クソガキ、暴れます。

サイリウム

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原作開始前:聖戦編

78:強化&強化

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会談から数日後。

私たちは王都へ、いや正確に言うならば王都近くにある墳墓。その周辺に布陣している王国教会軍に向かって進軍している。こちらとしては普通に殺し合いをするために足を運んでいるのだが、それが相手にバレると逃げたり援軍を呼んだりと準備を整えられてしまうだろう。

と言うことで“趣味”を通じて教会上層部と仲が良いらしい伯爵が『援軍送りますぜ』と通達。そのため私たちは王国教会の旗を掲げながら、進んでいるのだ。……正直教会上層部が色々心配になってくるが、まぁ今回は敵だし気にしないでおくことにしよう。まともな感性持っている奴からすれば『気味が悪い』の一言だけど、ここR18ゲームの世界だからね……。ロリコンよりももっとタチ悪い奴いるし、それを考えたらまぁロリコンぐらい仕方ないのかもしれない。


(……いや全然仕方なくないが!? 私が殺したいのクソ女神だけだし、歯向かって来る人間以外はこちらから手を出すのはやめておこうって思ってたんだけど……、そういう性癖の奴だけ見つけ出して掃除しておこうかな。)


まだ両者の合意の元の関係性なら許せるんだけど、権力とか金とかを使った無理矢理な奴が多いだろうしな……。別に二次元とかでその欲を発散してくれてるのならいいんだけど、実害を出してる時点でもう性犯罪者なのよ。そういうのはロリコン伯爵とまとめて掃除しておくに限る。


(けどまぁアイツ無駄に有能だし、なんか殺すのも惜しくなってきてるの確かなんだよな。もう去勢した方が早いかも。二度と治せないぐらいに破壊すれば何とかなるでしょ。)


そんなことを考えながら、タイタンをより前へと進ませる。

あの会談の後、アユティナ様と色々話し込み“準備”を終わらせた私たちは騎士団や傭兵団のみんなと顔を会せて、情報共有を行った。それ以外にも戦場に於いて私たちが求められている動きや、各状況に於いてどんな動きをするべきか、負けた場合どうするのかなどについて話した感じだね。

まぁ負ける気はないけどさ? 黒騎士よりも危険な女神相手に喧嘩しかけるわけだし、考えておいた方がいいかなーって。それにナディママの要望に『勝っても負けてもエレナだけはちゃんと領土に送り返すこと』ってのがあったからね。彼女の逃走ルートの話とかも色々考えてた。


(ま、その話してる時のエレナは終始不機嫌だったけども。)


そんな感じで身内の会議を終わらせた後は、マンティス率いる軍団と合流。伯爵領で一日しっかり休んだ後に敵軍に向かって出発した形になる。まぁ精鋭を集めなきゃいけなかったから、数は私たちも合わせて5000程度なんだけど……。相手が減ってくれたおかげで、何とか同数程度に落ち着いている。


「残る問題は相手の“使徒”さん、か。……っと、見えて来たね。」


ちょっと目を凝らしてみれば、視界の先にいくつもの教会の旗が立ち並んでいる。

事前情報通り敵の数は5000程度、教会上層部が女神の望みを叶えるために各貴族に援軍の要請をしているが、諜報戦に於いてはこちらが圧倒的に有利だ。無駄に有能な伯爵が情報の制限や伝達経路を幾つかシャットダウンしているため、敵の援軍が現れることはない。つまりあそこにいる奴らを全員殺しつくし、女神も倒せば今回の戦争はこっちの勝ち、と言うことになる。

けれどその障害になりそうなのが、敵の強者。私と同じ“使徒”という存在だ。

情報によると誰もが人の理解を超えた力を持っており、総合力は明らかに“強者”に分類されるレベル。正確な数は最後まで把握しきれなかったようだが少なくとも50は下らない。墳墓の攻略に因って“復活”が出来なくなり消滅した使徒もいるようだったが……。


「面倒なことには変わりない、か。」

「ティアラ。」

「あぁ、オリアナさん。どうしたの?」

「いや、開戦の狼煙はお前からだったからな。様子を見に来た。」


そう言ってくれるオリアナさんに、笑みを返す。

心配してくれなくても大丈夫だっての! ティアラちゃん凄く強くなったけど、慢心なんかしてないよ!

相手が殺しても殺しても復活して来るのならば、できなくなるまで殺せばいい。そして相手が対応して来る前に総残機を削り切ればいい。この軍での初撃を任されている私がすることは……、まぁいつもの“射出”だ。まずは敵軍全体目掛けて射出を行い、数を減らす。そして生き残った使徒っぽい奴らを再度ロックオンして、“対神”用の装備で殺していくって寸法。

まぁ私の空間は破壊することが可能なため、使徒の中で強い奴はすぐに抜け出してくるだろう。オリアナさんやナディさんにそれを任しながら私は変わらず使徒を削り、“空間”だけで押し込め無くなれば、【オリンディクス】を使い一体一体丁寧に殺していく。

勿論そう簡単に上手く行くとは思ってないから、臨機応変に。

というわけで一緒に頑張りましょ、オリアナさん! 上手く行けばあのクソ女神の顔に槍突き立てれますよ!


「はッ! そりゃあいい。……にしても、最初に会ったときと比べれば大分強くなったよな、お前。まぁ性格の方は全く改善してないんだが。もう少し何とかならんのか?」

「えへー。まぁそこがティアラちゃんの魅力だからね♡」

「人の眼吹き飛ばす奴のどこが魅力的なんだか。……ま、解ってるならいい。お互い気合入れてこうか。」

「だね……。っと、流石にここまで近づけばわかるな。あのクソ女神の嫌な臭い。」


大量の使徒がたむろしていると言うこともあるのだろう。アユティナ様のとは違う、強い神秘を体で感じる。黒騎士の戦いの時に肌で理解した、アユティナ様以外の神が由来となる神秘。よくよく思い出せば黒騎士のも凄く酷い匂いだったけど……、こっちもこっちで酷いな。生理的に無理だわ。

なんか単なる純粋な神秘、って言うよりも色々混ぜ物した結果変な化学反応起きちゃった感じの匂いしてるし……。たぶん私が前々から敵視していたこと、そして私が持つ神秘の大本であるアユティナ様がクソ女神どもを嫌悪しているが故に、生理的に無理な臭いになっているんだろうけど……。


「早く掃除しなきゃ。」


さて。そろそろ、接敵時間だ。

オリアナさんに目線を送り、お互いに頷き合った後。タイタンに指示を送り大空へと飛び立つ。

私がクソ女神の神秘に気が付いたのだ。あちらに鼻がいい奴がいれば、自分たちの中に混じろうとする異物の存在を発見してもおかしくはない。相手が動き、対策される前に……。消し飛ばす。


「タイタン、今日は一番の大仕事になりそうだ。……覚悟できてる?」

「ブ!」

「うん、いいお返事。んじゃまぁ、神殺しの前に! 使徒の殲滅と参りましょうかねぇッ!!!」


そう叫びながら、自身の限界を超えて幾多もの“空間”を開く。

神秘で身を守った相手には、通常の攻撃は効かない。その神秘が濃ければ濃いほど、耐性が付与されダメージの大半をカットされてしまう。だからこそこちらも神秘を宿したものを用意し、それで攻撃するしかない。

空間から取り出すのは、私が丹精込めて神秘を詰め込んだ【鋼の槍】。それをアユティナ様に依って大量に複製していただいた品だ。これですべてを、薙ぎ払う。


(あはッ! 楽しくなってきた……! なんでかわかんないけど、成長の宝玉使ってもLUK上がらなかったこの苛立ち! 全部お前らに向けて発散してやるぜぇ!)




「いくぞッ! 攻撃ィ、開始ぃぃぃいいいいい!!!!!」




順次【鋼の槍】を装填し……、一斉に放つ。すでに脳の処理限界を軽く超えているが、んなもん気にしない。全力を以て敵を殺しつくすのが戦場の礼儀だ。銅や鉄よりも強い鋼であり、同時に神秘に依って保護された【鋼の槍】達は軽く音速を超えており、次々と敵軍に突き刺さっていく。

まぁ相手も私と同じ“使徒”だ。普通に弾いてくる奴もいるし、空に浮かぶ私に向かって飛び上がってくる使徒らしきペガサスもあれば、射出した【鋼の槍】を足場に駆け上がってくるバケモノもいる。

だがそんなもの、想定済みだ。


「タイタンッ!」


即座に相棒に指示を出し、移動開始。そして上がって来た敵使徒に向かって“空間”同時起動。破壊されない位置に、避けられない程大量の“射出口”を。あはッ! 一人につき軽く万の射出! 普段の私なら脳みそが蕩けちゃいそうなもんだけど! “神秘”で脳を覆えばなんかいい感じに防護できることに気が付いたんだよねぇ!!! 精神がハイになっちゃうけどッ!


「ぐっばいッ! 『千本殺し』ってなぁ!?」


その瞬間、奴らの360度から放たれる神秘いっぱいの【鋼の槍】たち。避けようにもすでに彼らの周りに出来上がっているのは鋼の檻。避けることなど出来るはずもなく、瞬きよりも早く全身に槍が突き刺さり、肉体が耐えきれなくなりはじけ飛ぶ。

奴らが持ってた神秘の気配的に、また教会側の陣地で復活したような気がするけど……、何度でも! 何度でも殺してアゲル! ティアラちゃんは優しい使徒ちゃんだからね!


「確か、王国の女神って『ミサガナ』っていうんだっけぇ? アユティナ様の使徒であるティアラちゃんが! 全部! 全部殺しつくしてやるよ!!!」


さぁさぁ雄たけびを上げろ! 偽りの神を叩き落せ! どちらが強いのかをその身で理解させろ!


宗教戦争のォ! はじまりだァ!!!!!





 ◇◆◇◆◇





「ったく、もうハイになってやがる。……さて、私も仕事するか。ソーレ、ルーナ。前に出過ぎるなよ。」

「「はいッ!」」


後ろに付いて来ていた姉妹に指示を飛ばし、ティアラに続き空に上がって行ったナディ達にハンドサインを送っておく。あれだけ目立ちながら暴れ回れば、自然と相手さんの“使徒”とやらも狙いに行くだろう。……私の仕事は、それを片っ端から潰すことだ。


「と言うことでまず……。」


強く踏み込み、一気に空へ。


「一匹。」

「ッ!」


ティアラによって射出された【鋼の槍】を足場に空に駆け上がろうとした敵の一体、その首を刎ねる。最後はこちらを視認していたようだったが……、私の方が何倍も速い。それに、復活の手法ってのもその場で再生するのではなく、破壊された肉体が一時何処かに送られ、相手の奥の拠点で再度構築される、って感じの様だ。

つまり首を刎ねちまえば、あのクソ孫のいう“残機”とやらを減らすことが出来る。……さて、次だ。


「ティアラッ!」


大声で笑いながらタイタンと共に大空で暴れ回る孫の名を呼ぶ。そうすれば狂いながらもまだ知性の残った瞳が一瞬だけこちらを向き、空中に足場替わりの“空間”が開かれていく。行く先はティアラの射出で殺し切れなかった使徒がいる場所だ。


(さて、もうちょっと色々蹴散らしながら行きますかね。)


壊れやすい“空間”の縁ではなく、面を思いっきり蹴り飛ばし、そのまま地面へ。

地上でティアラを狙っていた弓兵の使徒を頭から両断し、地面を転がりながら周辺にいた雑兵どもを蹴散らしていく。どこかの領地から集められた貴族の私兵か、それとも教会サマが誇る聖騎士の皆様か。鎧に刻まれているだろう紋章すら確認せず、そのすべてを消滅させていく。


(昔の私ならもう少し苦戦してたのかもしれんが……。ふ、この年で各段に伸びるなんてな。まぁ幾分かズルしているようなもんだが、それでも成長は成長だ。あるもんは使う、それ以外はない。)


そんなことを考えながら、もう一度空へと上がるために一旦足を止め自身の持つ【アダマントの槍】に魔力を込める。私は基本こういった小細工を使わずにそのまま叩き潰す方が好みなんだかが……、それだとちと殲滅力に劣る。参考にする相手がちと面倒なロリコン野郎だが、あいつの“武人”としての能力は称賛に値する。

故にイメージするのは、すべてを切り裂く飛ぶ斬撃。

技を叫ぶ必要はない。魔力を槍の穂先に集中して、そのまま薙ぐ。


「ㇱ」


軽く息を吐きながら生成されるのは、年のせいか白に染まり始めた私の赤い髪と同じ色の斬撃。

文字通り雑兵どもをこの世から消滅させながら飛んでいくが……、大きな魔力の起こりと共に、消し飛ばされる。単なる魔力ではなく、何か妙なものが混じっているような気配。王国の女神であるミサガナの神秘入り魔力。さらなる使徒サマのご登場ってわけか。

直後に私の鼓膜が相手の足音を察知し、それを迎え入れるように槍を振るう。

そうすれば目の前に現れるのは、白い光を纏った二本の剣を持つ男。今の戦場ではあまり見ないが、確か数百年前ほどに王国で主流だった二刀流の使い手だろう。持っている剣も王族レベルでしか使えない様なミスリルの直剣、超高級品だが……。私の武器の方が質がいい。

そっちの神さんはケチ野郎の様だねぇ。


「ッ! 異教徒め! ゆるさんッ!!!」

「へぇ、わかるのか。」

「その槍に宿る禍々しい気ッ! 帝国の女神のモノではないが、我らと相容れぬ存在と言うことは理解できるともッ!」

「そうか、なら雑魚は死ね。」


軽くその剣を上へと弾く。その流派はすでに廃れ消滅したものだ。今に残ってないってことは、何かしらの致命的な欠点を抱えているということに他ならない。そもそも、コイツもまぁまぁな使い手のようだが……。単純な力量、技術、両方とも私の方が上で、更に剣と槍なら“槍”の方が有利だ。


「一回死んで反省してきな。」


両方の直剣を即座に飛ばされ驚愕に染まったその顔を左手でつかみ、地面へと叩きつける。

そして一瞬だけ体から“神秘”が抜けた使徒の隙を突き、槍でその心臓を突き刺す。首の骨を折られ、心臓を消し飛ばされたこいつは死亡判定を喰らったのか、即座に光となって溶けていく。また復活して殺しに来るだろうが……、これぐらいなら何回来られても結果は同じだな。


「“神秘”持ちにはこっちも“神秘”を。だがまぁ魔力と同じように人の意識によって動かしてるもんなら……、隙を突けば殺せる。あぁ、後。奇襲はもうちょっと殺気を隠したらどうだ?」


全力で後方に向かって槍の石突を叩き込み、背後から忍び寄っていた暗殺者らしき使徒のはらわたをぶち抜く。確かにタイミングは完璧だったし、狙う位置も最適だが……。異教徒への怒りか拒否感か? まぁそれを理由に溢れてる殺気が解り易すぎる。


(んじゃ、次の所に行きますか。)


周囲を確認し、遠方で少し苦戦している自軍を見つけたため、そこにもう一度飛ぶ斬撃を放ちながら、大空に飛び立つ。依然としてティアラが用意してくれた空間は残っている。それを足場にしながら次の戦場へと向かうわけだが……。


「あっちの方はナディが何とか出来そうだな。それに大半がティアラに嵌め殺されてる。……ならもう私は、相手の本拠地でも叩くか?」


ティアラもナディも各段に伸びたが、あいつらが成長したのと同じように、私も成長した。依然として私たちの中で単純な戦力を比べた際、一番強いのは私だ。そして一番強い奴ってのは……、一番仕事をするってのが戦場での習わしだろう。このままだとこの前の帝国戦と同じようにティアラに全部持って行かれそうだからね。


「敵の本拠地、狙ってやるか。」


空から軽く戦場を見渡せば、敵の使徒サマがどこで復活しているのかがよく理解できる。ティアラもそこを狙って集中的に砲撃しているようだが……。神の守りでも張っているのかあまり攻撃が通っている様には思えない。ならば地上からそこに攻め込み、使徒どもが復活しているその仕組みってのを根元からぶっ潰してやろう。


「重要拠点だ、どうせ強い奴がそこで守ってるはずだ。」


空中に設置された空間を足場に、強く踏み込み敵の本陣まで、跳ぶ。

老い耄れはいずれ若い奴に抜かされるってのが常だが……、まだ今じゃねぇ。今回の戦果はお前よりも上に行かせてもらうからな、ティアラ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


〇強化

ティアラ 天馬騎士 Lv28

HP (体力)34→44
MP (魔力)29→39
ATK(攻撃)26→36
DEF(防御)20→30
INT(魔攻)34→44
RES(魔防)31→41
AGI(素早)30→40
LUK(幸運) 0

MOV(移動)5(8)

成長の宝珠によりALL+10するはずだったのだが、なぜかLUK上昇の『幸運の宝珠』に弾かれてしまい成長しなかった。理由は神ですら現在不明、調査中。“神秘”の使い方を理解し、脳への防御へとそのすべてを廻し、一度に万を超える空間を扱えるようになった。アユティナ神により神秘を込めた【鋼の槍】を無限増殖してもらっているため、この戦場は常に槍の雨が降り続ける地獄へと変貌した。なお本人の空間把握能力を脳の保護により各段に向上させているためフレンドリーファイアは一切起きていない。


オリアナ(万全) 槍騎士“槍鬼” Lv10→18

HP (体力)73→88
MP (魔力)21→33
ATK(攻撃)38→52
DEF(防御)36→49
INT(魔攻)21→33
RES(魔防)27→37
AGI(素早)31→43
LUK(幸運)18→35

MOV(移動)5

ティアラの“お願い”により大盤振る舞いしてしまったアユティナ神により、レベリングだけでなく成長の宝珠による強化まで受けてしまったオリアナ。すでにそのATKは人類の限界を越え始めており、同様に人の範疇に収まっている存在では太刀打ちできない。ティアラのように神秘を扱うことはできないようだが、それまで積み重なった経験と技術ですでに神秘など要るか? という状態になってしまっている。なお、まだ強化形態を残している。

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