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闘技場
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俺は新米冒険者アポロンとして、再びギルドを訪れていた。
「何か仕事はないか?」
「そうですね。新しくギルドマスターになったレイバンがある興行を始めるので、それに参加するのもいいかもしれません」
「興行って?」
首をかしげる俺に、ミナという受付嬢はパンフレットを持ってきた。
「『闘技場(コロシアム)』だって?」
「ええ。実は最近、王国は積極的に海外進出に乗り出しているのです」
受付嬢の説明によると、モンスターとの戦いでレベルアップした冒険者たちは、その力をつかって他国を侵略して、そこに住む者を奴隷として連れてきているらしい。
「捕虜と冒険者が闘技場で試合してもらい、それを興行としてこの都市の名物にするのです、今日から始まりますので、見物にいかれては?」
「……わかった」
俺は冒険者ギルドを出て、闘技場に向かう。そこでは大勢の市民たちが集まっていた。
「さあさあ、現在のオッズは冒険者に1.3倍。エルフに10倍だよ。賭けた賭けた」
威勢のいい掛札売りが声を張り上げている。民衆は先を争うように札を買っていた。
「冒険者に銀貨10枚だ」
「なんの。俺は大穴狙いで、エルフが生き残るほうにかけるぜ」
民たちは好き勝手に批評しながら札を買っていく。やがてラッパが鳴り響き、完全武装した冒険者たちと、汚い服をきたエルフの奴隷たちが入ってきた。
「やれやれ!勇敢な冒険者たち!」
「エルフたちを殺せ」
民たちは冒険者たちに賞賛を浴びせる。彼らは誇らしそうに、剣を高く掲げた。
続いて、民たちはエルフたちに罵声を浴びせる。
「おい。俺はお前たちに賭けているんだ。全滅なんてことになるなよ。命がけで逃げ回れ」
「そうだせ。すぐ死ぬんじゃねえぜ。俺たちを楽しませろ」
エルフたちはそんな声を聴いても、疲れ切った様子で無表情だった。
「始め!」
審判が腕を振り下ろすと同時に、試合が始まる。しかし、それは戦いというより虐殺だった。
エルフたちの方は、粗末な鎧に木の棒ぐらいしか持たされていない。それに対して冒険者たちは金属の鎧に真剣だった。
瞬く間に闘技場は血にそまり、エルフ奴隷たちが殺されていく。
「おい。これじゃ試合にならないんじゃないか?」
あまりに一方的な戦いに、俺は疑問におもって観客の一人に聞いてみた。
「いいんだよ。これは見世物なんだ。ああやって、飯代がかかるだけで役に立ちそうにない奴隷を間引いているんだよ」
「だけど……エルフたちには勝機はないぜ。賭けとして成立しないだろう」
俺の言葉に、観客はやれやれと肩をすくめた。
「ちゃんとエルフたちにもチャンスをやってるさ。エルフたちは別に冒険者を倒さなくても、生き残るだけでいいんだからな」
試合の終了を告げるラッパが鳴り響く。ほとんどのエルフは死んでいたが、一人のまだ若いエルフだけは生き残っていた。息も絶え絶えのそのエルフは、担架で運び出されていく。
「ああやって生き残ったやつだけが、戦闘士として飯と治療を与えられるのさ」
こうして、どんどん試合が続けられる。だが、ほとんどのエルフは無残に殺されていった。。
「くそっ!人間どもめ。平和なエルフ王国を侵略した悪魔どもめ」
必死の表情をしたまだ若いエルフたちが、必死に冒険者に殴りかかっていくが、簡単にあしらわれていた。
「どうした坊ちゃん。その程度じゃ俺たちにはかすり傷一つつけられないぜ」
モンスターとの戦いで大幅にレベルアップしている冒険者たちは、エルフたちをわざといたぶるように追い詰めていく。
民衆はそんな冒険者たちに、拍手喝さいをなげかけていた。
仲間たちを殺され、最後の一人になったある少年エルフは、追い詰められながらも力の限り叫ぶ。
「残忍な侵略者である人間どもよ。よく覚えておけ。エルフの神はお前たちの罪を許しはしない。いつかきっと勇者が現れ、お前たちを打倒してくれるだろう」
それをきいた観客たちは爆笑した。
「ぎゃははは。勇者って光司様のことか?残念だな。勇者は人間なんだぜ」
「つまり、俺たち人間こそが正義なんだ。モンスターと大差ない劣等民族は、おとなしく滅べ」
勇者との一体感に浸った観客たちは、優越感に浸りながらエルフたちにゴミを投げつけてくる。
その少年エルフは、悔しさに顔をゆがませながら、なおも言いつのった。
「違う。その光司というやつは、きっと偽勇者だ。エルフたちを救ってくれる真の勇者がきっと現れる」
そんな彼の叫びを、観客はあざ笑う。
「あはは。かーわいい」
「健気だねぇ。せいぜい祈ってな」
観客たちはあざけり混じりの拍手をする。そのエルフは、悔しそうに立ち尽くしていた。
「光司が偽勇者だと。その言葉は見過ごせんな」
冒険者たちの中から、ひときわ大柄な少年が進み出る。観客たちは彼をみて、熱狂的な歓声を上げた。
「風戦士レイバン!」
「勇者の親友。俺たちのリーダー!」
そんな観客に片手をあげて答えると、レイバンはそのエルフを冷たい目で見つけた。
「かかってこい。勇者を侮辱した罪を償わせてやろう」
そういって、三メートルはある槍を構える。
「う、うわぁぁぁぁ!」
追い詰められたそのエルフは、やぶれかぶれになって切りかかる。
そのナイフがレイバンに触れる直前、突風が闘技場に吹いた。
「なにっ?どこにいった」
目の前からレイバンの姿が消え、エルフの少年は必死に周囲を見渡す。
「こっちだ」
そんな声が上空から降ってきて、おそるおそる見上げると、風にのって宙に浮いたレイバンと視線が合った。
「これで終わりだ。『風槍(フォーススピア)』」
風の魔力を乗せた槍が、上空から降ってくる。エルフの少年は、脳天から槍に貫かれて串刺しになった。
「さすがだぜ。戦場で『串刺し戦士』と呼ばれただけのことはあるぜ」
観客たちは残虐な笑みを浮かべて拍手を続ける。憎い敵の姿を堪忍して、俺はそっと闘技場から離れた。
(胸糞悪い物をみたな……エルフは人間じゃないといっても、モンスターじゃない。それをああもモノみたいに虐殺するとは)
魔王になり、人間なら女子供でも虐殺してきた俺がそう思うのはおかしいかもしれないが、闘技場で無力なエルフたちが殺されていくのはあまり気分のいいものじゃなかった。
冒険者ギルドにもどり、併設されている酒場で食事をしていると、受付嬢ミナが近寄ってきた。
「闘技場はいかかでしたか?アポロンさんも試合に出てみては?美形だから、きっと民衆から人気がでますよ」
平然と勧誘してくるミナに、俺は聞いてみた。
「あんたはエルフたちが哀れとは思わないのか?」
そう聞かれたミナは、キョトンとして聞き返した。
「え?負けても命まではとられないんでしょう?それに試合に参加すれば、いずれ奴隷から解放して故郷に返してあげるってレイバンは言ってましたよ」
どうやら、こいつは闘技場でどんな戦いが繰り広げられているか知らないらしいな。まあ、だからといって冒険者ギルドの一員である以上、レイバンたちと同罪なんだが。
「ふん。胸糞悪い。俺はあんな悪趣味な興行に参加するつもりはないさ。お前も自分で何が行われているか見てみるんだな」
俺はミナを適当にあしらって帰ろうとした時、酒場に大声が響き渡った。
「ミナ、何をしている!そいつは誰だ!」
振り返ると、真っ赤な顔をしたレイバンが仁王立ちしていた。
「何って、闘技場に出場してもらえるように勧誘しているのよ。この人はアポロン。最近冒険者になった期待の新人よ」
レイバンが怒っているにもかかわらず、ミナは平然と俺を紹介してきた。
「アポロンです。よろしくお願いします」
俺は友好的な表情を作って手を差し出したが、レイバンはふんっと顔をそむけた。
「新人。言っておくが、ミナはギルドマスターである俺の幼馴染だ。間違ってもちょっかいかけるんじゃねえぞ」
「やめてよ。アポロンが美形だからって、嫉妬しているの?」
ミナが面白そうにからかうと、レイバンは不機嫌な顔になった。
なるほど。レイバンはごつい顔つきで、女に怖がられることはあってもモテたことは無い。そんな奴にとって、ミナは唯一自分を恐れず付き合ってくれる大切な存在なんだな。これは使えそうだ。
「はい。肝に銘じておきます」
俺はそういうと、二人を置いてさっさとギルドを出ていった。
「何か仕事はないか?」
「そうですね。新しくギルドマスターになったレイバンがある興行を始めるので、それに参加するのもいいかもしれません」
「興行って?」
首をかしげる俺に、ミナという受付嬢はパンフレットを持ってきた。
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「……わかった」
俺は冒険者ギルドを出て、闘技場に向かう。そこでは大勢の市民たちが集まっていた。
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「冒険者に銀貨10枚だ」
「なんの。俺は大穴狙いで、エルフが生き残るほうにかけるぜ」
民たちは好き勝手に批評しながら札を買っていく。やがてラッパが鳴り響き、完全武装した冒険者たちと、汚い服をきたエルフの奴隷たちが入ってきた。
「やれやれ!勇敢な冒険者たち!」
「エルフたちを殺せ」
民たちは冒険者たちに賞賛を浴びせる。彼らは誇らしそうに、剣を高く掲げた。
続いて、民たちはエルフたちに罵声を浴びせる。
「おい。俺はお前たちに賭けているんだ。全滅なんてことになるなよ。命がけで逃げ回れ」
「そうだせ。すぐ死ぬんじゃねえぜ。俺たちを楽しませろ」
エルフたちはそんな声を聴いても、疲れ切った様子で無表情だった。
「始め!」
審判が腕を振り下ろすと同時に、試合が始まる。しかし、それは戦いというより虐殺だった。
エルフたちの方は、粗末な鎧に木の棒ぐらいしか持たされていない。それに対して冒険者たちは金属の鎧に真剣だった。
瞬く間に闘技場は血にそまり、エルフ奴隷たちが殺されていく。
「おい。これじゃ試合にならないんじゃないか?」
あまりに一方的な戦いに、俺は疑問におもって観客の一人に聞いてみた。
「いいんだよ。これは見世物なんだ。ああやって、飯代がかかるだけで役に立ちそうにない奴隷を間引いているんだよ」
「だけど……エルフたちには勝機はないぜ。賭けとして成立しないだろう」
俺の言葉に、観客はやれやれと肩をすくめた。
「ちゃんとエルフたちにもチャンスをやってるさ。エルフたちは別に冒険者を倒さなくても、生き残るだけでいいんだからな」
試合の終了を告げるラッパが鳴り響く。ほとんどのエルフは死んでいたが、一人のまだ若いエルフだけは生き残っていた。息も絶え絶えのそのエルフは、担架で運び出されていく。
「ああやって生き残ったやつだけが、戦闘士として飯と治療を与えられるのさ」
こうして、どんどん試合が続けられる。だが、ほとんどのエルフは無残に殺されていった。。
「くそっ!人間どもめ。平和なエルフ王国を侵略した悪魔どもめ」
必死の表情をしたまだ若いエルフたちが、必死に冒険者に殴りかかっていくが、簡単にあしらわれていた。
「どうした坊ちゃん。その程度じゃ俺たちにはかすり傷一つつけられないぜ」
モンスターとの戦いで大幅にレベルアップしている冒険者たちは、エルフたちをわざといたぶるように追い詰めていく。
民衆はそんな冒険者たちに、拍手喝さいをなげかけていた。
仲間たちを殺され、最後の一人になったある少年エルフは、追い詰められながらも力の限り叫ぶ。
「残忍な侵略者である人間どもよ。よく覚えておけ。エルフの神はお前たちの罪を許しはしない。いつかきっと勇者が現れ、お前たちを打倒してくれるだろう」
それをきいた観客たちは爆笑した。
「ぎゃははは。勇者って光司様のことか?残念だな。勇者は人間なんだぜ」
「つまり、俺たち人間こそが正義なんだ。モンスターと大差ない劣等民族は、おとなしく滅べ」
勇者との一体感に浸った観客たちは、優越感に浸りながらエルフたちにゴミを投げつけてくる。
その少年エルフは、悔しさに顔をゆがませながら、なおも言いつのった。
「違う。その光司というやつは、きっと偽勇者だ。エルフたちを救ってくれる真の勇者がきっと現れる」
そんな彼の叫びを、観客はあざ笑う。
「あはは。かーわいい」
「健気だねぇ。せいぜい祈ってな」
観客たちはあざけり混じりの拍手をする。そのエルフは、悔しそうに立ち尽くしていた。
「光司が偽勇者だと。その言葉は見過ごせんな」
冒険者たちの中から、ひときわ大柄な少年が進み出る。観客たちは彼をみて、熱狂的な歓声を上げた。
「風戦士レイバン!」
「勇者の親友。俺たちのリーダー!」
そんな観客に片手をあげて答えると、レイバンはそのエルフを冷たい目で見つけた。
「かかってこい。勇者を侮辱した罪を償わせてやろう」
そういって、三メートルはある槍を構える。
「う、うわぁぁぁぁ!」
追い詰められたそのエルフは、やぶれかぶれになって切りかかる。
そのナイフがレイバンに触れる直前、突風が闘技場に吹いた。
「なにっ?どこにいった」
目の前からレイバンの姿が消え、エルフの少年は必死に周囲を見渡す。
「こっちだ」
そんな声が上空から降ってきて、おそるおそる見上げると、風にのって宙に浮いたレイバンと視線が合った。
「これで終わりだ。『風槍(フォーススピア)』」
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「さすがだぜ。戦場で『串刺し戦士』と呼ばれただけのことはあるぜ」
観客たちは残虐な笑みを浮かべて拍手を続ける。憎い敵の姿を堪忍して、俺はそっと闘技場から離れた。
(胸糞悪い物をみたな……エルフは人間じゃないといっても、モンスターじゃない。それをああもモノみたいに虐殺するとは)
魔王になり、人間なら女子供でも虐殺してきた俺がそう思うのはおかしいかもしれないが、闘技場で無力なエルフたちが殺されていくのはあまり気分のいいものじゃなかった。
冒険者ギルドにもどり、併設されている酒場で食事をしていると、受付嬢ミナが近寄ってきた。
「闘技場はいかかでしたか?アポロンさんも試合に出てみては?美形だから、きっと民衆から人気がでますよ」
平然と勧誘してくるミナに、俺は聞いてみた。
「あんたはエルフたちが哀れとは思わないのか?」
そう聞かれたミナは、キョトンとして聞き返した。
「え?負けても命まではとられないんでしょう?それに試合に参加すれば、いずれ奴隷から解放して故郷に返してあげるってレイバンは言ってましたよ」
どうやら、こいつは闘技場でどんな戦いが繰り広げられているか知らないらしいな。まあ、だからといって冒険者ギルドの一員である以上、レイバンたちと同罪なんだが。
「ふん。胸糞悪い。俺はあんな悪趣味な興行に参加するつもりはないさ。お前も自分で何が行われているか見てみるんだな」
俺はミナを適当にあしらって帰ろうとした時、酒場に大声が響き渡った。
「ミナ、何をしている!そいつは誰だ!」
振り返ると、真っ赤な顔をしたレイバンが仁王立ちしていた。
「何って、闘技場に出場してもらえるように勧誘しているのよ。この人はアポロン。最近冒険者になった期待の新人よ」
レイバンが怒っているにもかかわらず、ミナは平然と俺を紹介してきた。
「アポロンです。よろしくお願いします」
俺は友好的な表情を作って手を差し出したが、レイバンはふんっと顔をそむけた。
「新人。言っておくが、ミナはギルドマスターである俺の幼馴染だ。間違ってもちょっかいかけるんじゃねえぞ」
「やめてよ。アポロンが美形だからって、嫉妬しているの?」
ミナが面白そうにからかうと、レイバンは不機嫌な顔になった。
なるほど。レイバンはごつい顔つきで、女に怖がられることはあってもモテたことは無い。そんな奴にとって、ミナは唯一自分を恐れず付き合ってくれる大切な存在なんだな。これは使えそうだ。
「はい。肝に銘じておきます」
俺はそういうと、二人を置いてさっさとギルドを出ていった。
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