◯モノクローム●

黒鼠シラ

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LAP篇

第120話 反撃開始

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葛幸卿は黒い巨大な剣を出すと、明と慈岳の元へと振るってきた。明と慈岳が葛幸卿の一撃を防ぐと、その際の衝撃が彼らを揺さぶった。黒い巨大な剣が振り下ろされ、空気が震え、その威力は想像を超えていた。しかし、その攻撃を辛うじて防ぐことができたものの、彼らの体には恐ろしい疲労が蓄積されていた。

「明、もう持たないかもしれない!」慈岳の声が不安を漂わせる。彼の目の前には、再び剣を構えた葛幸卿の姿が見えた。その顔は、先ほどの戦闘とは打って変わって冷静さを取り戻し、勝利を確信したような微笑を浮かべていた。明の青炎が彼に与えたダメージは、葛幸蝶たちの集まりによって即座に癒され、彼の身体は完全に回復していた。

「くっ…!」明は黒い剣に再び標的にされ、さらに体を動かさなければならなかった。葛幸卿は得意の攻撃を続け、全力で彼らを圧倒していた。明は必死でバールを振るい、慈岳はその後ろで鉄球を使い、剣の攻撃をいなそうと必死だった。しかし、次第に力が削られ、バールを持つ手が震え始める。

「もう一度、あの攻撃を打ち込むんだ!頼む、明、力を貸してくれ!」慈岳が叫ぶが、明は次第に自分自身の限界を感じ取っていた。青炎を維持する力が薄れ、バールの威力も急速に減衰している。彼は心の中で葛葛卿の力に対抗する方法を模索していたが、もはや目の前の現実が圧倒的だった。

咄嗟に、再び黒い剣が振り下ろされた。明は懸命にバールを構えながら、「くるな!!」と叫び、その力を込めた。しかし、その攻撃が彼を貫く前に、慈岳が鋭い動きで明をかばった。鉄球が再び空気を切り裂く音を立てて、剣の一撃を受け止めたが、その瞬間、明の体は力を失いかけた。
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