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番外編 シャー○キアンに失礼です1
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「というわけなんだ、なにか分かる? ぽめ太」
オーナーの仕事部屋に呼ばれたから何事かと思ったら。
リロイ様がお見えだった。
最近は勃起不全もほぼ治って、サファス兄さんの元へ結構な頻度で通ってる。
リロイ様、サファス兄さんが好みなのかぁ。
美人で優しくて不動の1位。
そりゃ、俺では勃たないわ。
俺のお客様だった時期のことを話すとオーナーが不機嫌になるから、あまり言わないようにしてる。
なのに、リロイ様はちょこちょこ話題に上げるんだよね。
これ、天然じゃなくて嫌がらせだと思う。
オーナーが許可してない俺の乳首と穴の開発もやってたし、兜合わせもしたな。
薄々気づいてたようだけど、それを聞かされた夜のオーナーが凄まじかったので、二度と言わないでください。
主に俺の尻穴のために。
嫉妬深いこともするから、オーナーに「俺が他の人にフェラするのは許せたんだ?」って聞いたら、「フェラ程度、セックスの内に入らない」って謎の持論をぶちまけられたんだった。
陰間茶屋のオーナーやってるくらいだから、性に関してどっか変なんだと思う。
話が逸れた。
リロイ様は、未だに俺に事件の話をしに来る。
今の俺の立ち位置は、安楽椅子探偵みたいになってる。
現場に行かないで話だけで解決する名探偵だって。
いや、あんた達の捜査がヘボすぎるんだって。俺はミステリー小説をヒントに話してるだけだもん。
うろ覚えだし、トリックや謎解きも思いつかないし。
「どうかな、ぽめ太」
すみません、別のこと考えてました。
「えぇっと」
2年前、姉が結婚を目前にして病死したのに、妹も結婚が決まった途端、命の危険を感じることが起きている、と。
大学の同窓だとかいう妹さんから、リロイ様に相談を持ち込まれたらしい。
「継父に『呪いじゃないか』って言われて、今度祈祷することにしたらしいよ」
はい、出た。継父。
これ、ついに来たな、超有名人、世界的名探偵シャー○ックホー○ズだ。
その短編にあったよ、似たような話。
「継父ってことは血が繋がってないんですよね? 妹さんには誰かの遺産とかありませんかね? ご両親は?」
「なるほど、亡くなっていたな。遺産狙いか。調べてみよう」
「はぁ」
この世界、ミステリー小説に似た事件多くない?
まさか、渡り人がこっちでパクって出版……してないよね、聞いたことないもん。
リロイ様は部下に連絡を取ると言って、お店の電話機を借りに出ていった。
話が終わったので、机で書き物をしているオーナーに目を向ける。
大学といえば。
警吏局副局長のリロイ様は納得だけど、実はオーナーと高藤様も同じ大学の同窓生だったなんて。
いまいち腑に落ちない。
学部によって、偏差値、相当違うのかな?
だって、あの二人だよ? いい加減と変態。頭いいなんて宝の持ち腐れじゃないか。
全く口を挟んでなかったけど、実はオーナーは部屋の中にいたんだ。
オーナーとの約束を破って俺にちょっかい出してたせいで、リロイ様への信用は地に落ちているから。
そもそもの話、オーナーが客になってくれなんて変なこと頼んだのが元凶なのに、そこは棚上げなんだ。
我儘な人だよな。
部外者が同席してるのっていかがなものかと思うけど、そもそも俺だって部外者だ。
この世界、守秘義務とか法令遵守ってどうなってんだろう。
オーナーの仕事部屋に呼ばれたから何事かと思ったら。
リロイ様がお見えだった。
最近は勃起不全もほぼ治って、サファス兄さんの元へ結構な頻度で通ってる。
リロイ様、サファス兄さんが好みなのかぁ。
美人で優しくて不動の1位。
そりゃ、俺では勃たないわ。
俺のお客様だった時期のことを話すとオーナーが不機嫌になるから、あまり言わないようにしてる。
なのに、リロイ様はちょこちょこ話題に上げるんだよね。
これ、天然じゃなくて嫌がらせだと思う。
オーナーが許可してない俺の乳首と穴の開発もやってたし、兜合わせもしたな。
薄々気づいてたようだけど、それを聞かされた夜のオーナーが凄まじかったので、二度と言わないでください。
主に俺の尻穴のために。
嫉妬深いこともするから、オーナーに「俺が他の人にフェラするのは許せたんだ?」って聞いたら、「フェラ程度、セックスの内に入らない」って謎の持論をぶちまけられたんだった。
陰間茶屋のオーナーやってるくらいだから、性に関してどっか変なんだと思う。
話が逸れた。
リロイ様は、未だに俺に事件の話をしに来る。
今の俺の立ち位置は、安楽椅子探偵みたいになってる。
現場に行かないで話だけで解決する名探偵だって。
いや、あんた達の捜査がヘボすぎるんだって。俺はミステリー小説をヒントに話してるだけだもん。
うろ覚えだし、トリックや謎解きも思いつかないし。
「どうかな、ぽめ太」
すみません、別のこと考えてました。
「えぇっと」
2年前、姉が結婚を目前にして病死したのに、妹も結婚が決まった途端、命の危険を感じることが起きている、と。
大学の同窓だとかいう妹さんから、リロイ様に相談を持ち込まれたらしい。
「継父に『呪いじゃないか』って言われて、今度祈祷することにしたらしいよ」
はい、出た。継父。
これ、ついに来たな、超有名人、世界的名探偵シャー○ックホー○ズだ。
その短編にあったよ、似たような話。
「継父ってことは血が繋がってないんですよね? 妹さんには誰かの遺産とかありませんかね? ご両親は?」
「なるほど、亡くなっていたな。遺産狙いか。調べてみよう」
「はぁ」
この世界、ミステリー小説に似た事件多くない?
まさか、渡り人がこっちでパクって出版……してないよね、聞いたことないもん。
リロイ様は部下に連絡を取ると言って、お店の電話機を借りに出ていった。
話が終わったので、机で書き物をしているオーナーに目を向ける。
大学といえば。
警吏局副局長のリロイ様は納得だけど、実はオーナーと高藤様も同じ大学の同窓生だったなんて。
いまいち腑に落ちない。
学部によって、偏差値、相当違うのかな?
だって、あの二人だよ? いい加減と変態。頭いいなんて宝の持ち腐れじゃないか。
全く口を挟んでなかったけど、実はオーナーは部屋の中にいたんだ。
オーナーとの約束を破って俺にちょっかい出してたせいで、リロイ様への信用は地に落ちているから。
そもそもの話、オーナーが客になってくれなんて変なこと頼んだのが元凶なのに、そこは棚上げなんだ。
我儘な人だよな。
部外者が同席してるのっていかがなものかと思うけど、そもそも俺だって部外者だ。
この世界、守秘義務とか法令遵守ってどうなってんだろう。
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