◯モノクローム●

大樹血戦篇

第76話 ヴァイスの森の長

幸太は限界を超えた力を振り絞り、白炎の炎をあげてジュバルダとの最後の激しい戦いに挑んだ。しかし、どんなに懸命に戦っても、ジュバルダを止めることは叶わなかった。その邪悪な力はあまりにも巨大で、幸太の力を上回っていた。

ついに、絶望的な状況の中、幸太の視覚の遥か彼方に現れたのはヴァイスの森の長だった。その姿はまるでジュバルダが真っ白になっただけのように、そっくりな見た目をしていた。幸太は驚きと混乱を覚えながらも、彼が立ちはだかる壮絶な戦いに立ち向かわねばならないことを悟った。

幸太の敵わず足掻く姿に、白怜姫は嘲笑うように笑みを浮かべた。彼女の冷酷な笑みは幸太の心に響き、悲しみと怒りが深く渦巻いた。しかし、幸太はそれでも諦めなかった。最後の力を振り絞り、正義と希望を胸に持ち、絶体絶命の戦いに臨む覚悟を決めたのである。果たして、幸太はこの苦難を乗り越え、世界を守ることができるのか。その答えは、彼の勇気と信念にかかっていた。