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阿生が市松人形を抱えて向かったのは、出町柳にある商店街だった。新京極通や寺町通のようにアーケードで囲われた規模のものではない。片側一車線の車道沿いに商店が十数軒ずつ軒を連ねている小規模なものだ。
「その人形をどうかするんですか?」
「そんなところかな。この人形、さっきのお母さんが供養してほしいって持ってきたものなんだ。夜、目を離すと首が動くらしい」
「え……」
「首を軋ませながら左右に振れるんだって。お母さんが近づくと止まるらしいんだけど」
人形供養を受け入れている神社仏閣はある。節句人形からぬいぐるみまで、縁のある思い出の人形を供養し焚き上げる。
「うち、お焚き上げの場所もあるんですか?」
「ないよ。でも、ときどきこういう相談はあるし、奉納する場所は用意してある。ただ、スペースも限られてるからね。こういう《なんでもない人形》は持ち主も返していかないと」
人形の首が動くのに《なんでもない》とは。
蒔麻は戸惑いながら、阿生が「ここだよ」と指さした先を見上げた。
黄色い看板には、緑と赤の文字で《カギの一一〇番・セキュリティーSOS》と書かれている。
「ごめんください」
ガラス戸を引いて中に入ると、壁一面にブランクキーがぶら下がっていた。駅にある鍵屋の比ではない。
店内はどこか埃くさく、陳列された自転車用のチェーンキーや南京錠のパッケージは日焼けしている。しかし、店の一角を占める非売品棚や機械は綺麗に磨かれていた。
「博物館みたいですね」
「だよね。ここのお父さん、鍵マニアなんだ」
阿生がもう一度声をかけると、店の奥の小上がりから中年男性が顔を覗かせた。
「阿生、今何時やと思っとん」
「あ、早く着きすぎたか……。すみません、あと五分待ってます」
「おう」
「お父さんの趣味は鍵と昼ドラなんだ」
鍵屋の店主と特別親しいのかと思ったが、阿生は商店街の人から可愛がられているようだった。店先で待っていると、豆腐屋の女性が廃棄するというおからとおまけの油揚げを、パン屋の若い男性が先日の相談のお礼だとカレーパンやチョココロネを袋いっぱいに持って現われた。
──叔父さんの言う、おばあちゃんが誑かされてるって、こういうこと……?
祖母の世代で女性の宮司は相当珍しい。それでも神社を支えたしっかり者の祖母が、若い男に誑かされるというのは違和感があった。
「蒔麻くん、そろそろ入ろうか」
蒔麻は阿生に背中を押されながら店内に戻った。
「またえらい顔がいいやつを連れてきたな」
「明美さんの孫の蒔麻くんですよ」
「明美さんの?」
訝しげな視線を受け、蒔麻は慌てて会釈した。
「常葉蒔麻です。四歳で東京の養父母の家に移ったので、京都にいたのは二十年前で」
「ああ、見舞いに戻ってきたんか」
店主はまだ何か言いたそうだったが、次の質問が飛んでくるより早く、阿生が市松人形をカウンターの上に置いた。
「これなんですけど、金属探知機にかけてもらえませんか?」
店主が右の眉を上げる。
「またストーカーか?」
「俺のじゃないですよ。人形供養で持ち込まれたものです。中に介護用の見守りカメラでも仕込まれてるんじゃないかと思って」
「カメラ……」
「呪われた人形だと思った?」
阿生に微笑まれ、蒔麻は言葉に詰まった。
子どもっぽいと思われた気がして居たたまれない。オカルトが好きなわけではないが、怪異は実在すると知っている──。
「そんなもんより人間の方がよっぽど怖いからな。こいつに阿生版大岡裁きの話でも聞いてみ」
「大岡裁きってあの、母親二人が子どもの腕を左右から引っ張るあれですか?」
「それの藁人形バージョンな」
「お父さん、蒔麻くんにつまらない話を吹き込まないで。ただ腕を引っ張られただけですから」
店主は口をへの字に曲げると、カウンター下からスティック状の金属探知機を取り出した。引っ越し先の部屋に盗聴器が仕掛けられていないか確認する依頼があり、用意しているらしい。
阿生の読み通り、金属探知機はすぐにピピッと音を発した。人形の黒目を覗き込んだ店主が「分解するか?」と面倒くさそうに訊く。
「傷つけたくないんです。中がわかればそれで。あとは考えがあるので」
店を後にし、家に戻って早々、阿生は市松人形を和室のこたつに置いた。
「この紙でいいかな。蒔麻くん、ここに『気づかれたらお電話ください』って書いてくれる? あとは、うちの電話番号も」
言われるまま、チラシの裏に太いマーカーで書き込んでいく。
「可愛い字だね」
「紙に対して大きく書けなくて。これで大丈夫ですか?」
「? うん。何も問題ないよ。読みやすいし」
阿生はチラシをクリアファイルに挟むと、市松人形と向かい合わせになるよう台所から持ってきた酢と味醂の瓶にセロテープで固定した。
依頼人の家族から電話がかかってきたのは、阿生と二人で食卓を囲んでいるときだった。囓りかけたホウレン草と鶏ひき肉の信田煮を小皿に置き、阿生はにこやかに電話に応じた。
市松人形の中には電池式の介護用監視カメラが仕込まれていたらしい。依頼人の姿が見えないときに家族が遠隔操作でカメラを左右に動かしていたため一緒に人形の首が動いたようだった。
市松人形は家族が神社に引き取りに来ることになった。家族からあらためて依頼人に事情を伝え、本人と一緒に安否確認の方法を考えてもらう。
「あまのじゃくなところがある女性なんだ。家族が介護サービスをつけたいって言っても聞かなかったんだって。参道の階段を一人で上がってこれるんだから断りたい気持ちもわかるけど、まさか家族に監視されるなんて思わなかっただろうね。いくら心配してのこととはいえ、人間はなかなか面白いことを思いつくよ」
自分が同じ事をされたら怖さはある。しかし、家族を思う優しさに偽りはないように思えた。蒔麻は祖母が倒れるまで、自分から顔を見せに来ることも気遣うことも躊躇っていた。話すこともままならない状態になった今、後悔しても遅い。後ろ暗い気持ちを振り切るように、蒔麻は少なくなった阿生の湯飲みに急須の煎茶を注いだ。
「どうして阿生さんは人形にカメラが入ってるってわかったんですか?」
「まったく怪しくなかったから」
「怪しくない? というと?」
蒔麻が理解できずにいると、阿生は「長年の勘」だと言い直した。
「そうだ。娘さん、今から取りに来るって」
「今からですか?」
「人形を置いていくとき、お母さんが寂しそうだったから早く返してあげたくて」
女性は何度も「急がない」と言っていたが、あれもあまのじゃくだったのか。
「阿生さん、優しいんですね」
口を突いて出た言葉だったが、阿生は自覚がないのか目を丸くしていた。
自覚がないところに好感を抱く。人をよく見ているのだろう。
阿生は祖母ともこんな調子で一緒に居てくれたのだろうか。
「その人形をどうかするんですか?」
「そんなところかな。この人形、さっきのお母さんが供養してほしいって持ってきたものなんだ。夜、目を離すと首が動くらしい」
「え……」
「首を軋ませながら左右に振れるんだって。お母さんが近づくと止まるらしいんだけど」
人形供養を受け入れている神社仏閣はある。節句人形からぬいぐるみまで、縁のある思い出の人形を供養し焚き上げる。
「うち、お焚き上げの場所もあるんですか?」
「ないよ。でも、ときどきこういう相談はあるし、奉納する場所は用意してある。ただ、スペースも限られてるからね。こういう《なんでもない人形》は持ち主も返していかないと」
人形の首が動くのに《なんでもない》とは。
蒔麻は戸惑いながら、阿生が「ここだよ」と指さした先を見上げた。
黄色い看板には、緑と赤の文字で《カギの一一〇番・セキュリティーSOS》と書かれている。
「ごめんください」
ガラス戸を引いて中に入ると、壁一面にブランクキーがぶら下がっていた。駅にある鍵屋の比ではない。
店内はどこか埃くさく、陳列された自転車用のチェーンキーや南京錠のパッケージは日焼けしている。しかし、店の一角を占める非売品棚や機械は綺麗に磨かれていた。
「博物館みたいですね」
「だよね。ここのお父さん、鍵マニアなんだ」
阿生がもう一度声をかけると、店の奥の小上がりから中年男性が顔を覗かせた。
「阿生、今何時やと思っとん」
「あ、早く着きすぎたか……。すみません、あと五分待ってます」
「おう」
「お父さんの趣味は鍵と昼ドラなんだ」
鍵屋の店主と特別親しいのかと思ったが、阿生は商店街の人から可愛がられているようだった。店先で待っていると、豆腐屋の女性が廃棄するというおからとおまけの油揚げを、パン屋の若い男性が先日の相談のお礼だとカレーパンやチョココロネを袋いっぱいに持って現われた。
──叔父さんの言う、おばあちゃんが誑かされてるって、こういうこと……?
祖母の世代で女性の宮司は相当珍しい。それでも神社を支えたしっかり者の祖母が、若い男に誑かされるというのは違和感があった。
「蒔麻くん、そろそろ入ろうか」
蒔麻は阿生に背中を押されながら店内に戻った。
「またえらい顔がいいやつを連れてきたな」
「明美さんの孫の蒔麻くんですよ」
「明美さんの?」
訝しげな視線を受け、蒔麻は慌てて会釈した。
「常葉蒔麻です。四歳で東京の養父母の家に移ったので、京都にいたのは二十年前で」
「ああ、見舞いに戻ってきたんか」
店主はまだ何か言いたそうだったが、次の質問が飛んでくるより早く、阿生が市松人形をカウンターの上に置いた。
「これなんですけど、金属探知機にかけてもらえませんか?」
店主が右の眉を上げる。
「またストーカーか?」
「俺のじゃないですよ。人形供養で持ち込まれたものです。中に介護用の見守りカメラでも仕込まれてるんじゃないかと思って」
「カメラ……」
「呪われた人形だと思った?」
阿生に微笑まれ、蒔麻は言葉に詰まった。
子どもっぽいと思われた気がして居たたまれない。オカルトが好きなわけではないが、怪異は実在すると知っている──。
「そんなもんより人間の方がよっぽど怖いからな。こいつに阿生版大岡裁きの話でも聞いてみ」
「大岡裁きってあの、母親二人が子どもの腕を左右から引っ張るあれですか?」
「それの藁人形バージョンな」
「お父さん、蒔麻くんにつまらない話を吹き込まないで。ただ腕を引っ張られただけですから」
店主は口をへの字に曲げると、カウンター下からスティック状の金属探知機を取り出した。引っ越し先の部屋に盗聴器が仕掛けられていないか確認する依頼があり、用意しているらしい。
阿生の読み通り、金属探知機はすぐにピピッと音を発した。人形の黒目を覗き込んだ店主が「分解するか?」と面倒くさそうに訊く。
「傷つけたくないんです。中がわかればそれで。あとは考えがあるので」
店を後にし、家に戻って早々、阿生は市松人形を和室のこたつに置いた。
「この紙でいいかな。蒔麻くん、ここに『気づかれたらお電話ください』って書いてくれる? あとは、うちの電話番号も」
言われるまま、チラシの裏に太いマーカーで書き込んでいく。
「可愛い字だね」
「紙に対して大きく書けなくて。これで大丈夫ですか?」
「? うん。何も問題ないよ。読みやすいし」
阿生はチラシをクリアファイルに挟むと、市松人形と向かい合わせになるよう台所から持ってきた酢と味醂の瓶にセロテープで固定した。
依頼人の家族から電話がかかってきたのは、阿生と二人で食卓を囲んでいるときだった。囓りかけたホウレン草と鶏ひき肉の信田煮を小皿に置き、阿生はにこやかに電話に応じた。
市松人形の中には電池式の介護用監視カメラが仕込まれていたらしい。依頼人の姿が見えないときに家族が遠隔操作でカメラを左右に動かしていたため一緒に人形の首が動いたようだった。
市松人形は家族が神社に引き取りに来ることになった。家族からあらためて依頼人に事情を伝え、本人と一緒に安否確認の方法を考えてもらう。
「あまのじゃくなところがある女性なんだ。家族が介護サービスをつけたいって言っても聞かなかったんだって。参道の階段を一人で上がってこれるんだから断りたい気持ちもわかるけど、まさか家族に監視されるなんて思わなかっただろうね。いくら心配してのこととはいえ、人間はなかなか面白いことを思いつくよ」
自分が同じ事をされたら怖さはある。しかし、家族を思う優しさに偽りはないように思えた。蒔麻は祖母が倒れるまで、自分から顔を見せに来ることも気遣うことも躊躇っていた。話すこともままならない状態になった今、後悔しても遅い。後ろ暗い気持ちを振り切るように、蒔麻は少なくなった阿生の湯飲みに急須の煎茶を注いだ。
「どうして阿生さんは人形にカメラが入ってるってわかったんですか?」
「まったく怪しくなかったから」
「怪しくない? というと?」
蒔麻が理解できずにいると、阿生は「長年の勘」だと言い直した。
「そうだ。娘さん、今から取りに来るって」
「今からですか?」
「人形を置いていくとき、お母さんが寂しそうだったから早く返してあげたくて」
女性は何度も「急がない」と言っていたが、あれもあまのじゃくだったのか。
「阿生さん、優しいんですね」
口を突いて出た言葉だったが、阿生は自覚がないのか目を丸くしていた。
自覚がないところに好感を抱く。人をよく見ているのだろう。
阿生は祖母ともこんな調子で一緒に居てくれたのだろうか。
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