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初めての痴漢イキ

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電車の中なのに、恥ずかしい声が出てしまう。でもそんなことはどうでも良いくらい気持ち良かった。

「すごいね、どんどん硬くなってくよ。先っぽから汁も出てるし、本当に女の子みたいだね」

男は嬉しそうに囁いた。

チヒロはもう、限界だった。

「ん、んんっ!♡うぅーっ♡」
「ほら、イッてごらん。ハンカチで先っぽ包んであげるから、いっぱい出して」
「んうっ♡んーっ!!♡」

チヒロは首を左右に振る。男は笑みを浮かべながら、彼のペニスを扱き続けた。

「ほら、ほらほらほら」
「んーっ♡ゔぅうっ!!♡♡」

(ああっ♡やばい♡出るっ♡)

男が、チヒロの耳元で甘く囁く。

「いいよ、そのまま出しちゃいな」
「んんんん~ッッ!!!♡♡♡」

(あああぁあ~っ!♡♡)

ハンカチに包まれたチヒロのペニスから、白濁液が大量に飛び出した。
それはびゅるるるるっと勢いよく飛び散って、ハンカチの中を白く染めた。

「すげぇ飛んだね。溜まってたんじゃない?」
「あ……あ……♡」

チヒロはあまりの快感に言葉を失っていた。
彼は虚ろな瞳で宙を見ている。
男は、チヒロの耳元に言葉を落とした。

「俺は加羽優飛。君のこと気に入っちゃった。またね」

加羽はチヒロのズボンのチャックを閉めてあげると、電車のドアが開いた瞬間、どこかへ去っていった。

その後すぐ次の駅に到着し、チヒロはその駅で降りた。
改札を出て、家までの道を歩き出す。
チヒロは立ち止まり、壁に手をついた。

「……何あれ……」

全身が熱い。身体中汗まみれだった。息も荒い。

(まさか……俺が男にイカされるなんて…)

しかも満員電車の中で、見知らぬイケメンのおじさんの手によって。
チヒロは自宅に帰るなり、鞄を投げ捨て、スーツを脱ぎ散らかし、風呂場に入った。シャワーを浴びながら考える。

(ちがう…俺は男なんかに興味はない…ただちょっと疲れていただけだ……)

今日はいつもより残業が多かったのだ。だからあんな変な夢を見たんだろう。

(きっとそうだ……)

そう言い聞かせても、チヒロの身体は熱を持ったままだった。

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