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40. 模擬戦⑦
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チリン…と鈴が鳴ったような音で僕は目が覚めた。
「う…ん」
と、感知魔法に何かが引っかかった時の音で僕は目が覚めた。
「シエン?いる?」
と周りを見渡すが姿が見えなかった。まぁルイトたちを助けに行ったんだろう。念のため感知魔法に引っかかった反応があった場所を遠視魔法で見てみる。
「…フォーレッタ?よくこの場所が分かったね…仕方ない…こっちから出向いてやりますか…」
と言い僕は空間魔法に自分の背丈ほどある(と言っても160cmほどしかないが)銃を仕舞い、
(風魔ほ…いや、歩くか…)
と僕は階段を下るのだった。
・一方クロエは…
「シズ、大丈夫?どこか痛くない?」
「うん…クロエのかけてくれた回復魔法のおかげである程度は良くなったよ…」
と会話をしていると、
「あ、いたいた。お~い、クロエちゃん、シズ~」
と声がし、上を向くと九尾の狐ことシエンが宙に浮いていた。
「シエン、どうしたの?ナギエのこと守らないでいいの?」
とシズが私も思っていた疑問を口にした。
「ああ、ご主人なら寝てるよ。」
「へぇ…そうなんだ…って、は?寝てる?」
「うん、それはもう気持ち良さそうに爆睡してるよ。」
「え?やばくない?寝首かかれるよ?守らなくていいの?」
「ああ、大丈夫。なんかご主人エッグいぐらい精密な探知魔法を半径80mに敷いてるからよっぽどのことがない限りやられないよ?」
とシエンは言った。
「なら大丈夫そうだね。で、何しにきたの?」
「あぁ、そうそう、あのね、このさきに1チームフルパーティプラスオオカミがいたけど落としちゃう?どうする?」
と聞いてくる。もちろん答えは…
「おっけー行こっか…シズはどうする?」
「う~ん、ママのとこ行っておくよ。」
と言いパタパタと羽を震わせる。
「それじゃあ…戦おっか…」
と言い私たちはそのチームの元へ走り出した。
・ダイヤ&ルイトサイド
「ハァ!」
と力を込めて双剣を先生のガードの上から叩きつける。
「くっ…キッツイなまぁでもあのチビオオカミが居ないだけマシか…お返しだ!しっかりと受け取れ!」
と蒼いオーラを纏った右ストレートが飛んでくる。咄嗟に双剣を交差させて守るが、バキィという音と共に剣が一本粉々に吹き飛ぶ。2本目にもまぁまぁ大きなヒビが入る。
「チッ…これじゃ使い物になんねぇな…」
と毒吐き、剣を放り捨てる。しかし、この剣を捨てるタイミングを見誤った。気づいた時にはノールンディ先生の丸太のような足が目にも止まらぬ速度で顔に飛んでくる。
「まずっ…」
と死を覚悟したその瞬間だった。
「《結界Ⅲ》」
と言う声共に目の前に薄水色の障壁が現れ、先生の攻撃を無力化する。
「間に合ったようですね。よかったよかった。」
「ダイヤ!サンキュー助かった!」
「チッ、クソ犬が…早すぎだろ…」
「では、反撃開始です!」
「う…ん」
と、感知魔法に何かが引っかかった時の音で僕は目が覚めた。
「シエン?いる?」
と周りを見渡すが姿が見えなかった。まぁルイトたちを助けに行ったんだろう。念のため感知魔法に引っかかった反応があった場所を遠視魔法で見てみる。
「…フォーレッタ?よくこの場所が分かったね…仕方ない…こっちから出向いてやりますか…」
と言い僕は空間魔法に自分の背丈ほどある(と言っても160cmほどしかないが)銃を仕舞い、
(風魔ほ…いや、歩くか…)
と僕は階段を下るのだった。
・一方クロエは…
「シズ、大丈夫?どこか痛くない?」
「うん…クロエのかけてくれた回復魔法のおかげである程度は良くなったよ…」
と会話をしていると、
「あ、いたいた。お~い、クロエちゃん、シズ~」
と声がし、上を向くと九尾の狐ことシエンが宙に浮いていた。
「シエン、どうしたの?ナギエのこと守らないでいいの?」
とシズが私も思っていた疑問を口にした。
「ああ、ご主人なら寝てるよ。」
「へぇ…そうなんだ…って、は?寝てる?」
「うん、それはもう気持ち良さそうに爆睡してるよ。」
「え?やばくない?寝首かかれるよ?守らなくていいの?」
「ああ、大丈夫。なんかご主人エッグいぐらい精密な探知魔法を半径80mに敷いてるからよっぽどのことがない限りやられないよ?」
とシエンは言った。
「なら大丈夫そうだね。で、何しにきたの?」
「あぁ、そうそう、あのね、このさきに1チームフルパーティプラスオオカミがいたけど落としちゃう?どうする?」
と聞いてくる。もちろん答えは…
「おっけー行こっか…シズはどうする?」
「う~ん、ママのとこ行っておくよ。」
と言いパタパタと羽を震わせる。
「それじゃあ…戦おっか…」
と言い私たちはそのチームの元へ走り出した。
・ダイヤ&ルイトサイド
「ハァ!」
と力を込めて双剣を先生のガードの上から叩きつける。
「くっ…キッツイなまぁでもあのチビオオカミが居ないだけマシか…お返しだ!しっかりと受け取れ!」
と蒼いオーラを纏った右ストレートが飛んでくる。咄嗟に双剣を交差させて守るが、バキィという音と共に剣が一本粉々に吹き飛ぶ。2本目にもまぁまぁ大きなヒビが入る。
「チッ…これじゃ使い物になんねぇな…」
と毒吐き、剣を放り捨てる。しかし、この剣を捨てるタイミングを見誤った。気づいた時にはノールンディ先生の丸太のような足が目にも止まらぬ速度で顔に飛んでくる。
「まずっ…」
と死を覚悟したその瞬間だった。
「《結界Ⅲ》」
と言う声共に目の前に薄水色の障壁が現れ、先生の攻撃を無力化する。
「間に合ったようですね。よかったよかった。」
「ダイヤ!サンキュー助かった!」
「チッ、クソ犬が…早すぎだろ…」
「では、反撃開始です!」
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