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さ、斎藤くん!?
しおりを挟む「ちょっと待った」
いやいや、私が今喋ってたんですが。
誰なの?
「あ?」
え、輝介くん。
さっきまであんなウルウルした目を
してたけど、
今度はすっごい迫力ある目で私の言葉を遮った奴を睨んでる。
さっきのは演技だったのかな?(´-ι_-`)
「あ、いや別に。
お前には用ないんだけど、
近藤さん、部活、体育館割どうする?って聞こうと思って。」
って、え!?斎藤くん!?
いやいや、それ聞くにしてもタイミングあったでしょ笑
なんか、今更気づいたのか顔赤いし笑
まぁ、おかげで輝介くんに騙されずにすんだけど
「あ、そのことなら、女子が先に使えって顧問の先生が言ってたよ!」
「あ、そ、そーなんだ!
じゃあそろそろ行かなきゃなんじゃないかな?」
「えっと、誰だか知らないけど、
陽菜は俺と話してるんだよね?」
「あーーーっと!ほ、ほんとだー(棒)」
輝介くんのこめかみに青筋が立っている!!
なんだか、喧嘩が起こりそうな気配を察知した私はとばっちりを受けるのは嫌なので
さっさと退散させてもらうことにした←
「じゃ、じゃあね!輝介くん!」
さらば!
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