◯モノクローム●

黒鼠シラ

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ドール篇

第251話 火薬銃

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まず、宗一郎は観覧車の足元に近づき、周囲を疾走する影に対して警戒を高めた。すると、目の前に中級のナキビト「ダイバルト」が現れた。異様な形状と不気味な目つきを持つその敵は、圧倒的な威圧感を持って宗一郎の前に立ちはだかる。宗一郎は剣を鞘から抜き取り、覚悟を決める。

武義はお化け屋敷へと入った瞬間、暗闇の中から現れた下級のナキビト「ポルパラ」と対面した。ポルパラは小柄で身軽そうな姿だったが、鋭い牙を持っており、無邪気な奇声をあげながら突進を仕掛けてきた。武義は敏捷に身をかわし、すぐさま反撃に転じる。

直樹はメリーゴーランドの周辺を探るが、周囲に響く不気味なメロディーが耳に残り、集中力を欠かせる。その時、中級のナキビト「シュプラルク」が姿を見せた。シュプラルクは巨大な爪を持つ恐ろしい姿で、直樹に向かって挑戦的に吠えた。直樹は一瞬たじろいだが、すぐに意識を引き締め、戦闘態勢に入った。

一方、ロミラルフはジェットコースターのアトラクションの間に身を潜めていたが、急に目の前に上級のナキビト「アントニー」が姿を現した。アントニーは大きく、引き締まった体格を誇り、その冷たい視線がロミラルフを捉えた。相手が上級であることを察知したロミラルフは、冷静に状況を分析しつつ、少しでも戦う準備を整え、火薬銃を上空に2発放った。

それぞれの場所で繰り広げられる戦いが始まったために、上級に鉢合わせたロミラルフの元にただちに迎えるものはいなかった。

パンプキン型の彫刻が並ぶ観覧車の下で、宗一郎はダイバルトに立ち向かい、武義はお化け屋敷の不気味な影の中でポルパラと戦っていた。直樹はメリーゴーランドの周りでシュプラルクに対抗し、ロミラルフは優位な敵、アントニーに対峙していた。

一瞬の間に、運命が交錯する。全員がそれぞれの敵との真剣な戦いに突入し、心の奥底から湧き上がる決意が満ち溢れていた。それぞれの戦いが繰り広げられていく。

この巨大な廃遊園地のどこかに待ち受ける恐怖と運命、果たしてみんなは無事にロバートを見つけ出すことができるのだろうか。その思いを胸に、彼らは戦いの火蓋を切ったのであった。
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