◯モノクローム●

黒鼠シラ

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大樹血戦篇

第61話 ジュバルダ血戦10

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幸太は限界を超え、内なる炎が輝きを増し、ついにその炎の色が青から白へと変わった。白炎の剣となったその剣は、誰よりも強く、誰よりも高く振り上げられた。幸太の意志と力が剣に宿り、それはまさに奇跡とも言える輝きを放っていた。

ジュバルダも幸太の変貌に驚愕し、その強大な力に圧倒された。白炎の剣を手にした幸太は、誰もが望んだジュバルダの最期を目の前に迫らせた。剣が空を切り裂く音が響き渡り、光と闇が激しくぶつかり合う中、両者の運命の歯車が一瞬停止したかのようだった。

幸太の身に宿る父親の意志と強い決意が、白炎の剣を通して奇跡を起こしたのだ。幸太の一振りが、すべてを変えることになる瞬間が訪れた。果たして、白炎の剣を振るう幸太が、勝利を手にすることができるのか。この決戦が幕を閉じるとき、物語は新たな節を迎えることとなるだろう。
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