満でもあるのか? ……なんてな。
理由は明確だ。
アリナの一言のせいだろうな。
アリナが『愛の巣』なんて攻撃力の高い一言を言い放ったからだろう。
「カズ、あんまりさっきの事、気にすんなよ。アリナは天然な部分があるだけだと思うから」
「まあ、そうだろうな。お前らと関わっていくからにはこういう事にも慣れないといけないんだろうなぁ」
俺とカズがそんなことを話しているとアリナも俺たちのとこにやって来て、俺の隣にちょこんと座る。
アリナは俺がクッキーと牛乳を準備してる間に着替えていたようで、大きめのパーカーとショートパンツを履いていた。
ん? そのパーカーって……
「なあ、アリナ?」
「はい! なんですか?」
「俺の気のせいならいいんだけど、それって俺のパーカーじゃない?」
「えへへ、バレちゃいましたか。勝手に着ちゃいました! これならより一層、翔くんを感じられると思いまして……。ダメ、でしたか?」
「いや、そんなことはないよ。とても似合ってるよ」
「ありがとうございます。なんだか照れますね」
俺はアリナに甘すぎるような気がするが、可愛い笑顔で言われてしまったらこの世の男なら誰でも許してしまうと思うんだ。
まあ、実際、かなり似合っていた。悶えそうなのを抑えるのに必死にならないといけないレベルだ。
そんな俺をカズは呆れ顔で見ていた。
カズ、許せ。これはアリナが可愛すぎるのがいけないんだ。……そうだろ?
「とりあえず、話でもしながら食べようぜ」
「そうだな。何も食べてないのにこの空間が甘すぎて胸焼けしそうだけどな」
俺たちはクッキーを手に取り、口に運ぶ。
「うん、おいしい!」
「結構美味いな。牛乳との相性も最高だ」
「本当ですね! 美味しいです! はい、翔くん。あーーん」
アリナが急に俺の口にクッキーを入れてくる。
さすがに拒むことはできずに俺は口を開き、アリナの手にしているクッキーを口にした。恥ずかしさと嬉しさでどんな味だったかわからなくなりそうだ。
この時確信した。
アリナは完全に天然なんだ、と。
だってそうだろう? 普通、友達のいる前でこんなことできるか?
「どうですか、美味しいですか?」
「ああ、美味しいけど。少し恥ずかしいな」
「確かに少し恥ずかしいかもです」
俺とアリナのやり取りを見ていたカズは、ため息をつき、苦笑いする。
「本当に幸せそうだな、お前ら」
その言葉でアリナはやっと、自分がやっていることが恥ずかしくなり赤面しだす。耳まで真っ赤に染まっている。
「あっ……今のは違くて、あのー……」
「大丈夫だよ、桜花さん。俺はそのうち、二人のやり取りにも慣れると思うし。気を使われるよりは桜花さんにも翔にも自然体でいてもらったほうが楽だ」
「そ、そうですか?」
「うん、だから気を使う必要ないからね」
「はい! ありがとうございます!」
アリナ?
ありがとうございますってことは、これからもカズの前では今みたいな行動取るってこと?
俺、大丈夫かな?
親友の前でこれからも、いちゃつくことになるの?
「翔くん! 和也さんから許可頂いたのでずっとラブラブできますよ!」
マジですか、アリナ?
カズ、お前もなんか言えよ! ってか、そうだったお前のせいだった。
お前もよく許可出したな。
お前のメンタル、本当に尊敬する。これからは尊敬の意を表して『ベストフレンド』と呼ばせていただこう。実際に親友だから、カズの肩書きは変わらないけどね。
カズが許可を出してしまったせいで……、いや、カズのお陰でアリナからのあーん攻撃を受け続けることになった。
ありがとう、カズ。
最初は呆れ顔で見ていたカズも次第に和やかな表情で、小動物でも見るかのようにおっとりとした表情になっていた。なんだカズ、俺とアリナのやり取りを子猫がじゃれているのと同じだと思っているのか?
ただクッキーを食べながら話していただけなのに気が付けば、外は日が落ち、すっかり暗くなっていた。
「じゃれ合っているとこ悪いけど、俺はもう帰るわ」
「じゃれ合っているとか言うな」
「ははは、悪い悪い」
俺とアリナはカズを玄関の外まで見送る。
「それじゃあ、また明日な」
「ああ、気をつけろよ」
「桜花さんもまたね」
「はい! 今日は楽しかったです! 翔くんと仲を深めることもできましたし……」
アリナの一言に顔が赤くなっていくのが分かった。
カズは「なんか和むなぁ」なんて言いながら帰っていった。
いつもならツッコみでも入れるところだが、今日はその後ろ姿に感謝した。カズのお陰でアリナとの距離がより一層近づいた気がする。いや、確実に近づいたと思う。
カズが帰った後、風呂に入り、夕食を食べたりして眠りについたのだが、今日はいつもより身体の距離が近かった気がする。
改めて言おう、ありがとうカズ。
俺はそんなカズの前の卓上にクッキーと牛乳を並べる。
「ほらよカズ。最高の組み合わせを持ってきてやったぞ」
「うん、ありがと」
なんだカズ。この組み合わせに不満でもあるのか? ……なんてな。
理由は明確だ。
アリナの一言のせいだろうな。
アリナが『愛の巣』なんて攻撃力の高い一言を言い放ったからだろう。
「カズ、あんまりさっきの事、気にすんなよ。アリナは天然な部分があるだけだと思うから」
「まあ、そうだろうな。お前らと関わっていくからにはこういう事にも慣れないといけないんだろうなぁ」
俺とカズがそんなことを話しているとアリナも俺たちのとこにやって来て、俺の隣にちょこんと座る。
アリナは俺がクッキーと牛乳を準備してる間に着替えていたようで、大きめのパーカーとショートパンツを履いていた。
ん? そのパーカーって……
「なあ、アリナ?」
「はい! なんですか?」
「俺の気のせいならいいんだけど、それって俺のパーカーじゃない?」
「えへへ、バレちゃいましたか。勝手に着ちゃいました! これならより一層、翔くんを感じられると思いまして……。ダメ、でしたか?」
「いや、そんなことはないよ。とても似合ってるよ」
「ありがとうございます。なんだか照れますね」
俺はアリナに甘すぎるような気がするが、可愛い笑顔で言われてしまったらこの世の男なら誰でも許してしまうと思うんだ。
まあ、実際、かなり似合っていた。悶えそうなのを抑えるのに必死にならないといけないレベルだ。
そんな俺をカズは呆れ顔で見ていた。
カズ、許せ。これはアリナが可愛すぎるのがいけないんだ。……そうだろ?
「とりあえず、話でもしながら食べようぜ」
「そうだな。何も食べてないのにこの空間が甘すぎて胸焼けしそうだけどな」
俺たちはクッキーを手に取り、口に運ぶ。
「うん、おいしい!」
「結構美味いな。牛乳との相性も最高だ」
「本当ですね! 美味しいです! はい、翔くん。あーーん」
アリナが急に俺の口にクッキーを入れてくる。
さすがに拒むことはできずに俺は口を開き、アリナの手にしているクッキーを口にした。恥ずかしさと嬉しさでどんな味だったかわからなくなりそうだ。
この時確信した。
アリナは完全に天然なんだ、と。
だってそうだろう? 普通、友達のいる前でこんなことできるか?
「どうですか、美味しいですか?」
「ああ、美味しいけど。少し恥ずかしいな」
「確かに少し恥ずかしいかもです」
俺とアリナのやり取りを見ていたカズは、ため息をつき、苦笑いする。
「本当に幸せそうだな、お前ら」
その言葉でアリナはやっと、自分がやっていることが恥ずかしくなり赤面しだす。耳まで真っ赤に染まっている。
「あっ……今のは違くて、あのー……」
「大丈夫だよ、桜花さん。俺はそのうち、二人のやり取りにも慣れると思うし。気を使われるよりは桜花さんにも翔にも自然体でいてもらったほうが楽だ」
「そ、そうですか?」
「うん、だから気を使う必要ないからね」
「はい! ありがとうございます!」
アリナ?
ありがとうございますってことは、これからもカズの前では今みたいな行動取るってこと?
俺、大丈夫かな?
親友の前でこれからも、いちゃつくことになるの?
「翔くん! 和也さんから許可頂いたのでずっとラブラブできますよ!」
マジですか、アリナ?
カズ、お前もなんか言えよ! ってか、そうだったお前のせいだった。
お前もよく許可出したな。
お前のメンタル、本当に尊敬する。これからは尊敬の意を表して『ベストフレンド』と呼ばせていただこう。実際に親友だから、カズの肩書きは変わらないけどね。
カズが許可を出してしまったせいで……、いや、カズのお陰でアリナからのあーん攻撃を受け続けることになった。
ありがとう、カズ。
最初は呆れ顔で見ていたカズも次第に和やかな表情で、小動物でも見るかのようにおっとりとした表情になっていた。なんだカズ、俺とアリナのやり取りを子猫がじゃれているのと同じだと思っているのか?
ただクッキーを食べながら話していただけなのに気が付けば、外は日が落ち、すっかり暗くなっていた。
「じゃれ合っているとこ悪いけど、俺はもう帰るわ」
「じゃれ合っているとか言うな」
「ははは、悪い悪い」
俺とアリナはカズを玄関の外まで見送る。
「それじゃあ、また明日な」
「ああ、気をつけろよ」
「桜花さんもまたね」
「はい! 今日は楽しかったです! 翔くんと仲を深めることもできましたし……」
アリナの一言に顔が赤くなっていくのが分かった。
カズは「なんか和むなぁ」なんて言いながら帰っていった。
いつもならツッコみでも入れるところだが、今日はその後ろ姿に感謝した。カズのお陰でアリナとの距離がより一層近づいた気がする。いや、確実に近づいたと思う。
カズが帰った後、風呂に入り、夕食を食べたりして眠りについたのだが、今日はいつもより身体の距離が近かった気がする。
改めて言おう、ありがとうカズ。
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