21 / 55
闘技場
しおりを挟む
俺は新米冒険者アポロンとして、再びギルドを訪れていた。
「何か仕事はないか?」
「そうですね。新しくギルドマスターになったレイバンがある興行を始めるので、それに参加するのもいいかもしれません」
「興行って?」
首をかしげる俺に、ミナという受付嬢はパンフレットを持ってきた。
「『闘技場(コロシアム)』だって?」
「ええ。実は最近、王国は積極的に海外進出に乗り出しているのです」
受付嬢の説明によると、モンスターとの戦いでレベルアップした冒険者たちは、その力をつかって他国を侵略して、そこに住む者を奴隷として連れてきているらしい。
「捕虜と冒険者が闘技場で試合してもらい、それを興行としてこの都市の名物にするのです、今日から始まりますので、見物にいかれては?」
「……わかった」
俺は冒険者ギルドを出て、闘技場に向かう。そこでは大勢の市民たちが集まっていた。
「さあさあ、現在のオッズは冒険者に1.3倍。エルフに10倍だよ。賭けた賭けた」
威勢のいい掛札売りが声を張り上げている。民衆は先を争うように札を買っていた。
「冒険者に銀貨10枚だ」
「なんの。俺は大穴狙いで、エルフが生き残るほうにかけるぜ」
民たちは好き勝手に批評しながら札を買っていく。やがてラッパが鳴り響き、完全武装した冒険者たちと、汚い服をきたエルフの奴隷たちが入ってきた。
「やれやれ!勇敢な冒険者たち!」
「エルフたちを殺せ」
民たちは冒険者たちに賞賛を浴びせる。彼らは誇らしそうに、剣を高く掲げた。
続いて、民たちはエルフたちに罵声を浴びせる。
「おい。俺はお前たちに賭けているんだ。全滅なんてことになるなよ。命がけで逃げ回れ」
「そうだせ。すぐ死ぬんじゃねえぜ。俺たちを楽しませろ」
エルフたちはそんな声を聴いても、疲れ切った様子で無表情だった。
「始め!」
審判が腕を振り下ろすと同時に、試合が始まる。しかし、それは戦いというより虐殺だった。
エルフたちの方は、粗末な鎧に木の棒ぐらいしか持たされていない。それに対して冒険者たちは金属の鎧に真剣だった。
瞬く間に闘技場は血にそまり、エルフ奴隷たちが殺されていく。
「おい。これじゃ試合にならないんじゃないか?」
あまりに一方的な戦いに、俺は疑問におもって観客の一人に聞いてみた。
「いいんだよ。これは見世物なんだ。ああやって、飯代がかかるだけで役に立ちそうにない奴隷を間引いているんだよ」
「だけど……エルフたちには勝機はないぜ。賭けとして成立しないだろう」
俺の言葉に、観客はやれやれと肩をすくめた。
「ちゃんとエルフたちにもチャンスをやってるさ。エルフたちは別に冒険者を倒さなくても、生き残るだけでいいんだからな」
試合の終了を告げるラッパが鳴り響く。ほとんどのエルフは死んでいたが、一人のまだ若いエルフだけは生き残っていた。息も絶え絶えのそのエルフは、担架で運び出されていく。
「ああやって生き残ったやつだけが、戦闘士として飯と治療を与えられるのさ」
こうして、どんどん試合が続けられる。だが、ほとんどのエルフは無残に殺されていった。。
「くそっ!人間どもめ。平和なエルフ王国を侵略した悪魔どもめ」
必死の表情をしたまだ若いエルフたちが、必死に冒険者に殴りかかっていくが、簡単にあしらわれていた。
「どうした坊ちゃん。その程度じゃ俺たちにはかすり傷一つつけられないぜ」
モンスターとの戦いで大幅にレベルアップしている冒険者たちは、エルフたちをわざといたぶるように追い詰めていく。
民衆はそんな冒険者たちに、拍手喝さいをなげかけていた。
仲間たちを殺され、最後の一人になったある少年エルフは、追い詰められながらも力の限り叫ぶ。
「残忍な侵略者である人間どもよ。よく覚えておけ。エルフの神はお前たちの罪を許しはしない。いつかきっと勇者が現れ、お前たちを打倒してくれるだろう」
それをきいた観客たちは爆笑した。
「ぎゃははは。勇者って光司様のことか?残念だな。勇者は人間なんだぜ」
「つまり、俺たち人間こそが正義なんだ。モンスターと大差ない劣等民族は、おとなしく滅べ」
勇者との一体感に浸った観客たちは、優越感に浸りながらエルフたちにゴミを投げつけてくる。
その少年エルフは、悔しさに顔をゆがませながら、なおも言いつのった。
「違う。その光司というやつは、きっと偽勇者だ。エルフたちを救ってくれる真の勇者がきっと現れる」
そんな彼の叫びを、観客はあざ笑う。
「あはは。かーわいい」
「健気だねぇ。せいぜい祈ってな」
観客たちはあざけり混じりの拍手をする。そのエルフは、悔しそうに立ち尽くしていた。
「光司が偽勇者だと。その言葉は見過ごせんな」
冒険者たちの中から、ひときわ大柄な少年が進み出る。観客たちは彼をみて、熱狂的な歓声を上げた。
「風戦士レイバン!」
「勇者の親友。俺たちのリーダー!」
そんな観客に片手をあげて答えると、レイバンはそのエルフを冷たい目で見つけた。
「かかってこい。勇者を侮辱した罪を償わせてやろう」
そういって、三メートルはある槍を構える。
「う、うわぁぁぁぁ!」
追い詰められたそのエルフは、やぶれかぶれになって切りかかる。
そのナイフがレイバンに触れる直前、突風が闘技場に吹いた。
「なにっ?どこにいった」
目の前からレイバンの姿が消え、エルフの少年は必死に周囲を見渡す。
「こっちだ」
そんな声が上空から降ってきて、おそるおそる見上げると、風にのって宙に浮いたレイバンと視線が合った。
「これで終わりだ。『風槍(フォーススピア)』」
風の魔力を乗せた槍が、上空から降ってくる。エルフの少年は、脳天から槍に貫かれて串刺しになった。
「さすがだぜ。戦場で『串刺し戦士』と呼ばれただけのことはあるぜ」
観客たちは残虐な笑みを浮かべて拍手を続ける。憎い敵の姿を堪忍して、俺はそっと闘技場から離れた。
(胸糞悪い物をみたな……エルフは人間じゃないといっても、モンスターじゃない。それをああもモノみたいに虐殺するとは)
魔王になり、人間なら女子供でも虐殺してきた俺がそう思うのはおかしいかもしれないが、闘技場で無力なエルフたちが殺されていくのはあまり気分のいいものじゃなかった。
冒険者ギルドにもどり、併設されている酒場で食事をしていると、受付嬢ミナが近寄ってきた。
「闘技場はいかかでしたか?アポロンさんも試合に出てみては?美形だから、きっと民衆から人気がでますよ」
平然と勧誘してくるミナに、俺は聞いてみた。
「あんたはエルフたちが哀れとは思わないのか?」
そう聞かれたミナは、キョトンとして聞き返した。
「え?負けても命まではとられないんでしょう?それに試合に参加すれば、いずれ奴隷から解放して故郷に返してあげるってレイバンは言ってましたよ」
どうやら、こいつは闘技場でどんな戦いが繰り広げられているか知らないらしいな。まあ、だからといって冒険者ギルドの一員である以上、レイバンたちと同罪なんだが。
「ふん。胸糞悪い。俺はあんな悪趣味な興行に参加するつもりはないさ。お前も自分で何が行われているか見てみるんだな」
俺はミナを適当にあしらって帰ろうとした時、酒場に大声が響き渡った。
「ミナ、何をしている!そいつは誰だ!」
振り返ると、真っ赤な顔をしたレイバンが仁王立ちしていた。
「何って、闘技場に出場してもらえるように勧誘しているのよ。この人はアポロン。最近冒険者になった期待の新人よ」
レイバンが怒っているにもかかわらず、ミナは平然と俺を紹介してきた。
「アポロンです。よろしくお願いします」
俺は友好的な表情を作って手を差し出したが、レイバンはふんっと顔をそむけた。
「新人。言っておくが、ミナはギルドマスターである俺の幼馴染だ。間違ってもちょっかいかけるんじゃねえぞ」
「やめてよ。アポロンが美形だからって、嫉妬しているの?」
ミナが面白そうにからかうと、レイバンは不機嫌な顔になった。
なるほど。レイバンはごつい顔つきで、女に怖がられることはあってもモテたことは無い。そんな奴にとって、ミナは唯一自分を恐れず付き合ってくれる大切な存在なんだな。これは使えそうだ。
「はい。肝に銘じておきます」
俺はそういうと、二人を置いてさっさとギルドを出ていった。
「何か仕事はないか?」
「そうですね。新しくギルドマスターになったレイバンがある興行を始めるので、それに参加するのもいいかもしれません」
「興行って?」
首をかしげる俺に、ミナという受付嬢はパンフレットを持ってきた。
「『闘技場(コロシアム)』だって?」
「ええ。実は最近、王国は積極的に海外進出に乗り出しているのです」
受付嬢の説明によると、モンスターとの戦いでレベルアップした冒険者たちは、その力をつかって他国を侵略して、そこに住む者を奴隷として連れてきているらしい。
「捕虜と冒険者が闘技場で試合してもらい、それを興行としてこの都市の名物にするのです、今日から始まりますので、見物にいかれては?」
「……わかった」
俺は冒険者ギルドを出て、闘技場に向かう。そこでは大勢の市民たちが集まっていた。
「さあさあ、現在のオッズは冒険者に1.3倍。エルフに10倍だよ。賭けた賭けた」
威勢のいい掛札売りが声を張り上げている。民衆は先を争うように札を買っていた。
「冒険者に銀貨10枚だ」
「なんの。俺は大穴狙いで、エルフが生き残るほうにかけるぜ」
民たちは好き勝手に批評しながら札を買っていく。やがてラッパが鳴り響き、完全武装した冒険者たちと、汚い服をきたエルフの奴隷たちが入ってきた。
「やれやれ!勇敢な冒険者たち!」
「エルフたちを殺せ」
民たちは冒険者たちに賞賛を浴びせる。彼らは誇らしそうに、剣を高く掲げた。
続いて、民たちはエルフたちに罵声を浴びせる。
「おい。俺はお前たちに賭けているんだ。全滅なんてことになるなよ。命がけで逃げ回れ」
「そうだせ。すぐ死ぬんじゃねえぜ。俺たちを楽しませろ」
エルフたちはそんな声を聴いても、疲れ切った様子で無表情だった。
「始め!」
審判が腕を振り下ろすと同時に、試合が始まる。しかし、それは戦いというより虐殺だった。
エルフたちの方は、粗末な鎧に木の棒ぐらいしか持たされていない。それに対して冒険者たちは金属の鎧に真剣だった。
瞬く間に闘技場は血にそまり、エルフ奴隷たちが殺されていく。
「おい。これじゃ試合にならないんじゃないか?」
あまりに一方的な戦いに、俺は疑問におもって観客の一人に聞いてみた。
「いいんだよ。これは見世物なんだ。ああやって、飯代がかかるだけで役に立ちそうにない奴隷を間引いているんだよ」
「だけど……エルフたちには勝機はないぜ。賭けとして成立しないだろう」
俺の言葉に、観客はやれやれと肩をすくめた。
「ちゃんとエルフたちにもチャンスをやってるさ。エルフたちは別に冒険者を倒さなくても、生き残るだけでいいんだからな」
試合の終了を告げるラッパが鳴り響く。ほとんどのエルフは死んでいたが、一人のまだ若いエルフだけは生き残っていた。息も絶え絶えのそのエルフは、担架で運び出されていく。
「ああやって生き残ったやつだけが、戦闘士として飯と治療を与えられるのさ」
こうして、どんどん試合が続けられる。だが、ほとんどのエルフは無残に殺されていった。。
「くそっ!人間どもめ。平和なエルフ王国を侵略した悪魔どもめ」
必死の表情をしたまだ若いエルフたちが、必死に冒険者に殴りかかっていくが、簡単にあしらわれていた。
「どうした坊ちゃん。その程度じゃ俺たちにはかすり傷一つつけられないぜ」
モンスターとの戦いで大幅にレベルアップしている冒険者たちは、エルフたちをわざといたぶるように追い詰めていく。
民衆はそんな冒険者たちに、拍手喝さいをなげかけていた。
仲間たちを殺され、最後の一人になったある少年エルフは、追い詰められながらも力の限り叫ぶ。
「残忍な侵略者である人間どもよ。よく覚えておけ。エルフの神はお前たちの罪を許しはしない。いつかきっと勇者が現れ、お前たちを打倒してくれるだろう」
それをきいた観客たちは爆笑した。
「ぎゃははは。勇者って光司様のことか?残念だな。勇者は人間なんだぜ」
「つまり、俺たち人間こそが正義なんだ。モンスターと大差ない劣等民族は、おとなしく滅べ」
勇者との一体感に浸った観客たちは、優越感に浸りながらエルフたちにゴミを投げつけてくる。
その少年エルフは、悔しさに顔をゆがませながら、なおも言いつのった。
「違う。その光司というやつは、きっと偽勇者だ。エルフたちを救ってくれる真の勇者がきっと現れる」
そんな彼の叫びを、観客はあざ笑う。
「あはは。かーわいい」
「健気だねぇ。せいぜい祈ってな」
観客たちはあざけり混じりの拍手をする。そのエルフは、悔しそうに立ち尽くしていた。
「光司が偽勇者だと。その言葉は見過ごせんな」
冒険者たちの中から、ひときわ大柄な少年が進み出る。観客たちは彼をみて、熱狂的な歓声を上げた。
「風戦士レイバン!」
「勇者の親友。俺たちのリーダー!」
そんな観客に片手をあげて答えると、レイバンはそのエルフを冷たい目で見つけた。
「かかってこい。勇者を侮辱した罪を償わせてやろう」
そういって、三メートルはある槍を構える。
「う、うわぁぁぁぁ!」
追い詰められたそのエルフは、やぶれかぶれになって切りかかる。
そのナイフがレイバンに触れる直前、突風が闘技場に吹いた。
「なにっ?どこにいった」
目の前からレイバンの姿が消え、エルフの少年は必死に周囲を見渡す。
「こっちだ」
そんな声が上空から降ってきて、おそるおそる見上げると、風にのって宙に浮いたレイバンと視線が合った。
「これで終わりだ。『風槍(フォーススピア)』」
風の魔力を乗せた槍が、上空から降ってくる。エルフの少年は、脳天から槍に貫かれて串刺しになった。
「さすがだぜ。戦場で『串刺し戦士』と呼ばれただけのことはあるぜ」
観客たちは残虐な笑みを浮かべて拍手を続ける。憎い敵の姿を堪忍して、俺はそっと闘技場から離れた。
(胸糞悪い物をみたな……エルフは人間じゃないといっても、モンスターじゃない。それをああもモノみたいに虐殺するとは)
魔王になり、人間なら女子供でも虐殺してきた俺がそう思うのはおかしいかもしれないが、闘技場で無力なエルフたちが殺されていくのはあまり気分のいいものじゃなかった。
冒険者ギルドにもどり、併設されている酒場で食事をしていると、受付嬢ミナが近寄ってきた。
「闘技場はいかかでしたか?アポロンさんも試合に出てみては?美形だから、きっと民衆から人気がでますよ」
平然と勧誘してくるミナに、俺は聞いてみた。
「あんたはエルフたちが哀れとは思わないのか?」
そう聞かれたミナは、キョトンとして聞き返した。
「え?負けても命まではとられないんでしょう?それに試合に参加すれば、いずれ奴隷から解放して故郷に返してあげるってレイバンは言ってましたよ」
どうやら、こいつは闘技場でどんな戦いが繰り広げられているか知らないらしいな。まあ、だからといって冒険者ギルドの一員である以上、レイバンたちと同罪なんだが。
「ふん。胸糞悪い。俺はあんな悪趣味な興行に参加するつもりはないさ。お前も自分で何が行われているか見てみるんだな」
俺はミナを適当にあしらって帰ろうとした時、酒場に大声が響き渡った。
「ミナ、何をしている!そいつは誰だ!」
振り返ると、真っ赤な顔をしたレイバンが仁王立ちしていた。
「何って、闘技場に出場してもらえるように勧誘しているのよ。この人はアポロン。最近冒険者になった期待の新人よ」
レイバンが怒っているにもかかわらず、ミナは平然と俺を紹介してきた。
「アポロンです。よろしくお願いします」
俺は友好的な表情を作って手を差し出したが、レイバンはふんっと顔をそむけた。
「新人。言っておくが、ミナはギルドマスターである俺の幼馴染だ。間違ってもちょっかいかけるんじゃねえぞ」
「やめてよ。アポロンが美形だからって、嫉妬しているの?」
ミナが面白そうにからかうと、レイバンは不機嫌な顔になった。
なるほど。レイバンはごつい顔つきで、女に怖がられることはあってもモテたことは無い。そんな奴にとって、ミナは唯一自分を恐れず付き合ってくれる大切な存在なんだな。これは使えそうだ。
「はい。肝に銘じておきます」
俺はそういうと、二人を置いてさっさとギルドを出ていった。
0
お気に入りに追加
754
あなたにおすすめの小説

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした
桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。

成長率マシマシスキルを選んだら無職判定されて追放されました。~スキルマニアに助けられましたが染まらないようにしたいと思います~
m-kawa
ファンタジー
第5回集英社Web小説大賞、奨励賞受賞。書籍化します。
書籍化に伴い、この作品はアルファポリスから削除予定となりますので、あしからずご承知おきください。
【第七部開始】
召喚魔法陣から逃げようとした主人公は、逃げ遅れたせいで召喚に遅刻してしまう。だが他のクラスメイトと違って任意のスキルを選べるようになっていた。しかし選んだ成長率マシマシスキルは自分の得意なものが現れないスキルだったのか、召喚先の国で無職判定をされて追い出されてしまう。
一方で微妙な職業が出てしまい、肩身の狭い思いをしていたヒロインも追い出される主人公の後を追って飛び出してしまった。
だがしかし、追い出された先は平民が住まう街などではなく、危険な魔物が住まう森の中だった!
突如始まったサバイバルに、成長率マシマシスキルは果たして役に立つのか!
魔物に襲われた主人公の運命やいかに!
※小説家になろう様とカクヨム様にも投稿しています。
※カクヨムにて先行公開中
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる