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処刑
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いつもはモンスターと人間との戦いを見世物にする施設だったが、本日は趣が違っていた。
広い会場の中央には十字架がかけられ、俺はそれに縛り付けられている。
「偽勇者に罰を!」
「勇者の血統を偽る詐欺師に裁きを!」
闘技場の観覧席いっぱいに集まった民衆は、あらんかぎりの罵声を俺に投げかけている。
中には石を投げつけてくる奴もいて、そのうちのいくつかが俺に当たって体のいたるところから血が流れた。
「あはは。やっぱりライトは偽物だったんだな」
「おかしいと思ったのよ。農民の分際で勇者の血をひいいているわけないじゃない。私は魔法学園に通っていたころから、あいつを偽物だと思っていたわ」
俺がコルタール公に引き取られて、貴族の習慣を学ぶために通っていた魔法学園時代の同級生たちも、俺をみて笑っている。
「静粛に!ただ今から、偽勇者ライトの罪状を告げる」
勇者光司が司会者となり、俺にかけられた嫌疑を大声で読み上げる。
奴の声が響き渡るにつれ、民衆の怒りのボルテージが上がっていった。
「偽勇者め。俺たちをだましやがって」
「教会の秘宝を盗むなんて、なんて罰当たりな!」
「お前のせいで、何人の冒険者が傷ついたとおもってるんだ。死んでわびろ」
「薄汚い横領者め。俺たちが苦労して高い税金払っているのに、それを着服したなんて。恥知らず」
「聖女様を襲っただと!処刑だ」
民衆の怒りを聞いた勇者光司は、満足そうな顔をして俺に話しかけた。
「くっくっく。ざまぁねえなあ。偽勇者さんよぉ。何か言い残したいことがあるか?聞いてやるぞ」
それを聞いた俺は怒りに震えるが、最後の力を振り絞って問いかける。
「なんでこんなことをするんだ!共に戦った仲間なのに」
「仲間ぁ?てめえみたいなハゲ、ただのダンジョンを照らすランプだよ」
光司は楽しそうにギャハハと笑いながら、俺を殴りつけてきた。
「で、でも、俺も役に立ったはずだ。魔王の闇の衣をはぎ取った」
「ああ。あれな」
光司は何を思ったか、俺だけに聞こえる小声で話し始めた。
「確かに、あれには感謝しているぜ。おかげで楽に魔王を倒せて、勇者の地位も手に入った」
「どういうことだ!」
その質問に光司は直接答えず、俺の目の前で指を一本たてる。その指に、ポっと火が灯った。
「見ての通り、俺は火属性だ。真の勇者の証である光属性の魔法は使えねえ。だから、俺が世界を救う勇者になるには一工夫必要だったんだよ」
光司はニヤニヤ笑いながら、観戦席にいたマリアを手招きして呼び寄せた。
「うふふ……私から話を持ち掛けたのですわ。いかに勇者の血を引くものだとしても、土臭い農民などと結婚するのはまっぴらです。だから、あなたの勇者の力が覚醒しないように、これを与えていたのです」
マリアが取り出したのは、婚約者の証であるブレスレットだった。
「まさか……そんな」
「くすくす……今だから教えてあげますわ。あなたの力は私が封印していたのです。あなたの得た経験値は、魔力に変換されてブレスレットに蓄積されました」
「そ、それが俺がレベルアップできなかった理由」
いくら俺が命がけで戦っても、ちっとも成長せず、レベル一の照明魔法しか使えなかった理由が判明して、俺はショックをうける。
「くすくす……思惑通りにことが進みましたわ。最後にあなたの魔力を使って、魔王の闇の衣をはぎとる。それであなたはお役御免ですわ」
マリアは俺の前で、楽しそうに笑う。俺は愛していたマリアの醜い本性を知って、怒りに身を震わせた。
「くそ……このビッチめ」
「黙ってろ!」
勇者光司は俺の口元を思い切りなぐりつける。鈍い音とともに、何本かの折れた歯が地面に散らばった。
「くすくす……今更くやしがっても遅いですわ。すでに魔王は倒され、この世界からモンスターは消えました。あなたは永遠にレベルアップできず、勇者にはなれないのです」
マリアは見せつけるように、光司に抱き着いた。
もう俺は永遠に勇者になれないのだと知って、底知れない絶望を感じる。
絶望の中で自ら舌を噛もうとしたが、歯が折れていたので噛み切れなかった。
「おっと。まだ死ぬんじゃねえ。これから面白い見世物が始まるんだからな」
光司が合図すると、三本の十字架が闘技場に運び込まれる。それを見て、俺は叫び声をあげた。
「おやじ!おふくろ!シャイン!」
それは、故郷に残してきた両親と妹だった。
「お兄ちゃん……助けて……」
幼い妹であるシャインは、恐怖のあまり泣きじゃくっている。
「貴様!何をするつもりだ」
俺は本物の憎悪を込めて光司をにらみつけるが、奴はせせら笑いながら言った。
「決まっているだろう。偽勇者の血筋は絶やしておかないとな。将来のために」
「よせ!俺は偽物でいい。家族だけは助けてくれ!」
すべてをかなぐり捨てて奴の足元で土下座するが、奴はからかうように民衆に向けて問いかけた。
「だってさ、どう思う?」
それを聞いた民衆たちは、一斉に俺たちに向けてブーイングを放った。
「偽勇者の血筋を絶やせ」
「真勇者光司様、万歳!」
民衆の完成を受けて、光司は非情にも命令を下した。
「仕方ないな。多数決だ。火刑にしろ」
光司の命令を受けて、拷問官たちが十字架の足元に薪をつみあげ、火をつける。
「やめろぉぉぉぉぉぉ」
俺の叫び声もむなしく、三本の十字架はあっというまに炎に包まれていった。
「……くそっ!殺せ!俺も殺すがいい!」
自棄になった俺が吠えると、拷問官が駆け寄ってくる。そのまま俺を切り捨てようとしたとき、光司が残酷な笑みを浮かべて言い放った。
「待てよ。勇者の名を騙ったこいつには死すら生ぬるい」
芝居がかった仕草で、民衆に向けて訴える。
「こやつは勇者の名を汚すものとして、一生さらし者として国中を引き回してやろうと思うが、どうだ?」
それを聞いた民衆は、大声で俺をあざけり笑う。
「それはいい」
「生きている限り苦しむがいい」
こうして俺は、国の恥さらしとして奴隷として各組織に売り渡されることになったのだった。
ライトの末路を見届けて、国王などの国の重要人物はほっと胸を撫でおろす。
「うまくいきましたな」
「ああ。光司殿が魔王を倒した以上、勇者の正統後継者などトラブルの元じゃ。勇者は二人いらぬ」
コルタール公爵と国王は、ワインを酌み交わして微笑みあう。
「しかし、いささか哀れでんがな」
「仕方ありません。正義の理不尽に弱者が踏みつぶされることなど、よくあることです。神もお許しになられます」
大商人ヨドヤと教皇マルタールは、そういってライトへの同情心を切り捨てた。
「では、これからは……」
「うむ。勇者光司を救世主とあがめ、その権威で民をまとめ、寄付や税を民から絞り上げる。たまった鬱憤は、偽勇者ライトを民衆の生贄にすることで解消させる。これでよいな」
「はっ」
国を指導する上層部は、そういって結論づけるのだった。
広い会場の中央には十字架がかけられ、俺はそれに縛り付けられている。
「偽勇者に罰を!」
「勇者の血統を偽る詐欺師に裁きを!」
闘技場の観覧席いっぱいに集まった民衆は、あらんかぎりの罵声を俺に投げかけている。
中には石を投げつけてくる奴もいて、そのうちのいくつかが俺に当たって体のいたるところから血が流れた。
「あはは。やっぱりライトは偽物だったんだな」
「おかしいと思ったのよ。農民の分際で勇者の血をひいいているわけないじゃない。私は魔法学園に通っていたころから、あいつを偽物だと思っていたわ」
俺がコルタール公に引き取られて、貴族の習慣を学ぶために通っていた魔法学園時代の同級生たちも、俺をみて笑っている。
「静粛に!ただ今から、偽勇者ライトの罪状を告げる」
勇者光司が司会者となり、俺にかけられた嫌疑を大声で読み上げる。
奴の声が響き渡るにつれ、民衆の怒りのボルテージが上がっていった。
「偽勇者め。俺たちをだましやがって」
「教会の秘宝を盗むなんて、なんて罰当たりな!」
「お前のせいで、何人の冒険者が傷ついたとおもってるんだ。死んでわびろ」
「薄汚い横領者め。俺たちが苦労して高い税金払っているのに、それを着服したなんて。恥知らず」
「聖女様を襲っただと!処刑だ」
民衆の怒りを聞いた勇者光司は、満足そうな顔をして俺に話しかけた。
「くっくっく。ざまぁねえなあ。偽勇者さんよぉ。何か言い残したいことがあるか?聞いてやるぞ」
それを聞いた俺は怒りに震えるが、最後の力を振り絞って問いかける。
「なんでこんなことをするんだ!共に戦った仲間なのに」
「仲間ぁ?てめえみたいなハゲ、ただのダンジョンを照らすランプだよ」
光司は楽しそうにギャハハと笑いながら、俺を殴りつけてきた。
「で、でも、俺も役に立ったはずだ。魔王の闇の衣をはぎ取った」
「ああ。あれな」
光司は何を思ったか、俺だけに聞こえる小声で話し始めた。
「確かに、あれには感謝しているぜ。おかげで楽に魔王を倒せて、勇者の地位も手に入った」
「どういうことだ!」
その質問に光司は直接答えず、俺の目の前で指を一本たてる。その指に、ポっと火が灯った。
「見ての通り、俺は火属性だ。真の勇者の証である光属性の魔法は使えねえ。だから、俺が世界を救う勇者になるには一工夫必要だったんだよ」
光司はニヤニヤ笑いながら、観戦席にいたマリアを手招きして呼び寄せた。
「うふふ……私から話を持ち掛けたのですわ。いかに勇者の血を引くものだとしても、土臭い農民などと結婚するのはまっぴらです。だから、あなたの勇者の力が覚醒しないように、これを与えていたのです」
マリアが取り出したのは、婚約者の証であるブレスレットだった。
「まさか……そんな」
「くすくす……今だから教えてあげますわ。あなたの力は私が封印していたのです。あなたの得た経験値は、魔力に変換されてブレスレットに蓄積されました」
「そ、それが俺がレベルアップできなかった理由」
いくら俺が命がけで戦っても、ちっとも成長せず、レベル一の照明魔法しか使えなかった理由が判明して、俺はショックをうける。
「くすくす……思惑通りにことが進みましたわ。最後にあなたの魔力を使って、魔王の闇の衣をはぎとる。それであなたはお役御免ですわ」
マリアは俺の前で、楽しそうに笑う。俺は愛していたマリアの醜い本性を知って、怒りに身を震わせた。
「くそ……このビッチめ」
「黙ってろ!」
勇者光司は俺の口元を思い切りなぐりつける。鈍い音とともに、何本かの折れた歯が地面に散らばった。
「くすくす……今更くやしがっても遅いですわ。すでに魔王は倒され、この世界からモンスターは消えました。あなたは永遠にレベルアップできず、勇者にはなれないのです」
マリアは見せつけるように、光司に抱き着いた。
もう俺は永遠に勇者になれないのだと知って、底知れない絶望を感じる。
絶望の中で自ら舌を噛もうとしたが、歯が折れていたので噛み切れなかった。
「おっと。まだ死ぬんじゃねえ。これから面白い見世物が始まるんだからな」
光司が合図すると、三本の十字架が闘技場に運び込まれる。それを見て、俺は叫び声をあげた。
「おやじ!おふくろ!シャイン!」
それは、故郷に残してきた両親と妹だった。
「お兄ちゃん……助けて……」
幼い妹であるシャインは、恐怖のあまり泣きじゃくっている。
「貴様!何をするつもりだ」
俺は本物の憎悪を込めて光司をにらみつけるが、奴はせせら笑いながら言った。
「決まっているだろう。偽勇者の血筋は絶やしておかないとな。将来のために」
「よせ!俺は偽物でいい。家族だけは助けてくれ!」
すべてをかなぐり捨てて奴の足元で土下座するが、奴はからかうように民衆に向けて問いかけた。
「だってさ、どう思う?」
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「偽勇者の血筋を絶やせ」
「真勇者光司様、万歳!」
民衆の完成を受けて、光司は非情にも命令を下した。
「仕方ないな。多数決だ。火刑にしろ」
光司の命令を受けて、拷問官たちが十字架の足元に薪をつみあげ、火をつける。
「やめろぉぉぉぉぉぉ」
俺の叫び声もむなしく、三本の十字架はあっというまに炎に包まれていった。
「……くそっ!殺せ!俺も殺すがいい!」
自棄になった俺が吠えると、拷問官が駆け寄ってくる。そのまま俺を切り捨てようとしたとき、光司が残酷な笑みを浮かべて言い放った。
「待てよ。勇者の名を騙ったこいつには死すら生ぬるい」
芝居がかった仕草で、民衆に向けて訴える。
「こやつは勇者の名を汚すものとして、一生さらし者として国中を引き回してやろうと思うが、どうだ?」
それを聞いた民衆は、大声で俺をあざけり笑う。
「それはいい」
「生きている限り苦しむがいい」
こうして俺は、国の恥さらしとして奴隷として各組織に売り渡されることになったのだった。
ライトの末路を見届けて、国王などの国の重要人物はほっと胸を撫でおろす。
「うまくいきましたな」
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大商人ヨドヤと教皇マルタールは、そういってライトへの同情心を切り捨てた。
「では、これからは……」
「うむ。勇者光司を救世主とあがめ、その権威で民をまとめ、寄付や税を民から絞り上げる。たまった鬱憤は、偽勇者ライトを民衆の生贄にすることで解消させる。これでよいな」
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